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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1246
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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21.  隙間女 劇場版 《ネタバレ》 
アイドル主演のホラー映画など最初から全く期待していないわけだが、この映画では少し珍しい題材を選んだのが悪くない。ただし劇中での取扱いにはかなり無理があった気がする。 まずは物理的に人がいられないような場所に何かいれば不気味だろうが、押入れなども居場所にするのでは、普通にバケモノが隠れているのとどこが違うかわからない。終盤で姉妹が2LDKの話をしていた時に、怖いのは隙間でなく押入れだったかのように言っていたのは開き直ってごまかした印象があった。あるいは、たまたま開いていた戸の隙間から覗いていたなら怖いだろうが、閉まった戸を自分で開けたりするのは反則ではないか。あらかじめできている隙間を狙うのが最低限のルールだろうという気がする。その上に、障子から半身を乗り出したり這ったりするのでは自由度が高すぎて、この題材を選んだそもそもの意味が薄れてしまう。 さらに全体構成の面でも、終盤で主人公が現場に突撃してバケモノと対決し、最後は救いのない終わり方をするというのはC級邦画ホラーの定番のようで、こういうのはもう少し何とかならないものかと思う。かろうじて全体的に、映像や音響面でホラーにふさわしい雰囲気を出していたことに救われている。 ところでこの映画では、20歳過ぎた出演者に無理に女子高生の制服を着せないところがアイドルホラーにしては新鮮といえる。日頃アイドルに関心がないため、主演の菊地あやか(当時AKB48チームA)がどういう人か知らないのだが(現在は既婚で1児の母?)、別のホラー映画で見たときは大して印象に残らなかったのに対し、今回は相応の色気も見せていて好印象だった。隙間から顔が半分見えている宣伝写真が非常にいい(注:暗がりからバケモノが覗くものとは反対に、明るいところから主人公が覗いている写真もある)。 なお似た感じの映画として、「のぞきめ」というのが4月から全国公開されるようなので期待したい(が当分見られない)。
[DVD(邦画)] 4点(2016-03-04 19:51:15)
22.  スイッチを押すとき 《ネタバレ》 
けっこう気合の入った映画らしく、現場スタッフもキャストも真剣に取り組んでいるように見える。人の生死を真面目に考える映画かどうかはともかくラブストーリーとして見た場合、最後にいわゆる天国で二人一緒になることを新たな希望にしたなら切ないものがある。映像特典には脚本通りのラストも収録されていたが、これをあえてカットして公開版の形にしたのは正解だったと個人的には思う。最後に題名が表示されるのも印象深かった。 しかし絶望的に駄目なのは背景設定である。どうせ原作段階でもシチュエーション優先で背景などは適当にでっち上げたものだったのだろうが、この映画ではその絵空事に生真面目に対応しようとした結果として、まともな大人が耐えられる限界を超えてしまったように見える。同種類似の他の映画では、荒唐無稽な設定に気を取られず中身に集中できるよう作られたものもあるが、この映画ではその処理を誤った点で大失敗作と言わざるを得ない。原作のせいもあるわけだが残念なことである。 なお若手の出演者の皆さんはおおむね好印象だったが、自分としてはヒロインが目立つのは仕方ないとして、もう一人の若手女子がひたすら地味な人物のままで真っ先に退場してしまったのは期待外れだった。
[DVD(邦画)] 4点(2015-11-11 20:08:40)
23.  スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 《ネタバレ》 
主人公の少年はともかくとして相手役の少女は怒っても泣いても可愛らしく、また犬もストーリーには直接絡まないながら健気な感じに見えており、あえて突っ込まなければそれなりに見られる娯楽映画と感じられる。 ストーリーに関しては、個人的には「フランダースの犬」に「野菊の墓」の縁談話をくっつけたような印象があり、また祖父の存在は「おしん<TV>」(1983)の脱走兵のようでもある。そのような別作品を思わせる各種要素が劇中で効果を上げていたとも思えないが、ほかに当然ながらこの映画独自の趣向も用意されていたようであり、サーカス小屋での少年少女とピエロのやり取りは素直によかったと思える。  ところで終盤の現代の部分について若干の苦情を書かせてもらうと、戦前の少女が本気で泣いていたにもかかわらず、現代の本人は終始うすら笑いしているようなのはどうしても違和感がある。「おしん」のように戦前生まれの人だから、表面は穏やかに見えても実は悲惨な過去を心に秘めている、という感覚なのかも知れないが、その直前に観客が号泣したはずの悲劇も悲劇として認識しておらず、甘く切ない初恋の思い出に浸っているだけのようでは本人の人格が疑われる。 一方で孫娘は容姿が現代的で適役に思われる。この人が最後に述べたことを聞くと意味としては理解可能であり、あるいは別映画で残した悔いをここで挽回しようとしたのかも知れないとも思えるが、しかし言葉があまりに軽いのがまた残念なことである(役者のせいとは思っていない)。
