1. 再会(1975)
《ネタバレ》 身寄りもなく厳しい環境下で支え合って育った姉弟の別離の切なさは上手く描かれていると思います。 ただ、「約束」のように男女の恋愛が絡まない設定なので、1時間30分強の映画にするために、やや物語の幅を無理に広げているような印象を受けました(飲み屋の話や少女との話等)。 [DVD(邦画)] 5点(2014-06-01 23:22:25) |
2. さらば冬のかもめ
《ネタバレ》 刑務所までの護送という束の間の自由を描くことによって、自由のない軍隊・そしてアメリカという国家の息苦しさや理不尽さを描いたロードムービーです。途中から仏教(日蓮宗?)が重要なキーワードになってきたのが非常に興味深かったですね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-01 00:21:09) |
3. サンダカン八番娼館 望郷
《ネタバレ》 こういう、汚点として「無かった」ことにされがちな歴史的な事実を記録として残すだけでも大いに意義があると思います。 しかし、演技を全く感じさせない田中絹代の演技は凄いですね。栗原小巻が完全に食われています。高橋洋子も、異国の娼館という過酷な状況で変貌していく少女の姿を見事に演じています。 ラストは非常にやるせなさを感じてしまいました。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-06-07 22:56:03) |
4. 三里塚 辺田部落
《ネタバレ》 凄いドキュメンタリーと出会ってしまいました。直接的な闘争シーンは無いのですが、非常に激しく生々しいドキュメンタリーになっています。まるで自分も辺田部落にいるかのような感覚にさせる構成、内容の理解を適切に補助してくれるテロップ(入れるタイミングも素晴らしい)等により密度の濃い2時間半でした。 しかし、部落の人達の姿を見ていると、根本的には非常に保守的なのに自分たちの土地や暮らしを守るために国家と戦わざるを得なくなってしまっている辛さが伝わってきますね。その部分を上手く映像化しているように感じました。 [映画館(邦画)] 8点(2008-01-06 00:18:05)(良:1票) |
5. サイレント・ムービー
《ネタバレ》 非常にギャグ満載で馬鹿馬鹿しいけど面白かったです。まあ、セリフが無い分ジェスチャーや効果音を上手く使っていて良かったです。あと、ポール・ニューマンやライザ・ミネリ、メルブルックス夫人であるアン・バンクロフト等のスターが、自らパロディを演じているのも見ものです。(一番インパクトがあったのはマルセル・マルソーでしたね。) 楽しい時間を過ごすことができました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-08-23 11:57:01) |
6. さらば青春の光
《ネタバレ》 本当に好きで好きでたまらないWHOの名作ロックオペラ「四重人格」の映画版です。私の青春時代に大きな影響を与えてくれました スティングが、プライベートは格好いいんだが、仕事はホテルのベルボーイという役柄で出ています。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 23:03:07) |
7. さよならミス・ワイコフ
非常に難しい問題を取り上げてる作品ですね。ただ、この作品では問題提起はしているけど、結局何も解決していないし、その方向性も示していないような気がします。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-16 21:28:12) |