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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  呪怨<OV>(2000) 《ネタバレ》 
「日本一怖いホラー映画」と某記事で書かれていたので観賞しました。 日本一怖いかどうかは分かりませんが、かなり怖かったです。 一番怖いというので身構えてたので「それほどですか」という感じを受けましたが、 たしかに階段から降りてくる存在の異常さは特筆に値します。 名場面以外の何ものでもありません。 これはしょうがないことと思いますが映像が汚いです。 栗山千明は美少女でした。 猟奇的であったり霊的であったり、とらえどころのない不気味さと暗さが良いです。
[DVD(邦画)] 7点(2015-11-17 21:54:01)
2.  屍体 《ネタバレ》 
かなり直球なタイトルです。 また、Jホラーを連想しますが、本作は外国のホラー映画です。 このタイトルだけあって死体がけっこうリアルな感じでした。 まさにネクロフィリアの人向けといった感じの映画です。 死体タンクに浮かんだそれはまるで本物じゃないかと思うほどですが、それだけ執拗に死体を見せられるので、中盤あたりはちょっと不気味な感じがしました。 結局はオカルト心霊要素が入るのですが、 それも女性の死体の不気味さがあってこそかなと思います。 負の印象が強いためか、見ていると疲れます。 儀式の不気味な民族音楽が精神的に滅入ります。 
[DVD(字幕)] 5点(2015-02-14 00:07:16)(良:1票)
3.  死者の学園祭 《ネタバレ》 
ホラーとしては面白くないですが、青春もの、学園ものとしては楽しめました。 ホラーでレンタルしたのですがミステリーみたいでした。 学園祭などを見ていると淡い気持ちになります。 学校の雰囲気は良かったと思います。 清純そうな女子生徒が沢山です。 そして10代の深田恭子の演技には一定の価値があります。 時代を感じるのもまた一興です。 
[DVD(邦画)] 3点(2015-01-26 01:05:01)
4.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
パニック映画としてもアドベンチャー映画としても凄く良く出来ています。 観客を飽きさせない神がかった展開でかなり面白いです。 前半の場面、ヘリで飛んで雄大な大自然を前にしたときテーマソングが鳴り出します。 その時の感動とワクワク感は今でも色あせてません。 ”ジュラシックパーク3”などと比較するとこの1作目はグラフィックが低くてしばしばCGらしさが表れています。 しかし映画はグラフィックで語るものではないということはこの1作目を見ればよく分かります。 映画の迫力はグラフィックだけでは出せません。 ・・・・それでも当時はこの恐竜のグラフィックに周りのみんなが感動してた記憶があります。 この映画はいろいろな意味で夢を与えてくれた映画です。 モンスターパニックの傑作で、ジョーズの恐竜版かもしれません。 ジュラシックパークのマークが良い感じに当時のアメリカっぽい世界観を出してます。 他のモンスター映画への影響力が物凄いと思います。 博士はスピルバーグ自身なのかもしれません。 エンターテイメントの極致に限りなく近いです。 この作品に欠如しているものが見つけられません。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-23 22:29:53)(良:1票)
5.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
