1. 浮気な家族
《ネタバレ》 韓国の「勝ち組」家族も一皮むけば・・・・というような作品。 [DVD(吹替)] 6点(2011-05-20 00:07:43) |
2. ウディ・アレンの夢と犯罪
《ネタバレ》 舞台は現代ですけれども非常に古典的な雰囲気の映画です。ただ、キャスティングの絶妙さ、そして人生というものの残酷さ、不条理さを軽妙に描ききるウディ・アレンの熟練技は見事なものです。「重罪と軽罪」を視点を変えて描いた感じですかね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 23:48:00) |
3. 運命に逆らったシチリアの少女
《ネタバレ》 「ペッピーノの百歩」の女性版といった感じですね。マフィアが市民生活に根付いているシチリアの状況はいろいろと考えさせられます・・・・。殺された父親と兄にしても・・・・・な訳ですからね。やはり「義理と人情を 秤にかけりゃ義理が重たい」男の世界に挑む娘に対する母親の複雑な心境がやるせなかったです。 ちなみにポスター等に出てくるかわいい少女は最初の20分くらいしか出ませんのであしからず [DVD(字幕)] 8点(2010-09-20 20:24:59) |
4. ヴェロニカ・ゲリン
《ネタバレ》 弱い者を食い物にして儲けている悪党どもに立ち向かうジャーナリストの姿が、いわゆる正義のヒーローでなく我々と等身大の普通の人間であることに非常に感銘を受けました。そして「殉教者」の出現を待つのではなく、自らが動いていかなければならないと痛感しましたね。 [DVD(吹替)] 8点(2010-05-25 00:21:54) |
5. ウェディング・ベルを鳴らせ!
《ネタバレ》 クストリッツァがとにかく暴走しまくっている「怪作」ですね。エネルギッシュで危険で猥雑なギャグの連発ぶりは「マカロニほうれん荘」のようであり、そこにかぶさるシュールな雰囲気はフェリーニのようであり、そこにクストリッツァ映画に欠かせないジプシーサウンドや動物たちが加わって、口があんぐりと開いてしまうようなカオスな世界が広がっていました。 正直言って評価は難しいです。万人にお勧めできる作品ではないですし、他のクストリッツァ作品に較べて「哀しみ」の要素が余り感じられなかったのもちょっと物足りなかったですね。 [映画館(字幕)] 6点(2009-10-28 00:04:53) |
6. THE WAVE ウェイヴ
《ネタバレ》 ファシズムを推進していくことは非常に魅力的で楽しいことである・・・・・。非常に興味深いテーマを取り扱っているのであっという間に時間が過ぎていきました。 集団の中で一致団結すること自体は悪いことではなくむしろ良いことであると思うのですが、それを扇動し一つの方向を定めてそれ以外については排除してしまうことが問題なんですよね。特に、疎外された人間の劣等感を逆手にとって利用するような行為は絶対に許されるものではないと思います。 まあ、人間の心なんて本当に弱いものですからこういう映画をどんどん製作してもらって、絶えず警鐘を鳴らしていってもらいたいものです。 [映画館(字幕)] 9点(2009-10-15 09:08:39) |
7. UDON
《ネタバレ》 讃岐うどんは大好きなので楽しく観ることができました。特に、「讃岐うどんブーム」がどのようにして起こり、収束していったかについて描いているのは興味深かったです(ブームと引き換えに失うものも多いんですね・・・・)。 しかしまあ、シンプルさと安さが自慢の讃岐うどんをテーマに扱っている割には、無駄な費用をかけているような・・・・。時間もちょっと長かったです。 [地上波(邦画)] 7点(2008-12-23 18:58:05) |
8. ヴェラ・ドレイク
《ネタバレ》 軽妙なテンポで喜劇的な要素すら感じさせる前半(喩えとしては不適切かもしれませんが「必殺仕事人」を思い出してしまいました)とひたすらシリアスな後半のギャップが非常に印象に残りました。 しかしまあ、この重いテーマをここまで上手く料理してしまうマイク・リー監督の手腕はお見事としかいいようが無いですね。余計なナレーションや説明書きが無くても、ストーリーを追っていくだけでほぼ理解できるようになっているのですから。ラストのまとめ方も巧かったです。 [DVD(吹替)] 8点(2008-11-06 16:18:09) |
