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ゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 614
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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21.  ストレージ24 《ネタバレ》 
 ダメ男が自分を馬鹿にする男友達や元カノを見返してみせるという、非常に分かり易い映画。   である以上、自分としても感情移入しやすい内容のはずなのですが、どうにもノリ切れない気持ちの方が強かったですね。  主人公が男友達に対し 「俺を利用してた」 「間抜けな俺といればクールに見えるもんな」  と言い放つシーンなんかは、妙にリアルに感じられたりもして、何だか落ち込んじゃったくらい。  こういったやり取りを中盤で描いた以上「女を巡って喧嘩はしたけど、やはり友情は本物だった」というオチになるんじゃないかな~と予想していたのですが、結局それは外れて、男友達にしろ元カノにしろ最後まで「嫌な奴ら」としか思えなかったのも残念です。   主人公が成長する良い映画、と言えなくもないですが、自分としては彼が逞しくなったという以上に「主人公以外の人物が酷過ぎて、相対的にマシに見えるだけなのでは……」なんて思えてしまいました。  最後の「閉鎖された空間からやっとの思いで脱出したら、外の方が地獄だった」というオチもお約束過ぎて、目新しさは皆無。   主人公達が武器らしい武器を持っておらず、玩具のぬいぐるみや花火を利用して戦うという辺りは面白かったし、もうちょっと明るいコメディタッチで作られていたら、印象も変わったかも知れませんね。  モンスターの造形も嫌いじゃないし、低予算ながらに頑張って良い映画を撮ろうとしている気概は、ちゃんと伝わってきました。
[DVD(吹替)] 4点(2017-07-12 07:09:04)
22.  スピーク(2010) 《ネタバレ》 
 POV方式の映画って、たまに凄く観たくなります。  手ブレの多い映像は苦手なはずだし、このジャンルが特別に好きという訳でもないはずなのに、それでも禁断症状のように身体がPOVを求めてしまうのですよね。   本作も、そんな欲求を適度に満たしてくれる「お化け屋敷的な映画」として、気軽に楽しむ事が出来ました。  物凄く怖いという訳ではないのですが、何処か安心感を伴った「約束された怖さ」を提供してくれる感じですね。  こんな具合に、やたらと血が飛び出したり大きな音で驚かせたりする訳でも無い、落ち付いて観賞出来るホラー映画って、貴重だと思います。   内容としては、ノーカット風の撮影でリアルタイムな感覚を重視した作りが意欲的。  手ブレも比較的控えめで、観易い映像だった事も嬉しかったです。   才能はあるのかも知れないが、今一つ芽が出ないでいる映画監督の主人公と、その弟のカメラマンとの関係性なんかも、程好い生々しさがあって好印象。  ずっと昔に、短編映画の賞を取った事を自慢のタネにして、自分は凄い奴なんだと見栄を張っている兄の姿なんて、妙にリアリティがありましたね。  そんな兄を馬鹿にしながらも、律儀に映画撮影に付き合い、本心では兄を認めている弟。  舞台を一箇所に限定する事なく、この兄弟で色んな怪奇スポットを次々に巡っていく内容なんかも、観てみたかったものです。    オチは投げっぱなしで納得がいかないし、回収されていないと感じる伏線も多く、総じて「面白い映画」とは言い難いものがありましたが、細かい点で好印象を与えてくれる為、何だか憎めない、愛嬌のある映画でした。
[DVD(吹替)] 5点(2017-04-11 18:44:03)
23.  醜聞(1950) 《ネタバレ》 
 とにかくもう、悪役となっているマスコミ側が徹底的に憎たらしく描かれていて、いっそ痛快。   「記事なんか少しぐらい出鱈目でも、活字になりさえすれば世間が信用するよ」 「(抗議されたら)誰も読まないようなところに謝罪広告を出せば、それで済む」   と言い放つ姿には、狡賢い悪党としての「大物」感すら窺わせました。   観客側としては、当然そんな彼らが敗訴して、溜飲を下げる展開を期待する訳なのですが、どうも毛色が違う結末。  分かり易い人情譚として纏められており、感動的と言えば感動的なのですが、正直ちょっと不満が残る形でしたね。   三船敏郎演じる原告側からすると「被告による買収が発覚して勝てた」という訳なのだから、どうも相手側の一方的な自滅というか、勝利のカタルシスに乏しくて、法廷物としては如何なものかと思われます。   