Menu
 > レビュワー
 > 麦酒男爵 さんの口コミ一覧
麦酒男爵さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 44
性別 男性
ホームページ http://enjoybeerlife.com/
年齢 51歳
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 
■本来「俳優」が賄うべきポジションを、音楽家と芸人それぞれの若手トップスターが務めてしまったという、ある種の「倒錯」的なキャスティングは、本作の重要なコンセプトの一つだろう。つまり、折しも80年代の前半、これからいよいよバブルに突入するという狂熱の時代を担った「あの」二人が、本来の「俳優」を差し置いてこの映画に集わされたということは、まともな「俳優」が配されている英軍将校陣営とのシンメトリーではないだろうか、と思うのだ(デヴィッド・ボウイは生来の演者だから、アンビバレントなポジションにいる)。結果として、そのことがその後の日本の芸能史に大きな意味をもたらしてしまったという、誠に凄まじい映画である。 ■もう三十年来何度も見てるが、子供のころは、音楽はもちろんだが、帝国軍人の美意識や凄惨さとか、そんなところばかりに夢中になっていたが、今日十数年ぶりに鑑賞した結果、これは、コミュニケーションの不通と、日本人の西洋コンプレックスを描いた映画だということに、やっと気づいた。コンプレックス故の、一方的な「倒錯」した表現とその哀しさ。それを解消しようと、クリスマスという西洋のイベントの意味を知ったハラは、これをブレイクスルーとして活用した。ここにかろうじて成立したはかなく拙い、しかし切実なコミュニケーションが、エンディングへと結ぶ。ヨノイのセリアズに対する邂逅とて同様であって、こちらの方がより不器用で、倒錯の度合いが深いというだけである。 ■冒頭、ローレンスは、捕虜の身でありながら、ハラに対して「救いたい」と言うのだが、つまりはその哀しさを見抜いているということである(ハラは「日本人は敵に助けられたりしない」と返すが、どこか拙く響く)。それは確かにマッカーサーが「日本人の精神年齢は12歳」といったのに通底する「哀れみ」であって、大島渚という一人の「戦後文化人」が抱えざるを得ないコンプレックスであるのだが、失われた10年やら9.11やら大震災やらを経て、いいかげん「もはや戦後ではない」現在ですら、そのコンプレックスがほとんど解消されていないことに思い至って、ハッとさせられる。 ■吉本隆明が「音楽は素晴らしいが映画自体はダメ」みたいなことを言ってたけど、却って本人の興味の強さを感じたのを覚えている。たけし自身も同じこと言っていて、いや、だからこそ今の北野武がある、ということがよく分かる。
[レーザーディスク(邦画)] 9点(2014-12-13 02:09:17)(良:1票)
2.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 
■さしずめ「或るB形男の一生」といったところか。■ダニエルが米国とその資本主義、イーライがアラブのイスラム原理主義のメタファーと観ることも可能だろうか。米国が孤独に陥るのも当たり前だよ、と自己批判しながら、やっぱり最終的にはアラブをやっつけてしまいたいという、米国人のどうしようもない潜在的願望の顕れとして。■ダニエルが自ら殺人に手を染めてしまうのは、ちょっと芸がないと思った。ワルは人を遣ってナンボだ。■ダニエル・デイ=ルイスの演技と存在感は、当代随一と言っていい。
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 22:38:53)
3.  セルピコ 《ネタバレ》 
■もちろん考えさせられることは沢山あるのだが、主人公の正義を貫く人格が形成される過程がイマイチ説明不足な感じで、(映画的には)感情移入出来ずじまいだった。■ひたすら陰々滅々としてるのは、この時代のアメリカ映画の特徴なのか、そもそもそういう作品であるべきなのか分からないけれど、悪徳警官に「してやったり!」なエピソードの一つでも盛り込んで起伏を作ってやったほうが観やすかった気がする。■そんな自分でもパチーノの演技の素晴らしさは分かったつもり。椅子叩きつけて同僚にぶち切れるシーンは、観賞してるこっちまで引いた。
[DVD(字幕)] 5点(2008-07-25 00:54:34)(良:1票)
4.  戦国自衛隊
■小学生の頃、当時出始めの歴史学習漫画をきっかけに、日本史、特に戦国史に大いにハマり、夏休みの自由研究で紙粘土で兜を作ったほどである。同時に、ブームだったガンプラに飽き足らなくなって、戦車や軍用機、軍艦のプラモに憧れるようになり、こちらも大いにハマった。そんなさなかに本作がテレビ放映され、「まるでオレのために作られたような映画だ!」と思ったものだが、それも無理はない。■ただ、そのときは途中から観賞したため、何となくこの作品についてはモヤモヤとした想いを抱き続けていたので、今回20数年の時を経てキチンと観直してみた次第。■多くの方が指摘されておられるように、作り手のエネルギーがガンガン伝わってくる。カラ回りも多々あれど、そんなのも含めて、総じて愛嬌のある作品と言ったらよいか。■小野みゆきといい、岡田奈々といい、当時の女優さんのなんと味わいのあることか。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-22 13:39:06)
000.00%
100.00%
200.00%
349.09%
449.09%
536.82%
636.82%
71329.55%
81022.73%
9613.64%
1012.27%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS