1. ザ・カップ 夢のアンテナ
《ネタバレ》 観ていて「この先生や僧院長の演技は凄く味があって素晴らしいな」と思ったのですが、実は出演者が皆本職の方々と聞いて納得しました。やはり皆さん聖職に身を捧げているだけあって、観ていて心が安らかになりましたね。そんな中にも、現在も続くチベット問題がところどころに影を落としているのが重いですね・・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2009-02-19 19:19:22) |
2. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 冤罪事件そのものよりも、それを出世の手段にしてしまう人間の存在や根底に潜んでいる人種差別の姿に恐ろしさを感じてしまいましたね。そんな絶望的な状況の中でも鋼のような精神力で無罪を勝ち取った主人公の姿には感銘を受けましたし、そういった理不尽な状況を見過ごさずに彼を支援し続けた人たちの存在があったことは「まだまだ世の中捨てたものじゃない」という希望を持たせてもらいました。 ただ、たまたま主人公は救われましたけど、ひっそりと抹殺されかけている多くの「ハリケーン」達がまだまだこの世の中には多く存在しているのかと思うとぞっとします・・・・・。 [地上波(吹替)] 8点(2008-12-20 20:09:08)(良:1票) |
3. 櫻の園(1990)
《ネタバレ》 今度リメイク(内容は全然違うみたいですが)されるということで、十数年ぶりに観返したんですが、当時のあの雰囲気が殆ど鮮度を落とさず残っていてちょっと驚きました。 ほぼ登場人物たちと同世代なこともあって、この何という事もない日常の空気が非常に懐かしくそして愛おしく感じられました。 [地上波(邦画)] 9点(2008-10-20 10:49:12) |
4. 魚からダイオキシン!!
《ネタバレ》 前半は内田裕也の都知事選挑戦のドキュメンタリー、後半は1979年の「餌食」のリメイクとなっています。相変わらず内田裕也のロケンロールな姿は格好良すぎますね。 ただ都知事選のドキュメンタリーは非常に面白かったんですが、後半のリメイクがちょっといマイチでしたね・・・・。やはり「餌食」のあのラストを見てしまうと、このリメイク版はどうしても霞んでしまいます。あと、音楽については1979年だからこそレゲエの衝撃や「アイドルズ」へのアンチテーゼが説得力を持つのであって、この作品のクルド音楽と「アイドルズ」の設定はやや無理があるような気がします。 まあ、当時の旬の人たちが多数出てきて非常に懐かしかったですね・・・(長渕似の男には笑ってしまいました)。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-02-08 18:10:27) |
5. 三月のライオン
《ネタバレ》 不思議な雰囲気の作品です。上手く表現できないのですが、何と言うか写真集を見ているような、そんな感じの映画です。とにかく、各シーンの構図や小物、背景のセレクト等非常に精緻で 、見事としかいいようのない美しい映像をつくりこんでいます。 この作品はストーリーやセリフを追うのではなく、映像を堪能する作品だと言えます。 個人的には、ラストは散髪の場面で良かったんですけどね。その後のシーンは、物語を無理やり完結させるために追加したような感じがして、ちょっと蛇足のような気がしましたね。 しかし、趙方豪の早逝はつくづく惜しいですね・・・・・。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-06-20 17:59:26) |
6. ザ・コミットメンツ
《ネタバレ》 とにかく、オープニングからラストまでイカした(古!)音楽に包まれながら楽しく見ることができる作品です。とにかく、音楽好きにはたまらない作品ですね。会話の端々に、いろんなミュージシャンの名前が出てきてとても楽しかったです。(個人的には、オーディションのシーンで、スミスの「Heaven Knows I'm Miserable Now」を歌う少年に主人公がツッコむシーンが好きです。) あと、ザ・コミットメンツのメンバーが素晴らしすぎます。それぞれが、素晴らしい演奏を見せてくれるだけでなく、魅力のあるキャラクターを演じてくれています。 しかし、ラストシーンは「上手い!」の一言ですね。ほろ苦いんですが、何か爽やかな気分にさせてくれました。 「アイルランドはヨーロッパの黒人だ!」というのも凄い言葉ですね・・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-26 21:15:48) |