志村喬演じる弁護士が、最後の最後で正義を貫く事になるキッカケが「愛娘の死」という点に関しても、申し訳ないのですが娘が登場した瞬間に(あっ、この子死んじゃうな……)と覚らせるものがあったせいで、どうにも予定調和な印象が拭えず、残念でした。   長所としては「横暴なマスコミに対し、決して泣き寝入りはしない毅然とした態度」を描いている事。  そして山口淑子演じる声楽家の「尊敬のない人気なんか沢山だわ」と言い放つ姿から、誇り高く生きる人間の美しさを感じられた事でしょうか。   新進気鋭の若き画家という、他の作品ではあまり見かけない役柄を演じている三船敏郎の姿にも、流石と思わせるものがあり、それだけでも観る価値がありましたね。  独特の渋い声音で  「僕達は生まれて初めて、星が生まれるところを見たんだ」 「その感激に比べれば勝利の感激なんて、ケチくさくて問題にならん」   と言われてしまえば、そういうものかと納得しかけてしまうのだから、全く不思議なものです。
[DVD(邦画)] 5点(2016-08-24 09:34:01)
24.  スタア 《ネタバレ》 
 元々が舞台劇ゆえか、演出のテンポが非常に良いですね。  物語の殆どが、マンションの一室の中で進行するという作りも好み。   ただし、筒井康隆が原作の為か、強烈な毒を孕んだ作品でもあり「赤ん坊を殺して調理し、客に食べさせる」という展開には、流石に気分が悪くなりました。  勿論、画面には血の一滴どころか、その赤ん坊の顔すらも映らないように配慮されているのですが、泣き声を聞かされただけでも、文字媒体より遥かに生々しく感じられたのですよね。  他にも複数の殺人が発生し、それらに対しては「実は生きていた」オチが付いたりするのに「赤ん坊は、本当に殺されて食べられていた」という徹底振りなのだから、もはや呆れ半分、感心半分といった気持ち。   中盤にて主人公が叫ぶ「芸能人とはかくあるべき論」に関しては、正に熱演と呼ぶに相応しく、一見の価値があるかと思います  「芸能人は、悪い事だってしなきゃいけないんだ」 「後ろ暗い体験が、芸のプラスになっている事だって多いんだ」 「面白くも可笑しくもない清廉潔白な人間が、ドラマを演じたり、失恋の悲しみや庶民の苦しみを謳った歌謡曲を唄えるものじゃないんだ」 「私生児を産んだって良いんだ」 「人を絞め殺したって良いんだ」 「芸の為なんだ」   主張の正しさはともかくとしても、非常に印象深い場面でした。  けれど、その辺りから徐々に暗雲が立ち込め始めたというか、SF的な要素が色濃くなって「何でもあり」な空気になってしまった事は、とても残念。  一応は主人公夫妻の殺人行為をメインに据えており、終盤にて彼らが逮捕されそうになる流れなのに、そこで「空間のひずみ」がどうの「冷蔵庫の中が北極になっている」だのと、新たな要素を付け足されても、話の展開を阻害しているようにしか思えなかったのですよね。   ラストにおける「後藤さんの来訪」も、不条理劇の代名詞である「ゴドーを待ちながら」のパロディであるのは分かるのですが(だから何? 来ないはずのゴドーが来ちゃうのが一番の不条理って事?)と、ひたすら疑問符が浮かぶばかり。   とはいえ、出演者は非常に豪華であり、次々に登場する有名人の顔を眺めるだけでも、それなりに楽しめたりするのだから、全く以て困り物です。  筒井康隆自身も「犬神博士」なるマッドサイエンティストを、楽し気に演じており、彼の小説のファンとしては、それだけでも「素敵な映画」と呼びたくなってしまう。  何とも評価の難しい、さながら「好き」と「嫌い」の境界さえをも捻じ曲げてしまうような、独特な一品でした。
[DVD(邦画)] 5点(2016-07-02 05:55:51)
25.  スティーヴ・オースティン 復讐者<OV> 《ネタバレ》 
 主人公にスティーヴ・オースティン、悪役にダニー・トレホを配すれば、それだけで一本の映画が出来上がる事を証明してみせたような作品ですね。  特に終盤の殴り合いは、両者のファンならば必見かと。   ストーリーに関しては、ヒロインが主人公を庇ってくれる理由が今一つ分からない事など、気になる点も多いのですが、そういった諸々に対してツッコミを入れながら楽しむ事も可能な作品だと思います。  やたらと爆発シーンが派手だったりもして、作り手側の「どうぞ楽しんで下さい」というサービス精神が窺える為、欠点があっても憎めない。   復讐を遂げた主人公が、車に乗って町を去っていくラストシーンは、素直に格好良いなぁと感じられました。
[DVD(吹替)] 6点(2016-06-06 03:43:14)
