Menu
 > レビュワー
 > かっぱ堰 さんの口コミ一覧
かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1249
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  先生!口裂け女です! 《ネタバレ》 
前に見た「スマホ拾っただけなのに」(2019)と同じ監督なので、この映画も台湾映画「報告老師!怪怪怪怪物!」(先生!かかか怪物です!)の真似かと思ったが中身は違っていた。実際に題名通りの台詞もあったのは笑ったが、後の方になると「先生」の意味が変わって来る。ジャンルとしてはホラーというよりコメディであって終盤にはアクション場面もある。 口裂け女に関しては、最初はその辺の住民とどこが違うかと思わされるが実は真の口裂け女であって「私、きれい?」の台詞もちゃんとある。もともと口裂け女は三鷹・三軒茶屋・三宮といった「三」のつく場所に出やすいと言われているが、この映画でも主人公は東京都三鷹市に住んでいて、名字がミカミだったのも三上とか三神のつもりだったかも知れない。また走るのが早いので原付では逃げきれないとの伝承があるが、その原付も映画の構成要素として使っている。  物語としては、特に考えもなく悪事に関わっていた高校生が自業自得で危機に陥ったが、先生のおかげで助けられて心を入れ替えた話になっている。序盤はワルぶってイキがるクソガキ連中が苛立たしいが、最終的には微笑ましい青春映画になっていて和まされた。また終盤の戦いでは先生の大活躍がものすごく格好いいので感動した。 主人公の家庭は一人親だったが、ものわかりのいい片親だけでは家庭教育が行き届かなかったクソガキを、先生が強烈な手法で矯正してくれた形になっている。また先生が去った後は姉が年少者を導く存在になったのかも知れない。 今回の件で先生が三鷹を去らねばならなくなったのは寂しいことだが(千葉県木更津市に移転?)、ちゃんと仕置人の仕事は完遂していたようで笑った。今後の活躍を期待したくなるヒーロー映画でもあった。 登場人物としては転校生が愛すべきキャラクターで、主人公の姉もなかなか格好いい姉貴になっている。口裂け女も愛嬌のある人物で大変結構でした。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-12-02 14:34:24)
2.  整形水 《ネタバレ》 
原題は漢字で書くと「奇奇怪怪 整形水」だが、これはウェブコミックの「奇奇怪怪」というオムニバスの1作ということで、映画に出るタイトルは単に整形水/성형수である。グロい場面が多いので実写化すると目も当てられないことになりそうだが、アニメなのでファンタジーの範囲に収まる形で作ってある。 整形水とは美容液というより人体に可塑性を生じさせるもので、「肉」を材料として粘土のように使い、不要な部分は削って不足な部分を足していくことになる。いくらマンガにしても皮膚と筋肉と脂肪の別もなく、骨や血管も度外視した均質な「肉」というのは安直な発想だが、これはもしかするとアニメキャラなどのフィギュア制作からの思いつきではないか。粘土で作るフィギュアのように、人間の身体も自由に作れればということかと思ったが、ただし目は作れないという設定だったのか。あるいは鼻や唇などでも、人には作れない優れた自然の造形物があるという考え方かも知れない。 なお主人公が「施術者」に豚女と言われた場面では、材料不足なら豚肉を使えばいいということになるのかと思って心配したがそうでもなかった。  ストーリーとしては、要は整形水を使った主人公が破滅に至る話である。最後の展開(コレクター)はぶっ飛んだ感じで行きすぎに見えたが、本当に価値があったのは作り物でなく生来のものだった、という皮肉にはなっている。 社会的な面で見た場合、美醜に関わる劇中男女の態度は、程度の差はあっても一応どこの社会も共通とはいえる(日本よりは向こうの方がきついだろうが)。芸能界などは特殊な世界として、他にもジャンルによっては技能と別の「見えない壁」があるという指摘は確かに厳しいが、それでも壁を越えて活躍する例もなくはない(あった)と思うので、絶対的なものでなくしていくことはできると思うべきか。 登場人物では、整形後の主人公は絵に描いたようなカワイイ系美女だったが、日本はともかく現地ではこういうタイプの顔を志向していない気がして、アニメならではのキャラクターデザインに思われる。また日本で最近いわれる親ガチャ的な感覚も出ていて、主人公の両親は気の毒に見えた。整形は親の存在を否定することになるがそれでもいいのかという問いかけかも知れない。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-20 10:57:09)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS