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1.  サリュート7 《ネタバレ》 
宇宙開発なんてやっぱり相当な無理と危険を冒しているんだなあ。アポロ13もサリュート7も不可抗力のちょっとしたトラブルで、命のかかった復旧劇になるのだから、恐ろしいものだ。次から次へと襲うトラブルも大変だが、大元の元凶がセンサーのカバー金具が変形していて取り外せないという、結構原始的なトラブルで驚く。というか、案外絶望の大元ってそんなものかもしれない。だが、それをハンマー的なもので根気強く叩き続けて遂に金属パーツを叩き外すっていうのが、ちょっと拍子抜け。そんなものなの?宇宙ステーションって。という感じ。というか、レンチだかスパナだか、そういうの船内に取りに行ったら有るだろとも思う。  でも、実話なんだよなあ、これって。 映像的には、ステーション内の氷が解けた後の、一面の水玉が凄い!とてつもなく厄介な局面だろうけど、キラキラ輝く水玉は美しい。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-15 20:40:35)
2.  サムライマラソン 《ネタバレ》 
基本的には面白いんだけど、せっかく日本のマラソン発祥の出来事なんだから、もうちょっとマラソン自体の部分を見たかった。ただ、不穏な動きってだけで、藩主への刺客が来ちゃうってのは、なんか強引な印象。 それと、日本初のマラソンの筈なのに「遠足(とおあし)」という単語が無説明で使われていて、人々がそれを受け入れ理解している事に?となってしまった。 面白い題材の時代劇だと思っていたが、数十年前に『まらそん侍』という映画があったんだな。機会があれば観てみたいものだ。 因みに、ピースメーカーはもう20年くらい経たないと出来上がりません。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-15 20:18:53)
3.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 
 「お父さんはそういう人なのよ」は、笑ったけど結構キツイと思う。だが、お父さんは頑張っているんだ。川の水を飲んでみせたのも、自転車に押しつぶされて溺れたのも、家族のためなのだ。決してドン臭いわけではないのだ(と思う)。笑いものにするな。笑ったけど。   さすがに、溺れて行方不明のまま終わるとは思わないにしても、瀕死で立ち上がってから汽車に乗った家族の前に現れるのは、出来過ぎのような気もするが。   ところで「地球が制止した日」的な状態だが、電気が使えないだけで蒸気機関は動くようで、汽車が来たのには笑った。蒸気機関車って鉄道会社だってもう持ってないと思うけど。  人間、スローライフ的な生活が一番なんてテーマじゃないんだろうが、田舎に知り合いの一つもない自分の場合には、都会で餓死しちゃうのかもしれないなあ、なんて暗い気持にもなった。この家族のように実家が田舎にある人、戻る場所がある人は幸いだな。
[DVD(邦画)] 6点(2017-10-19 13:56:45)(良:1票)
4.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
 ホラーだったのかぁ……。途中までゾクゾクして見てたのに、ゾンビ的なヤツが現れてガッカリ。   シールドの調整とか言う事の詳しい解説や、最後切り離しの時の位置関係など(どこから切り離してどうなる予定で人は何処にいるのかなど)説明が足りず、よくわからないところがある。生きていた女と化物との三人のシーンは、投下中のナニカの中らしいが、あんな普通の環境ではいられないだろう、と思うんだが。   本来なら化物が七年間話していたという神と、二号のクルーたちの絡みというか、その関連の話が見たかったとこだが…。   ああ、そうだ。ロバート・キャパなどと言う思わせぶりな名は一体何なんだ?それだけで色んな事、邪推しちゃうじゃないの。 
[DVD(字幕)] 4点(2013-09-14 12:53:23)
5.  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 《ネタバレ》 
 くどいようだが、私は「愛し合うべきだったのだ」などとは思ってはいない。思ってはいないが、よしんばそう思っている者がこれを作ったというのなら、これは相当おかしな事ではないか?   彼らはいつ、愛し合おうとしたのだろう?帝国側はまあ、しょうがないが、地球側もヤマトもいつ和平を交渉したのだろう?正体の知れぬ異星の少女の言うまま、最初から彗星を破壊するつもりだったではないか。   そして、この映画には感動どころと言うものが無い。いや、無くはないのだが、登場人物が次々と死ぬところという、嫌悪すべき方法論だ。アメリカ映画がよく描くように、「何が何でも前向きに生きのび」ろとは言わないが、これだけ自己犠牲や任務のための死で泣かせようとする姿勢は、素材が素材だけに、また前述の物語の基本姿勢と照らしても、おかしいだろ、と言わざるを得ない。  それ以外はほとんど戦闘シーンの連続で、見ていてとても疲れてしまう。   ヤマトを出航させる理由などを見てもただの感傷にしか見えず、前述の泣かせどころと言い、「ヤマトファンの気持ち」に最大限よりかかった物語で、恐らく(めったにいないとは思うが)ファンでない人が初めて見ると、ポカーン状態だろう。  一つだけ、この映画が自分に教えてくれたのは、引き際と言うのは大事な事なのだ、という事かもしれない。  
[DVD(邦画)] 4点(2013-03-19 18:37:17)(良:1票)
6.  細雪(1983) 《ネタバレ》 
 美しいものが滅びてゆくのは、悲しい。こう文字にすると、至極当たり前のことだが、そういった普通の事をことさら普通に、穏やかに、淡々と綴っていったのが、この映画なのだと思う。その穏やかな滅び方が、これを観た若い頃にはよく分からず、退屈でもあった。   しかし最近(自分自身美しくはないが)、「終わりの時」がどんどん近付いているのを感じる身としては、それを考えると悲しく切なくもあるが、滅びつつある自覚が希薄そうな彼女らよりは、幸せなのかもしれない。  そしてやはり、日々していることは「いろいろあったけど、何も変わらへん」とも言える。  こうやって、何とはない普通の事をしつつも、終わりを迎えるのだなあ、などと思う。 
[DVD(邦画)] 7点(2013-03-02 02:00:16)
7.  座頭市物語 《ネタバレ》 
 観終わって96分しか経っていないのが、信じられないくらいの充実さ。テンポよく描くというのは、こういう事なのか。それでいて急いだ感のない筋運び。見事である。  溜池で釣りをするシーンののんびり感、夜の追手との斬り合いシーンの静寂感、こういったものが、実時間以上の時の流れを、感じさせるのかもしれない。いや、それだけじゃなく、オープニングタイトルの間にも、ちゃんと盲目の市をみせるなど、見せ方も上手い。   物語の方は、やや類型的だが、市がわらじを脱いだ縁ある貸元と、その抗争相手との話。市と対照的に相手側親分一家の客人となった剣豪と、妙に心通わせつつも、戦わざるを得ない二人の生き方を描いている。  対照的な構造の中にいる、対照的な二人の対比も面白いが、この映画の魅力は何と言っても、市のキャラクタだ。  盲だが人には優しい、めっぽう剣の腕の立つちょっと小太りの市。人気出るわけだ。ヒーローのセオリー通り、追いすがるヒロインを振り切って、一人去ってゆくのもカッコイイ!  もう一人の剣豪は、なんと平手造酒。昔の演歌歌手の、少なくとも二つの歌で知られている。彼の話は映画にもなっており、いつか見ようと思って買っておいた、橋本忍脚本のものを、そろそろ見てみよう。
[DVD(邦画)] 7点(2013-02-15 18:51:56)
8.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
 50年前の西部劇のリメイク。  凶悪な強盗団の首領を裁判にかけるために、コンテンション駅まで護衛する、牧場主の話。   こちらの版は、いろいろな面が加速されている。ダンは、暴力立ち向かわないさまが、息子にも反発されているような、ちょっと情けない感じが強調され、チャーリーはより凶暴に、コンテンションの人たちは金で強盗団に協力してしまう。ベン・ウエイドは、知性的な部分が強調され、絵なんか描いてたりする。  ダンと息子の関係の改変、護送への介入により、ベン・ウエイドの、最後の決断の意味が、よりしっくり感じるようになったと思う。原作付きに言っても詮無いことだが、酒場の女が最後に何か、絡んできてもいいと思う。   最近の、アメリカ映画の中の悪漢は、とにかく凶悪だが、チャーリーのそれは、知性的なベンの描写と比べ、狂気という感じ。その極地とも言える、男たちを買収して、ホテルから駅への二人に、弾丸の雨を浴びせる様は、かなり見応えのあるものになった。  しかし、途中のインディアンとの銃撃戦、トンネル掘り連中の件は、冗長。  そして最後、何もかもうまく行った、前作と比べ、今作の結末は哀しい。息子が、その雄姿を目にしていたのが救いか。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-24 00:56:19)
9.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
 うーむ、なんか「シスの復讐」を見た後みたい。なるほど、そう辻褄合わせましたか、という感じ。  たしかに、物語途中でロケットが行方不明になったニュース、やってたし、人類が滅亡するのは、ウイルスのパンデミックだったと説明がついたし、何より猿が頭良くなっちゃう事の合理的な説明だった。いや、これが「猿の惑星」でなければ、普通に面白いんだが、あの物語の前日譚と言われると、言い訳がましさを感じてしまう。  スターウォーズでも、そうだったが、やはり神話の時代の物語は、あまり詳らかにしないほうが、面白いのではないだろうか? 