9. ヴァージン・ハンド
《ネタバレ》 ストーリーを引っ張って、引っ張って、引っ張った挙句、最後に大したオチも無く「この作品を面白がれない奴はくだばれ」と捨てゼリフ。中々素敵な映画でした(皮肉です)。まあ、夜中にボケーッと観るにはいいかもしれません。 ウディ・アレンが好きな人は一俳優としての彼の演技を楽しめるのではないでしょうか。 [地上波(字幕)] 6点(2008-10-01 18:55:42)(良:1票) |
10. 海を飛ぶ夢
暗く重いテーマを扱ってはいますが、全体的にほんのりと暖かく、そして美しい映像に惹きこまれました。「生きること」は義務なのか、それとも権利なのか・・・・非常に考えさせられる映画でした。 [地上波(字幕)] 8点(2008-05-29 12:39:55) |
11. うつせみ
《ネタバレ》 静かでミステリアスな、そして幻想的な作品です。内容は抽象的なので、いろいろと考えさせられる作品でした。ラストに「私たちが住んでいるこの世が夢なのか現実なのか誰にも分からない」とテロップが流れますが、まさに夢と現実が入り混じったかのような印象ですね。最後にソナが見たテソクの姿は幻であったのかもしれないし、もしかしたら全てがソナの見た夢もしくは幻なのかもしれません・・・・。 蛇足ではありますが、これからはポストやドアに挟み込まれたチラシはそのまま放置せず、すぐに取るようにしようと思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-07 12:41:46) |
12. 受取人不明
《ネタバレ》 70年代の米軍基地のある田舎町を舞台に、韓国社会の暗部を思いっきり抉り出すような内容になっています。まあ、米軍兵と外人相手の娼婦との間に生まれた混血児、犬肉解体卸業者、まだ残っている朝鮮戦争の傷痕等々日本ではあまり知ることができないテーマが多く非常に興味深かったです。 内容は非常に重いですが、優れた社会派ドラマだと思います。ただ、暴力的なシーンが必要以上に多くてしかも非常に過激なので心臓が弱い方にはちょっとお勧めできません。また、犬肉解体の過程が出てきますので犬好き(もちろん食用ではなく愛玩用として)の方にも、あまりお勧めはできません。 キム・ギドク監督の作品は初見でしたが、独特の世界を持っていますね。とても気に入りました(ちょっとエグいシーンが多いですが)。 [DVD(吹替)] 8点(2007-12-02 22:29:52) |
13. ウェルカム!ヘヴン
《ネタバレ》 こういう最後まで展開が読めない映画はいいですね。まあ、キリスト教における天国と地獄の位置づけとかは良くわからないんですが、とりあえずペネロペ・クルスのあばずれぶりがとてもハマっていて良かったです。あと、所々に社会風刺的なものも散りばめられて楽しめました。(最後の方の展開はちょっと強引でしたけど・・・・) ただ、救おうとするボクサーが本当にしょうもない奴で全く同情できないキャラクターだったのがちょっと・・・・・(何というか芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出してしまいました。)。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-07 22:47:44) |
14. 運命じゃない人
何というか、パズルが解けた時のような快感を伴う作品でしたね。ストーリーの流れは1つでも視点を変えれば、これだけいろんなものが絡んでいるんだなと思いましたね。 まあ、この作品は内容を知ると面白みが半減してしまうので、予備知識無しで見てください。 たぶん、見終わった後もう一度見たくなると思います。 しかし、30過ぎの独身にとっては結構身にしみる部分の多い作品でした。 [DVD(邦画)] 9点(2006-10-08 21:48:48) |