1. 仁義なき戦い
《ネタバレ》 ヤクザの世界を題材にしてはいますが、この作品は男の生き様を描いたバイブルだと思います。怒りや恨みをすべて発散するのではなく、意地を示して「弾はまだ残っとるがよう」と去っていく、こういう男に私もなりたい・・・・。 [DVD(邦画)] 10点(2021-04-27 00:30:46) |
2. 新・網走番外地 大森林の決斗
《ネタバレ》 ライバル役の宍戸錠とヒロイン役の星由里子が、この作品の雰囲気から微妙に浮いているのが残念でした。他社のスターということでやや扱いに遠慮があったのかもしれませんが・・・・ 健さんの殴りこみのシーンが素晴らしいだけに惜しい感じです。 [地上波(邦画)] 5点(2015-07-25 12:20:50) |
3. 下落合焼とりムービー
《ネタバレ》 所ジョージやアルフィーの坂崎幸之助、タモリといった芸能界の大御所たちの若かりし時代の姿を記録した貴重なフィルムではあります。 しかしながら、映画全編で繰り広げられるナンセンスな世界がどうも気持ち悪くて好きになれませんでした。なんなんだろう、下品なんだけどどこか上から目線なところがどうも合わないんですよね。 [DVD(邦画)] 2点(2009-06-23 18:41:46) |
4. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 あまりにも有名な作品ではありますが、やはり何度見てもラストの黄色いハンカチが舞うシーンはジーンと来ます。しかしまあ、武田鉄也と桃井かおりが若いですね。それに比べて、高倉健の安定感は本当に凄いです。よくよく考えると非常に身勝手な男なんですが、なんか格好良いんですよね・・・・。倍賞千恵子は本当に山田洋次監督作品には無くてはならない存在ですね。夕張もこの頃はまだ炭鉱の町だったんですね・・・・。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-24 12:45:25) |
5. 十九歳の地図
《ネタバレ》 何というか、カミソリのように心に鋭く切り込んでくる作品でしたね。「どうやって生きていきていったら・・・・」という主人公の呟きは、本当にハッと思わせますね。 社会に対する不満を、電話での脅迫や表札はがし等の形で晴らしていく姿は陰湿で気味が悪いですが、では彼が特別なのかと言えば決してそういうわけでは無く、自分も含めた誰しもが持っている部分なのではないかと思います。だからこそ、主人公の姿に惹きつけられるんですよね(まあ目を逸らしたくなる部分も多いですが)。しかし、電話での脅迫をしていて、その顔が電話ボックスのガラスに写っている姿を見てしまうシーンは中々リアルでしたね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-12 13:07:14) |
6. 修羅雪姫 怨み恋歌
《ネタバレ》 劇画の実写版としか言いようがないハチャメチャなストーリーです。何せ、雪の罪が37名の殺人ですから、そりゃ死刑になりますって。おまけに、前作で復讐は済み、「修羅は捨てた」と言っているのに無理矢理引き戻しているし・・・・・・。 ただ、とにかく出演者が素晴らしい!別に「修羅雪姫」シリーズでは無く原田芳雄主演で良かったんじゃないかと思う位です(もちろん梶芽衣子も良かったけど、正直前作に比べると・・・・)。伊丹十三と吉行和子演ずる兄夫婦との関係とかを見るとまさに「怨み恋歌」という感じなんですけどね。あとは、岸田森の本当に素晴らしい怪演を堪能できました。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-21 13:40:32) |
7. 修羅雪姫(1973)
《ネタバレ》 とにかく梶芽衣子が格好良いです!ストーリー自体は劇画そのものなんで真面目にとやかく言っても仕方ないのですが、美しさと哀しさ、そして力強さを兼ね備えた「雪」の姿には本当に魅かれてしまいましたね。特にラスト、白い雪の上に赤い血に染まった「雪」が倒れ、そこに「修羅の花」が流れるシーンは鳥肌が立ちましたね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-01-16 17:34:06) |
8. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 非常に衝撃を受けた作品です。 すべての感覚を失い、死ぬことも許されず、人間として生きることも許されず、医者の研究材料のために、生命を持った肉の塊として放置される主人公の姿はあまりにも痛々しいです。 最後に画面に出てくる言葉が非常に寒々しく感じました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:31:21) |