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-07 03:48:39)
10.  さや侍 《ネタバレ》 
最初、斬られても撃たれてもクビ折られても、死なない主人公に、「そういうの面白く思えって価値観?」と、ちょっと心配になった。途中の30日の業自体も、ギャグがスベっている感満載だったので、ますますその思いが募る。コレ、本気でこの「業」の部分を笑えって思ってるんなら、勘違いも甚だしいだろう。 途中で、業が公開されるようになってから、「コレは、お笑い興行の話なのか!」と感じた。出演者と作家、観客が一体となって創りだす、興行の世界。そういうの描こうと思っている? と、思っっていたら、最後、「追い詰められ、最中を押され」た侍が、失った刀を取り戻しただけではなく、以って娘に闘う者の誇りと生命の連綿を教えたのだと、気付いた時には、感動した。 ちょっと、ギャグがつまらないけど、なかなかヤルじゃん、松本。今まで食わず嫌いで申し訳ない。  …それにしても、「うどんすすり指導 ほっしゃん。」なんて映画のクレジット、初めて見たぞ。…そこもギャグ? 
[DVD(邦画)] 6点(2011-11-08 13:25:11)
11.  サイボーグ009/怪獣戦争 《ネタバレ》 
 何やら、東宝映画の様なタイトルだが、これに出てくるような「怪獣」は、一作目でもう出てるし、新鮮味もない代わりに怪獣ブームに媚びたような、イヤラシサもない。  前作の最後に、BGのラスボスが言ったように、人々の邪な心によって、彼ら組織は復活した。人の心の欲望には際限がないから、彼らは永久に戦い続ける運命を背負ったわけだ。結果的には、これで巧く、TVシリーズに繋がる説明になった。というのは、後付けで、TVシリーズ以前に、主題歌から何から完成していたのは、驚き。  今回は、組織に改造されたものが、正義に与するかどうか悩み、自己を棄ててそれを成し遂げる物語。このあたりのシチュエーションは、後のやはり石森章太郎原作「仮面ライダー」によく似ていて、興味深い。もっとも先輩たち(001~009)は、縛りが無いせいか、考えるまでもなく、あっさり組織を裏切っているが。  今回のテーマは、平和というものは、身を切ってでもそれを成し遂げる心が必要なのだ、と言う事だろうか。自己犠牲というものが、どうも胡散臭く感じてしまう自分としては、ちょっと素直に評価しにくい物語である。   ところで、びっくりしたことに、この映画にはレインボー戦隊ロビンが登場する。今の特撮・アニメのヒーローに全開の、こういった無節操さって、東映の伝統だったんだなあ。 
[インターネット(字幕)] 5点(2011-10-26 01:40:50)
12.  サイボーグ009 《ネタバレ》 
 先の大戦が終わって二十年が経って尚、世界が諍いを続けていた冷戦中期。今考えると、二十年前など、ほんのちょっと前の事だ。だからこそ、その記憶の新しい内の、当時の人々は次の戦争の始まりに恐怖していたのだろう。「ゴジラ」が暗喩をもって核の恐怖を描いたのに比べ、この映画は、実に直球勝負的に、戦争商人の悪行に立ち向かう戦士たちを描いている。子供向けアニメーションに、これほど平和への願いを前面に出した物を作っていたのは、今の感覚からすると、驚くべき事かも知れない。ラストの女性コーラスの、醸し出している”高み”は、もはや願いというより、「祈り」とも言うべきレベルだ。  絵とその動きに関しては、なにしろ古いアニメーションであるから、現在のものと比べるべくもないが、物語としては、魂がこもっている感じを受ける。   ちなみに、こんな普段見はしない映画も、気軽にその気にさせるiTunesStoreのレンタルというのも、悪くない選択だ。 
[インターネット(字幕)] 5点(2011-10-24 04:38:46)
13.  さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 《ネタバレ》 