26.  スティック・イット! 《ネタバレ》 
 女子の体操競技には、あまり興味が無かったような自分にも分かりやすく、楽しめる内容となっていましたね。  編集のテンポが良く、音楽もノリノリで、観客を飽きさせません。   レオタードがズレるのを防ぐ為に、滑り止めのスプレーを吹きかける場面などの 「詳しい人なら知っているので、ついつい説明を省いてしまいそうな部分」  を、きちんと映像化して教えてくれた形なのも嬉しかったですね。  主人公ヘイリーの皮肉っぽいモノローグによる 「体操競技って、こんな感じ」  という解説も、初心者に親切な作りとなっていて、ありがたい。  一見すると優雅で美しい世界に思えるかも知れないけど、その実は血が滲む程に厳しいトレーニングを行っているんだぞ、と分からせてくれる辺りも好みでした。   ただ、終盤の展開には少し疑問というか、観ていて呆気に取られてしまい、最後まで一緒にノリ切れなかったのが残念。  そりゃあ主人公の主張が間違っているとは思いませんし、ブラが見えた程度で減点の対象になるのは納得いきませんが、だからって周りの選手達も揃ってサポタージュしてみせるだなんて、流石に無理があるように思えました。  最後の床運動に関しても、本来なら型破りで痛快なシークエンスなのでしょうが、上述の展開にて興醒めしたせいもあり、どこか距離を置いて眺めるような形になってしまった次第。   気持ち良くハッピーエンドで終わってくれた事も含めて、素直に「面白かった!」と言いたいところなのですが……  やっぱり、クライマックスで不満を感じた以上は、それをやると嘘になってしまいそうです。  何だか自分が劇中の意地悪な審査員になってしまったようにも思えて、心苦しい限り。   それでも、実際に観ている間は、心地良い気分に浸れる場面が幾つもあった映画でした。
[DVD(吹替)] 5点(2016-05-16 07:57:22)
27.  スティーブン・キング/ドランのキャデラック 《ネタバレ》 
 クリスチャン・スレーター主演という情報を元に観賞してみたら、まさかの悪役。  元々善玉だけでなく悪党も器用に演じきる俳優さんという印象がありましたが、今回もハマっていましたね。  彼が演じた役柄で一番好きなのは「フラッド」の主人公なのですが、この映画のドラン役も、それに次ぐインパクトを与えてくれました。  特に終盤、自慢のキャデラックの中に閉じ込められてしまうシーンでの焦燥感や、息苦しさを伝えてくれる演技なんかは、必見です。   そして、そのキャデラック。  映画のタイトルになっているだけの事はあり、魅力たっぷりなアイテムとして描かれています。  完全防弾、背後を追跡してくる車を観察出来るカメラ、車内用パソコンに、緊急時の酸素吸入器(?)まで付いているという至れり尽くせりっぷり。  劇中では悪役が乗り回している代物であり、主人公にとっての復讐の対象となる車なのですが、妙に男の子心を刺激され、憧れてしまう存在でした。   原作がキングという事もあってか、主人公に妻の亡霊が見える設定もあるのですが、こちらに関しては必然性があったのか、少々疑問。  妻が妊娠していた事を悟らせる効果があったのでしょうが「それって幽霊経由でなくとも良かったのでは?」という疑念を抱いてしまいましたね。  映画後半では主人公とドランとの一騎打ちとなって、妻の幽霊は全く姿を見せませんし、決着が付いた後に、何か一言残して天国へと旅立ってくれる訳でも無し。  よって、幽霊の存在が途中から立ち消えする形となり、何だか宙ぶらりんに感じてしまうのです。  超常現象などを絡めずとも、純粋に復讐譚として楽しめるクオリティがあるじゃないかと思えただけに、そこが気になってしまいました。   映画終盤「主人公が行動を起こさずとも、いずれドランは逮捕される運命だった」と判明する件に関しては、実に皮肉が利いていて良かったと思います。  逮捕のキッカケとなった児童売買についても、ドランは決して乗り気ではなく、むしろ苦悩すら垣間見せていた辺りなんかも、好みのバランス。  主人公側だけでなく、ドラン側にも感情移入させてくれて、両者の対決の行方がどうなるのかに注目させてくれました。   全てが終わった後に、空を見上げて、乾いた高笑いを響かせる主人公。  そこには達成感が多分に含まれていたのでしょうが、それと同時に、復讐の空しさも感じていたのではないかな、と思えます。  独特の後味を与えてくれる映画でした。
[DVD(吹替)] 7点(2016-04-13 17:26:03)
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