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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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21.  ウィッカーマン(2006) 《ネタバレ》 
併せてオリジナルも鑑賞したかったものの、ステイングレイ社からリリースされていた特別完全版はネットで何万円もの高値が付いているため手が出ず、現在入手可能なユニバーサル版は誤訳・珍訳の嵐でお馴染みのスタジオカナル仕様であるためせっかくの歴史的カルト作とのファーストコンタクトには相応しくないと考え、結局、オリジナルの鑑賞は諦めました。オリジナルに思い入れのある方からは恐ろしく不評の本作ですが(ラジー賞5部門ノミネート+IMDBでのスコアが3.6点)、意外や意外、少なくとも前半部分は楽しめました。謎に包まれた冒頭の事故、見るからに怪しげな島民達、助けを求めてきた元カノすら隠し事をしているという孤立無援感、さらには不快度数の高い雰囲気作りにも成功しており、なかなか見応えがあるのです。人の良さから厄介に巻き込まれてしまう中年警官役にニコラス刑事がピタリとハマっており、特に悪いところが見当たらない程よく出来ていました。前半の時点では。。。 後半、謎の正体が明らかになると、映画のテンションは一気に下がります。【ムラン】さんが詳しく書かれておりますが、島民達の計画に納得感が少なすぎるのです。ニコラス・ケイジが警官隊を引き連れて島にやってきたらどうするつもりだったのか?、携帯していた銃をぶっ放すというリスクは考えなかったのか?、そもそも、生贄にするつもりの男を数日間泳がせていたことの理由がまったくわからないetc…、もうちょっと設定を煮詰めた方がよかったと思います。冒頭の事故や、主人公が見る幻覚も伏線として機能しておらず、どうやって話を畳むのだろうかとあれこれ考えながら観たことを後悔しました。。。 あとは文化的な背景の問題ですが、キリスト教徒が土着信仰から復讐されるという筋書きにも恐怖を覚えませんでした。お寺と神社が共存している我が国はかなりレアな事例であり、世界的には一神教が土着信仰を否定し、破壊するという歴史が一般的です。布教の過程で、キリスト教徒は血なまぐさい事件も少なからず起こしており、そのツケを払わされる日がくるのではないかという恐怖が本作の根底にはあるのです。ただし、キリスト教徒ではなく、宗教を巡る血なまぐさい歴史も経験していない日本人としては、この感覚がピンときません。
[ブルーレイ(吹替)] 4点(2013-03-04 00:47:21)
22.  運命のボタン 《ネタバレ》 
一歩間違えれば『フォーガットン』になりかねなかった内容を、終始バカっぽくなくまとめあげた監督の手腕は評価します。観客に先読みさせない構成もよく出来ており、ミステリー映画としてはそこそこの完成度だと思います。ただし、視覚的な見せ場がほとんどなく映画としての面白みに欠ける上に、膨大な量の伏線を追いかけることにも疲れてしまい、中盤以降は観ていることが苦痛になりました。観客にネタが割れた時点でさっさと話を閉めればよいものを、その後もダラダラと映画を続けたために、ムダに冗長となっている点もマイナスです。。。 一方、ドラマ作品としては完全に赤点。序盤とクライマックスで主人公の性格に顕著な変化が見られないし、「自分ならどうするか?」と観客に考えさせる内容にもなっていません。これについては、ボタンに係る突飛なルールを主人公が簡単に受け入れてしまうという不自然さをカバーできなかったことと、大金に目がくらんだ主人公のイヤらしさを描けていないことが原因だと思います。この映画は導入部に命をかけるべきだったのに、ここを疎かにしてしまったために全体がダメになったのです。
[DVD(吹替)] 4点(2012-09-18 18:50:38)(良:1票)
23.  ウィンターズ・ボーン