 999を見て、順番だからと30年ぶりに見たが、好きじゃないものはやっぱりキツイ。   基本的に世界観が前作と違いすぎて、「あの」999の世界とは思えない。戦いを描くのは悪いとは言わないが、前作は個人個人の闘い、ウエスタン的で、今回のは、組織的な戦い、戦争映画的だ。もう、完全に世界が違う。   前作の、「母の体と娘の心」の喪失に対し、その逆の「娘の体と母の心」が残っているというのは、物語を続けるには、まあ巧い言い訳だったかも知れないけど、そのおかげで、基本的には「前作の繰り返しの宿命」を負い、それにより前作の意義を失わせる結果になった。これは、残念を通り越して、前作ファンへの裏切りのレベルだ。あんまり前と同じじゃぁな、という訳か、黒騎士ファウストなんてモノを出した。その名の示す通り、悪魔(機械帝国)に魂を売った男で、鉄郎の父。しかし、結果的にこれが「ダースベーダー丸パクリ」で、なんとも情けないし、最後のやられ方が安っぽいテレビドラマ的。サイレンの魔女については、訳のわからぬ「機械エネルギーを吸収」なんて設定にせず、宇宙の海に時折発生する伝説の災難、にでもしたほうが良かった。そうすれば、少なくとも999が蒸気機関(!)で走らなくてもいいし、何しろ機械化人のエネルギーが「人の命」であることを、直前までのドラマで言っているんだから、ヘンだろ、機械だけに作用するの。   演出としては、999の発進の時、車掌に引っ張り上げてもらって乗ったり、ぎりぎりで線路が崩れたりする演出が、これもまた安っぽいテレビドラマ的で引く。大体アンタ、終盤でこの列車は、空間を流されながらも走り続けるのに、何でレールが要るんだよ!   老パルチザンだけは、松本零士の描く老戦士そのもので嬉しい。特にポイントを切り替えた後の、鉄郎を見送るセリフ、紛れもなく彼のセンスだ。 絵的には、結構松本テイスト溢れていて、好印象。特にコントロールセンターの999の入っていく部分、意味もなく壁中"松本ゲージ"なのだが、彼なら絶対こう描くだろうと思って嬉しくなる。   総合的には昔嫌っていたほど、悪くはないが、どう甘めに付けても5点がいいとこ。  
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-22 05:11:58)
14.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 
最近のTV放映版、池上彰の解説付きの放映録画をやっと観た。半年もかかってしまった。映画自体は昔観たものと変わらないが、映画のテレビ放送って言うのは、昔から「特別な出し物」と捉えられてきて、今回このような付加価値がついたのは、『興業としての映画』のいい実現方法だと思う。淀川さんの昔から、TV放送が解説付きなのは、ひょっとして、上映環境ごとに弁士が付いていた「ライブ感」の名残なのではないかと思わせるほど、今回の解説は良かった。池上さん的にはもちろん、恋愛映画の解説はできないだろうから、この政治的・世界情勢的な解説が合っていたからこそなのだろうけど、そういうものを巧く我々に見せてくれた今回のテレ東の企画には感謝したい。 実際、今回、言われるまで、オーストリアの国内に海がないのに海軍があるなんて、気付きもしなかった。いや、逆か、海軍があるのに海がないなんて、思わなかった。 映画自体は、ミュージカルファンである私には、もう古典といって良いほどの名作だし、音楽的には文句なく20世紀を代表する作曲家「リチャードロジャース」の代表作と言っていいほど、美しい楽曲だと思う。エーデルワイス・ドレミの歌は、我が国の教科書にものる名作だし、すべての山に登れ・マリア・もうすぐ17歳なども、色々な人にカヴァーされるほどの名曲だ。私は特に小さな妹たちが可愛い、「So Long, Farewell 」がお気に入りだ。ロジャーズのミュージカルには、ほとんどこのような小さな子たちの純粋に可愛い音楽が入っていて、心和まされる。 自分の愛国心と信念を裏切らずに生きてしかも、家族を守った偉大な軍人(=でも愛すべき父=夫)であった、トラップ大佐と彼を愛したマリア、そして久しぶりに良い解説をしてくれた池上彰さんに8点! 
