21. シャッフル(2007)
《ネタバレ》 すべては彼女の夢の中の出来事だったのでは?とも解釈できなくもない。 いままでの出来事が断片的かつ不規則な順番で記憶としてよみがえってきて、病院のベッドの上で悪夢にうなされながらも自問自答していたのかもしれない。 観客は当然ハッピーエンドを期待するのだが結果は不変の事実。 歴史を変えれるような不条理な力など存在しないのだと、都合よくは上書きできなんだと、思い知らされた感じ。 [DVD(字幕)] 4点(2010-02-28 20:58:15) |
22. ジャンパー
《ネタバレ》 公開前から3部作構成の予定になると知っていたため、多少、ストーリーに厚みが無くてもOKってな軽い気分で観にいきました。で、展開も伏線も置き去り、まさに肝心な部分がジャンプしちゃってます。ホントこれでいいのかな?とすら思えるほど未熟な脚本に少々がっかり。期待していた瞬間移動のバトルももう一捻り欲しかった。斬新な手法が観れるかなって思ったけど、使い古された撮影方法にちょっとプラスしただけの出来栄え。ダグ・リーマン監督なだけに惜しい。。 [映画館(字幕)] 4点(2008-03-08 18:02:04) |
23. シャーク・ナイト
とてもじょ~ずにまとめられたパニックムービーだと思いますが、今更製作されるほどの特筆すべき点は皆無。スピルバーグの「ジョーズ」の足元にも及ばん。四半世紀以上経っても進歩のないジャンルですね。 [DVD(字幕)] 3点(2013-02-02 22:41:47) |
24. ジョン・カーター
実に無難な作りで印象に残らない。よく言えばごく普通のSFファンタジー。悪く言えばキリない。特に、主人公を始め登場人物に魅力がないのは致命的。有名な原作が下地となっているから余計な説明を省いたといえばそれまでだが、展開が唐突過ぎ、且つ杓子定規なので感動も驚きも少なく、もっさり平たい印象を受ける。予告編を観た時は期待に胸を躍らせたものだが正直残念でならない。巨額の製作費が投じられたのは分かるが、それならそれでリドリー・スコットあたりに監督登板をお願いしたかった。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2013-01-02 23:07:43) |
25. ジョナ・ヘックス
主人公もストーリーもかなり地味な印象。 死人と会話ができるという能力も微妙な扱いだったし、そもそも日本じゃあまり馴染みのないアメコミなだけに、もっと派手さが必要だったのでは。 ゴスロリ風な衣装がGood!セクシーで妖艶なミーガン・フォックスが最大の見所でもある。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-24 21:34:13) |
26. ジャーロ
《ネタバレ》 レビュー1番乗り光栄です! イタリアンホラーの帝王ダリオ・アルジェント映画にオスカー俳優エイドリアン・ブロディが主演したことにまず驚き。よく出演快諾しましたな、ブロディさん。キャリアに傷つくかもしれんぞwと思っていたらギャラの未払い問題起きたりと何かとお騒がせした作品。 ゴシップネタはさておき、アルジェントの新作といえば近年では「サスペリア・テルザ」観たので正直今作も期待と不安半分で鑑賞。 う~ん、悪くないけど物足りない、消化不良という感じ。 冒頭のタクシーPOVや街並みのカット割、タイトルをもじった黄色を基調とした極彩色の画面、BGMの選曲や挿入タイミングなど相変わらずのアルジェント節は拝めるものの明らかに近年パワーダウンしてきている感は否めない。 矛盾や破綻などといった言葉はこの監督には通用しないわけで、ハナから求めてない。 ヒッチコックばりの緊張感や異常な殺人手口の見せ方が十八番のはずなのに中途半端なんだよね。今更何を恐れてるのさ?監督?てな具合。犯人と刑事の一人二役を演じたブロディに配慮でもしたのか? あ、1点だけどうも解せないのが、あんなブサイクな犯人でも子供の頃はめっちゃ可愛かったという点。うーん、ブサイクで苛められるなまだしも病気で苛められた過去というのはいかがなものか。無理矢理「彼は黄色・・・」と言わせたいためだったか?? [DVD(字幕)] 3点(2011-06-01 09:30:44) |
27. 13日の金曜日(2009)
《ネタバレ》 初期シリーズ作品にオマージュを捧げつつも現代風にうまくアレンジしている。スラッシャー映画としてのお約束ごともしっかりやっているし物語は無いに等しいわけだし、演出や描写にも目新しさはないもののしっかり「13金」していたなぁと思います。ジェイソンはフットワークが軽快に、相変わらずのテレポーターぶりは健在でした。クライマックスもお決まりの終わり方で「来るぞ!来るぞ!きたー」って感じ(笑)まぁ何も考えずに見るのが吉。 [映画館(字幕)] 3点(2009-02-24 11:54:01) |
28. 屍人荘の殺人
久しぶりにつまらない邦画を観たなって印象。 劇中の雰囲気も役者の演技も統一感がないし、ミステリーなのに緊迫感が全くない。 それらは意図してなのかは分からないけど、監督の力量不足は否めない。 昨今の邦画産業は作家性の薄いものばっかで、ほんとつまらなくなったなぁ。。 [DVD(邦画)] 2点(2020-08-30 12:47:28) |
29. 死霊の盆踊り
《ネタバレ》 人を小馬鹿にしたテキトー邦題だと思ったが、原題『ORGY OF THE DEAD』を直訳すると 「死者の底抜け騒ぎ」。ニュアンス的に変わりはないようです。 事実、物語という物語もなくタイトルそのまんまですしね。 これがどういうことかというと、たったこれだけのために90分という上映時間を用意しているんです。ちょっと話は脱線しますが、この映画のネタってなんだと思いますか? いやね、レビューを投稿する手前、ネタバレ有無のチェック欄がありますよね。どっちにつける迷ったんですがね、そもそもネタがあったのか無かったのかすら甚だ疑問ですよね。 というのも、最初のドライブのシーンはともかく、それ以降は死人たちが次々と踊り狂うというだけで、上映時間の9割近く(約80分)も費やしているんですよね。なんという無駄。 なんとも末恐ろしいことだろう。 映画の冒頭で、眠そうなクリズウェルが「これから話す物語は、気を失うほどに恐ろしい」と語るが、観客の身に降りかかる惨事という意味では、全くおっしゃるとおりでございます。 延々と続く裸踊りばかり見せられる苦行。まさに拷問。でもちょっぴり愉快でもある。 けれども、これを恐怖映画と言わずして何というか。 唯一のネタを挙げるのなら、眠れぬ夜に最適です。死霊が襲ってくるというより睡魔が襲ってきます。さらに言うなら、この映画の存在が「奇蹟」という他ない。 [DVD(字幕)] 0点(2012-05-27 03:09:50)(良:2票) |