これは典型的な”評論家からは支持されるが、一般客は対象となっていない映画”です。質の高い演技、自然を背景とした美しい撮影、独特の空気感、そして重々しいテーマと、高く評価される映画に必要な要素はすべて備えており、「これは何か賞をやらなければ」と思わせる完成度を誇っています。しかし、展開があまりに淡々としていて物語に山も谷もないので、正直言って面白くありません。ジョン・ホークス演じるティアドロップが出ているところだけは妙に映画っぽいのですが、それ以外は役者と監督の技見せに付き合わされたという印象です。私は楽しめませんでした。。。 あと、”おきて”の扱いにも疑問を持ちました。本作における”おきて”は、いわゆるマクガフィン的な扱いを受けており、その内容は最後まで明らかにされません(集落全員が似たような顔つきをしているので、ある程度の察しはつきますが)。しかし、「思いがけず村のおきてと戦うこととなった少女」という物語にあって、そのおきての正体が最後まで伏せられたままというのは、ちょっとズルいかなという気がしました。
[DVD(字幕)] 4点(2012-05-07 00:47:47)(良:1票)
24.  ウォーターワールド
90年代を代表する大コケ映画と言われていますが、1億7500万ドルの製作費に対して興行成績は全世界で2億6400万ドル(1995年の公開作中第9位)とそこそこのヒットとなっており、コケ方で言えば同年の「カットスロート・アイランド」の方が遥かに上。にも関わらずこの映画が(悪い意味で)私達の心を掴んで離さないのは、その出来があまりに惨たらしいからでしょう。。。作品を見る限り、脚本の出来はそれほど悪くありません。問題は監督とプロデューサーの腹が座っていなかったことで、本来はエッジが立っていたであろう脚本の良さをことごとく潰しています。破滅後の世界を扱った本作はダークに描かれるべきであり、その点、女性が物々交換の対象となっていたり、ミュータントに凄惨なリンチが加えられたりと、脚本上はきちんと毒が描かれています。しかしベラボーな製作費にビビったのか、監督とプロデューサーは観客に嫌悪感を抱かせかねないこれらの描写を中途半端に終わらせてしまい、そのために全体が締まらない印象となっています。また前半と後半でまったく別の映画となっていることにも違和感を覚えたのですが、これも主人公を観客から好まれるキャラクターにしようと後半で方向転換してしまったプロデューサーの判断ミスであり、前半の冷たいキャラクターで通すべきだったと思います。この方向転換を巡っては監督のレイノルズとコスナーが対立してレイノルズは途中降板、後半部分をコスナーが監督したことも後半が浮いてしまった原因となっています。。。さらに本作の足を引っ張っているのがSF感覚の欠如で、これも脚本レベルではそれほど悪くなかったにも関わらず、監督がSFオンチだったことが問題でした。衣装や小道具がとにかくカッコ悪く、そのために映画全体がダサくなっています。この手の映画はカッコ良いことがポイントなのに、そこで観客の心を掴めなかったのでは、いかにスペクタクルにお金を注いでも映画は良くなりません。コスナーが突貫工事で手を入れはじめた後半になると設定にも矛盾が発生しはじめますが(紙は高値で取引されていたはずなのに、後半ではまとまった量の雑誌が出てくる。前半では「俺達の先祖が世界をこんな風にした」と言っているのに、後半では過去の文明を知らないことになっているetc…)、SFにおいて細部に矛盾が発生するような雑な作りでは、観客に見透かされてしまいます。
[DVD(字幕)] 4点(2010-08-17 22:06:33)(良:1票)
25.  ウェインズ・ワールド2
アメリカローカルの笑いなので、残念ながらほとんど理解できませんでした。しかし見ていてここまで淋しくなった映画も珍しいです。画面では何か楽しそうなことが起こってるのに、それのどこが楽しいのかがわからないんですよ。私の頭からは終始「?」が出っぱなしでした。ただし、DVD版の吹き替えにはかなり救われました。声優陣がかなり頑張ってくれてるおかげで、いくつかのシーンの雰囲気だけは味わえましたから。って、やっぱり淋しい鑑賞。スクランブルのかかったWOWOWの画面を見ては、うらやましくて仕方なかった中学の時のような気分です。
4点(2004-09-04 01:32:46)
26.  ULTRAMAN