”ジョーズ”と”激突!”を見るとスピルバーグは恐怖映画や パニック映画に長けていたのではないかと思います。 スピルバーグは当時「悪魔のいけにえ」を見て感動したらしいですが、 その当時の彼ならばきっと「悪魔のいけにえ」と同じくらいの猟奇映画は撮れたと思います。  この映画はまず殺人ザメを描きながら滑稽な人間をも描いているところが良いと思います。 その滑稽さが的確でいてまた分かり易過ぎて面白いです。 監督の初々しい演出が見どころです。 演技がとても自然な感じです。 直感的に作られてるところがあるのかもしれません。 役者やエキストラに指示し過ぎていないフリーなところがあって、 それが観客を縛らないのかなと思います。 右脳で作っているというか、計算されていないところで臨場感が出てるんじゃないかと思います。 これは憶測ですが。  モンスターパニック映画は数あれど、戦闘シーンでここまで臨場感があるのも珍しいと思います。 巨大ザメの作り物ゆえの無表情さが殺人マシーンのようで恐ろしいです。 また音楽もそうですけど、“迫ってくる恐怖”というものが見事です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-23 22:29:44)(良:1票)
6.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
ジョニーは戦場へ行った(ピース)は最高の反戦映画である。 戦争の負う暗さを描き、また一人の人として生きることの尊厳を描いた。 戦争映画というと国単位の大きな視点で描かれたり論じられたりすると思うが、 この映画は一人の負傷者の視点で淡々と語られることでリアルさというか深刻さがかなり伝わってくる。 ジョニーの若き青春時代の夢は美しいカラーで描かれるが、 軍事病院での彼は暗いモノクロで描かれる。 この大胆ともいえる表現方法は、主人公のおかれる極限状態を的確に伝えていて、 原作者ゆえにここまで的確な表現になったのだと思う。 全てを失ったジョニーをモノクロ映像が見事に伝えている。 またこの軍事病院でのジョニーの姿は、多くの人が味わう苦境や不遇の時代の絶望感と通じるところがあって(彼ほど過酷でないにしろ)共感できる部分もあると思う。 ジョニーの夢は変な感じがして、とても内面的な感じで面白かった。 かなり衝撃的な作品であったが、暗闇にいても必至で生きる光を見出そうとする彼の姿は感動的だった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-02 18:12:00)
7.  実録・リアル食人族<OV> 《ネタバレ》 
実録じゃないです。当たり前ですが。 結構くだらないです。 全然リアルじゃありません。 食人族やブレアウィッチ的なモキュメンタリー映画。 男女4人での行動ですが、女友達が仲が悪くなったり、男どもが喧嘩したり、そっちの方がリアルで怖かったというか、観ていて嫌でしたね。 「映画でまでこんなものを見せつけられるのか」と。 日本語吹き替え版で見たんですけど、逆に英語よりリアルでした。 ギスギスとして嫌な感じが伝わってきます。 だから吹き替え版はオススメしません。 見ていてイライラするほどに性格の悪い下品なバカップルどもはああいう運命をたどって当然。 「こいつはもう生きて帰れないんだ」っていう台詞では少し残酷なものを感じる。 女の串刺し場面はシュールで印象的な場面であり、ショッキング映画好きとしてはなかなかだった。 食人種族の儀式はいってしまえば大したことないが、リアルに感じる場面も皆無とはいえません。 最後の呪術的な場面とかなかなか好きです。 しかしキモであるべきジャングル探索の場面がつまらなくてしょうがない。  食人族シリーズはジャングルに住む人たちに対する差別表現でしかないと感じる。 実録って書いてあるのに実録じゃないなんてひどいです。 
[DVD(吹替)] 2点(2013-12-11 22:13:22)
8.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
けっこうドラマがあって面白かった。 幾人かの視点でドラマが描かれていて、その多くが黒人であったが、 なかなか分かりやすかったと思う。 というのも登場人物の多くが黒人の場合、 キャラを混同して物語が分かりづらくなることがあるから。 貧民層のスペクタクル、クライム、クロニクル、バイオレンス、 それらを時間軸いじり?したものであるが、複雑過ぎず単純なわけでもないようで、 上手く貧民街の現状を伝えていると思う。 この作品の中でイイやつと悪人はいるが、善も悪もゴッチャでただただ生きているだけな映画。 善悪感が自分の信じていたものとちょっと違った状況の中での ハイ・アドレナリナブルな展開が面白かった。 エンターテイメントとリアルが両方あるようだ。 あっちの明るい気候のせいだろうか、貧民街で何もすることなければ、 (この映画の)”犯罪”や”戦争”は”暇つぶし”のようにも見えてきた。 ”生きるため”というのよりもそっちの色合いが強いのかもしれない。 いっちゃえばドラッグやセックスといっしょかも。 リトル坊やが限りなく憎ったらしい。 ただ、親友の送別会にいたリトルゼを見たら、 彼はまたとてつもなく孤独な人なんだと思った。 この映画は人脈がまた面白い。
