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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2005
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  サボテン・ブラザース
ああー。ばかだー。もう恰好から馬鹿だもん。決めポーズで殺しにかかってくるもん。 屈託度は限りなく低く、純度の高いバカ。 無駄に良い身体のキレとか意外と練られている脚本とか、馬鹿をやるために投入されている労力がなんかもう尊く感じる。 観終わって脱力しつつ清々しくなっている自分がいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-17 17:04:08)
2.  ザ・バニシング-消失- 《ネタバレ》 
先にリメイク版の’93‶失踪”を鑑賞済みでした。枝葉末節を付け加えたせいでとんだ駄作になった米国版がどんな間違いをしたのか、手に取るように分かりました。 主人公の男がなぜ薬物入りコーヒーを飲んだのか、肝のここがオリジナルはちゃんと説明できています。じゅんじゅんと尺の四分の三も使って「真相を知ること」に男が絡めとられてしまっていることを訴えているのですもん。ゆえに殺人者のわなが甘美にも感じられてしまったのだろうと、彼の気持ちを察することが容易でした。 殺人者のサイコぶりの描写も丹念です。何度女性を車に引きこむことに失敗しても諦めない粘着性。誘い言葉を発音まで修正しつつ練習を繰り返す姿はまごうかたなく異常が漲り、観てて震えます。 被害者が奴の手に落ちる再現場面も怖くて上手い。キーホルダーがここにきて伏線として活きる巧みさ。「もう少しで」運命が違う方へ流れたかもしれない可能性多々。外国人でなかったら。「瓦」の文字に怪しむことができたら。「志村後ろ後ろ」じゃないですけど、観ている者にきりきりともどかしい思いをさせるシチュエーションの連続。 映画史のバッドエンド上位に輝くであろう救いの無いエンディング。凄く恐ろしく嫌なものを観ました。嫌なんだけど、その巧さが忘れがたい映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-24 23:02:47)(良:1票)
3.  ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー 《ネタバレ》 
マイケル・マンとJ・カーンというのも幸福な取り合わせだと思う。「男」でなく「漢」を撮りたい監督と、武骨でちょっと粗野な感じも併せ持つカーン。この手の男優さんはめっきり少なくなりました。最近はみんな小ぎれいでデリカシーも満タンになっちゃって。 徹頭徹尾男汁が溢れ出る。金庫破りのシーンひとつにしても実に丹念に時間をかけてカメラ固定で「男子一生の仕事」ぶりを描写。ついでに仕事を成功させた直後のカーンの埃ですすけた顔も長映し。この時の満足げな表情もまた渋い。 嗚呼、己はカタギになれぬ身と悟った男は幻想を破り捨て、女房を追い出し手を血に染めに向かうのだ。自宅も店も後腐れなく破壊して。ボンネットに映える電飾の煌めき、夜の空を焦がす炎。映像も美しい。 どうですこのハードボイルド気質。撮っててシビれちゃっただろうなー。わたしはハードボイルド苦手なんですがね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-17 23:18:46)
4.  サン★ロレンツォの夜 《ネタバレ》 
子供というのは未熟な生き物だ。あの”禁じられた遊び”のなかで墓の十字架を勝手に使ってマイワールドを作っていたように。6才の女の子にとって、戦時は非日常。夜中に村が爆破されるのをどこかわくわくしながら待ったり、財産を消失したおばさんがイヤリングを預けてくれたことで胸が躍ったりする。こういうコドモ感覚、私もかつて持っていた。遠い記憶の中に。 大人の感性で捉えると耐えられないほどの苦痛を、子供の「?」フィルターを通して酷さを緩和しているような描写の映画である。 しかし観賞している私はもう大人なので、あののどかで美しい麦畑で、厳かな聖堂で、何が起きたのか悲しいかな知っている。コドモ側の「イヤリングもらって嬉しい」、「米兵さんは風船をくれて親切」と並行して起きている大人側の苛烈な現実。あまりのギャップに心をどこに置けばいいのかわからなくなった。 少女は母になりわが子に語る。それはおとぎ話のようだけど、内包されたただならぬ事実をその子も長じるにつれて知るのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-07-29 23:38:31)
5.  サルバドル/遥かなる日々 《ネタバレ》 
人間が悪魔たりうる証明のようなフィルム、おぞましいし救いが無い。右も左もしまいには生活のためにと立ち上がった農民ゲリラすら、殺戮に突き動かされるように殺す殺す。敵を捕虜を女を子供を。 O・ストーンの怒りはいつでも真っ当で、直球だ。ごもっともすぎるきらいもあるけど、こんな凄惨な出来事も伝えられないと、「無かったこと」にされてしまう。特に母国アメリカを糾弾する姿勢は立派だと思う。 非人道的なんてものじゃない地獄の中で顔も心も明るさが削がれてゆくJ・ウッズの熱演が印象的。酒をあびて女遊びにも明け暮れなきゃ、とても正気を保てない主人公を演じるのは消耗しただろうなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-09 01:10:47)
