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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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1.  ダウントン・アビー
テレビは最後まで見ていたのですが、どうもシーズン4以降はオマケという感じが強くて、それほど楽しめなかった。ということでこの映画もどうかと思ったのですが、いい意味で予想を裏切られました。  2時間あまりなので話がまとまっており、ムダがありません。ダラダラ流れることもなく、ドラマ同様どんどん切り替えて進んでいきます。そしてこの映画を見て気づいたのですが、ドラマはシーズン4以降暗くて重い話が多く、見ているこちらもテンションが下がり気味になることが楽しめない理由だと思い当たりました。今回はそういうエピソードもないところがよかったです。全般として女性が活躍する一方、男性陣は国王陛下を始めやや情けないのですが、その中でトムが一人気を吐いているのは、女性の観客にアピールするのが狙いのようです。とはいえ、男性である私も十分楽しめました。このパターンなら、ジュリアン・フェロウズ氏が健在なうちは数年に1回映画を製作してもらいたいです(テレビは散漫になりがちだからもういい)。  ところで、この映画はテレビのスペシャル版とあまり変わらないのでは、という意見もあるでしょう。たしかにそうなのですが、もはや映画とテレビドラマの違いというのは、ほどんどなくなってきているように感じます。映画が映画らしいというのはどういうこと? 派手にCGを使ったり、3Dだったり、客席が動いたりするのが映画(劇場)ならではの趣向でしょうか? だったとしても、中身が伴っていなければ意味がないのでは。「テレビスペシャルみたいな映画」であっても、面白くて満足できるものであれば、お金を出す価値があろうというものです。製作者のみなさんには、やはり技術よりも内容第一でお願いしたいものです。『刑事コロンボ』のような長時間ドラマが幅をきかせるようになってから、映画とテレビをことさら区別する必要もなくなっているのかもしれません。
[映画館(吹替)] 7点(2020-02-02 16:40:52)(良:1票)
2.  太陽は光り輝く 《ネタバレ》 
酒好き判事が主人公の人情ものですが、南北戦争後のアメリカ人の心象が端的に描かれていると思います。ケンタッキーが舞台ということで旧南軍の人たちが中心なのですが、「戦いには負けても人間として大事な部分では負けてはいない」という、誇りのようなものがよく出ていました。プリースト判事は「私の法廷では、宗教や人種で差別されることはない」と公言しており、あたかも“アメリカの良心”を体現しているかのようです。製作された時代を考えると、いわゆる赤狩りに対する批判もあるのでしょう。まさに“古き佳きアメリカ”という感じで、現代では望むべくもなさそうです。今のアメリカ人がこの映画を見てどう思うのか、ちょっと聞いてみたい気がします。ジョン・フォードらしくユーモアをふんだんに盛り込んだ、娯楽作でありながらちょっと考えさせる佳作でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-08-14 16:50:49)
3.  大砂塵 《ネタバレ》 
終わってみれば、結局何がやりたかったのか、よくわからない映画。頭のおかしい女一人に、多くの人が振り回されたという印象しかありません。「東部から人がなだれ込んできたら自分たちが追いやられる」と言っていますが、それがどれほど現実的かよくわからないし、キッドに惚れているようなことを言っていますが、それも本当なのかどうかすらわからない。要するに、主要人物の心理というものがまったく描写されていないんですね。だからやることに説得力がなく、上っ面だけの描写になっています。見ていて共感できる人間がいないので、それほど面白さを感じられない。序盤の舞台劇風の展開で期待させたのですが、あとが続きませんでした。  それにしても、元はといえば白人が西部に進出し、現地の人間を追い払って力ずくで土地を奪ったのに、自分たちが同じ目に会うのは嫌というのは、まあ勝手な言いぐさですな。今のアメリカ大統領を支持しているような人は好みそうですが……。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-02 09:19:44)
