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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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1.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 
本郷猛は仮面ライダーになった!さぁ戦えショッカーと! 僕は完璧な平成ライダーから入った人間で本郷猛のことはあの命は尊いと説く藤岡本郷の映画しか見ていないのですが、こちらはだいぶ荒んだ映画になっていますね。  なにやら悪いことをしているショッカーに対して連続でバトルを仕掛けるのは面白いですが、何故ショッカーとここまで戦わなければいけないのかがよくわからないのがちょっと残念なところ。ショッカーの悪事に一般人が巻き込まれ「くそ〜ショッカー許せねえぜ!」とこっちも怒り、仮面ライダーの活躍に「頑張れライダー!やっちまえ!」と拳を上げて応援する作品かと思ったら本作はそんな作品ではなく、ショッカー内の内輪揉めを終始見せられて困惑してしまいました。 それでいて連戦となるので心の整理がつかないまま次から次へとオーグメントたちを倒していくので、なかなかついていくのが大変で、これは映画にするよりテレビ番組にした方がおもしろかったような…と思ってしまいましたね。 あとビデオレターのシーンはさすがにもうちょっとタイトに出来ませんでしたかね…。  ちなみに個人的に好きなバトルは蜂オーグのゲームっぽいバトル。あそこは凄いかっこいい! あとショッカーライダーたちのとの死闘も同じ仮面のライダー同士が戦う嫌な感じが出ていて非常に良かったです。 それと一文字隼人は良いですね!本郷より気持ちの良い兄ちゃんキャラですし、一番感情が入ってくるキャラでした。  そんなわけで庵野秀明シリーズですが、この先一体どうなってしまうのかわかりませんが、個人的には今回はちょっと微妙な作品になってしまいました。
[映画館(邦画)] 5点(2023-04-09 13:33:42)
2.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
そもそもが30分程度のSF特撮番組なだけあって、一体どんな「映画」になるかわからなかったが、出来上がってみたら、お話の転換が自然で一件落着と更なるピンチが楽しかった。シンゴジラのシリアスな雰囲気とは違って、ちょっと抜けたユルい雰囲気も非常にらしさがあって嬉しい。 しかし話のディテールはオリジナルの雰囲気を保持しつつ「これは厄介な事になったな」と思わせる緊張感がまた上手い。メフィラスの件も怖いぞ。 にしてもお話のアレンジも意外性もありつつ、偽ウルトラマンに巨大な隊員、戦闘をやめるメフィラス星人にゼットンに勝つ人類、そして実相寺アングルといったオリジナルの肝心な部分は裏切らないのがとても嬉しい。 特にイデ隊員的役割を持つ隊員がしっかり自暴自棄になってくれた。このドラマこそウルトラマンだと僕は思うんだ。  小ネタも嬉しくウルトラQの怪獣が最初からドッ出てくるのには笑っちゃいました。(どうせだったらバルンガも出して欲しかった。) 最後の強敵もまさかの理由が面白くも恐ろしい。というかマルチバースは免罪符か何かなのか。 そしてアクションシーンも素晴らしい。しかも結構たっぷり見せてくれるので満足ですよ。 対ザラブ戦の都内のビル街の戦いも相当な大惨事だけど面白い!  ただゾフィーの声が山ちゃんというのがなんとも山ちゃんで山ちゃんなのが山ちゃんだった。もっと得体の知れない声の方が個人的には嬉しかった。  最後にまぁ「詰め込みすぎじゃね!?」って思うくらいの濃密な2時間でした。しかし足りない!バルタン星人に体を乗っ取られる長澤まさみとか、子供に石を投げられるウルトラマンとか!いろいろ彼らの活躍をもっと見たかった! きっと彼もハヤタ同様記憶はない。 一番の主人公が記憶も力も全てを失う喪失感もウルトラマンな気がしなくもないが、ここは一つハッピーエンドでいっか。  あと盟友をスタッフロールの最後に持っていく庵野秀明の友情はいいもんですね。
[映画館(邦画)] 7点(2022-05-15 21:55:28)(良:1票)
3.  ジョニー・イングリッシュ 《ネタバレ》 
英国エージェントは全員死んだ!だから君が、君だけが頼りなんだ! そんなこんなでイギリスの平和を影から守るハメになってしまったジョニーの冒険の出だしは最高に面白い。 しかし根が間抜けなジョニーには期待しすぎたのか、良い所で決まる事は一切無いし間違いし、勘違いネタが多すぎるのもちょっと残念。 でも前半のレッカー車を使ったカーチェイスとか良いんですよね。ただ個人的にはそこが山場でした。 その後はとにかく間違い、勘違いの連続で残念っぷりをこれでもかと見せる。あと汚いネタは嬉しくない。 最後の王冠をかぶったから逆転というのもちょっと納得出来ないんだよなぁ。 うーん、でもこれ小学生の頃見ていたら面白かったかもしれない…自分もつまらない人間になってしまったなぁ。 とはいえ007オマージュ作品としてはそのまんまをやっているので、今後の作品でどうなるのか気になっています。
