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さかQさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 559

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1.  千年女優
出ました!今監督「パーフェクト・ブルー」に次ぐ待望の2作目です。これは大人のアニメですよ。千代子が語る自分の思い出と演じた映画のストーリーが次第に混合していく物語に最初から最後まで引き込まれました。鍵の君から預かった「一番大事なものを開ける鍵」を返す為、様々なシチュエーションで物語を繰り返す展開は斬新で、いろんな解釈ができて面白いです。輪廻転生か、だだの妄想か、はたまた夢なのか…捉え方によって純愛ラブストーリーにもなればミステリーにもなるし、コメディにも。始まって少しはインタビュアーとカメラマンが割り込んできて物語の展開に突っ込みを入れるんですが、次第に彼らも物語りに入り込んでいく。そう、第三者的立場を作ることで観客の代弁をさせ、次第に引き込もうとしているんですよね。この辺りの作りには驚きですよ。映像もかなりきれいで、アニメとバカにしてられない。ラストのあの一言は微妙ですね。正直「えっ?それってアリ?!」とも感じましたが、物語自体彼女が主導権を握っているのであれはあれで良かった気もします。焼け跡から現われた壁画のシーン、北海道へ失踪するために走るシーン等ほんと躍動感にあふれ、感動させられました。監督の次回作も楽しみです。
8点(2002-09-30 06:34:30)
2.  青春デンデケデケデケ
微笑ましいとはこの事ですね。ついクスッと笑ってしまう、気がつくと大林ワールドにどっぷり浸かってしまいました。心に思っていることをそのまま映像で表現してしまったり、個性的なキャラクターをバンバン登場させたり、大林監督らしい作品ですよね。後半ではバンド活動を終え、ポッカリと心に穴のあいてしまった主人公の切ない気持ちも忘れていない。とにかく、誰しもが経験するような青春の1ページに共感しました。お寺の息子役の俳優は完璧でしょう。どこか冷めてて悟っている雰囲気を醸しだしながらも、親友思いな彼が主人公をひきたたせてくれてました。個人的には「う~ち~の~た~く~み~がぁ~」のおばあちゃん、ツボにはまりました。常連の岸部一徳に根岸季衣は相変わらずいい味でてます。
8点(2002-01-24 02:37:56)
3.  セーラー服と機関銃
ラストの「ばんばんばんばん!」って人ごみの中(ホントスゴイ人ごみ)で機関銃を撃つフリをする、次第にカメラが引いていきあのテーマ「さよならはわか~れ~のぉ~…」いいですよね。渡瀬恒彦の死体にファーストキスをささげるシーンもじわっとこみ上げる物がありました。男らしかった二番手が襲撃の前に渡瀬恒彦を思いつづけてたのが解ったときは笑いました。
8点(2002-01-07 06:24:44)
4.  戦慄の絆
いや~、クローネンバーグ作品としては「デッド・ゾーン」と並ぶ傑作でしょう!「裸のランチ」とか「フライ」に比べるとそれ程グロくは無いですね。しかし心理的な恐怖がここにはピッタリ張り付いています。一卵性双生児しか持ち得ない心体的な繋がり。弟が一人の女性を本気で愛してしまったが故に兄弟の仲で流れ始める不協和音。そしてビジュアル的にも創作手術道具や医療器具、真っ赤な手術着、全編ブルーを貴重にした無機質なセットなど圧倒的なイメージで圧迫感倍増。ラスト30分は物語に入り込んでいれば結構衝撃的です。そして悲しく痛々しい兄弟の運命が涙を誘います。ジェレミー・アイアンズの一人二役もしっかりと演じ分けてるし(ま、キャラ的にはっきりしているかも知れませんが。)相手役のジュヌビエーブ・ビヨルドは好演でしたが、後半になって物語上普通の人に戻ってしまい存在自体がどうでも良くなってしまっていたのが残念でした。とにかくこの「戦慄の絆」という邦題もピッタンコですね。ちなみに弟の「ビバリー」という女性的な名前には何か理由があったんでしょうか?前半でそれを指摘するシーンあったんですが謎だけ振りまいて終わってました…
7点(2003-01-06 20:36:24)
5.  セッション9