[DVD(邦画)] 4点(2013-10-15 22:52:55)
24.  SLAP HAPPY 《ネタバレ》 
こういう奴を応援したいというのが映画の趣旨のようだが、それにしては何とも救いがない。昔であれば、これも一生のうちのこの時期だけの苦悩であり、いずれは“あんな時代もあったね”と振り返る時が来るだろうと思えたかも知れない。しかし今になってみれば、もう30代後半になっているはずの主人公がまだこういう状態を引きずっている恐れもあるように思われて、まことに洒落にならない映画と感じられる。 当然ながら自分としても覚えがないわけではないが、今さらこの主人公に共感しようという気にはならず、見てよかったとも思えない。だからといって無用な映画と切り捨てることもできず、どう扱えばいいか困るというのが実感である。ラストの音楽が変に耳に残るのも困る。
[DVD(邦画)] 4点(2013-09-09 19:57:54)
25.  頭上の脅威 《ネタバレ》 
2013年から見てとうの昔に退役し解体された船について、発売元のコメントに「最新鋭航空母艦」と書いてあるのは苦笑する。ただ、20世紀後半のフランス海軍のいわば花形だった空母クレマンソーと、その搭載機を見るためにはいい映画だと思われる。個人的には最新鋭かどうかと無関係に、艦載機の基本的な発着艦の仕組みをしっかり見せようとしていたのが面白かった。 これをSF映画として見ようとしても別に大したことが起こるわけでもなく、わずかな特撮部分も貧弱で見ていられない。また普通のドラマとしても、最後は尻切れ状態で適当に格好付けたような感じである。しかし純粋に軍事映画として見れば、宇宙人が来たなどという常識外れな状況に、現実のフランス海軍が大真面目に対応する様子を描いた映画と取ることができ、それ自体に茶目っ気が感じられないでもない。メインプレーヤーはあくまで米ソで、フランスは脇役のためストーリーとしては全く盛り上がらないのだが、それもかえってリアルに感じられた。 またそれとは別に、この映画では艦内の人間模様にも重点が置かれているらしく、マイナス要素を負わされた者も含めて、最新鋭(当時)の軍艦も人間が運営していることが示されているように思える。不適格者の事例をクローズアップして見せたり(扱いがちょっと酷)、軍務と信仰の関係にも触れたりしていたのは、何か海軍についての入門編を目指したようにも感じられた。 ほかテーマ曲が昔風に格好いいので、それに乗せられてとりあえず面白がって見るといいと思われる。「トップガン」より飛行機の型が古そうだなどと思わないように。
[DVD(字幕)] 4点(2013-03-20 19:52:22)
26.  好きっていいなよ。 《ネタバレ》 
原作がどうなっているのか知らないが、とりあえずこの映画に関してはエピソードを5個つないだ総集編のように見える。もともと孤立的だった主人公が、最初のエピソードで男と出会ったのをきっかけにして人間関係を広げていき、最後に最大の危機を乗り越えて題名の言葉に至る、という構成自体はまとまって見える。 しかし各エピソードが掘り下げ不足のように見え、形式論だけ述べて簡単に終わってしまう印象がある。また延々と自分語りをするとか登場人物同士で説教し合っているようなのがかなり変な感じで、恐らくは原作からの縛りがあったであろう不自然な台詞をそれなりにこなさなければならない役者の皆さんはご苦労様だった。  登場人物に関しては、主人公(ヒロイン)は特に好きになれなかったが、最後まで地味な顔に見えたのは方針として徹底している。主要人物で一番感じがよかったのがおっとりした友人で、胸がスイカかどうか関係なしに和むキャラクターだった。ほか男は基本的にどうでもいいわけだが、金髪の男はなかなかいい奴なのに最後まで独りだったのは不運を背負わされた感じで残念だ。 この映画で若年女子の皆さんがキュンキュンしたとすれば成功なのだろうが、ちなみに自分が少しキュンとしたのは「…考えどこなの」と言っていた役名なしの女子(ちゃんと高校生に見える)で、自分がこの高校にいたらこの人が好きになるだろうと思ったが、恐らく実際は高望みである(どうせおれなんか相手にしてもらえない)。ほかバイト先のお姉さんは感じのいい人で好きだ。なんでこんな映画を見ようとしたか自分でもわからなくなったが、見てしまったからには自分なりに見どころを探すということが重要だ。
[DVD(邦画)] 3点(2017-05-30 19:54:32)
27.  ステルス 《ネタバレ》 