[DVD(吹替)] 4点(2021-11-05 08:50:45)
4.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 
今のMCUを作り上げ、様々な技術を映画に持ち込みライオンキングからマンダロリアンまで数々の面白い作品を作り上げる天才ジョン・ファブロー。 そんな彼がアベンジャーズ後に作られた 監督・脚本・製作・主役全部俺の映画。 話としてはシンプルで、炎上するまでの流れもなんともSNSをわかってない親父っぷりが良い具合に描かれている。  作りとしてはよくある父と子が互いを理解し合って関係を取り戻す、オーバーでザでトップな映画なんだけどそこまで深刻でもなくライトにお話が進んで行くので楽しく、音楽も軽快で料理はどれも美味しそうです。 更に脇を固めるのはなんとも豪華な俳優陣も見ていて楽しいです。ちょっっとまて!お前の愛人スカヨハってどういう事だ!しかも吹き替えが林原めぐみじゃねえか!なんという役得!…でも胃袋を掴みそうな料理人感がちゃんとあるんですよねこの監督。  個人的には過不足の無い映画でそれなりに楽しめたのですが気になるのはこの映画が製作されるまでの意図がよくわからない事、この映画って彼のキャリアの中でも結構特異なポジションにある気がしてなりません。そう言う意味では彼自身の仕事との向き合い方を意図するところもあるのかもしれませんね。 ただどん底がそこまで深くなく、それでいてそこからの復帰も結構早くその後はトントン拍子に上手く行っちゃうのでもう少しひねりが欲しかったですが、幸福感溢れる絵が続いて行く展開も安心感があり、たまにはこんなライトな感じも悪くないですね。  そんなわけで個人的にはこの点数ですが、よい気持ちになれる良い映画でした。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-05-16 20:53:14)
5.  JM 《ネタバレ》 
サイバーパンク!それは一時期廃れたムーブメントだったが巷では今またゲーム「サイバーパンク2077」などでスポットが当たっている。 以前から僕もレンタルビデオ屋でパッケージは見ていたが。キアヌと北野武の惹かれないツーショットでずっとスルーして来たけれど、サイバーパンクな映画として紹介されていたので今回見る事に。  これが見るとどうですか!今僕が求めていたサイバーパンク観にビシっとハマるじゃないですか! 世界を支配するジャパニーズマフィア「ヤクザ」に記憶移植、新たな病気など汚い未来観のビジュアルをこれでもかと見せてくれるので面白い。というかサイバーパンク2077は本作の影響をモロに受けてますね。美術もどれもしっかりしていて見ていて飽きない。 VRのシーンも今のVRと変わらない操作で驚いたし、終盤のショボいCGシーンは逆に今ではVaporwaveっぽくて良いモノに見える(イルカもいるし)。  だけども話的にはというとこれがちょっと退屈。 スマートな運び屋かと思いきや煩悩まみれのキアヌに、イマイチ敵か見方かわからない北野武、ラスボスとしては突然出てきてアクの強さの割に刺客シンジより出番が無いラングレンなどキャラクターの魅力は空回りして、話も偶然世界の救世主になるというなんともベタな展開が眠気を誘います。  そんな訳でなんともお話としては微妙も微妙な作品でしたが、サイバーパンク映画としては満点です。 差し引いてこのくらいの点数ですが個人的には非常に楽しめた映画でした。
[DVD(吹替)] 6点(2020-12-29 20:48:28)
6.  ショート・サーキット 《ネタバレ》 
自我を得たロボットジョニー5!己の運命は己で切り開くのだ! 本作の見所は何と言っても主役のジョニー5。 完全なモノホン感はたまりませんね。コロコロ変わる表情に伸びるレーダーなど様々なギミック特撮の輝く絵がいちいち面白い。 基本は追いかけっこなのですが、ジョニー5も成長していくごとにユーモアを覚えて面白くなって行く所も最高。 特にサタデーナイトフィーバーに合わせてステファニーと踊るシーンは素晴らしい。感動する所でもないのですが泣けるシーンです。(って同監督作品のセルフパロディでもあるんですね) 途中の同型ロボとのバトルも面白く、いちいちジョークを言いながら戦うジョニー5がとにかく可愛い。 周りの人間達もユルい人が多く、ジョニー5に車を奪われた2人が路肩で遊んでるシーンが最高です。 最後は制作者との和解、そして脱出、悪い奴はクビとスッキリするラストで大満足!最後の最後まで大人でも楽しい一本でした! やっぱり特撮はいいもんですね!