4.  男性の好きなスポーツ 《ネタバレ》 
基本的に面白いんだけど、肝心のアビーがあまり魅力的に思えない。気の強さとか厚かましさが裏目に出ているような気がします。イージーの方がステキに思えるのはちょっと皮肉です。コメディとしてはなかなか冴えていて、マンガ的というか、ドリフのコントのようなドタバタが楽しい。バイクを運転する熊とか、偶然魚を釣っちゃうとか、ありえないことを強引に画にしてしまうところが○。「見せて笑わせる」ことに重点を置いています。だから見ていて笑えるんだけど、ロマンスになると見るだけではなく、セリフでちょっと理屈っぽくなるところが残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-20 19:52:59)
5.  ダウンタウン物語 《ネタバレ》 
アラン・パーカー謹製、楽しいギャング映画。演じているのが子供なので学芸会風なのですが、そこが味があって面白いです。ヒロイン役のフローリー・ダガーが、あんまり美人でないあたりもユニーク。ギャングの抗争を扱っているのに悪人が出てこないのも、この監督らしいところです。設定からしてパロディっぽいのですが、最後の「なりたい自分になれるんだ!」というところはメッセージ性があって、単なるコメディで終わっていないところがよいです。全体的に、どこか憎めないところのある、愛すべき作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-20 16:38:10)
6.  ダンディー少佐 《ネタバレ》 
「誰と戦ってる(もしくは戦いたい)のか?」と思うようなお話。実際、アパッチとのドンパチは夜のシーンだけでよく見えず、むしろフランス軍との対戦がメインのようです。しかし本来戦うべき相手ではないし、不毛な争いをやっているという感じ。この作品にはこうした不毛感が全編に漂っていて、そのあたりがチグハグや行き当たりばったりな展開の原因でしょうか。元北軍と南軍の呉越同舟は面白くなりそうな気がしましたが、どうにも空回り。ちなみに、上映時間は3種類あるようですが、私が見たのは真ん中の136分バージョンでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-01 17:13:49)
7.  大冒険
007あたりの路線を狙ったんでしょうけど、どうにも野暮ったい。追って追われてもあまりメリハリがなく、飽きてきます。どう考えても脚本家がこういうのに向いていない人たちなので、無理しすぎという感じ。神戸に行ったはずなのにどう見ても神戸でなかったり、話がどんどん大きくなるあたりもギャグなんでしょうけど、さして面白くない。越路吹雪をあんな役で使うというのが、一番面白かったりしますからねぇ。これも「製作当時見ていた人が喜んでいればいい」たぐいの映画でしょうか。クレージー映画も、もういいなぁ。円谷英二が参加しているので、点数はおまけ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-11-07 07:49:56)
8.  大魔神逆襲 《ネタバレ》 
前2作に比べていまいちに感じる理由を考えた結果、悪役があまり活躍しないためではないかと思いつきました。基本的に子供の冒険話になっているため、そこにインサートするとかなり調子が変わってしまってうまく流れていません。テンポが悪く感じたのは、そのあたりに原因があるのかもしれません。手下3人組が子供たちを見つけて追いかけるわけですが、橋を落とされたり飯を取られたりして、いいところを持って行かれるのもむしろマイナスでしょう。また、これまでは侍同士の争いでチャンバラがあったため、アクションを取り入れられたのですが、今回は木こりの村人を強制労働に使うということでそうした点も期待できず、せいぜい硫黄の沼に落とすと脅かすぐらいになっています。金太と庄八が命を落とすという展開ですから厳しい面もありますが、逆に言うと「その程度」にしか感じられません。雪の中で遭難してもあまり緊迫感がないのは、子役を使った弊害かもしれません。  大魔神の方はこれまでに負けない、いや、ある意味3作中もっとも見ごたえのある活躍でした。鶴吉をつかんで雪の中から現れる場面がすばらしい。工場や屋敷を破壊するところは、派手な爆発もあってこれまでとの差別化をはかっているようです。今回はバンバンこわしまくっていますが、逆に悪役の反撃が今ひとつ。逃げ回っているだけという印象が強く、やはり本作では悪の活躍が不足しているようです。せっかく安部徹をキャスティングしたのにもったいない。最後に魔神が消える場面はわりとじっくりと見せてくれて、伊福部昭の音楽とも相まって非常に荘厳に感じられました。やはりお話としていまいちだったのが惜しいです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-18 20:40:10)
