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ぶんばぐんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 216

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1.  シッピング・ニュース
スペイシー、ブランシェットと来たら、皆さんの期待外れ感はわかる気もするけど、私はこの映画、好きです。堅実なキャストに支えられた深い作品だと思う。皆それぞれに重い過去のわだかまりを抱えたまま、折り合いをつけ切れずに、それでもそんな自分に懸命に向かい合いながら生きてゆく。弱い人間が、苦悩しながら絶望しながら懸命に生きようとする姿は、お手軽な「癒し」や「救い」がお膳立てされていない分、うんと現実的だった。そもそも何に癒され、何に救われるかは、傷を負った当人の問題であって、見ている私たちが決めることではないような気も・・・。映画が終わった後も、きっとこの人達の人生は続いてゆくのだろう、人間だもの(盗作)。
8点(2002-09-04 13:53:49)
2.  シビル・アクション
主役のトラちゃんも頑張ったけど、この映画の見所はデュバル、ガンドルフィーニ、メイシーらの存在感のある堅実な脇役ではないか。彼らが堅牢な土台を支えているから、トラちゃんが暴走しても安心して観ていられた。デュバルの余裕シャクシャクの老弁護士役は、似合ってたね。
7点(2002-05-07 15:09:00)
3.  シュリ
皆さんも言っているとおり、ツッコミどころは山ほどある。でも、この映画を観た後、何故こんなにひきずるんだろう。過去が重くのしかかっている現在。悲しい歴史をそのまま背負って生きている個人。私はおそらくこういう状況に、やたら「弱い」。「映画」として観終わった後、私の「日常」が彼らの「日常」と余りにもかけ離れていることに、今も思考のスイッチを切り換えられずにいる自分。
7点(2002-05-02 17:27:37)
4.  シュレック
おお!強いお姫さまっていうのが、今風だねえ!マーフィー・トークのドンキーも良かったが、あたしは、ドラゴンの純情さにゃ涙が出たよ。岩の陰(デッカイもんで)でコッソリ涙ぐんで「アタシ貴方より大きいし火も噴いちゃうけど、貴方のことが好きなの。ごめんね」って。 ディズニーの古典キャラで遊んでくれたのが楽しかった。白雪姫とシンデレラが花嫁のブーケを奪い合う場面なんか、拍手喝采。
8点(2002-05-01 15:46:51)(良:1票)
5.  ショート・カッツ
こういう淡々としたストーリーに欠かせないのが人物描写の厚み。いい俳優を揃えたもんだ。全員が関係の糸で繋がっているという展開は、「マグノリア」に通じるものがある(でも○○○は降らないわよ)。でさ、なんでJ.レモンが「あの写真」持ってたの?
8点(2001-07-23 04:31:47)
6.  娼婦ベロニカ
夢の抱けない現実だからこそ、男達に夢を与え続けた宮廷娼婦ベロニカかあ・・・。気高く聡明で、しかし、その末路は川岸に立つ娼婦と同じなのだということをちゃんと知っている。王の相手も勤まるベロニカが本当に愛した男はただ一人だった、と。うーむ、確かに彼女は最後に救われなければならない存在だと思う。が、が!なんだかオトコにとって余りにも都合の良い娼婦像ではないか?何よりも、ベロニカの魅力・けなげさを強調するために、他の女性達の主体性がすっかり犠牲になってしまった。ベロニカは渇いた男達に愛情を注いだというけれど、それなら、「貴方の立派な妻になりたい」というのは「愛情」ではないんか?確かにきれいな映画だった。でも、得手勝手な「おとぎ話」という感は否めない。
6点(2001-07-09 16:23:06)(良:1票)
7.  ジュリア
随分前に観た作品だけど、えらい感動したの覚えている。確か、ジェーン・フォンダに子供の名前を尋ねる場面があるよね。この時、ジュリアは牢獄に入っていたのではなかったか。もう一回観よ。
8点(2001-06-24 08:17:15)
8.  ジェイコブス・ラダー(1990)
「ギョギョギョ、(みんなのReviewにだまされた!)これはホラーではないか!」と、途中までおっかなびっくりだったけど、何だ、何が起こっているんだと、どんどん引き込まれてゆく。ベトナム戦争で使用されたとされる幻覚剤「ラダー」が引き起こす謎は、最後の光さす階段(ラダー)で昇華された。ジェイコブの安らかな顔は、ようやく家族の懐に帰った兵士の安堵に満ちていた。ネタバレになるのでこれ以上は言うまいが、ああそうだったのかとわかったとたん、泣けてしまった。これは忘れがたい映画になりました。