[DVD(吹替)] 8点(2013-07-14 14:05:55)
9.  死霊伝説 セーラムズ・ロット(TVM) 《ネタバレ》 
トビーフーパーの死霊伝説が大好きなのですが、コチラもまた素晴らしい。 トビーフーパー版とは結構違ったのでビックリした。 「その町では悪意はすぐに伝染する」とパッケージに書いてありましたが、 確かにそういった雰囲気が映画の町中に漂っていていい。 フーパー版よりもこっちの方がスタイリッシュな感じだ。 こっちの方がスティーブンキングらしい雰囲気があるかも。 スティーブンキングの世界観が好きならこちらのセイラムズロットをオススメする。 しかし、トビーフーパー版の古惚けた怪しい雰囲気も捨てがたい。 オカルト好きならば重厚感と本格臭ただようトビーフーパー版を勧める。 トビーフーパー版は平穏な中に狂気が潜んでる。 しかしトビーフーパー版は話のテンポが悪過ぎるのが非常に問題であり、あまりオススメできないのも事実。 しかし、このセイラムズロットは難がなく話のテンポが悪くない上、映像も美しい。 甲乙はつけがたい。  (2009年映画メモをもとにレビュー)
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-07 22:27:13)(良:1票)
10.  情婦 《ネタバレ》 
いや、だまされた! 鮮やか過ぎる非常に巧緻なトリックだったと思う。 観客を引き込む手腕はさすが。 ここまで騙せるのは巧み過ぎる人物の描写によるものと思う。 人間味があふれ、品に満ちた素晴らしい映画だ。 特別好きなジャンルでもないけど完璧さに圧倒された。 普通は映画の欠点を見つけてそれを指摘することは容易だと思うけど この映画の欠点を指摘することは僕にはできない。
[DVD(字幕)] 9点(2013-04-30 01:18:00)
11.  ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 
ジーパーズクリーパーズというタイトルが好きです。 僕は続編でもあるヒューマンキャッチャーのほうを先に見ていて もうモンスターの正体は分かってたので恐怖はそれほどなかったです。 でも某有名サスペンスにあるような見知らぬトラックに追いかけられる恐怖からは ぜんぜん続編から得ていたモンスターの印象とは全く違うものでした。 クラクションうるせー!不快なんだよあの音。 後ろから鳴らされまくりゃ映画見てる方だってイライラする。 この作品と、続編のヒューマンキャッチャーはほんのちょっと悪魔のいけにえっぽい。 またモンスターはプレデターの悪魔版といった感じ。 続編ほどの邪悪さはなかったと思う。 暗いトンネルのようなところに落ちるまでのシーンは少し怖かったかも。  ジーパーズ・クリーパーズっていうかなんかジーザス!クリーチャー!って感じだった。
[DVD(吹替)] 5点(2013-04-30 01:08:07)
12.  少林サッカー 《ネタバレ》 
とても面白い。 まずエンターテイメントとして成功している。 映像効果の成功度はあのマトリックスと並ぶかも。 派手な映像効果、そして音響効果がともに迫力あってカッコいい。 特に「蹴り」の威力が見事に伝わる。風圧が感じられるほどに。変な金属音が交じってるのがまた効果的。 個性豊かな仲間が集まる面白さがまたいい。 それでみんな冴えないところがなんか見てて勇気づけられる。 練習試合でボロ負けしそうになったとき「感じるんだ みんなが戻った」ってところがマジで神降臨な場面だと思う。 それはまるで中国四千年の歴史だ。 あと変な相手選手がダブルラリアットみたいのしてたのがなんか面白かった。 宿命的な音楽もあってか凄く熱血な感じの映画だ。いやまさに漢だ。 痛々しい笑いもあるけど、失笑しながらも愛しいと感じるギャグも多い。 日本語吹き替えで見ると饅頭の歌とかかなり面白い。 女性が饅頭を作る場面は美しい。 もはやサッカーじゃないじゃんという型破りさが非常に良い。 「キャプテン翼」とか「ドラゴンボール」とかも入ってそう。 「サッカー」と「少林寺拳法」そして「笑い」これらの融合度は高い。 作品としてナンセンスだという人もいると思うけど エンターテイメントというジャンルにおいてはこの作品はかなりの成功だったと思う。