9.  大魔神怒る 《ネタバレ》 
前作との差別化を図るためか、今回は他国からの侵略、しかも同盟している2つの国を手に入れるというすごさ。おまけに武神像をこわしてしまうのですから、御子柴はやりたい放題。今回は十郎と早百合姫が別々に逃げ回っているのですが、それにしては話がややこしくならず、うまくさばかれていたと思います。捕まるのもけっこう後の方ですし、わりと段取りを踏んでいるので前作のような不満も起こりませんでした。  大魔神の暴れ方がおとなしいのですが、ひょっとして千草か名越の領内(どっちだったのかあまりよくわからない)だったから、あまり暴れなかったとか? 今回は、自分から積極的に建物を破壊しようという動きが見られず、大魔神を止めようとして周囲の建物が崩壊する、というパターンだったように見えます。他にも超常的な現象を起こしたりと、前作とはやや異なった性格のように思われますが、場所が違うのですから同じ魔神である必要はなく、それほど気になりませんでした。  さて、本作では「神も仏もないのか」という台詞が出てきたり、鐘が重要なアイテムとなっていたりして、少々仏教的な部分もあるのかと思われますが、基本的にはやはり「ちょっと洋風な戦国時代」という、不思議な世界となっているようです。女性をはりつけで火あぶりにするというのはジャンヌ・ダルクを連想させますし、湖の底で鐘が鳴り響くというのは、どちらかというとヨーロッパのイメージでしょう。このように、時代劇に洋風の要素をうまく加えたところにも、面白味があると思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-17 20:34:09)(良:1票)
10.  大魔神 《ネタバレ》 
ガメラに比べて大魔神はあまり見ておらず、これも以前いつ見たか思い出せないくらい。しかしドラマ部分はしっかりしていて、見ごたえがありました。ただ、小源太と忠文があっさり捕まりすぎて間抜けに思えてしまいます。まあ捕まらないと話にならないので、仕方がないわけなのですが。安田監督の演出は、信夫が斬られるところでスローモーションを使うところが印象的。また、竹坊が隠れ家にやってきたときにすうっと現れる小笹が幻想的で、おおっと思わされます。特撮部分は、やはりていねいに作ったミニチュアが見ものでしょう。小さな家屋を本当に建てたそうで、倒れるときの現実感などさすがと思わせます。  今回気になったのは、作中では魔神に対する信仰がほとんど唯一のように描かれていたこと。もちろん神道の神とも違うし、仏教的なものをうかがわせるところもありません(そこまで描写する必要もないわけですが)。元ネタがゴーレムということもあってか、現実の日本の戦国時代とは少し異なる、独特の世界観であるように思われます。十字架にはりつけにするというのもキリスト教を連想させますし、そのあたりにヨーロッパ作品からの影響もうかがえます。そうしたことが、リアルな時代劇の描写と思いのほか溶け合っていて、不思議な雰囲気をかもし出していました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-16 16:08:58)(良:1票)
11.  ダーティハリー5 《ネタバレ》 
刑事ドラマとして見れば、はっきり言って過去のどのシリーズよりも面白味があります。ユーモアも適度に盛り込まれているし。とはいえ、それが「ダーティハリー」らしいかには疑問が残りますが。マスコミ批判は通り一遍。一応それらしいことをやっていますが、あまり意味はないようです。女性キャスターを出したかっただけという感じ。犯人が統合失調症というのも「?」と思います。最後はとってつけたようで、それまでと比べるとかなり浮いています。まあ、やりたかったんでしょうけど。案外見られましたが、これでも少々時間が長く感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-11 19:51:13)