[インターネット(字幕)] 7点(2020-03-27 16:59:39)
7.  地獄のデビル・トラック 《ネタバレ》 
機械が牙を向いた! それは突然起こった不思議な出来事。人間を襲うゲーム機、芝刈り機、自動販売機、そして大型トラック!人間たちは生き残れるのか!?本作はまさに機械に頼りきった人間に送るキングからの警鐘だ! そんなスティーブン・キング原作のスティーブン・キング脚本のスティーブン・キング監督による純度120%のキング映画が本作地獄のデビルトラックだ。 原作者本人がメガホンを取るのだからさぞ凄い作品になるのかと思いきや、人は死ぬけれどどこかシュールなムードが漂う…うん、怖くない。 自動販売機の缶で攻撃されても死ぬっぽいけど緊迫感は0。 他にもちょっとショッキングなシーンもあるけれど全く恐ろしくない・・・まぁ原因は一目瞭然ならぬ一耳瞭然。音楽を全面的に担当してるAC/DCの元気すぎるBGMのおかげ。本作をこれでもかとハイで陽気な雰囲気にさせている。なんじゃそら!  そして恐怖の舞台はキングらしい片田舎のガソリンスタンド兼ダイナー。そこに取り残された人々が主人公。もちろんキング名物の子供もいるぞ。 そんな訳で死ぬか生きるかの大騒ぎなんだけど、当事者たちもどこか他人事のようなユルい空気。いてもいなくてもいいような主人公。主人公より目立つ嫌味な店長。唯一気の毒な子供と登場人物もどこか目的がハッキリしない歯切れの悪い奴ら。お前ら!殺人トラックに囲まれてるのに酒飲むな!賭け事してる場合か!だらだら寝るな!当事者意識ないだろ!!!お前らミスト並にピンチなんだぞ!!!あと新婚カップルの嫁うるせぇぞ!!!  そして後半は殺人トラックたちも機関銃(構造はアナログだと思うんだけど勝手に動くぞ)を積んだ小さな親分を連れて人間たちと交渉したりと更にシュールな展開が進み、よくわからないタイミングで脱出を図ります。まるでいつでも脱出できたように。しかも殺人トラックたちは図体はデカいくせして銃にはめっぽう弱くバズーカどころかサブマシンガンで爆発炎上する貧弱さで驚きました。弱い! 最後は一番目立っていた悪魔トラックをバズーカでやっつけてみんなでガッツポーズ!イェーイ!!!この頃には僕も彼らの仲間のように喜んでいました。いや、こんなの楽しまないと損ですよ。 そしてラストカットは小説家らしく文章で締めるという潔さ。マジかよ。  そういえば機械は全て敵になったはずなのに船とか新婚カップルの車とかは普通に動くんですよね。何故。  そんな訳で最初で最後になってしまった純度120%のキング映画は想像以上のユルさとシュールさと陽気さとガバガバすぎる設定のハイパーハイテンションパニックコメディでした。原題のマキシマムオーバードライブという冗談みたいな名前もあながち嘘じゃないです。やっぱり映画って最高ですね。
[DVD(字幕)] 6点(2020-03-16 11:20:39)(良:1票)
8.  ジェミニマン 《ネタバレ》 
人気アクション俳優になればクローンや双子映画は避けては通れない。シュワもヴァンダムもジャッキーも通ってきた道。今回はウィル・スミスなだけだ。ただ今回は年齢差がある。ヘンリーは51だがクローンのジュニアは23なのだ。  そんな彼らの物語は想像していたよりもシリアス。クローンと出会い、お互いに動揺する。老いたウィルのヘンリーが若きウィルのジュニアに何をするべきなのか迷っていく。そして孤児として育ち戦闘マシンとして鍛えられてきたジュニアの悲哀にスポットが当てられている。  しかし本作の体はアクション映画。