21. ターミネーター4
名作の呪縛から逃れることができず、デジャブのような作に。オマージュと言うべきかリスペクトと言うべきなのか。私には冒涜とか悪ふざけにしか感じませんでしたが。ただただ苦笑いです。できれば「おっ、ニヤリ」としたかったです。新たな提案もないままただ作ってみたんですけど的な内容になってしまっている。25年前なら許されたシチュエーションも21世紀になった今ではツッコミ無しで許されるとか言うとそうも行かないだろうし。マシン型人間に触れたことのあるジョンのマーカスに対する異常な警戒心も?だし。カイルもせっかく押さえたんだからスカイネットもあっという間に殺してもよさそうなものだし、そもそもカイルが最重要人物であることはスカイネットは知るよしもないはず、ジョンのみがその価値を知っているはずだし。スカイネットもネットという割りにはなにか昔のコンセプトの巨大コンピュータ型だし。なんかドッチラケ的な感じ。映像音声の迫力に免じて6点。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-03-17 22:26:59) |
22. ダンテズ・ピーク
《ネタバレ》 あんまり期待してなかったけどハラハラなんかして予想外に面白かった。特に特撮映像は迫力あってよかった。火山灰によって前方視界不良はなかなか緊迫感あったし。融けちゃう船とか溶岩越えるタイヤとかツッコミどころはあるけど、まあいいか。 ボルケーノに比べてもそんなに劣ってないと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2008-09-27 18:07:18) |
23. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 シリーズ締めの打ち上げみたいなもの。ド派手で火薬の量も多かった。初っ端から派手なカーチェスが延々と続く。設定は特にサプライズもなく平均的アクション映画の範疇。ちょっと意外性のある悪役と言い、無残なやられ方とか、シリーズのところどころを回想させるようなリスペクトシーンも盛り込み。絶対ハッピーエンドになるのは想定済みだし、息子がらみだと米映画特有の親子愛に終わるのは確定的だからドキドキ感は全くなかった。演出のせいなのかなあ、回を重ねるごとにドキドキ感がなくなるんだけど。今傑作1を見たらどんな気持ちになるのか逆に自分に興味。御苦労さまでした。と思ったらまだ続くみたい。まさしくダイハード。 [地上波(吹替)] 5点(2015-06-14 13:36:11) |
24. ダイ・ハード3
なんか無理矢理ビックスターのサミュエル放り込んでてこ入れした感じがするな。民間人がずっと事件に入り込む必然性が薄いし。FRBに強奪とスケールがとんでもなくでかくなっているけど、相手の側の作戦がちょっと力仕事すぎて1,2にあった緻密さが薄れて粗い仕上げになってる。何回目かの観賞だとは思うけど、内容完璧に頭から消えてたんで、そのたぐいの作品なんだろう。でもとりあえず面白く観てた。 [地上波(吹替)] 5点(2010-09-06 11:20:25) |
25. ターミネーター3
ああ、あの名作ターミネーターがこんなことに。ストーリーはこの際仕方ない。続編とのからみもあるから。で繋ぎとしての面もあるから。しかし、演出、演者によってここまで駄作になってしまうとは。無意味に長く緊張感にも欠ける逃避行。強すぎる設定なのにたいして威圧感のないTX。恐怖感を表現できないケイト。少し織り込まれてたユーモアもB級感をかえって醸し出す。悲しい気分です。 そんな中でも、将来ジョンがシュワに殺られるクダリはなかなか興味深かった。 [地上波(吹替)] 5点(2009-06-09 13:29:30) |
26. ダイ・ハード4.0
名作ダイハードの名を借りたただのアクション映画になってしまった。このシリーズ回を重ねるごとにパワーダウンしているのが少し悲しい。今風にサイバーテロになっているけどちといまいち。やっぱりダイハードってなったら限られた空間の密室アクションでないと。今やドキドキ感と言うのはないね。気楽に観れる日本の刑事ドラマと一緒。でもまあ面白くは仕上がっている。あまりに都合がいいということと悪役がとてもヌルいのが気になるが。F35戦闘機がらみの映像はすごい。世界一ついてないダイハードな男というより、世界一死にそうにない都合のいい男のムービーと思ったほうがいいね。点数はダイハードっていうからにはの期待感に肩透かしを食らわされた点で辛めに5点。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-07 16:59:36) |
27. 大日本人
最初見始めた時はなんという凡作、松本さんのひとりよがりかなと思ったけど、段々日本における日本的な風景をシュールな目で切り取る作品なんだなあと好意的に思えるようになった。とは言え、一般受けは全くしないだろうし、そもそもこの手の作品は超ミニシアターからじわっと上に上がっていくもので、いきなりの大公開では観客も戸惑うだろう。解かる人にだけ解かればいいというスタンスで作っているんだろうから、理解できない人を責めてはいけない。ダリの「記憶の固執」的な感じかなあ。松本さんの監督処女作、もっと解り易いかたちで天才松本を表現してもらいたかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-11-07 12:54:37) |
28. 食べて、祈って、恋をして
内容的に共感できるところが少なく、観ながらイラッとくるようなもどかしいとこも多かった。なんか見入るような場面がないんんだよね。ダラーと流しているのみ。ロケーション的には画的にも興味をひくところもあるのだが。ジュリアロバーツのキャリアに傷をつけたのでは。ジュリア自体も年齢的なものからくるキャラチェンジの壁にぶつかっているのでは。女性誌のなんとか特集を見せられているようで、特に男性にはつらい作品であろう。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2012-06-11 17:22:54) |