Menu
 > レビュワー
 > Anything goes. さんの口コミ一覧
Anything goes.さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 6
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  砂と霧の家 《ネタバレ》 
映画としては多少マイナス方向のご都合主義(悪い結末になるように登場人物が行動する)を感じた部分はあるものの、特に前中盤はそれぞれの立場の切実さが描写されていてどうなるんだろうとワクワクしながら見ていた。人間ドラマとしておもしろい。 自分としてはベラーニ大佐側に感情移入して見ていた。特にクズの保安官が立場を利用して下衆な脅しをかけてからは圧倒的にそうなった。 バートンはもちろんだが、キャシーも同じぐらい酷い人で、手続きに則らずに勝手に家に近づいて怪我をしたのにもかかわらず、暖かく介抱してくれた一家に対し、盗人呼ばわりし、保安官と良い仲になり私情で動かす。挙句の果てに家族の前で自殺をしてトラウマを残させようとし、それを必死の処置で救ってくれた一家を我が情夫が監禁している事実を知っても助けようとしない。恩を仇で返すとはまさにこのこと。  ベラーニは確かに妻に暴力を振るったが男尊女卑の気が強いであろうイランで育った男性としてはかなり優しいほうなのだろう。元大佐としてのプライドを持ちながらも、家族のために肉体労働や雑貨屋のアルバイトをし、食事はチョコレートバーで我慢しそれすら家計簿につける姿には涙が出た。あの家は正当な手続きで所有したのであり、納得のいく値段でない限り家を返さないという主張は法的に完全に正しい(と思われる)し、欲深いからではなく、息子の進学費用等に是非ともお金が必要だというのだから倫理的にも全く責められるべきではない。  キャシーは家を失った程度で(もっとも弁護士は長引きそうだといっただけで完全に家を失ったのかよく分からない部分は残る)自殺を図るのなら、それよりはるかに自殺にふさわしい理由が3つも増えた以上、エンディングのあと当然自殺したのではないかと想像している。  自分としては息子を殺された後、復讐に走る展開になるのかなと思ったが、そうではなく、静かに死んでいくのはある種の誇り高い行為に思えた。自分達の命であった息子が死んだ以上、もうイラン時代の亡霊である自分達には生きる意味はないと思ったのだろう。(自殺は悪いことであることに変わりはないが。)
[DVD(字幕)] 7点(2016-01-09 03:34:29)
000.00%
100.00%
200.00%
3233.33%
400.00%
500.00%
600.00%
7233.33%
8116.67%
9116.67%
1000.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS