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しったか偽善者さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 75
性別 男性
自己紹介 かなりゆっくりですが、気まぐれにぼちぼちレビューしていきます。文章がヘタクソで背伸びして書いてますが大目に見てください。ストレス発散のため感情の捌け口として、ささやかな自己満足でレビューしておりますが、結果的に皆様を楽しませ、映画鑑賞のお役に立てれば幸いです。安っぽい正義感をふりかざしたような偽善的自己陶酔レビューが多いです。
「すべての作品を尊敬する謙虚な姿勢を失うことなく」、楽しみながら、かなり感情的なレビューをしております。クソ映画の弾劾は覚悟と労力を要し、めんどくさいので、あまりする気がありません(すべきなんでしょうけど)。基本的にお薦め作品の賞賛です。

大島渚「悦楽」、オリヴェイラ「神曲」、若松孝二「処女ゲバゲバ」など自分が新規登録要望した作品をレビューしてません。申し訳ありません。内容あるレビューをしたいと思ってたら腰が引けて時間がたってしまいました。とりあえず形だけでもこれからレビューしていきます。

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1.  シークレット・サンシャイン 《ネタバレ》 
自ら神に赦されたとする犯人の言葉は傲慢な神への冒涜。その言葉を聞いた主人公の神への逆恨みもお門違い。主人公は自分が最初に犯人を赦して優越感をもって犯人を見下すことにより癒しを得ようとしており、それは神の立場に立とうとする行為。こう考えればキリスト教自体が悪いわけでは全くないでしょう。この映画は宗教批判だとは言い切れません。最終的にはむしろ密かに宗教の中に希望を見出している作品かもしれません。しかし、単に不幸に陥った者の絶望と狂気や世の不条理を描いただけとも言えず、やはり一見罰当たり(?)でキワどい作品でしょうから、キリスト教徒が多い韓国でこれ作った監督の勇気は相当なものだと思います。それにしても、かなり精神的にキツい映画です。本作の「信仰」とか「赦し」とかいったものの本質に真剣に直接迫ろうとする迫力、その切実さは村上春樹「1Q84」など比べ物になりません。近頃では新興宗教なんかの勧誘をしつこくしてくる隣人を想像して他人事とは思えない人も多いんじゃないでしょうか?。狂気と紙一重の妄信の恐ろしさを身に染みて知っている人はこの映画をかなり切実に感じるのではないでしょうか?。静謐でゆったりした画面にただごとではない緊張感が漲っています。チョン・ドヨンの演技の迫力は尋常じゃありません。ストーカー的なソン・ガンホですら、これが普通だよといった感じで笑いになっており、彼の可笑しさや俗っぽい平凡さがちょっとした救いになっています。ラスト、ほんの少しだけ地面に降り注ぐ密かな陽光。私はどうしてもその光の存在自体を、そしてそこに表現された救いと希望を感じ取ろうとしてしまいます。「ベルイマンと比較すなボケッ!」と怒る映画通も多いでしょうけど、この映画はたぶん敬意をもってベルイマンを意識しています。そしてアジア映画である本作は信仰の表現にベルイマンにはない非西洋特有のリアリティがあり、日本人にもそこが切実に感じられると思うのです。結構お気に入りの場面は広場の集会で主人公が音楽を取り替えるところ。あのわけのわからん一見陳腐で可笑しなカオスには不思議な昂揚感があります。「オアシス」からさらにスケールアップしたこの監督、そこらへんの日本の監督とはちょっとレベル違うのでは?。日本の映画人は危機感持ってもいいんじゃないですか?。 
[DVD(字幕)] 10点(2010-07-05 01:17:18)(良:1票)
2.  シティ・オブ・ゴッド
殺戮の狂気をスタイリッシュに描く作品はいくらでもある。しかし、現在進行形でもある洒落にならない現実をこんなにカッコイイ映像にした作品は稀有なのではないか?。こんなの稚拙だ、ダサいよ、という映画通の人はカッコイイ作品を是非教えて欲しい。観たい。私はカメラワークなど技術的なことには疎いが、カッコイイと思った。こんなのは感覚的ななもので、人それぞれと思うので、玄人に私のセンスがどうのこうの言われても知ったこっちゃないが、深作欣二やタランティーノをカッコイイというような文脈からすれば最上級のカッコよさではないかと勝手に思っている。どこまでも深刻な現実を描いた作品をカッコイイというのは不謹慎かもしれない。でも、この作品を前にしては、生半可な道徳的な物言いは、偽善だよ、と笑いとばされかねない。このカッコよさは、偽善を蹴散らすのが目的の、もしかしたら最強に道徳的なアイロニーかもしれない。監督は、ポップコーン食いながらのほほ~んと平和に映画館に座っている日本やアメリカなどの観客を画面の向こう側から嘲笑っている。道徳って何?。善て何?。これを目にして何か人生に不満ある?・・・と。
9点(2004-02-04 20:52:16)
3.  シェフと素顔と、おいしい時間
ジャン・レノとジュリエット・ビノシュのロマンチック・コメディ。これが見ずにおれましょうか。空港で出会った見ず知らずのシェフとエステシャンがいつの間にか一緒にホテルに・・そして・・というお話。メグ・ライアンやジュリア・ロバーツなどのロマンチック・コメディとはまた違った面白さ。おふらんすの香りがプンプン。ちょっぴりダークな雰囲気。「素顔は裸と同じ」とのたまうローズ(ローザ・ルクセンブルクだよ・・本名・・)のセリフはジュリエット・ビノシュのすっぴん開帳(ほんとにすっぴんかは謎)で大納得。ビノシュはいかに年をとっても好みの容姿なので大好き。ジャン・レノは「レオン」などよりこっちが本職なのかな?。ついニヤケてしまう楽しい映画でした。この映画も嫌いな人は嫌いでしょうけど、個人的には9点。
9点(2003-12-01 09:34:24)(良:1票)
4.  少女の髪どめ 《ネタバレ》 
ローカルな某映画祭で見ました。豊かな社会への希望、平和への祈りとしてこの控えめなラブストーリーは作られています。イスラム圏では性的にこれでも普通なのかもしれませんが・・・どうなんでしょう?。別の映画でマジディ監督の質疑応答を見ましたが、さすがにイラン人、アメリカ批判が話に滲み出ており、政治的にはっきりした意見をもってる人だなと思いました。それでいて、この映画のおくゆかしさは凄い。単純な批判よりも百倍はアメリカ人にダメージを与えるでしょう。
8点(2003-11-30 12:30:13)
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