[DVD(吹替)] 8点(2013-03-26 01:17:14)(良:1票)
13.  地獄のモーテル 《ネタバレ》 
以前にある方のレビューを読んで観たくなったので観てみた。 カントリーな感じとホラーとの組み合わせが良い。 土臭い田舎っぽさが血なまぐささと合う。  正直前半はあんまり面白くないと思った。  B級スプラッタホラーにおいて「田舎のオッチャンの手作りベーコン」ってだけである程度の想像はつく。 だけど一般的なB級スプラッタの想像とはかけ離れた、一筋縄ではいかない展開とか設定がユニークで面白い。 その一筋縄ではいかないところがこの作品をB級スプラッタの良作たらしめてるのかなと思った。 このモーテルの経営者は一見すると親しみの持てる熟年兄妹だ。 その裏で“人間栽培”をしながらも生活感が感じられ、手作りベーコン家業の生計が成り立っている感が面白い。   そしてこの映画は「チェーンソーが出てくるホラー」の中では名作の部類に入るチェーンソー・ホラーだった。 チェーンソーアクションには迫力と狂気がみなぎる。 そしてチェーンソーを持った豚マスク野郎の姿が尋常じゃない。 マジキチな笑い声も聞こえだして「悪魔のいけにえ」のような本気度をみせる。 猟奇ホラー映画の神様降臨の名場面だ。  他にもゾンビだか人間なんだか分からない家畜がユニークで面白い。  最後を迎えたとき正義の光りに包まれ過ぎてるところがホラーにはそぐわない気もする。 人間栽培を営みながらも信仰に熱く、万人にとって善くあろうとしたオッチャンのズレがたまらない。 ほのかにSF的なシュールさも漂う。
[DVD(字幕)] 6点(2013-03-14 00:04:45)
14.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
ダークファンタジーの最高峠。 ティムバートン監督の真骨頂。 悲しすぎるラブロマンスに心を揺さぶられる。 シザーハンズエドワードの優しさに感動した。 無垢な人間が怪物になってしまうのは他人の悪意が原因であると思う。 どことなくデイビッドリンチ風な感じもしたのは僕だけだろうか。 町の変な感じが良い。 まるで機械のシステムで動いているようなシュールさが不思議で何とも言えない。 カラフルな家々はおもちゃの家のようで不思議だ。 そしてその家々とは雰囲気のかけ離れた古城のギャップに驚かされる。 この効果のセンスはティムバートン天才的だ。 そしてティムバートンは村の人たちの両面性というか正体を上手くとらえていると思う。 最初は心の未発達な怪物が人々の愛と優しさに触れることで徐々に才能と人間性を開花させてゆく話だと思った。 しかししょせん平和なところの人の集まりとは悪意の渦巻きでしかないとこの映画を見てると思えてしまう。 怪奇映画な雰囲気が楽しい。 「カリガリ博士」のチェザーレのような歩き方、「吸血鬼ノスフェラトゥ」のような影、「ドラキュラ」の古城、「呪われた町」のような設定、 「エレファントマン」のように綺麗な心を持ち芸術性に富んだ感性、 「フランケンシュタイン」のような人造人間とそれから終盤で村人が結束して怪物を追いつめる場面、 そして怪奇映画名優ヴィンセントプライスの演技、 などなど過去の怪奇映画からの影響が怪奇映画ファンをうならせる。  優しさと悲しさと幻想性の相性がみごとぴったり。 残酷さに裏打ちされてるがこんな美しいお伽噺はない。 美しい感性を持つシザーハンズエドワードを追いやったのは他人の悪意と嫉妬でしかない。 しかしエドワードは愛する女性から告げられるある言葉を聞くために神様が彼を地上に落としたのだと思う。 その言葉を聞けただけで彼は報われたと思う。 雪の舞う中で踊る美女キム。ダークファンタジーをいくつか見ましたがこれほどロマンチックで美しい場面はない。 10年ぶりくらいの鑑賞。こんな素敵な作品をどうしてもっと観なかったのか自分は。