[地上波(吹替)] 8点(2011-06-20 00:34:01)
15.  桜田門外ノ変 《ネタバレ》 
逃げ回っている時間が長いな、と感じる。事件自体は事実だし、ご本人も実在の人らしいけど、ここはモノガタリのために、もっと早い時期に「意を決っし」て欲しかった。せっかく志高く行動を起こし、仲間は潔い死を迎えた者もいるのに、なんかアメリカ的価値観という感じの「生きて最後まで努力する」みたいな生き方が、ちょっと物語の中で浮いているように見えるというか、嘘くさいというか。ま、その割には逃げてるだけだけど。 それらの分の時間を、もうちょっと事を起こさざるを得なかった政治的事情の描写か、これが後の日本の夜明けに続く様に回して欲しかった。 最後の国会議事堂は、この物語の国を思った勤王の志士たちと、今の政治の有り様を対比させたかったんだろうが、そんな必要あるか?という気がした。  後、一つなんか変に感じたのは、かごの中の井伊が刀で突かれて、血しぶきがあがる所で、カメラレンズ(プロテクタ?)に血糊がかかるところ。あそこだけカメラを意識させちゃうのは、映画の演出的にはおかしいのではないのかな?
[DVD(邦画)] 5点(2011-06-08 22:25:01)
16.  裁判長!ここは懲役4年でどうすか 《ネタバレ》 
原作は、個々の裁判の面白いエピソードや、トロさんの視点の面白さを読ませるものだったと思うが、この映画版は、一つの裁判に対しての、傍聴マニアたちの積極的な関わり方を描いている。 最初、こういう関わり方は、どうなのだろう?と思った。傍聴人は裁判自体に口を出せないし、出してはいけないんだと思っていたから、裁判の外で裁判に影響を及ぼそうとする行為を、とても不快に思った。でも、よく良く考えてみると、彼らのやっていることは、まさしく被告に対するサポートで、違法性はない。これが一般の国民の権利なのだと考え直した。まあ、それでもネクタイの色や、オーバーなアクションで説得力を出したり、母親の健気な姿を見せて心証を稼ぐなんてのはどうかと思ったし、そういう事に左右されちゃう事がホントにあるんだとすると、日本の法曹界もてんで未熟だと思わざるをえないが。確かに原作では、そういう裁判官や検事・弁護士の人間っぽいところが、オモシロのネタになってはいるけどね。 物語は最後にどんでん返しで、笑い話にしてしまっているが、なんだか、ワハハと笑ってしまう気になれないおはなしだった。 
[DVD(邦画)] 5点(2011-06-04 17:57:06)
17.  サンダーバード(2004) 《ネタバレ》 
面白さの質としては、スパイキッズみたいな線ですね。私は割りとそういうの好きなので、楽しめましたが、こういう科学技術(といっても航空力学なんか無視の技術ですが)をベースにした世界に、魔法使いなんかそぐわない気がするけどなぁ・・・各サンダーバードの新デザインは悪くないですね。
6点(2004-08-08 08:42:33)
010.16%
120.31%
291.40%
3396.07%
48212.77%
510416.20%
617026.48%
712219.00%
88112.62%
9274.21%
1050.78%

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