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1.  戦艦シュペー号の最後 《ネタバレ》 
パウエル&プレスバーガーコンビが戦争映画を撮るとかくも異色のタッチになる、という格好の見本。「眼下の敵」に先立つ高潔かつ人間味溢れるドイツ軍人を描き抜いた逸品としても史料的価値は計り知れない。余談だが、「某機動戦士」アニメで主人公らの母艦が中立地帯であるサイド6へ逃げ込み厄介もの扱いされる場面があるが、富野カントクは意外に本作を手本にしてたりして(CNNぽい実況が入る辺りも)w。個人的にはモンテビデオ港内でのウルグアイ政府と英仏独公使との政治的な駆け引きも面白いと思ったが、やはり海軍の協力の下に撮られた本物の戦艦による艦隊戦場面が出色の出来で特に印象深い。破壊力と射程の長さでロングレンジ戦の方が有利なはずのグラフ・シュペーが何故3隻の巡洋艦に接近戦を挑んできたのか?作中では英海軍側からの一方的描写となるため、ラングスドルフの意図がハーウッド提督と同様に観ているこちらにも全く読めず、シュペー内に収容された捕虜の英船員らと共に「海戦やってるらしいが、何が何だかよく分からん」という焦燥感を同じくすることができる。エクセターの大破&離脱シーンも実にスリリング!ラストのオチも下手なカントクなら玉砕覚悟の特攻をかける、みたいな安っぽい”滅びの美学”に走っただろうが、流石にこのコンビは一味も二味も格が違う。イヤ堪能しました。これでラングスドルフをドイツ人男優に演じさせてたら、文句ナシに10点だったんだけどなぁ(いやピーター・フィンチも良かったけどね)。そこだけチョット減点。でもオススメ!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-09 13:49:23)
2.  戦艦バウンティ号の叛乱 《ネタバレ》 
1787年に起こった英海軍史上に名高い実話を基にMGM(アーヴィング・サルバーグ)が最初の映画化を果たした海洋劇の佳作。原題は「バウンティ号の叛乱」だが、戦前の本邦初公開時には御法度だった”叛乱”部分を大幅にカット、邦題も「南海征服」とされて単なるタヒチ冒険モノの如くにされてしまった。本サイト登録時には一応この公開邦題に従ったが、私が観たのは勿論ノーカット版なので誤解なきように。さて、後に二回もリメイクされるだけあって筋立てだけでも充分に面白い内容なのだが、今回のフランク・ロイド版が最優秀なのは出航前の船員徴集から船荷の積み込み、マストに登って出帆の手順などといったディテールを実にテンポ良く提示している点にある。そうしたディテールの積み重ねが、ブライ船長による過剰に残酷な船員への処罰やそれを行き過ぎと嫌悪するクリスチャンの心情を絵空事にしない説得力を生む。タヒチまでの道中、冷酷無残なブライの性格が徐々に暴かれてゆくと共に船内の空気が一触即発となっていく過程も実にスリリングである。何と言っても怪優チャールズ・ロートンの凄まじい存在感溢れるブライ役の演技が物語全体を牽引しており正に圧巻。リメイク作でのブライ役(トレヴァー・ハワード、アンソニー・ホプキンス)にはロートンの持つネチっこさ、漲るパワーが絶望的に不足していた。惜しむらくはタヒチに着いてからテンポが急落し、クリスチャン&バイアムが現地の娘とダラダラ恋する辺りの退屈さ。こんな安っぽい大甘メロドラマみたいなシーンはとっとと端折って叛乱場面に行けばグッと締まったと思うが。しかし叛乱が起こってからはキビキビと凄まじい馬力であり、当時の日本軍が慌てて検閲カットしたのも無理はないと思わせるインパクト。ブライが悪運強く生き延びて執念深く追跡に戻るくだりや軍事法廷でバイアムらが裁かれる場面などは明らかに欲張り過ぎて蛇足の印象が強いので評価も若干割り引き。よって8点。(ヒゲなし)ゲイブルはそう悪くないが、バイアム役フランチョット・トーンはオイシイ役の割にもう一つ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-28 00:55:59)(良:1票)
3.  戦火の勇気 《ネタバレ》 
メグの女性士官役をミスキャスト視なさっている方が相当多いが、ハッキリ言わせて貰えば彼女がウォールデン大尉を演じていたればこそ(100REVIEW以上もコメントされる)話題作になりえたのでは…?コレは湾岸戦争ドキュメンタリーではなく飽くまで娯楽映画なのだから(「エイリアン2」のバスクェスみたいな)ゴツくてマッチョな女性士官じゃ興醒めだったハズ。それだけにメグの新境地を開拓せんとした意欲は大いに買うけれど、ナサニエル(ナット)役デンゼルのエピソードまで欲張ったのが個人的には敗因だと思う。お蔭で彼女の戦死を巡るミステリアス且つサスペンスフルな焦点が思いっきりボヤけてしまっていた。あと、マット・デイモンの激痩せっぷりは確かにヤヴァイ!!