ド派手なモノを期待するとその通りだけど、若干タンパク。 味気ない訳ではないけれど思ったより気持ちよくならないのは敵が明確な悪では無いという所だからか。中盤のバイクチェイスと終盤の強敵との対決はカッコ良かったけどね。 にしてもアジア人枠のバロンの引き際の中途半端加減はなんなのか。  だけど僕が本作を観に行きたかったのには理由があった。それは吹き替え声優。 老いたウィルは江原正士が、若きウィルは山寺宏一が担当という、ウィルを吹き替えを担当してきた二人が起用されるという事で、江原正士が好きな僕としては行くっきゃない代物だったのだ。もちろん本編でも渋い江原正士の演技とあどけなさが残る山寺宏一の演技が良くできていた。 しかしここでソレをぶち壊しにする事が起きた。ヒロインのダニーの吹き替えだ。なんと菅野美穂。これがとにかく棒演技!しかも本編では二人の超ベテラン声優二人の脇にベッタリとくっついているので天国と地獄を同時に味わっているような心地だった。主役はこだわっているのに何故!  そんな中結末は思ったよりもヘビィなもので、めでたしと言いたくても悲しみの残るものであり、スカッと楽しめる一本とはちょっと行かず中途半端な気持ちになってしまう一本でした。
[映画館(吹替)] 5点(2020-03-11 17:51:04)
9.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 
タイカ・ワイティティ。マイティーソーバトルロイヤルで彗星の如く現れた謎の監督は持ち前のシュールなギャグセンスでマイティーソーの中ではダントツの面白作品を作り上げた気鋭の監督だ。 彼が次に作ってきた作品はなんと第二次大戦中の10歳のドイツ少年が主人公の物語。 予告の段階からヒトラーが脳内友達…もとい、イマジナリーフレンドとして描かれ(しかも演じるのは監督本人!)、母親がスカーレット・ヨハンソン、そして散りばめられたギャグの数々に今までとはかなり趣向の変わった戦争映画になっていて見た瞬間観に行くっきゃないと決めた。  そんな本作は三木聡並みに小ネタを散りばめながらも、10歳のジョジョから観た目を背けられない陰惨な戦争が大きく影を覆うヘビーな作品だ。 そして屋根裏に住むユダヤ人の少女との出会いがジョジョを大人にさせる。 ギャグは面白いけれど、現実との落差がある分とてもヘビーだ。  あらすじではどんな結末が待っているだろうと思ったが、まさかこんな微笑ましい結末で終われたのだから、この映画は良い映画だ。 とにかく今は踊ろう。踊るんだ。
[映画館(字幕)] 7点(2020-01-25 00:26:40)
10.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 
奴はジャック・リーチャー!よくわからないおじさん!そしてすぐ尾行される奴!そんな彼にも恋の予感…。 あるのはまたしても正義の頭突っ込みっぷりでまた新たなる陰謀へ。更にジャックにはJKの娘がいる疑惑まで浮上!どうなるリーチャー!一歩間違えばクソ親父だぞ!  そんなこんなで無罪の罪を晴らす逃亡劇は盗み、暴行のオンパレード。車も金もその他諸々正義の為に盗みまくり。更に反抗期真っ盛りのJKまで匿う展開で前回アウトローに比べると、ミステリーな風味は抜けて、アクション寄りに更に捜査しながら逃げて喧嘩してと、忙しくてややこしくストレスが溜まります。 そんで、見た目は両手に花ですが、風来坊リーチャーにJKと通じ合うコミュ力があるはずもないのでギクシャクした雰囲気がなんとも嫌な感じ。 