9点(2001-06-18 13:59:38)(良:1票)
9.  将軍の娘/エリザベス・キャンベル
これは問題作だねえ。レイプより(「より」というより「同等に」だよね)悲惨なもの、それはレイプを告発した女性に向けられる非難や好奇な視線、告発自体の黙殺・もみ消し、社会的差別という「被害者」が受ける「制裁」だろう。個人の尊厳までも踏みにじる軍隊の規律や出世欲を、トラボルタとストウがサスペンス風に暴いていくのはいいんだけれど、当のエリザベスが哀れで何ともやりきれない。男性遍歴やSM指向は、父親を含む男たちへの「復讐」だったのかも。屈折(?)した上司役を演じたJ.ウッズは見事だった。
8点(2001-06-09 16:13:03)
10.  ジャック・フロスト/パパは雪だるま
「帰ってきた父」との輝くような時間が永遠には続かないということを、スノーマンが溶けるという比喩でよく表していたと思う。父親を亡くした子供たちに贈る「頑張って生きてゆけよ」というエールでもあるのだろう。児童文学でもそうだけど、「子供用」と決してあなどるなかれ。マイケル・キートンの表情が十分拝めなかったのは、ちと残念だけど、まあいいや。
8点(2001-06-05 14:14:05)
11.  シックス・デイ
シュワちゃんは台詞が多くなればなるほど、「ただの大根」に限りなく近づいてゆく・・・。(でも友達のアパートで、イメージだけの女の人を除けたときは笑った。なんだか「やれ」と言われたことを「大真面目にやっている」という感じで、余計おかしい。)それで?肝心の「六日目」に何が起こったの?
5点(2001-05-10 13:44:24)
12.  小説家を見つけたら
年齢を越えた二人の友情というのがいい。高齢者を「爺さん」なんて呼んでる間柄にはとうてい望めない羨ましい関係。しかもこの関係で多くを得たのが、少年のみならず、ウィリアムの方だったと(本人が思っている)いうのが素晴らしいではないの。ラストはちょっと「セント・オブ・ウーマン」を彷彿させるハリウッド流の盛り上げ方/オチだったけど、まあいいや。
7点(2001-04-26 11:20:17)
13.  G.I.ジェーン
これは難しいよ。「男」になりきらなければ受け入れられない軍隊というところで、ジェーンは、本来の自分を変えてまで「頑張った」のか、それとも、ジェーンという「女」は、元々こういう資質を持っていたのか、判断できない。でも、「もう辞めていいよ、ジェーン」って言ってやりたかった。
6点(2001-02-05 11:36:41)
14.  シックス・センス
じぇったい怖いとビクビクしながら観たのだけど、飛び上がったのは2回くらいだった。でも、自分の大事な人が死んだ後に「出て」来たら、血まみれでも、きっと抱きしめるだろうと思うと、「お化け」もそんなに怖くないぞ(でもテーブルの下から足を引っ張られたら、絶対チビる)。ウィリスも今まで苦手だったけど、案外、彼の演じる役どころが嫌いだっただけかもしれない。
9点(2001-01-09 17:53:58)
15.  シャフト(2000)
正義の味方、シャフト!悪を憎むが、女には優しい、わかりやすいヒーローなの。そうそう、ストーリーは 二の次よ、サミュエル・ジャクソンのかっくいい姿を堪能すればよろしいのよ。それにしても、クリスチャン・ベール、上手いわねえ。憎ったらしいたらありゃしない!
7点(2001-01-09 09:35:03)
16.  ジャンヌ・ダルク(1999)
神のお告げを聞くべくして聞いたという、どこか世俗を超越した人物ではなく、このジャンヌは、とても「人間」くさい。戦場でのジャンヌの悲鳴や、告懺をしなければという脅迫観念めいたオブセッションも、ジャンヌの「人間」故の限界なのだなあ。わたしも、ジャンヌの「実際」はこんなだったのではないかと思うし、かえって、説得力というか現実味があると思う。
8点(2001-01-09 09:23:36)
17.  シンプル・プラン
最初は「シンプル」プランのはずだったのに、嘘が嘘を呼んで、こーやってドツボにはまってゆくのよ。ビリー・ボブ・ソーントンの演じた、この弟の人生って何だったんだと思うと、哀れで泣けてくる。
7点(2001-01-02 08:43:47)
18.  七人の侍
「百姓は、百姓は、どうすりゃいいんだっ!」、「腹のすいた侍探すだ」、「槍でごぜえますだ」、「ご冗談を」、「いかん、貴様は死ぬ気だ。俺が行く」、「野武士は!野武士は!」。この映画の名台詞なら、いくらでも言えるぞ。
10点(2000-11-20 07:27:18)(良:1票)
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