7点(2004-12-26 16:40:07)(良:1票)
4.  ゼブラーマン 《ネタバレ》 
哀川翔アニキもクドカンとかいう人物も三池というカントクも全然知らずに観ました。どうも彼らに関して或る程度の予備知識つーか予習が必要な作品だったみたいっすね。イキナリ観ても何のこっちゃサパーリですた。皆さんに好評のゼブラーナースも私にはチョット理解できません。ただ…何となくなんですけど、もしかしたら狙いはラストのキメ台詞「白黒つけたぜ!」をシマウマ男に言わせんがため「だけ」だったんじゃないのか??という気もします。一言で評するなら「陳腐」。すみませんが5点マイナス致しまする。
5点(2004-11-26 13:15:47)(良:1票)
5.  1999年の夏休み 《ネタバレ》 
確かに萩尾望都先生の傑作「トーマの心臓」の影響アリアリ…ってか、ぶっちゃけモロパクリ!のくせしやがって丸っきりノンクレジットたあ一体どういう了見だ??金子修介!!ティーンのボーイズ・ラブを描くのに少女を使うことで生々しさをアク抜きしようとした意図はまぁ分かるが、あんな大根でブ○な娘どもをキャスティングするセンスの無さは目に余る。妙に気取ったソフトフォーカスやカメラアングルくらいじゃ誤魔化されねーっての。萩尾先生を冒涜したオトシマエはキッチリ払ってもらおうか。6点マァイナスゥゥゥ!!!
4点(2004-10-06 00:15:30)
6.  雪華葬刺し 《ネタバレ》 
すみません、私ぶっちゃけ宇都宮雅代の色っぽいヌード(だけ!!)が目当てで観てしまいますた。とある行為の真っ最中に火照った肌へTATOOっすか。いやぁ実~に眼福だったのでオマケしまくって7点でおます。ええもん見せてもらいましたわ~おおきに。……ハッ、いかん!私のストイックなパブリック・イメージが単なる好色一代男に(以下略)。
7点(2004-09-10 01:06:30)
7.  世界が燃えつきる日 《ネタバレ》 
出だしで発端となる第三次核戦争を描いているが、全っっっ然緊迫感が無い。こんなんならスパッとCUTしちまえっつの。その後で漸く字幕が入って生き残った人々の物語になる訳だが、巨大サソリのチープさは「スター・ウォーズ」と同年とは思えないくらい非道い。しかも出番はそこだけ!この後にクイーン・エイリアンみたいな親玉サソリが現れてピンチ!ってな展開をワクワク期待すると思いっきり肩透かしを喰う。生憎この後出てくるのは人喰いゴキちゃんの群れだ。コレが又「燃える昆虫軍団」とタメを張るチャチな出来で笑えるが、一応サスペンス場面らすぃ。P・ウィンフィールド哀れ。その道中はアリゾナかどっかの荒野を装甲車が走るシーンが矢鱈に長い!長過ぎる!!「どうです?カッコイイっしょ??」とでも云わんばかりだが、別にどうというコトもないハリボテカーじゃん。あと、ドミニク・サンダもなぁ…野郎ばっかりじゃムサ苦しいから取り敢えずシャワーシーンでも入れとくか、みたいな出演じゃ何のためにアメリカまで来てるんだか。ジャッキー・アール・ヘイリー君との遭遇場面もなぁ…廃屋の窓から顔出してたらジャン・マイケル・ビンセントが装甲車から「お?子供がいる!」って…もうちょっと何とかならなかったのか?クライマックスが大津波ってのも…チープ合成バレバレで全くスリル無し!ラストもNYは壊滅したってのに、同じ州のオールバニーが無事ですた、てのは‥如何にも御都合主義ハッピーエンドな無理矢理感がプンプン漂ってくる。兎に角シナリオが壊滅的にダメダメちゃんだ。J・スマイトの演出もダラダラしてヤル気Nothingだし。この手のSF映画にゃ滅法甘い私でもコレは流石に許せないレベルだ。容赦なく6点マイナァス!!