でも全部黒のセダンのシーンは笑っちゃいました。  そんでもって追ってくる刺客はアウトローの刺客に見た目そっくりでなんとも新鮮味に欠けます。相変わらずエキセントリックに雇い主も殺すタイプの殺し屋なのも前作と一緒。 アクションもあるにはあるけれど前作ほどの派手さがないのも残念。ラストバトルもあまり緊張感は欠けます。 でも飛行機内でのコマンドーさながらの瞬殺(殺してはいない)っぷりにはちょっと心踊りました。  結末もコテコテで全然感情移入も出来ないのでなんともかんとも。  そんなこんなでトムの風来坊第二弾は作りは丁寧だけれど味付けがちょっと微妙な料理でした。一作目は面白かったんだけどなぁ。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-01-20 23:12:41)
11.  ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 
今度はキアヌ。次はお前が許されない番だ。 ジョン・ウィックは命より重い殺し屋のルールを破ってしまった。それは永遠に殺し屋に狙われ続ける運命になる事である。 始まりは前作チャプター2の直後。1400万ドルという懸賞金を賭けられ、全ての殺し屋の標的となったジョンの必死の逃走劇が始まる。 なんだか回を進めるにつれて派手になっていくジョン・ウィックの新作はもう色んな意味で極まっていた。  特に美術面は凄い。 ジョンが死闘を繰り広げる場所場所がただのビルやただの図書館ではなく、どこか装飾的で美しい場所だったりするおかげで派手な殺し合いをしているのに現実味が薄く、なにか美しさを感じさせるような雰囲気を作っちゃっている。 そしてアクション面は更に過激に。 ジョンの相変わらずの無敵っぷりを出すために序盤はその場にあるものだけで戦い、馬に乗って戦い、定番のガンフーアクションは旧知の仲であるハル・ベリーとの共闘がとにかくイカす! 更に凄まじい2匹のコンバットわんこの最強っぷりも見どころだ。 もちろん今回も強敵が現れる。 前回も前回でアクの強さに磨きがかかっていた刺客達だが、今回はなんと現代忍者「ゼロ」がジョンの前に立ちはだかる! コイツは凄いぜ。普段はニューヨークで寿司屋を営むゼロ!寿司屋できゃりーぱみゅぱみゅを流すゼロ!寿司屋のカウンターに猫を寝かせておくゼロ!日本語が明らかにカタコトのゼロ!日本人ならツッコミ所満載なゼロはジョン以上に見所満載だ!そんでもってメチャンコ強いからたまんないね!  しかしストーリー的にはジョンが色んな人を巡って助けを頼み込み、殺し屋のボスに許しを請うためにエンコまでしたのに、終盤ウィンストンにちょっと言い寄られただけで手のひらを返すジョンに「もうなんなんだよお前!」って気持ちにはなっちゃいました。まぁ話が更に混迷を深めて面白いのですが、あぁこりゃまだ続くな…と思っちゃいましたね。 そんなこんなでまた最後は「つづく」という終わり方。 「まだあるんかい!」という気持ちと「またジョンが観れるんだ!やったー!」という気持ちが絡み合ってだいぶ複雑な気分にはなりましたが、本作はそのアクションのクオリティの進化、美術面の進化、そしてバカな部分は徹底的にバカにやるスタイルの安定っぷり。 普通のアクション映画なら回を重ねるごとに新鮮味が減り、本編も味気なくなっていくモノですが、ジョン・ウィックはシリーズを重ねる毎に常に成長していく、他とは一線を画す凄まじいアクション映画になってます。 これは映画館で見ないと損だぜ!オススメですよ!