6.  ザ・フライ 《ネタバレ》 
グロくて気色悪くて、そして哀しい。あまりといえばあまりに酷い、愛が引き裂かれるお話。 余計な枝葉を落として、時間の経過とともに科学者の異変が加速する描写に絞り、ダイナミズム溢れるストーリー展開とG・デイビスの泣き顔。色白の肌に目も鼻も唇も赤くして衝撃と混乱に耐える表情。とても美しいと思った。いくら好きでも見た目が生理的に耐え難く変容したら、自分の心にすら手の施しようが無いだろう。なにしろハエに移行するその姿のおぞましさといったら当時の映像技術に賛辞すら送りたくなるほどだ。耳がぼろん、と取れる場面は失神もの。 しまいにはポッドと融合した化け物を撃ち、崩れ落ちるジーナ。肉片と血しぶきを悲恋にまぶすとは、もうさすがクローネンバーグ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-08-26 00:25:50)(良:1票)
7.  さよなら子供たち 《ネタバレ》 
ルイ・マルが、表現者として、また、その時代を体験した者の義務としておそらく心の傷を抉るような思いで撮ったであろう作品。ルイ・マルの筆致は実に淡々と、日記をつけるように日常を語る。好きな本の話をしたり、相手の家庭に興味を持ったり、ケンカもしながら友情を育むカンタンとボネが微笑ましい。その日常を突如として切り裂く戦争の爪、静かに筆記具を片付けて従容としてゲシュタポに従うボネ。チャップリンの映画に笑い、ピアノが上手で博識で、つややかな頬の少年を待ち受ける苛烈な運命を思うと、胸が潰れそうだ。 
[映画館(字幕)] 9点(2013-07-14 00:53:44)(良:1票)
8.  ザ・プラマー/恐怖の訪問者 《ネタバレ》 
観終わったとたん「はあー?何だよコレ」と思わず口をついて自分で笑ってしまった。不愉快な配管修理人の得体の知れなさと、時折はさまってくるクル病患者の画。不気味さを増幅させようとの意図はわかりますがいちいち見過ごせないほどの“そんなばかな”な出来事目白押しで観てて困ってしまう。奥さんさっさと大学に問い合わせないし。天井破って入ってくる修理人なんておるかあーっ。おまけにその怪しい他人を家において外出するし。ラストも驚いたというより呆気にとられた。アフリカ民族系音楽の「ほえあ~っ」という叫びに被ってJ・モリスの顔を下から撮ってTHE・ENDですがな。・・なんだようコレ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-06-16 23:18:40)
9.  サブウェイ 《ネタバレ》 
ベッソンの感性が良い方に出た一本。ストーリーらしいストーリーは無くてほとんどセンスだけで構築した100分。この頃はまだ低予算の身(たぶん)という謙虚な姿勢もよろしい。パリの地下鉄構内を舞台にした目の付け所がさすがだなあ。広くてまるで迷宮のようで。コンクリ打ちっぱなしの無機質さに突如真っ赤な柱が配してあったり、エレベーターの扉が近未来メタル調に輝いていたり。さすがフランス。センスの厚みが違う。アジャーニ美しいです。出オチ(?)のようなゴージャスなドレス姿似合い過ぎ。そしてこんなにカジュアルの似合わない人を初めて見る。おそらく私服でもブルゾンなんか着ないんだろうな。髪をポニーテールにしたところで、ちぐはぐ感拭えず・・のイザベルでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-08 01:25:48)(笑:1票)
10.  サクリファイス 《ネタバレ》 
さて、タルコフスキーだ。しかも2時間半だ。うあ観るのに覚悟がいるなあ。台詞にとらわれないこと、プラス理解しようとしないこと。この2点を自ら言い聞かせて観賞。のっけからニーチェの終末論を語りだす郵便配達夫に引く。ま、まだ始まって数分なのにこうですか。哲学的で難解、眠たくなる要素てんこもり・・かと思ったら自分でも意外なほど引き込まれた。光あふれる、とはまた逆のしっとりした品格ある映像。居間の調度品の優雅なこと。磨きこまれた木の床、風にたなびくレースのカーテン。不吉な振動に棚から零れ落ちるミルク。床一面に広がる白。窓とベッドと鏡のみの子供部屋はゴシックホラーのようでどきり、とする。心惹かれる妖しさ。映像詩人とよばれている監督だ。学生の頃詩の解釈が苦手だった私のような人間は、考えることを放棄して感覚でキャッチすることが正しい観賞の仕方なんだろうな 多分。眼福でありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-04 02:13:00)
11.  サマーストーリー
ベタといえばベタな、新味の無いラブストーリーかもしれないけど、映像の美しさと、主演女優の透明感が補って余りある滂沱必至のイギリス映画。心と感性がまだ水分をいっぱい含んでみずみずしい、そうだなあ20代までに是非観てください。
[映画館(字幕)] 8点(2012-01-27 18:32:07)
12.  殺意の夏 《ネタバレ》 
アジャーニ若い!すぐキレたかと思うと、なついてきたりでしなやかな肢体と合わせて まるで猫のよう。なかよしの小母さんにプチ悪態ついてる姿も微笑ましい。話はどんどん陰惨な過去が明かされてうわ~となったとこで救いの無いラスト。9歳の女の子に戻ったアジャーニの演技がさすがで、あやっぱりこの人は狂っているとしっくりくるな、と失礼なことを思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-12 17:41:48)
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