4点(2004-05-24 04:42:56)
8.  制服の処女(1931)
フッフッフ…おっさん殿、矢張りあなたもエミリア・ウンタ扮する「校長」に轢かれたじゃなくて惹かれたようですね。実~にイイ目の付け所をしていらっしゃる。おおっ同志よ!私もマヌエラ役のヘルタ・ティーレやベルンブルク先生役のドロテア・ヴィークには(レズだか百合だか知りませんが)別段どうというコトも無かったんです。んが!威厳に満ち満ちた”歩くプロイセン魂”には脱帽脱ヅラですわ。「規律と空腹を通じて我が祖国は甦る」でしたっけ?うーん、憎まれ役ってのはこうでなくっちゃあ!!あと、脇役好みの私メとしてはイルゼ役のエレン・シュワネッケもイイ味出してて結構捨て難いかなぁ。他にもマルガ、エーデルガートといった溌剌とした”メートヒェン”たちに幸あれ!8点。
8点(2003-12-01 05:11:36)
9.  戦場(1978年/テッド・ポスト監督) 《ネタバレ》 
70~80年代に量産されたベトナム戦争モノの一つだが、本作でのテッド・ポストの演出は(珍しく)可成りの力業で異様な迫力がある。何と言っても圧巻は部隊長のバート・ランカスターがブリーフ一丁の素っ裸にされ、死体となって惨めに転がっているラストのシークエンス!!ウェイン御大の「グリーン・ベレー」とは正反対のベクトルで余りに空しいジリ貧の負け戦を強烈なタッチで突きつけて脳裏に焼きつくインパクトだった。妙に被害者ヅラしたり、声高に反戦を叫ばないのもイイ。個人的には「ディア・ハンター」や「地獄の黙示録」「プラトーン」よりも(そのストレートさとコンパクトさで)高く評価したいと思う。ま、後味は悪い…てか最悪だが、”ベトナム戦争モノ”にハッピー・エンドを期待する方がそもそもの間違い。こういうジャンルはコレで良し。
7点(2003-11-07 23:27:57)
10.  世界残酷物語 《ネタバレ》 
ヤコペッティ…この名にピクリと反応した方は可成りの物好きか相当な映画通かのどちらかでしょうw。彼が一躍世界にその名を知らしめるキッカケとなったのが本作です。似非ドキュメンタリーというジャンルはそれまでにも無くはなかったのですが、如何せん知名度も低く、彼によって”見世物映画”としてのステイタスを確立した、と言っても過言では無いと思います。尤もソレが良いコトなのかどうかは甚だ疑問ですが…。内容的には「世界ではこ~んなに残酷なコトが云々」という感じで延々ヤラセ場面が続きハッキリ云って噴飯物です。しかも2003年現在、刻々と報道される最近のニュース記事の方が遥かに残酷なのでインパクトも相当に割り引かれるかと思われます。「へぇ~当時の”衝撃映像”ってこんなんだったのか…」位の軽い気持ちで鑑賞なさるのが吉でしょう。但しリズ・オルトラーニの音楽と主題曲の「モア」は素晴らしい出来なので一聴に値するのでは。
6点(2003-10-27 05:38:01)
11.  関の彌太ッぺ(1963)
箱田の森介に扮した木村功のこすっからさには見る見る内にストレスが溜まる溜まるw。或る意味凄い演技力だ。こうして憎まれ役がキッチリとイイ仕事を果たしているからこそ主役(勿論ココでは錦之助)は一層映える。お小夜に”旅人さん”であるコトを気づかれるキッカケとなる弥太の台詞も実に味わい深い。山下耕作監督のベストワークに敬意を表して8点。くぅ~、男だねぇ…!!
