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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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1.  スワンプ・ウォーター
コインの裏と表は背中合わせであり一体であることをポジションチェンジで繰り返し見せてくれる。湿地帯と町、冤罪の男と真犯人、愛と憎、信頼と疑惑、薄汚れた格好とドレスアップ。アン・バクスターは男を信頼したり信頼できなかったりを行ったり来たりし、ウォルター・ブレナンは「人間に悪いやつはそういない」「いい人間なんていない」と主張を反転したりする。この映画では瞬く間にある地点から対極へとその様相を変えていく。それはあたかもルノワールが、アメリカではアメリカ映画を撮って見せますよ、との宣言に見えたりもするのである。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-10 23:34:28)
2.  素晴らしき日曜日
音が印象的な映画。浮浪児にかぶせる汽車の音、アパートの一室のポツリポツリとした雨漏りの音、突然スピーカーから流れる音楽、タクトを振り上げようとした時の風の音・・・。それぞれがその場の雰囲気を代弁しています。中北千枝子さんの、薄幸そうとはいえない明快な雰囲気も戦後の荒廃を明るく夢を持って生きようとする女性によくあっていますね。作中では、やたらと残金を計算しているのですが、現実に使ったお金が動物園の入場料以外、不本意な支出ばかり。しかしこの事実が、その後のベーカリーや音楽堂でのお金を使っていないシークェンスへ生きています。喫茶店でのミルクコーヒーの一件など残金を執拗に描いているのはそのためでしょう。またここではコートを手離させることで、目に見える形としての暖かさまでも奪っています。よって目には見えない未来のベーカリーや音楽堂でのコンサートがより際やかにその暖かさを纏うことになっているのが巧いなあ~と。音楽堂では、嬉しそうにタクトを振る男、涙ながらに観客席から見る女、お互い同方向を見ているためその表情はわからないはずなのですが、気持ちは一つになっている様子が画から伝わってきます。ラスト、黙って駅のベンチに座る二人。ここで喫茶店での女の言葉がまた生きてきます。汽車の音、揃ってちらりその方向を見る二人・・・彼ら二人の未完成交響曲が完成に近付きつつある瞬間でありました。
8点(2004-10-15 00:35:52)(良:2票)
3.  素晴らしき哉、人生!(1946)
キャプラ理想郷の真骨頂。自身の戦争体験へのカウンターが見事にスマッシュしている。キャプラの、キャプラによる、キャプラのための映画、かな。
9点(2004-03-26 10:03:49)
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