あの「ワンダーランド駅で」のブラッド・アンダーソン監督がホラーに挑戦し、廃墟と化したダンバーズ精神病院の解体作業を行う男たちが次第にこの病院の狂気に巻き込まれていくと言うお話。これといってホラー定番の派手な演出はなく、ジワジワを恐怖に叩き込んでくれます。ハンディカメラでの撮影やいくつかのシーンに少し「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を意識した」ようなつくりですが、恐怖の演出の仕方が暗闇とか派手な効果音などはほとんど使用していない分、正当派と言えるでしょう。得体の知れないものに心理的に圧迫される感じがしました。「やぁ、ゴードン...」とのっけからブキミな声、コウモリの形をしただだっ広い廃墟、アスベストに囲まれた部屋、手術に使われた器具の数々と細部にこだわった心理的な恐怖空間が物語を盛り上げてくれます。特に精神患者メアリーの録音テープは背筋がゾゾゾッとしながらも早くセッション9まで聞きたい衝動に駆られました。それだけではなく、登場人物の人物描写にそれを演技として確立している俳優陣(女性はほとんど出てこない)に拍手です。ゴードン役のピーター・ミュランの病んだ演技はこっちまでおかしくなりそうでしたし、あの「ウェルカム・ドールハウス」で『ファック・ユー...』と連呼して独特の雰囲気をかもし出してたワルガキを演じたブレンダン・セクストン・サードが出てるではないですか!!大きくなったねぇ。いやいや彼もいい演技してました。中盤までは中々盛り上がりに欠けますが、それ以降からラストまでは一気に見入りました。でもこの物語の背景にある精神病院での人体実験とも思われる数々の治療方法(”ロボトミー”とか)は実際何とも無い人に施されたらしいから恐ろしいです。
7点(2002-07-23 01:32:50)(良:1票)
6.  世界中がアイ・ラヴ・ユー
さあて、果たして吹き替えなのは誰なのか?探っていくとあれれと思う女優さんが数人いました。ま、そこはお愛嬌って事で...すんなりとミュージカルしてはいるんですが、ちょっと恥ずかしいかな。
5点(2002-02-17 20:51:23)
7.  贅沢な骨
ビデオのパッケージやタイトルからホラーかと思いきや、ラブストーリーなのね。しかも「贅沢な骨」って喉に詰まったウナギの骨かいっ!!な~んか騙された気分・・・。微妙な三角関係がどうも描ききれていないというか、説明不足というか。判る人にわかりゃええねん!て感じの半ば確信犯的な作意が鼻につきました。
4点(2002-12-25 04:20:05)
8.  千里眼
犯人はあの人なんですよ。今ひとつ真意がつかめなかったんですが、水野美紀のハードなアクションには、あの志穂美悦子もビックリ。(ま、彼女の場合は吹き替えなしのマジアクションですがね)ホラーって言うよりも女同士のサスペンスでした。
4点(2002-02-17 20:57:06)
9.  ゼイリブ
グラサンで宇宙人の正体を識別できるのは面白い。ドラえもんの道具に加えたいくらい。ただそのネタだけで一気に見せようとするのはあまりに酷ではなかろうか?物足りない。
4点(2002-02-17 20:48:01)
10.  世界で一番醜い女
病院の看護婦がその生まれた顔みて失神するほど醜く生まれてしまった主人公。彼女は遺伝子治療で手に入れた美貌で、ミスコン荒しをしていくというトホホな展開のサスペンス。彼女の犯罪を食い止めようとするのは義眼で総入れ歯、カツラの刑事。形は違うにしても同じ苦しみを分かち合える彼女に親近感を抱き愛するようになっていく。ホント、スンゴイ展開。何もそこまでしなくてもと思えるほどこの二人の描き様が酷くてついていけない。しかも輪をかけて派手な特殊効果でこれを見せたかったの?と思ってしまう。幼少から彼女の真の素顔を全く見せないカットは前述に矛盾して興味をそそられてしまいましたが、こんな派手にしなくてもねぇ。禁じられた恋に苦悩する近未来の刑事という展開は「ブレード・ランナー」、ミスコン荒しの展開は「デンジャラス・ビューティー」、主人公の素顔は「エレファントマン」等遺伝子整形と言う物語以外はどっかで観たような内容ばかりのつぎはぎ作品。しかもラストはコメディにすら思えてくる。ホント、映像はめっちゃ凝ってるんですけどね...。
3点(2002-11-26 02:10:40)
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