8点(2003-10-19 05:07:43)
12.  西部戦線異状なし<TVM>(1979)
 コレって…TVムービーじゃんw。エリッヒ・マリア・レマルクの秀抜な原作&オスカー受賞の1930年ルイス・マイルストン版あっての作品であり、ソレ以上でもソレ以下でもナイ。『そこそこに面白い作品。ま、損はしてないかなって感じ。』の定義に従い6点を進呈。悪しからず…w。
6点(2003-07-31 01:24:39)
13.  セカンド・チャンス(1983)
 「グリース」はあんなトホホな出来にもかかわらず、案外ヒットしたらしい。そこで夢よもう一度、とトラボルタ&オリビアで5年ぶりに制作されたのがコレ。流石にオリビアに女子高生役を演じさせてはいないが、ジョン・ハーツフェルドとかいうカントクがショボ過ぎる。脚本も自分で書いているが、コレが「天国への階段」やら「幽霊紐育を歩く」やら「気まぐれ天使」やらの名作からチョロチョロとパクったツギハギだらけの代物。オマージュの積もりならオリジナルにもっと敬意を払え!!他愛無さ過ぎてコメントする気も起きない本作に…5点。
5点(2003-03-16 01:57:41)
14.  セブン 《ネタバレ》 
 七つの大罪って…大きな罪なのか??「怠惰」とか「妬み」くらいで裁かれてたら、私ゃたちまちサイコ野郎の餌食ですな。どなたもキャスティングではブラピとフリーマンとパルトロウとスペイシーばっかり触れられているので、天の邪鬼な私としては「フルメタル・ジャケット」の鬼軍曹ハートマンことリー・アーメイと「黒いジャガー」のシャフトことリチャード・ラウンドツリーの登場が個人的にツボで良かったかも。「エイリアン3」をあんな結末にするカントクだから、別にラストで後味悪い不快感を煽ってきても格別驚きはしなかったが、後半からストーリーが急転直下ってか端折り過ぎてて完成度は今イチ。ジョン・ドゥはミルズとサマセットに踏み込まれなかったら一体どういうオチをつけるつもりだったんだ?やっぱりミルズ以外の誰かに自分を射殺して貰う計画…だったのか??まさかな。まぁ、でもフィンチャー作品の中では可成りマシな方ではある。コレを機にミルトンの「失楽園」を読みました…なんてコメントは全然出てませんな。うーーむ、残念。ま、仏教国・日本では仕方ないか…。七つの大罪だから洒落で7点。
7点(2003-03-12 17:57:07)(良:1票)
15.  セックスと嘘とビデオテープ
 コレも今となっては「賞味期限切れ」って感じの映画かな。ビデオテープを駆使した所に当時のカンヌ審査員は斬新さを感じたのかもしれないが、2003年現在これだけDVDが席巻するとは予想できるハズもなかったんだろう。時代に密着し過ぎると、後に何とも間抜けな感じに映るのは避けられないのがコノ手の映画の宿命だと思う。ただソダーバーグという監督に才能が無い、という意味では決してない。弱冠26歳で本作を脚本・監督した手腕は見事だし、2000年のオスカー・ダブルノミネートがそれをハッキリと証明している。ただ、本作の持つ特殊な性質が時代を超えた不朽の名作となりうる可能性を限りなく狭めている気がした迄のコトである。
7点(2003-03-01 02:29:32)
16.  戦争のはらわた