[DVD(吹替)] 9点(2012-12-24 17:19:05)(良:2票)
15.  シベールの日曜日 《ネタバレ》 
やっと観た! タイトルのようにちゃんと日曜日に見た。どうでもいいけど。 モノクロ映画の美しさが光る映画だった。 モノクロ映画なんて自分ほとんど1年ぶりくらいだ。 劣悪な画質のモノクロ映画ばかり見てたから嫌悪感でしばらく見なかった。 この作品は映像が美しい。 霧の中にいるようなぼやけた感じが綺麗だ。 不明瞭な景色は二人のこれからを表してるようだ。 かなわぬ恋とは悲しくも美しい。 しかしこんなありえぬ恋など叶わぬから美しいのであって、 もし実際にかなってしまったらその末路は決して見れたもんではないのだろう。 少女はなぜ風見鶏など欲しがったのか。 ただ湖のほとりを二人で散歩するだけだったらずっと幸せでいれたのに。 恋人の女性は主人公ピエールをひたむきに愛していたのでとても気の毒になったけど、 それでもあまりにも眩しい無垢な恋を前にするとその存在は少し邪魔にも思えてしまう。 大人の世界と子供の世界の比較が少しあり、 ピエールと少女フランソワズとの恋愛は男女の恋愛というよりも子供の戯れに近い(と映画の中で語られる)。 子供の戯れのような関係が美しいのはそれが儚くもまるで永遠であるかのようだから。 また父娘のようであり、恋人のようでもある何ともいえないこの二人の関係が見ていて素晴らしい。 あまりにも美しいその関係はずっと続いてほしいと思ったけど、 悲劇の予感が強まっていくとき見ているのが辛くなった。 二人のクリスマスツリーの場面では何故か禁じられた遊びの一場面を思い出した。 なんとも儚い場面だ。 まあピエールには盗癖があったみたいだし、悲劇で終わったためにこの映画は美しい物語になったと思う。 ホントこんな恋愛シチュエーションありえないし(当時は全然あったのかもしんないけど)、 もしかしたらジェ×××××ダーみたいな、全てが主人公の夢オチかとも思ったけど。 チベット音楽は好きでたまに聴くけど、この映画の中だとちょっとうるさいと思った。 何はともあれ、年に一度は見たい名作映画だと感じた。 極端な話、映画ファンなら見なきゃ人生10%の損、ロリコンなら見なきゃ人生90%の損って感じだろうか。いや、ロリコンを抜きにしても良い作品だし、本当にいい作品だからロリコンとかいう言葉では語りたくない気がする。
[DVD(吹替)] 9点(2012-10-09 21:28:24)
16.  四月物語 《ネタバレ》 
なんかわかんないけどほんのり良い話だった。 淡い系の映像と繊細な感じの音楽が妙に四月という感じがして良かった。 温かな陽光とささやかな物語は初々しい心の表れだろうか。非常に心地よい。 多くの人が経験したかもしれないかつての四月の感覚を見事に表してると思う。 「”リリイ・シュシュのすべて”みたいな映画だ」と書こうとしたら同じ人が監督みたいだ。 監督の名前も俳優の名前も一切覚えないからな自分・・・。  平凡なものを素敵に見せるのは素晴らしいことだと思った。
[DVD(邦画)] 7点(2012-09-29 00:08:26)
17.  6デイズ/7ナイツ 《ネタバレ》 
ちょっと面白かったです。 特殊な状況におかれた二人。 美しい南国の風景とサヴァイヴァル生活、 やがてトラブルに巻き込まれて二人の関係は。 もう一方のカップル?はしょうもないけどおかしい。 全体として緊張感なくのんびりした感じでした。 痛い場面もなく愉快です。 内容もそんな無いんですが、 最後はほんのり素敵なラブストーリーな感じでした。 歳とってもカッコいい男はカッコいい。
[DVD(吹替)] 6点(2012-09-09 23:09:40)
18.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》 
