21. シド・アンド・ナンシー
《ネタバレ》 とにかくシドもナンシーもダメっぷり大爆発。だけど、こーゆーカップルほど当人達はシアワセだったりするから困る。うーむ…。とまぁ、ピストルズ好きで、シド好きの俺としては「だいたいこんなカンジの映画かな?」と予想していた通りの展開そしてラストだったにも関わらず、なんともしんみり…。そしてラストの「お迎えの車」に乗る直前、70年代パンクスであるシドと80年代HIP・HOPキッズとが交流するシーンは、寂しくて微笑ましくて…なんとも言えないイイ雰囲気でした。そして個人的には、ホテルマン役で登場のテン・ポール・チューダーにニヤニヤしちゃいましたwww [映画館(字幕)] 6点(2009-10-02 21:05:33) |
22. 呪怨2 (2003)
《ネタバレ》 大ヒットに続いての「2」なワケですが、清水監督もさすがにココは変化球できましたね。(個人的には、ちょっと「エイリアン3」入ってる?という気もしますが…) 全体的に明るい(白い)画面が多かった「劇場1」とは対照的に、「2」はダークな画面が多く、後半に挿し込まれた「千春」のエピソードが、これまた白昼夢というか幻想的というか…、とにかくこのエピソードで「2」全体のテイストが「ビシッ!」とキマったように思いました。なお、ラストの歩道橋のシーンは、目を出さないほうが良かったと思うのですがどうでしょう?(09/10/02追記 ←ここではハッキリ書きませんでしたが、つまりは「『リング』の貞子の目まんまやんけ!」というコトなんですよね。そして年は流れて…『パンデミック』で「『リング』の過去目撃シーンまんまやんけ!」とズッこけるコトになるワケです…清水監督…無防備すぎです…) [DVD(字幕)] 8点(2009-10-02 20:55:28) |
23. 呪怨2<OV>(2000)
《ネタバレ》 前作に比べて普通にストーリーが進んでゆき、ある程度の謎解きも明かされます。その結果として「不条理感」が大幅に減少した辺りが『2』は怖くない、って評価につながったのかも知れませんね…。それにしても、伽椰子と目を合わせても大丈夫だった響子さんが、剛雄にヤラレて「エヘエヘ」になるのはちょっと納得がいかないかな…(ってゆーか、あの時に伽椰子と目を合わせた瞬間から「エヘエヘカウントダウン」が始まっていたのかな?うーむ…)後半、警察署内で「お客さんがいらしてますよ」からピンボケで伽椰子が画面の後ろを通り過ぎる一連のシーンは最高に嫌なカンジ(イイ意味で)。そして「椅子のシーン」では、俺も思わず「うっ!」と声が出てしまいました(笑)。ところで、最後にDVDのコメンタリーについて一言もの申したい!前作のコメンタリーの時から、さんざん引っ張っていた「もってかれっぞ!」の台詞の時に、関係ない話をベラベラしゃべっていた豊島監督!フリが台なしだ!空気読めwwwww [DVD(邦画)] 6点(2009-10-02 18:58:32) |
24. しんぼる
《ネタバレ》 「無限に続くドア」のシーンと、3D眼鏡で天使を見つけるシーンからの想像なんですが、俺には「修行編」は「『トムとジェリー』へのオマージュ」なのではないかと思えてたンですが…。嬉しくて小躍りし、痛みに「アーオッ!」と悲鳴をあげ、悪巧みを思いついてカメラ目線でニヤリ…、まさにトムさん。(「セリフではなく動きで笑わせる」という発言からも、この想像がそんなに的外れではナイのでは?と思えちゃいます)さて、この映画の最大のポイントは『白い部屋』と『エスカルゴマン』のエピソードが果たしてどこでリンクするのか?という部分だったのですが…(俺は、エスカルゴマンの世界に松っちゃんが出てくるのかな、と思ってました)ある意味『大日本人』のラスト以上にショッキングでしたwww 観客が無意識に想定している流れを豪快に裏切る…これこそが「松本人志」なのだなァ~と改めて重い知らされました…。