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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  死の谷 《ネタバレ》 
「西部劇」らしい守られるべき女がいる。その女がいとも簡単に主人公の男を裏切る。この場面で違和感を感じるのはその裏切りが本来描かれるわけのない「西部劇」スタイルの映画で描かれるからだ。たしかにこの映画は犯罪映画『ハイ・シエラ』のセルフリメイクである。しかしこれの2年前の『追跡』を見ても西部劇の仮面を被った犯罪映画なのだ。そう、ウォルシュは西部劇の監督ではなく犯罪映画の監督なのだ。しかもこのラストシーン。ニューシネマじゃん!いやはや、純然たる西部劇として見たら違和感ばかりが目立つが、この時代にこのスタイルは相当に新しいと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-04 14:34:57)
2.  地獄への逆襲
前年のヘンリー・キング『地獄への道』の続編。主役は前作で暗殺されたジェシー・ジェイムズから兄のフランク・ジェイムズに代わり、ジェシーを殺したフォード兄弟への復讐劇というのが大筋。それよりもなによりもビックリなのが今作の監督がフリッツ・ラングってこと。ラングの西部劇ですぜ。もうそれだけでドキドキなんだけども、正直ラングの色はわからんかった。メディアを使った情報操作や後半の法廷劇に見られる陪審員操作あたりはたしかにラングが描き続けた群集心理が描かれているんだけど、そこに恐怖がない。むしろユーモアにあふれている。不安感がない。むしろ安心感にあふれている。与えられた脚本に手を加えなかったのか。退屈しない語り口においては『地獄への道』よりも断然良かったのだが、ラングという名前がハードルを上げたせいかちょいと拍子抜け感が残る。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-07 15:13:35)
3.  深夜の告白(1944)
結末を最初に見せて回想録で綴ってゆくという手法はこの後ワイルダー自身の『サンセット大通り』を含めて多くのフィルム・ノワールに有効な手法として取り入れられることになる。さらに夢のハリウッドにおいての冷酷な女の登場は当時としては驚愕に値しただろう。そんなパイオニア的価値も評価しつつ、でもこの作品の面白さはやはりエドワード・G・ロビンソンの絡ませ方だろう。この人物が登場するたびにサスペンスは盛り上がり、しゃべることで暗いムードを一掃しテンポをつくる。マッチというアイテムを使って作品にユーモアを与え、最後にはそのユーモアのアイテムを哀愁漂うものに変えてみせる。と、脚本の巧さが際立っていますが、当時としては珍しい屋外ロケ、しかも夜!というのも犯罪映画の雰囲気を盛り上げている。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-08 11:06:06)
4.  自転車泥棒
イタリア・ネオリアリズモの名作ということですが、たしかに戦後の貧困にあえぐイタリアの風景が痛々しく目に飛び込んできますが、ロッセリーニほどの生々しさが無い。だってラストはともかくとしてかなりご都合主義的に話は進んでいきます。犯人との二度の偶然の遭遇がまさにそうで、リアルに徹するなら犯人との遭遇すらなかったでしょう。でもだからと言ってこの作品がダメなわけじゃなく、これはこれで素晴らしいと思う。ドラマチックだからこそラストシーンには現実に引き戻されたような衝撃がある。父の立場からすればこれほど救いようの無いエンディングもないだろう。しかしまったく救いが無いわけでもない。物語としてはほんとに最悪なエンディング。でも父子の関係をしっかりと描いていたから、父が子を、子が父をどんなに愛しているかをちょっとしたやり取りで見せる表情で存分に見せていたから、最悪のエンディングに光を見ることができる。愛される父親はけして不幸ではなく、愛される子供もけして不幸ではないのです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-11 12:53:31)
5.  白い恐怖(1945) 《ネタバレ》 
時代が求めていたもの、それは銀幕の美男美女スターによるラブロマンス。ヒッチコックは大衆とハリウッドを裏切らず、とりわけヒロインを眩しいくらいに美しく撮りながら、同時に映画への前衛精神も失うことなくこの作品を作り上げた。牛乳のシーンやラストのピストルのシーンなどの仕掛けのアイディアがいかにもヒッチらしい。ダリが作った夢のシーンは、予算の都合でロケが叶わなかったらしいが、やっぱりロケでやってほしかったなぁ。セットであることで独特の幻想的世界を構築してはいるんですが、なーんか違和感を感じる。普通、セットの夢なんか見ないし。記憶喪失の男の夢が真犯人に直結するご都合主義もホイホイと夢が分析、解明されてゆくご都合主義もテンポの良さと軸がロマンスであることでさほど気にならない。で、やっぱりバーグマンが綺麗。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-03 16:50:30)
6.  邪魔者は殺せ
皆様がおっしゃるように『第三の男』に通ずるモノクロの画面における光と闇のコントラストが絶品。キャロル・リードというよりも『第三の男』でも組んだカメラマン、ロバート・クラスカーの技ということでしょうか。ノワール的な色合いを見せながらも、描かれるのは犯罪でも逃亡でもなく、そこに関わる様々な人々の様々な思惑。ベルファストという特異な地域ゆえの逃亡者との関わりが丁寧に描かれてゆきます。人を計画外に殺めてしまうくだりの描写にチープ感を拭えませんが、その後の人物描写の巧みさを堪能できればあまり気になりません。追跡者、協力者、密告者、英雄視する民、仲間、裏切り者、神に委ねる者、賞金を狙う者、芸術のモデルにしようとする者、それぞれの思いが交錯するドラマを最後には愛に殉じる女が締めくくる。脚本もうまいってことです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-17 12:20:33)(良:1票)
7.  死刑執行人もまた死す
ナチスから逃れる為にアメリカに渡ったという経緯を持つラングですから当然と言えば当然なのですが、「ナチス=悪」を鮮明に打ち出しています。対するプラハ市民の誇り高さと結束を描くことでその勧善懲悪ストーリーはより強固なものになります。しかし、ナチスの暴挙に対して反ナチスのレジスタンスもまた暗殺という「暴力には暴力を」という手段。その結果ナチスの無差別殺人を招き、それに対して結束した民衆もまた殺人を。脚本にラングのほかに二名の名がありますが、誰の功績か、とても娯楽サスペンスとして楽しめる作品になっていますが、この映画の本質は上に書いたように現代のテロ戦争にもあてはまる「暴力の連鎖」の悲劇ではないでしょうか。「暴力の連鎖」はさらなる悲劇を生みます。だから「Not TheEnd」なのでしょう。
7点(2004-09-24 13:21:28)(良:1票)
8.  市民ケーン 《ネタバレ》 
アメリカ資本主義がもたらした功罪を実在の新聞王ハーストをモデルに描いた秀作。金持ちに金が集まる社会。ウェルズ扮するケ-ンは最初は貧乏だったので、一見貧しい庶民のために社会に貢献する人物のように見えるが、自分の理想とする人物になるために、またそう思われるためにお金を使っているにすぎない。ケ-ンは貧乏から這い上がったわけではない。いわゆる成金。こういうことがない限り貧乏人はいつまでたっても貧乏人で終わるのがこの国の資本主義。ケ-ンのようにどんなにカリスマがあろうとも、それを発揮できる土台=資本がなくてはいけない。たまたまその土台を手にしたケ-ンは同時に愛を失う。お金の力がケ-ンを人を愛せない人間にしてしまった。すべてはソリで遊んでいたあの日から変わってしまった。アメリカンドリームがうたわれる以前のアメリカで社会に問題提議をした作品。金持ちであろうと貧乏であろうと同じアメリカの一市民であるとタイトルが言っている。
7点(2004-03-23 12:18:53)(良:1票)
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