結構面白かった。 B級パニック映画の良作。 肉食恐竜を凶暴に描き草食恐竜を美しく描く。 雄大なテーマ音楽はワクワク感を増大させる。 大自然は映画館で観れば迫ってくるような迫力だったんだろう。 今回は高知能な恐竜が出てくるのが特徴か。 恐竜までが戦略的な方法を取ってくるので面白い。 どうやらキャラクターを死なせ過ぎないことを心掛けている模様? 家族愛を描いたときに過酷さが減退。 廃墟マニアが喜びそうな場所があってジャングル探検は面白みを増す。 霧の濃い格子通路が個人的に好き。 少年の心を持った監督だからこそ描ける恐竜の世界。 恐竜はまるでドラゴンではないかというファンタジーさ。 気分はまさにアトラクション。
[地上波(吹替)] 5点(2012-08-29 23:15:40)(良:1票)
19.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
 ここまで素晴らしい心理描写を自分は見た事がありません! 法廷サスペンス?ぼく裁判とかよく分からないしぃ、眠くなっちゃうんだよねぇ。。。 否いや!眠くなるどころか、目を離すスキも与えてくれません! 次から次へと何かが展開してゆきます。 僕も偏見により「有罪側」にいましたが、どんどん裏切られました。 絶対に真実だと誰もが疑わなかった事が、どんどん揺らいでゆく様は見事です。 人物描写が素晴らしく、キャラクターが個性豊かで、皆それぞれに存在意義があるように思います。とても演技とは思えません! 皆がそれぞれの意見を持っているというか、その人の考え方はその人にとっては正しいのだと思います。それが一つの部屋で交錯するので、とても激しいです。 一人の人間を人間が裁くというのはとても恐ろしい事だと思いました。 とても責任が重くて、凄く慎重にならなければいけない。自分の偏った考えや、自分が感情的になっている事に気づかない事も多々あるので、そういう部分も真実を曇らせます。 真実なんて誰も分からないのですが、それでも出来るだけ真実に近づけないといけない。 大変だなと思いました。 この作品ではそういった事をとても重大に扱っているように思います。 最後に、みんながバラバラになる場面が良かったです。 (※上の感想文は2009年3月29日に書いたものです) 
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-09 03:08:06)
20.  地獄の黙示録 《ネタバレ》 
この映画には部分的にちょっとドラッグをやっているような感じがある。 見ていてそんな感覚を覚える。 そこが心地よい。 少し感覚的なところがあるかも。 暗闇に浮かび上がる電飾は非常に幻想的であり、それは正しくドラッグをやっているみたいであり、あるいは子供の目線で見た遊園地のような光景かも。 そういったところが非常に幻想的で美しいと感じる。 「タクシードライバー」と少しだけ似たところがある、ような気もする。 牛殺しが強烈過ぎて、もう一方の肝心なところが目に入らなかった。 やはりリアルな「死」というのは絶大であり、カーツ大佐の作り物の死は、本物の牛の死のインパクトと迫力には敵わない。 牛の悲しい目に死ぬ瞬間があり、非常に残酷で可哀想って思いましたが、そんなのは甘っちょろいんでしょうね。 「牛がかわいそう」とかぬかす自分は「平和な奴だ」とでもいわれそうですが、まぁそんな感じですよ。 戦争とは「死」であり、その「本物の死」を人間の体を張って見せるワケにはいかないので、牛を使って「本物の死」を示したんですかね。 「本物の死」だけは映画で再現できない。いくらリアルといわれる映画でも。 (映画に死があるとすれば、マッドマックス1くらいなもんだ) その暗さに目を背けたくもあるが、見入ってしまう自分も確実にいる。  全く映画というものは、その中でたくさんの人が死んでいるのに、実は何も死んでいない場合がある。 ドアーズの曲がこの作品の幻想性をまた高めていたかもしれない。 超サイケ。 しかしあの島の異様過ぎる雰囲気は忘れがたいものがある。  結局、僕はこの作品の幻想性とかそういう方向にばかり目が行ってしまい、肝心の戦争映画としての評価がまともに出来ない。 ただ非常にカッコいいと感じる。
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-13 00:45:47)
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