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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1251
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  宇宙からのメッセージ 《ネタバレ》 
「スター・ウォーズ」(1977)直後に東映が製作した宇宙映画である。同時期の東宝「惑星大戦争」(1977)が旧来の和風疑似SF映画なのに対し、この映画はスペースオペラ色を強めたことに特徴が出ているとはいえる。 しかし中身としては単純な便乗企画であって、メカニックデザインはあからさまにSW風、他は手持ちのありあわせのもので埋めた感じになっている。センス・オブ・ワンダーのかけらもない一方、戦争で受難した者と儲けた者の明暗の差とか損を承知で政権を引き継ぐ心意気とか、俗世の一般人が容易に思いつく程度のディテールが目につく。「SF考証」のスタッフもいるにはいたが、科学知識でまともなところは「200万光年」の数字だけで、その200万光年を星一個が超光速で渡って来たのは奇想天外というしかない(何時間くらいかかったのか?一昼夜とか?)。 お話としては八犬伝のように見せておきながらいつまで経っても8人揃わず、これ以上の新しい人物はもう出ないだろうと思ったあたりでその辺のキャラクターを適当に指名したかに見えたのは非常に間に合わせ感があった。地球人が下賤の民であるところを延々見せておいて、特に関西人など勇士らしい特性を全く見せないまま挽回もせずに終わったのは完全に変だ。ほか戦闘テーマがショスタコーヴィチの引用というより丸ごと真似というのは節操がなく、毎度のホルンソロも煩わしい。 役者についてはジャパンアクションクラブの面々はまだしも、成田三樹夫氏とか織本順吉氏とかまともな役者を無駄に使った印象で中身と釣り合っていない。ほか変なのは老婆役が二人とも男優だったということだが、それはまあ別に問題ない(これでいいかも知れない)。 以上、まともな大人が見られるような作りでもなく、正直見るのがつらい映画だった。これよりなら「惑星大戦争」の方がまだましだと思うが、向こうも映画としての出来の問題があるので同点としておく。  なおこの映画で褒めたいのは、「自由への夢を奪い取ることはできないのです」という志穂美悦子嬢のキリっとした表情が素敵だ、ということと、ラストで地球との名残を惜しむ帆船の場面が絵的に美しいことだった。自分としては宇宙が青いというところに東映らしさを感じる。
[DVD(邦画)] 3点(2017-05-08 21:44:44)
2.  宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち<TVM> 《ネタバレ》 
次回作のヒロインと敵を紹介したプレイベントのような映画である。 地球にしてみれば恩義ある個人(と乗組員の身内)のため、またデスラーにしてみれば惚れた女のための戦いだろうが、地球そのものが壊滅の危機に瀕するヤマトの通例からすれば緊迫感も悲壮感も感じられない。結果的にはスターシャが死んだことで、デスラーが未練を振り切ることができた?のは幸いだったともいえるが、それだけのためにガミラス人全部が滅亡しかけたように見えており、またヤマト側にも明らかに死者が出ている。こういうメインキャラクターの個人的感情のためにどれだけ人が死んでも構わないというのはまるで他人の痛みを感じられない人間が作ったようで、「戦争のためのエネルギー源なんか採掘させてたまるか」などという唐突な台詞がいかにも空虚に感じられる。だいたいイスカンダルの2人を助ければ済むはずなのに、相手の申し出を蹴ってまで戦闘を始めるのではどちらが好戦的かわからない。 個人的にこの映画の価値と思われるのは、新作の劇伴で「新コスモタイガー」という曲が出て来たことである。ただしそれほど印象的な使われ方でもなかった。
[DVD(邦画)] 3点(2015-10-10 22:20:13)
3.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》 
「古代くんが死んじゃう…」がないのは知っていたが、「馬鹿め」の返信や、ワープ時の視聴者サービスくらいは短いので入れてくれてもいいだろう。要はTVシリーズの総集編なので映画として評価すべきものでもないだろうが、中身は一応ヤマトなので、ヤマトに関することを書いておく。 まず2世紀前の廃物を改造するのが不自然なのはもちろん、全体的にも科学考証度外視でサイエンス・フィクションとしては落第だと当時の小学生でさえ思っていた。また何かと適当な作りに思える部分が多く、ご都合主義も満載で動画としても粗い印象があり、決してベタ褒めできるようなものではない。 しかし自分にとってこのストーリーの価値は、実はそんなことには全く左右されない。悲運の軍艦大和が宇宙戦艦として復活し、大遠征の果てに目的を遂げてちゃんと還って来る、という点に激しく共感したからこそ、各種の問題点は当時から全部不問にしていたのである。また、勝利と引換えのあまりに大きな犠牲に茫然とする描写や、周囲が喜びに沸く中でひとり家族の写真を見ながら息を引き取る姿など、見るべき場面もちゃんと用意されている。個人的に忘れがたいアニメであったことは間違いなく、自分にとってのヤマトはこのTV第1シリーズだけで充分だというのが、その後の商業展開を横目で眺めて来た立場からの実感である。個人的に一定の思いもあることから、ここは総集編というよりTVシリーズに対する評価をそのまま点数にしておく。  ちなみに思い出話になるが、うちのクラスでは短いチョークを教室の天井に投げ、跳ね返らせて目指す相手に当てるのを反射衛星砲と言っていた。授業中にこれをやったら、怒った相手からチョークが一直線に飛んで来たことがあった。
[DVD(邦画)] 7点(2012-09-24 20:02:21)
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