1. ジャニス
ジャニスジョプリンにハマる、きっかけを作ってくれる映画だと思います。 編集に無駄がありません。 最近流行りの、関係者の回想インタビューといったものは全く入らずに、ジャニス本人の言葉とコンサート映像だけで進行していくところが理屈抜きに疲れなくていいです。 因みに、最近発売されているDVDには、歌詞の対訳がなくインタビューしか字幕が流れません。ビデオとレーザーは歌の歌詞も字幕スーパーがついているので、なるべくそちらで鑑賞されることをお勧めします。 歌詞の内容に彼女のメッセージが含まれているからです。 それにしても、明るく華やかにエンディングは流れるのに、胸が締め付けられ、涙が出てきてしまうのは何故なんでしょう? [レーザーディスク(字幕)] 10点(2009-01-15 15:33:01) |
2. 幸福の黄色いハンカチ
高倉健さん追悼でのテレビ鑑賞。40歳以上の人たちは子供の頃、頻繁にテレビ放送されたのを一度くらいは見ているんじゃないかと思う。それくらい誰もが知っているストーリー。私は子供の頃、出所した健さんが、ビールにラーメン、カツ丼を注文して、特に、滅茶苦茶カツ丼が食べたくなった記憶があったのですが、カツ丼には手をつけてなかったんですね(笑)。それから、この映画を全く知らなかった人のレビューを読んでみたいです。これからも多くの人に見てもらいたい映画ですね。 [地上波(邦画)] 9点(2014-11-30 08:20:46) |
3. JAWS/ジョーズ
29歳の若さで、こんなに素晴らしいシナリオができるなんて信じられない。 スピルバーグって、どんな生い立ちなのか、そっちのほうが知りたくなる。 WОWОWで何回放送されているのか、何度観賞しても飽きることがない。 音楽、キャラクター、じわじわ押し寄せてくる恐怖感、全てが完璧。 ハリウッドの名作の一つなのは言うまでもありません。 ありきたりなレビューでスミマセン。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-11-15 23:20:02) |
4. 白い肌の異常な夜
《ネタバレ》 クリント・イーストウッドの作品で本人が死ぬ映画というのは、これ一本ではないだろうか? 桃源郷に入り込んだ一人の男が様々な女性に誘惑され、一人と合体したことで全てが崩れていく過程が面白い。 70年代だからこそ出来たアイデアだと思うが、階段から落ちて気絶した男に対する処置は観賞する女性にとっても、ちょっとやりすぎのような気がする。返って笑えたりしちゃって。 気になったのは、心の声を皆が出してしまうところだ。 このへんはシナリオの力不足だと思う。 面白い作品だった。 [地上波(吹替)] 8点(2012-01-17 04:10:38) |
5. 新・猿の惑星
実際、この世の中にコーネリアスとジーラが現れたら、私は応援しますよ。 これだけ腐った世の中、隣の家の住人がチンパージーだったとしても、私は許します。 でも、ゴリラは臭いから嫌かも。 本作はテレビドラマだったということですが、映画館で上映しても満足できる仕上がりだと思います。 WOWOWの吹替補完版は自然でよかった。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-04-05 19:16:56) |
6. 地獄の逃避行
《ネタバレ》 少年少女版の「俺たちに明日はない」といったところでしょうか。マーティン・シーンが25歳の役でシシー・スぺイセクは15歳の役。男は清掃作業員。女は学校では誰にも相手にされない。そんな明るい未来を見いだせない二人が人を殺しながら食いぶちをつないで旅をするロード・ムーヴィー。ロード・ムーヴィーというのは何かしら成長があるものですが、この二人には全くそれがないんですね。そこが退屈になっていくんです。女の子のモノローグが続くのですが、彼女の目線で、その退屈になっていく過程が上手く表現されていると思います。女の子は現実を何も知らない。オトコを知ったのも彼で殺人もなんとなく受け入れてしまうんです。なんとなくですから、なんとなく退屈になり、なんとなく、この男にも嫌気がさしてくるんです。しか~し!そんな映画見させられても全然面白くありませんでした。シシーの顔いっぱいのソバカスが妙に気になっただけの作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-31 03:10:15) |
7. ジュリア
《ネタバレ》 本サイトで高評価だったので期待したが、展開に起伏がないし、何を訴えたいのか全く伝わってこない作品だった。 クリント・イーストウッド主演の「ファイヤーフォックス」と同じく、本作はモスクワで反ナチス運動をしている幼馴染のジュリアにたどり着くまでがメインストーリーだが、冒頭の、なかなか本が書けない主人公の葛藤や成功など、本筋に必要ないエピソードが多すぎる。 ジェーン・フォンダは、まるでファッションショーのように衣装替えが多かったが、それが返って、1938年の舞台設定の雰囲気をブチ壊している。 ジュリアに逢って、自分の産んだ子を探してほしいと頼まれる主人公リリー。 しかし、いかに戦争が始まったとはいえ、この結末は酷過ぎると思う。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-05-20 01:50:23) |