[映画館(字幕)] 7点(2019-10-23 22:29:50)
12.  シャザム! 《ネタバレ》 
ひょんな事からヒーローになっちゃった。 しかも筋肉ムキムキのマッチョメンだ。まぁ顔立ちも衣装もちょっとアレだがヒーローはヒーロー『シャザム』だ…中身は中2だけど。  そんなこんなでシャザムはDCのデッドプール的な形態で登場したヒーロー映画。とはいえ、あちらほど下品じゃないけどね。 とはいえ畳み掛けるギャグとギャグの嵐、中坊が考えるヒーローや大人ならしたい事をこれでもかとやってくれます。ビールも飲んじゃうぜ…ってマズッ!!!  そんなコミカルな本作だがジャザムになった少年の生い立ちはまさに不幸。姿をくらました母親を探す彼の姿はとても切ない。母の為に全ての愛を拒否して来た彼の結末は、どうしようもなく残酷な現実が待っていた。 こんな悲しい事があってたまるかと思うくらいショッキングなシーンだ。ずっと愛を欲して、会いたかった人に理不尽に拒否された時、彼は気づけなかった本当の居場所を思い出す。 正直ここまで主人公を奈落へ叩き落とすような展開があるなんて思っていなかったので驚いた。あんなの死別しているより最悪だ。  ヴィラン側の方も家族に愛されず、一つ見えた希望にも突き放され悪に堕ちてしまうというこちらも悲しいお話である。そんな二人が事情も知らずにぶつかり合う…まぁその瞬間がそこまで深刻にならないのがイイんだけどね。  しかもラストはなんと孤児の兄弟全員がシャザムに変身。まさかの展開に驚き、笑っちゃいましたwみんなでムキムキヒーロだー!  所々にあるトム・ハンクス主演の「BIG」のオマージュ(床鍵盤や夜の遊園地、友人との仲違いなど)やグーニーズなどの子供達が活躍する80年代映画を彷彿とさせる雰囲気がたまりません、しかも季節はクリスマス。 まさに子供達の為の子供映画。でも大人だって楽しい。 凄い悲しい事もあるけれど友達となら乗り越えられる…そんな暖かみのある映画でした。
[インターネット(吹替)] 7点(2019-08-22 23:49:43)
13.  市民ケーン 《ネタバレ》 
才能があり、成功者であるがゆえに疎まれ、愛されなかった男ケーン。どれだけ彼が求めても誰もくれない。母からも恋人からも誰も。そして彼の良かれと思った行動は全て裏目に出てしまう。決して人には伝わらない。批評記事を自分で書いた時の彼の心境は計り知れない。 彼の死の後に残った大量の遺品はまるで楽しかった頃の思い出にすがる彼そのモノのだ。そしてバラのつぼみも。 そんな本作なだけに見るのがかなり億劫でしたが見ると面白いですね。派手なオペラシーンに所々アニメーションが混ざったり、ミニチュア特撮が入ったりと意外といろんな手法がとられていて、最後の無数にある遺品のシーンは迫力があります。 まぁ今となってみれば若干古臭さは否めませんがケーンに対する救い無いまでの数々は残酷です。 そして名画と呼ばれる本作のラストはあまりにも悲しい。 
[インターネット(吹替)] 7点(2018-12-22 21:29:38)
14.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
怖い!旦那も嫁も子供も!この映画そのものが! やっと重い腰をあげてみることにした。まぁ見る理由も出来たんです。 結末も名シーンも知ってる訳ですが旦那が狂って行く様子は想像以上にヒリヒリしていてビビりました恐ろしいです。目つき、表情、手の動き、その一挙手一投足がとにかく不気味で何をしでかすかわからない。怖い。とにかく怖い。 嫁も怖い。まず顔が怖い。後半になるとさらに怖い。目玉が怖い。 子供も怖い。何考えているかさっぱりわからない。突然声が変になるし怖い。しかも策士。 ホテルも怖い。広い。寒そう。 それに恐怖の幻覚の数々なんなんですかアイツら。完全に憑かれてる場所じゃないですか。あの熊なんですか。 音楽も終盤になんなんですかあの声は。 いや、もう怖いしシュールだし、面白いし、いろいろわからない点も多いですけどコレは傑作ですね。 
[DVD(字幕)] 7点(2018-10-21 01:30:21)(笑:1票)
15.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