いろいろ考えて作られているということは分かるし、表現が難しいとされる10mという中途半端なサイズのクリーチャーを登場させた試みや、従前は重きを置いてこられなかった空中戦を見せ場の中心に置いたことなど、作り手の意欲は感じられました。また、そもそもが実写作品だけあって作劇のノウハウも積み上げられているため、例えば『デビルマン』や『北京原人』のような豪快な破綻はなく(これらの作品と比較されている時点で、なんとも・・・)、それなりにまとめられているのですが、それでもやろうとしていることに対して予算も人材も追い付いていないことが全編を通して伝わってくるため、見ていてとても辛かったです。客をもてなそうという心意気は痛いほど伝わってくるし、見ているこちらもその思いを受け取って良い部分を探してあげたくなるものの、特筆すべき点がまるでないのです。 大人向けの作品にしたはいいが、大人を納得させるだけの演技や演出を準備できなかった。これが本作最大の失敗だったと思います。なんせ、主演が別所哲也と大澄賢哉ですからね。ヘタとは言わないものの演技力に定評がある人達ではないし、泣く子も黙らせるような強烈な華もありません。また、この手の作品では大御所俳優が脇役として控えていて作品全体を引き締めるものですが、本作でその立場を担っているのが草刈正雄。これまた、作品を引き締めるほどの力はありませんでした。日本一のヒーローという大看板に、俳優たちが完全に押し潰されているのです。 見せ場についても、自衛隊の実機を登場させる場面ではオッと思わせるものの、その後にめちゃくちゃチープなセットが出てきたりするものだから、予算の少なさが余計に際立ってしまっています。低予算で無理をして作ったことがそこかしこに現れており、そこにヒーローのロマンなどはビタ一文ありませんでした。
[インターネット(邦画)] 3点(2017-07-19 00:02:43)
27.  ウインドトーカーズ
ジョン・ウーがついに戦争映画を撮る!2002年は戦争映画が多数製作されましたが、製作段階において特に注目度の高かったのが本作でした。しかし、蓋を開けると戦争映画としては史上最低クラスの出来。世間一般からは一瞬にして忘れ去られ、ウーファンにとっては触れてはならない過去となったのでした。超人的な主人公が華麗にアクションを決めるジョン・ウーのスタイルは、大人数が泥にまみれながら命をかける戦争映画とは水と油。前半はニコラス刑事が棒立ちでマシンガンを乱射してるだけで見せ場として全然面白くないし、ジョン・ウーがガマンできなくなったのか、とうとうマシンガンをピストルに持ちかえてしまった後半は、もはや戦争映画のルックスではなくなっています。ジョン・ウーの映画なのに、戦争映画なのに、見せ場がつまらないという致命的な欠点を本作は抱えているのです。また、「プラトーン」以降の戦争映画には、史実に基づいてリアルに作るという条件が課せられるようになりましたが、本作は時代錯誤なまでに適当。サイパン島と言えば年平均気温が27度という高温多湿の熱帯気候なのに、まったくそのような風土に見えないという圧巻のロケーションには驚きました。妙に乾燥している地域があったり、日本の秋口のような風情ある風景があったり、そもそも俳優達が暑さの演技をしていなかったり、こだわって作っていないことが丸出しになっています。また、日本人住民の集団自決のあった悲劇の島でもありますが、本作に登場する住民達は実にのどかなもので、アメリカ兵にいとも簡単に懐いてしまいます。ニコラス刑事の常備薬を一錠飲ませてもらったり、チョコレートをひとかけ食べただけでアメリカさん大好きになってしまうという激安野郎ばかりで、本当に何も調べずに撮ったんだなぁと呆れてしまいました。これに追い打ちをかけるのがニコラス刑事の妙な熱演で、この人が演技を頑張れば頑張るほど映画がおかしくなっていきます。酔っぱらった演技などは加藤茶のレベルに達しており、「リービング・ラスベガス」のアル中演技でオスカーをもらったのと同一人物とは思えません。ハゲヅラのお巡りさんと若ハゲのケイジさんが共演すれば面白いのではないでしょうか。また、「ホリョダ!」「ド~シタノ?」「ベイコクキライ!ニホンダイジ!(ダイスキの間違い?)」等を、恐ろしく気合いの入った顔でやられても困ってしまいます。
[DVD(字幕)] 2点(2010-01-22 20:36:34)(笑:1票) (良:1票)
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