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プロフィール
コメント数 2397
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  ズール戦争 《ネタバレ》 
ロルクズ・ドリフトの戦いは、世界で最も受賞基準が厳しいヴィクトリア十字章が、一回の戦闘で11人に与えられたというレコードを作っています。139VS4,000の兵力差になりますといくらライフル対槍の戦いと言っても圧倒的に英軍が不利ですが、史実ではズールー側の死者350人、英軍の方はなんと戦死13人負傷者17人だったそうです。この映画を観てると英軍の半分は戦死している感じがありますので、こういう英雄譚にはありがちですけどけっこう話を盛っているところがあるんでしょうね。この守備隊はウェールズ人が主体だったみたいで、ジョーンズという名字の兵隊が多くてジョーンズさんはみんな番号で呼ばれているというエピソードが興味を引きます。この戦いは今でもウェールズ人の誇りになっているそうで、ウェールズ出身のスタンリー・ベイカーには製作者になってでも撮りたかった題材だったんでしょうね。 南アフリカの現地でロケをしていることもあり、その雄大な風景には眼を見張らせるものがあります。丘の頂に地響きを立てながらズールー族が現れるところは、自分がこの映画で特に好きなシーンです。戦の歌を歌いながら攻めてくるズール―族と、合唱好きなウェールズ兵士との対比もなんかニヤリとさせてくれます。 この映画は英国版ウェスタンのようなものかなと思いますけど、「大英帝国万歳!」というメッセージは清々しいほど伝わってきます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-20 22:48:14)
2.  素晴らしきヒコーキ野郎 《ネタバレ》 
たまにはこういう陽気な映画もいいもんです。いろんな形のクラシックプレーンが登場しますが、ちゃんとレプリカを造って飛ばして撮影してるのがすごい。コメディなんで目立たないですが、けっこう危険なスタントやってますね。あの陽気なテーマソングは今でもときどき耳にしますし、冒頭とラストに登場するレッド・スケルトンがまた微笑ましい。名前を変えて何度も出てくるイリナ・デミックとジャン・ピエール・カッセルの絡みも、イマイチ意味が判らないギャグですが好きです。そうそう、裕次郎もいましたね。良く見ると、外人の中に混じってもちゃんとオーラが出てるところはさすがでした。でも英語のセリフが全部吹き替えだったのはちょっと残念でした。
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-03 23:36:20)
3.  スパルタカス(1960) 《ネタバレ》 
キューブリック最後の雇われ監督ですが、本作はもう製作も兼ねたC・ダグラスと脚本のD・トランボの映画だと思います。ダグラスやT・カーチスといったユダヤ系俳優たちで奴隷軍団のキャストを固め、対するローマ帝国側エスタブリッシュメントにはL・オリビエ、C・ロートン、P・ユスチノフという英国名優をそろえるところなどホント憎いですねー。スパルタクスの反乱と挫折が、迫害されてきたユダヤ人の歴史のメタファーになっている気がしてなりません。ちなみに公開当時は、米国の右派勢力からは共産主義革命のメタファーだと解釈されて、全米で公開反対運動がおこったそうです(D・トランボの脚本の真意だったかもしれませんね)。そう言えば当時のアメリカはまだ人種差別政策が厳しかった頃ですし、「奴隷の反乱」というテーマも耳が痛いところがありそうです。 もっともそういうことには無関心なキューブリックが関与してるはずもなく、トランボのヒューマニズムあふれる脚本に沿って淡々と演出したみたいです(よっぽど嫌だったらしく、本作をフィルモグラフィから外してくれ、とまで生前言っていたそうです)。 今回見直してみて感じたのは、例の英国三名優が見せてくれる演技の素晴らしさでした。面白いことに劇中三人が同時に絡むシークエンスがなく二人ずつのシーンばかりなのですが、ロートンの演じるグラッカス元老議員がもっとも心に残る人物だったかな。政治はそりゃ古代から汚いものだったみたいですが、たとえ政治手法に問題があっても最期は主義主張を貫くグラッカスを、どこかの東洋の国の政治家も見習わないといかんですよ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-13 00:10:45)(良:2票)
4.  素晴らしき戦争 《ネタバレ》 
ソフトが未発売なのでなかなか観る機会がない名作のひとつです。本作はリチャード・アッテンボロー初監督作で、第一次世界大戦をミュージカル仕立てでシニカルかつシュールに描いています。まず出演俳優が凄い!ローレンス・オリヴィエを筆頭に名前にサーとデイムがつく当時の英国演技陣の重鎮が勢ぞろいで、ハリウッドのスターは一人も見当たりません。それまで脇役俳優としてのキャリアしかなかったアッテンボローがこれだけの出演者を集めたことは、彼の監督としての非凡な才能なのでしょう。この作品は政治家や高級軍人が官僚的に戦争を進めるシュールなパートと、庶民のスミス一家が志願して戦場におもむく割とリアルなパートに分かれますが、政治家や将軍たちを例の豪華な俳優陣が演じて兵士たちは無名の俳優が割り当てられているのが面白い。また第一次世界大戦が海辺の遊園地のアトラクションとして表現されるのが斬新です。兵士や庶民の生活は、すべて当時流行した曲の替え歌が使われたミュージカルになっていて、有名な『ティぺラリー・ソング』も使われています。レビュー仕立ての新兵募集イベントをミュージック・ホールで観てスミス一家は志願するのですが、このシーンでは珍しいマギー・スミスの歌が聴けます。これが意外と私にはツボで、『土曜は新兵を男にしてあげる日よ❤』なんて色っぽい声で囁かれたら、ついふらふらと入隊しちゃいますね。まあオールスター映画の通例ですが、ほとんどの俳優はワンシーンの登場で終っちゃうのが非常に残念です。実はTV録画に失敗してラスト20分が映ってなかったので未見なのですが、丘を覆い尽くす戦死者の十字架が映されるラストが素晴らしいシーンだそうです。是非観てみたいものです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-23 11:09:29)
5.  スター! 《ネタバレ》 
ガートルード・ローレンスという人を本作で知りましたが、「王様と私」の初演でヒロインを演じたりしたミュージカルの大女優です。男出入りは激しいは、大酒のみだは、金遣いが荒くて破産するはで実像は結構破天荒なのですが、ジュリー・アンドリュースが『サウンド・オブミュージック』の「清く正しい」役柄から一変して堂々と演じています。十代から晩年まで同じメイクで通しちゃってるのは、ちょっと苦しいところですが。ミュージカル場面は舞台シーンだけでジュリー・アンドリュースの歌と踊りは文句なしですが、ロバート・ワイズにしてはドラマ部分の出来がイマイチなのが残念です。娘やノエル・カワードとのエピソードが膨らまず中途半端なのが目立ちます。最も製作時には二人とも存命なのだから、仕方ないかもしれませんが。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-13 21:09:49)
6.  スイート・チャリティ 《ネタバレ》 
ミュージカル映画には疎い私ですが、ボブ・フォッシーの振り付けは昔からストライクです。この映画では、60年代とは思えない切れの良いダンスに目を見張ります。シャーリー・マクレーンがNYの街中で踊るシーンの躍動感は、何度観ても素晴らしい。いろいろ意見はありますが、私はこのアンハッピーエンドのラストの方が、チャリティの健気さが出ていて好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-20 23:41:16)(良:1票)
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