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Y-Nさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 16

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1.  スパイ・ゲーム(2001)
鑑賞しながら、青池保子氏の「Z~ツェット~」を初めて読んだ時の緊迫感を思い出した。要するに、この手の話が以前から好きなんだな。007時代の東と西がくっきり分かれていた頃は、スパイ物も単純で良かった。価値観が多様化し、情報がスピーディになった現在で、切り捨てる者、切り捨てられる者、その狭間で変化する大国の思惑を、2時間枠でよく描いている。ネイサン・ミュアーが人材とネットワークを駆使して本気でビショップを救出しようと決意させたのは、トム・ビショップは既に死亡しているという報道を見た瞬間なんだろうな。「中国で事件が起こった」ところで、「既に死亡しているスパイ」が救出されたなんて非難は、出来ないからねぇ。ディナーアウト作戦の一言で「俺は助けに行かない」と言ったネイサンが自分を助けてくれたと知った時のトムの表情が、退職後に蓄えた金の全て投じたネイサンの、してやったりといった表情に被って、実にいい。欲を言えば、ラストは、再会を喜び、「これからどうする?」「なんとかなるだろ」くらいで締めて欲しかったかな。ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのコンビネーションが、この作品を際立たせている。
9点(2002-09-28 23:46:37)(良:1票)
2.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
SW~EP4が公開されてから、もう四半世紀も経つんだなぁと、特殊効果の美しさにしみじみ。あのデイジー・カッターのような爆発シーンが、ずっげぇ綺麗だった。でも、カミーノのトーン・ウィーが一番のお気に入りです。SWの異性人キャラの中でも出色の出来。綺麗だぁ。優雅だぁ。フワフワと雲の上にでもいるような歩き方が、ナイス。声も、機会音のようなのに、さらさらした音感で、一人欲しいようとか、本気で思った。アクションは満点でもいい。久々に、SWらしさが出てた。ただ、その畳み掛ける展開に水を差してくれたのが、パドメとアナキンのラブラブ。「おい、そりゃないだろ?」ってくらいには、無理矢理なんだものなぁ。ルークとレイアが生まれなきゃなんないのは分かるんだけど、もう少しこう、何とかなんなかったのかなぁ。この際、似合いの美形だからいいかぁ、ってとこでした。クリストファー・リーは、やはり光ってましたねぇ。さすが、ベテランの味。でも、アッレク・ギネスの、あの謡うような台詞回しはもう聞けないんだと思うと、別の意味でしみじみしてしまいました。
8点(2002-08-18 12:22:09)
3.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
公開当事は、旧3部作の中でも、一番影の薄い作品だった。ルークの印象があまり残っていなかった。けど、EP2に煽られて、改めて観直して、それは、主人公が内面の葛藤に終始していた為だったらしいと気付いた。「ジェダイの復讐」を改めて観て、つくづく、「キリスト教圏の人が作った映画だなぁ」と実感した。「父とは戦えない」「父親は殺せない」と、日本人にはしつこいくらい繰り返すところや、傷ついた父の腕もまた作り物だと知ったルークが、その父に切り落とされて作り物になった自分の手を見た時の逡巡と葛藤とか(あれって、憎悪から憎悪への連鎖では何も生まないってことですよね)、最後の、「僕はジェダイだ。父もそうだった」って、皇帝に対して無防備で立ち向かうあたりは、殆ど、「右の頬を打たれたら左の頬も差し出せ」的。ルークにキリストはあんまりだけど、そもそも「ジェダイ・テンプル」ですもん。十字軍は意識してるよな。今観ると、「ジェダイの復讐」のルークって、難しい役所だなぁ。この役を、マーク・ハミルは、かなり繊細に演じていたんですねぇ。ジャバやボバ=フェットの末路は呆気なさ過ぎって感もあるけど、元々、こっちが先に作られたわけだし、伏線の前倒し、伏線の言い訳は、SWの宿命かな。小熊のイウォークは「何だかなぁ」って感じだけど、あの大自然やイウォークの戦い方が、過剰な消費文化への反発と考えれば、「ジェダイの復讐」は、SWの新作を合わせた作品中でも、もっともメッセージ性が強い作品だったのかもしれない。ただ、SFアクションでは、やはり多少の限界があるかもしれない。
8点(2002-08-18 01:33:00)
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