(ちなみに、エスカルゴマンの「アレ」が『締メルノ獣』っぽいビジュアルになっていたのは失敗なのでは?と思いますが…)そして後半の「実践編」で、松っちゃんがしんぼるを掴んで壁を登りはじめた時は、素直に「オオーッ!?」と感動しました。しんぼるに触れるたびに「世界で起こるアレコレ」がスクリーンいっぱいに映し出されてゆく辺りは、まさに「映画ならではの見せ方」でしたね。だからこそ「未来」の文字が出ての、あのラストは「いかにも」って感じで残念。「押したら、こうなった」ってのを(あえて)見せて欲しかったです。 …とまぁ、グダグダと書いてきましたけど、面白かったのは間違いないですし、次回作も恐らく劇場で見るでしょう。うん。(ちなみに…この映画を見た後に閉店間際のスーパーに駆け込んで「マグロのお寿司」を買ってしまった俺は我ながら「可愛いヤツ」だと思いますww) [映画館(邦画)] 7点(2009-09-30 08:03:15)(良:2票) |
25. 呪怨 パンデミック
《ネタバレ》 この映画に対するツッコミどころは既に皆さんが書かれているので割愛しますが、「アメリカンホラー的お色気ムンムンシーン」に清水監督が果敢に挑戦した部分を個人的には(あえて)評価したいと思います。ちょっと残念だったのは、ビデオ版では「44444444」だった携帯電話の番号表示、ハリ版では「1313131313」になるのかなぁ?なんて楽しみにしていたのですが、結局画面には出ず…ガックシ。それにしても、伝説となった劇場公開時の「吉本芸人吹き替えバージョン(別名ホットペッパー)」をDVDに(意地で)収録させた清水監督は、まさに『ミスター呪怨』の名に相応しいと実感。まぁ、とにかく…清水監督、お疲れ様でした。 [DVD(吹替)] 5点(2009-06-08 20:16:27) |
26. 自殺サークル
《ネタバレ》 最初に書いたレビュー全削除。見終わって約2週間、だんだんボディブローが効いてきたようだ。ふとした拍子にこの映画が頭に蘇る。それもスプラッタシーンではなく音が。デザートの歌、その着メロ、中盤の倉本美津留ののんきな歌「♪それでは皆さん、さようなら」、子供の声、そしてジェネシス様の歌…洗脳されちまったのか?見終わった後は単なる『クソ映画』だと思った。もちろんイイ意味で。レビューもその気分で書いた。「この映画はクソ映画と呼ばれることで、勝利した」と。だが違った。これはクソ映画なんかじゃない。やられた。そして俺は今日も意味無く「haikyo.com」の点々の画面を見てしまう…。点数は6点から10点に変更。 [DVD(字幕)] 10点(2005-06-10 15:24:05) |
27. 呪怨<OV>(2000)
《ネタバレ》 「怖い!怖すぎる!」との評(特に柳下毅一郎氏の「こんなに怖いものは法律で取り締まれ!」というコメントは凄すぎ!)にビビリまくって、はや数年…、先日やっと見ました(苦笑)。「あの家」のような現代家屋も昭和が遠くなるにつれ、一度は追放したはずの「怪」を引き戻してきたようですね。俺が小さい頃の怪談本には、必ずと言っていいほど「蛍光灯の明かりの下では、お化けも出にくいだろう」なーんて解説があったものですが、この作品の中では蛍光灯の下でも、日の光の中でも、間違いなく「いる!」感がたっぷり…。Vシネ独特の乾いた画面と「嫌な空気」がマッチしていました。ちょっと残念だったシーンは、ゴミ捨て場から「袋」がズリズリ…なシーン。ヒモで引っ張ってるような?(あるいは欽ちゃんの仮装大賞的な)動きがチョット…。逆に一番「ひぃぃぃ!」となったシーンは、小林クンが窓から外を眺めている時に二階の窓に…のシーン。まさに動く心霊写真!それとCDの音飛び…キモチ悪~い…。そして、例の階段降りのシーンでは「わかったから!もういいから!」と許して欲しくなる程、超不快でした(イイ意味で)。 9点(2005-03-18 00:24:34) |