 ドイツ軍が完全に主役の映画ってのは意外にありそうで無い。その意味でも本作の占める位置は特異なモノではある。ただ、ペキンパーも矢張りアメリカ人なので米軍をやられ役にする訳にもいかず、東部ロシア戦線を舞台にソ連兵をやられ役に仕立て上げる辺りの安直さは勿論減点対象。キッチリ割り引かせて頂く。あと、あれだけの仕打ちを受けながらコバーンがマクシミリアン・シェルを派手にブッ殺さなかったのも個人的に消化不良。最後はどなたも仰っている邦題の陳腐さ!!グロいホラー映画「悪魔のはらわた」(1974年米・伊 監督:ポール・モリセイ 主演:ウド・キア)にあやかろうとでもしたのか?当時の配給元は。一体何考えてんだ?モロ直訳で「鉄十字(勲章)」乃至は片仮名そのまんまで「クロス・オブ・アイアン」てな感じの方がよっぽどマシだったぞ!!センス悪過ぎにも程があるわ!!プンプン。よって7点。
7点(2003-02-25 04:24:06)
17.  ゼイリブ
 カーペンターのB級魂が炸裂!!主演のプロレスラーも意外に芸達者でナカナカ。眼鏡をかけると化けたエイリアンの正体が判別出来るってトコロは「シルバー仮面」を連想する…とか言ったらトシがバレるか(^^)。でも、科学力に圧倒的な差があるなら、こんな回りくどい地味な侵略なんかせずに「インデペンデンス・デイ」みたいに一気に攻め込むよな、フツー。うーーーーーーん、良くも悪くもカーペンター♪
6点(2003-02-15 00:26:03)
18.  戦場にかける橋
 日本軍捕虜の体験を元に書かれたピエール・ブールの原作をブール本人が脚色、英人のデビッド・リーンが堂々たる風格で監督した戦争映画の傑作。これまで比較的小品ばかり手掛けていたリーンにとっても以後70mm大作映画(の傑作)を連発する転機となった。米・英・日各々の面子を賭けた橋への拘りが、ホールデン・ギネス・早川雪洲の火花散る演技のぶつかり合いと相俟って兎に角凄まじい迫力。ラストを除いては戦闘シーンでお茶を濁す愚を犯さず、俳優陣の演技力をとことん引き出すことで押し通す、豪快でいて同時に何ともキメの細かい演出ぶりは流石リーン!!勿論彼こそが本作のMVPであることは異論あるまい。次いでアレック・ギネスの英人魂炸裂!の渋い名演が挙げられるが、リーンが彼の描写に相当尺数を取っていることからも「贔屓」されていたのは明らか。なので…若干割引。雪洲扮する斎藤は一見するとギネスの頑固さに屈しただけに見えるが、個人的には毅然としたギネスの態度に国境を越えた友情を感じた、というか武士道に相通ずる騎士道精神の気高さに一目置いた、と思いたい。それだけに雪洲の演技に度量のあるトコロを感じたのは私だけ?それこそ身贔屓ってヤツ…なのかなぁ。何にせよ、こういう特異な反戦映画は類を見なかったコトも加味して…10点!
10点(2003-02-05 04:50:15)(良:1票)
19.  戦略大作戦
 ブライアン・G・ハットンとイーストウッドが再び戦争映画でタッグを!!「荒鷲の要塞」みたいなヤツかと思いきや、何とも無茶苦茶な、ハチャメチャな、素っ頓狂な内容。何ともいいかげん且つ無責任な邦題と、真剣に観たら呆れるしか無い展開を笑って許せるかどうかに、この映画の存在価値は係っている。まぁ、この頃には既に「M★A★S★H」とか「アメリカ上陸作戦」とか戦争を風刺した映画が多かったしな。個人的には大して腹も立たないが、面白いかと言えば、↓御指摘にもあるように金塊を一体どうするよ?という疑問の晴れぬラストは釈然としないので…6点。
6点(2003-02-02 11:16:46)
20.  セーラー服と機関銃
 相米慎二監督も赤川次郎原作は如何ともし難かったらしく、面白くないの一語。「翔んだカップル」に続いて起用したお気に入りの薬師丸ひろ子も大根だし…。話題性だけ先行して大ヒットした悪しき角川パターンに貢献した罪は決して軽くはないゾ!!取って付けたような銃乱射シーンも腰が入っとらーーーーん!!!
5点(2003-01-27 10:46:08)(良:1票)
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