奴は狡猾。奴は凶悪。容赦無し。 子供の頃ラストシーンを見て震え上がった。お馴染みの音楽に合わせて接近し、海を赤く染め上げ人々を恐怖のどん底に叩き落すジョーズに心底ビビった。 改めて見ると前半の姿を見せずとも女子供に容赦の無いジョーズの凶悪さにビビるし、市長達の怠慢にも腹が立つ。しかし中盤市長一家が海に入るシーンは死ぬより恐ろしい目にこれから遭うのではないかという表情と弱々しい背中をしているからかとても「ザマァみろ」とは思えない気の毒な気分になる。 後半の船での攻防はとにかく手に汗握る。姿は見せずとも浮上する樽がとにかく不気味だ。襲うジョーズの影は船から落ちたらそのまま死が待っているだけあって移動するだけのシーンもドキドキだ。 そしてこのテンポの良さは絶妙、船員が三人というのも余計なシーンが一切入り込まず三人の個性がとてもよく出ている。さすがにバットで無線機壊すのはやりすぎですが。 ラストもわかりやすいですが緊張感絶望感たっぷり。プライベートライアンもそうだけど赤い海水が噴き出すだけで何故あんなにも残酷に見えてしまうものか。 もう褒めるときりがないそれだけ素晴らしいし、恐ろしい。本作は言うまでもなく最高の鮫映画だ。 
[インターネット(吹替)] 8点(2018-10-10 23:31:33)
16.  ジュニア 《ネタバレ》 
く…狂ってる! この映画を作った奴も企画した奴もこれに出たシュワもみんなイカれてる!!! 笑えるけど同時にゾワゾワする、気持ち悪いとかではない。脳が驚いている。 いや、ある意味本作は身近過ぎていつもは考えもしない常識を超えたSFなのかもしれない。最初は乗り気でもなかった石頭な科学者だったシュワがだんだん母性に目覚め性格が変化し、思考が女性的になっていく様は本当に頭が混乱する。いや、マジでパニックになる。人間の本能を狂わせるんだ。理解は出来ていても本能的に目の前で起こるその常軌を逸した事態に頭はついていけなくなる。それを演じるのが漢らしさの象徴であるシュワだから尚更だ。終盤はマジで我が子をこれから産む父親という唯一無二の生命体となる!その謎の違和感は今まで味わった事のない体験だ!これぞ映画だ! そしてそんな設定を補うドラマは序盤は説明的だが後半から各キャラクターのアクセルが加速して普通にハラハラする展開で楽しめます。でもこんな設定だから恋物語とかあるのですがどうでもよくなりますね。とにかくシュワの一挙手一投足が気になって仕方がありません。 あとツインズに引き続きダニー・デヴィートとのコンビも良いですし、エマ・トンプソンも可愛いですね。 結末も分かっちゃいますがほっと安心出来るものになっています…といっても変な事には変わりないのだが。 本作は奇作、怪作とか一言では言い表すことが出来ないとても衝撃的で理性と思考と本能を狂わせる力を持った強烈な作品でした。 
[DVD(吹替)] 6点(2018-09-18 12:05:37)
17.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
​まずおばさんの裸!そこからの自慰っ! ウヒャー!過激な!そんな冒頭から始まる物語はとてもクラシカルで純愛の物語。 声を使わない二人のコミュニケーションだからかその深みは味わい深い。 それに添えるデルトロ監督のクラシカルSFな美術に洒落た音楽、そして直球なエロと毒っ気はどれも最高。あのダイナーは行ってみたいですよ。パイは美味そうに見えないけど。車屋もカッコいいです。あとあのステーキも不思議。 話もわかりやすいサスペンスとラブストーリーながら面白いのは役者の力。イライザの感情が爆発し歌い上げるシーンは泣けますよ。 しかも主人公はだんだん可愛く見えてくるのは不思議なようで少量のチャーミングなギャグ故。 ジャイルズの毛が治るだけでなく毛が生えるシーンも笑えました。 半魚人も適度に面白く、不気味で良い感じでした。まさかアレは隠しているとは。 本作はクラシカルな雰囲気とデルトロ監督の味が絶妙に混ざり合ったアカデミー賞作品賞も深く頷く素晴らしい逸品でした。
[映画館(字幕)] 7点(2018-03-29 22:03:00)(良:2票)
18.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 