以前にTV放送で見たことがあったが、最近どうも隣の半島情勢に変化がありそうなことと、直前に見た別の映画(実写版)で「ステルスモモ」という登場人物が出ていたこともあって改めて見た。 映像的にはいかにも作り物の未来戦闘機という感じで今どきそれほど驚くようなものでもないが、最初に見た時に非常に印象に残ったのはタイ国内とされている場面で、白人男女をペアにしておいて余った黒人にはその辺から調達したアジア人がお似合いだという扱いをしていたことである。まあベトナム戦争の頃ならこういう感覚だったかも知れないが、2005年から見て近未来の話であってもやはりアメリカ人は変わらないということらしい。黒人を殺したやんちゃなAIも命令に従えば許してやる、女は男が当然助けてやる、真のヒーローは誰なのか教えてやる、という映画のようだが、それなりに大金をかけて作ったのだろうから商品価値まで否定するものではない。 なお一つ皮肉を書いておくと、映画というものは劇中でいくら人が殺されても構わないが、犬が殺されることだけは許されないらしい。
[インターネット(字幕)] 2点(2018-04-28 00:28:13)(笑:1票)
28.  スペース・タイム 時空を超えた使命 《ネタバレ》 
フィンランド映画ということで見た。邦題はともかくとして原題と英題は「運命の書」である。 時代の違う5つのエピソードからできているが、一貫して「運命の書」なるものが存在する時空間の物語である。役者についても主人公とヒロイン役は共通で、時代の違う人物が同じ運命線上にいることが表現されている。各エピソードは下のような構成で、一つの映画で各種ジャンルが楽しめるという趣向らしい。 Episodi 1「トランシルバニア 1773年」吸血鬼映画 Episodi 2「アリゾナ州 1883年」西部劇 Episodi 3「フィンランド カレリア地方 コッラー川 1939年」戦争映画(冬戦争)白黒 Episodi 4「フィンランド タンペレ市 2003年」スパイ映画またはアクション映画 Episodi 5「宇宙 2124年」SF映画またはスペースオペラ なお登場人物は全てフィンランド語を話している(宇宙人含む)が、西部劇でフィンランド語というのは外国人にとってはさすがに違和感があった。  最初のうちは一応真面目に見ていた(特に3は茶化すわけにはいかない)が、しかし4でシュワルツェネッガーが出たところでもうどうでもよくなった。5ではキャラ設定自体がコメディ調になり、どうせまともな宇宙モノなど作れないのをふざけてごまかした印象になっている。 結果的には軽薄なパロディ映画または各種分野の習作見本市のようだったが、それでも一応真面目に語るとすれば、運命はあらかじめ定められているようでも結局最後は本人の行いで決まるのだ、という意味に取れる。さらにいえば“終わりよければ全てよし”ともいえるが、しかしエンドロールの後に、幻の次回作の予告編が出たのを見て真面目に考えたこと自体がアホらしくなり、最初まで遡って全否定したくなった。この映画自体が終わりをぶち壊しにしている。 ちなみに原案は学生の作だったようで、それを映画にした脚本家と監督も若かったらしい。予算も十分ではなかったようで、そのため日本でいえば「カメラを止めるな!」(2018)と同じ感覚で好意的に受け止める向きもあったらしいが、難点を不問にするほどの才気は感じない。またフィンランド映画の流れでいえば、こういうバカ映画の延長上に後の「アイアン・スカイ」(2012)も位置付けられるのかと思わなくはないが、娯楽性の面でその域に達していない。一つ言いたいのはパロディそれ自体に価値はないということだ。 なお最後の女神さまのようなのは顔が神々しいので嫌いでない。最終的によかったのはここだけだった。
[DVD(字幕)] 1点(2020-04-29 11:51:26)
29.  sWinGmaN 《ネタバレ》 
見た後に何の感慨もなかった。怖くもなく悲痛でもなく切なくもない。全体的によくわからない話なのだが疑問を解消したいという気にもならない。 まずは主人公が今回初めて変になったというより元から変だったようにしか思えないため、普通に恋人や友人がいるのが自然に感じられず、こんな男に少女が同情を寄せるのも気が知れない。またこの主人公のために、少女や恋人という癒しの要素があらかじめ用意されていること自体が安易で甘ったれた感じがする。自分としては北村一輝が画面に出ると閉塞感が破られて救いのように感じられたのだが、そんなことも主人公には気に入らなかったらしく、あくまで観客側の感情移入を拒む映画になっていた。 外部情報によれば主演俳優のために作られた映画とのことだが、個人的にはこの俳優に注目する理由はなく、また世間的な価値としては宮崎あおいの映画キャリアの初期段階が見られることだろうが、その面でも自分としては特に関心がない。ほか主人公の恋人役に関しては、キャラクターとしての魅力が感じられないので特に面白くはなかったが、「だから煙草だってやめてたじゃん!」という台詞にはどきりとした。
[DVD(邦画)] 1点(2012-07-27 21:25:33)
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