 実話ものというのは星の数ほどあるけれど、実話もの映画でさらに本人が演じている映画というのは珍しい。 しかもそれが主人公だけではなく更に撃たれた人やその奥さんと本人が多いというのがまた凄い。 そんな訳で始まった主人公達の半生と事件の流れはまるでドラマチックとは言えないがリアリティに溢れている。 前半の三人の出会い、そして軍人になった後の出来事など彼らの人となりがわかるエピソードはどこかユルいし親近感を覚える。更にヨーロッパ旅行のシーンに入ると更にユルくなる。いやいや、イタリアでもベタなスポットしか行かないし、男二人で自撮りしまくって酒飲んで、クラブ行って、二日酔いでダラダラしたりと、リアリティあると言えばありすぎなパリまでの旅行シーンはだんだんと心配になりながらも笑えてくる。結局女の子とも何も無いのもソレっぽい。 思えばこのお話は見る前からオチは分かっているようなモノなのだが、そこからのテロリストとの戦いは…すぐに終わる。いや、実際にはそんなもんだろうな。それに落ちこぼれの軍人だったスペンサーだが彼の積み重ねて来た努力と失敗によってその力が事件に活かされ、そして三人の結束があの事件を円滑に収束させた事はいうまでもない。 最後の表彰されるシーンは彼らの過去を知っていただけに何故か涙が出て来た。 にしても皆さん演技が凄い上手でそちらにもビックリ。超凄い再現VTRを見ている感覚でした。 仕事がうまく行かなくてもその時が来た時、自分が何をしたかで未来が決まる。その一瞬はいつか分からないが、僕もその時は彼らのように勇気を出したい。
[映画館(字幕)] 7点(2018-03-28 22:30:58)(良:1票)
19.  ジオストーム 《ネタバレ》 
​お前達は行け!俺は残る!政府の陰謀!無駄に多い爆発!王道!テンプレ!お約束!ベタ!ありがち!でも細かいことは考えるな!それが最高な一本それがジオストーム! とんでも技術で地球を覆う超衛星の暴走!人工知能の暴走かと思いきや、黒き陰謀が隠れていた! 地球と宇宙で兄弟二人が力を合わせて解決に向かうその道のりのテンションはエンジンのかかりがちょっと悪いけど、スピードが出ると止まらない展開がたまりません。気合の入った宇宙ステーションの映像はもちろん見せ場の天災シーンも素晴らしく、ブラジルの氷漬けからの飛行機落下や中国のドミノ倒し、日本(?)の雹アタックなど面白さ満点。B級かと思いきやとんでもない!こりゃド直球に金をかけた大作だ! そして終盤アメリカでの大統領を連れ出すシーン!雷で大爆発するスタジアム!(火薬庫か!)ここぞとばかりに出てくるバズーカ!(用意良すぎ!)とにかくカッコいい美女!(結婚しろ!)とやりたい放題!テンションMAXで迎える宇宙ステーション爆発といい、これから先拝めないようなベタベタな展開といい、平成が終わるこの時代に出た新作とは思えない作りは厳しい冬に凍え切った僕の心を熱くさせてくれる素晴らしい一本でした。
[映画館(字幕)] 6点(2018-02-07 11:32:09)(笑:2票)
20.  ジュマンジ 《ネタバレ》 
​ジュマンジ!それは危険な遊戯! しかしそのルーツは遥か昔。そしてその封印が解かれるのはちょっと昔。そんで今。そのゲームは再開を待ち望んでいる。 次のマスは何が出てくるかというドキドキとワクワク。そして進めれば進めるほどめちゃくちゃになっていくお屋敷に町!程よいCGと力技な特撮で仕上がった映像はとても楽しく見応えがあります。 そんでもってストーリーも秀逸。26年間閉じ込められていた男の悲哀(立ち直れないほど落ち込みそうなもんだが)は程々にしてテンポよく進んでいきます。まぁ若干ゲーム盤の取り合いがダルく感じましたが。そしてあがりを迎えた時、それぞれが失ったものを取り返し、共に戦った友との再開のシーンの感動は涙ものです。いや、「そういうオチだろうな」という予想はついているのですがたまんないですよね!もちろんロビン・ウイリアムズの演技は最高ですし、子供達も演技が上手です。 久しぶりに童心に返り、ワクワクドキドキ楽しめる素晴らしい映画でした。
[DVD(吹替)] 7点(2018-02-07 11:30:22)
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