12.  ダーティハリー4 《ネタバレ》 
製作・監督を兼ねたクリント・イーストウッドの、単なる自己満足映画。とにかく自分を格好良く撮りたいし、相方のソンドラ・ロックも悪者には仕立てない。そのために話の本筋が出来の悪い2時間ドラマ並のうえ、間延びしていてつまらない。ハリーとジェニファーがいい仲になるという、これ以上はないだろうというシラケた展開には、脱力するほかなし。悪役はとんでもない小物で、魅力のかけらも感じられない。イーストウッドのファンなら楽しめるのかもしれませんが、そうでない人間にとっては、この上なくつまらない作でした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-02 21:32:29)(良:1票)
13.  ダーティハリー3 《ネタバレ》 
女性の相棒を登場させて、女性の社会進出などを揶揄する。が、揶揄に成功したかどうか。最後に死ぬのはこのシリーズのお約束みたいなものだし、市長救出にはむしろ活躍している。途中でハリーと意気が通じるところもあり、むしろ女性に気を使ったような中途半端さがあります。敵も単純に凶悪なだけで魅力や個性はなし。途中の爆破事件が意図不明だったり、最後に人質を盾に取らないなど、ご都合主義も目にあまる。「ダーティハリー」でなければ、見ていられないでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-06-27 19:20:29)
14.  ダーティハリー2 《ネタバレ》 
ハリーのスタンス云々は置いておくとしても、やはり微妙なでき。ハリーが主人公のはずなのにあまり印象に残らず、むしろ犯人の警官グループの方がインパクトがある。ハリーは事件を収束させるだけの役回りで、極端に言うとこれは「ダーティハリー」でなくてもいいんじゃないの? ということ。演出もダラダラと間延びした感じがあっていただけません。やたらと人が死にまくるのもマイナスで、人命が軽視されすぎて、刑事ものとしては違和感を覚えます。原題が"Magnum Force"なのに、最後は銃を使わず相手を倒す展開は、よかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-21 20:33:40)
15.  ダーティハリー 《ネタバレ》 
このシリーズはほとんど見たことがなくて、本作を洋画劇場で見たくらい。数十年ぶりに見返すと、アクションはあるものの意外とリアルな作りをしていました。その一方、主人公のハリーを際立たせるための要素がてんこ盛りで(犯人の悪辣さとか、証拠がなくて釈放とか)、それはうまく機能していると思いますが、かなりご都合主義。重要事件の容疑者を釈放後に監視しないというのは、いくらサンフランシスコ警察が忙しいといっても不自然すぎる。そのリアルさと不自然さがうまくかみ合っていなくて、見ていて居心地の悪さを覚えました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-12 17:27:16)(良:1票)
16.  第三の男 《ネタバレ》 
これも数十年ぶりに見ました。デジタル・リマスターされたのか、画もきれいで音声も聞き取りやすく、ついでに字幕も新しくなったようで、元から評価の高い作ですが、個人的には面目を一新したというところ。これまでは、ハリーが単独で犯罪を行っていたと思っていたのですが、実は組織のボスたっだと判明。終盤も男同士の友情と女の愛情に犯罪捜査がからみ、なかなか渋い展開でした。戦後ウィーンにおける人種の問題にもちょっと触れていて、みんなアンナをしぶしぶ逮捕しているところが印象的でした。映像的にはモノクロのコントラスト、光と影の使い方がうまく、まさに芸術的。このような作品を見ると、もう映画はモノクロでいいんじゃないかとまで思えてきます。  カメラを斜めにした構図は面白いのですが、ちょっと使いすぎてインパクトが弱くなってしまいました。それと、肝心なところでホリーの心情が簡単に変わってしまうため、人物像が軽すぎるように思われました。それ以外は、とぼけたユーモアもあってかなりよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-03-04 20:00:10)
17.  第七の封印 《ネタバレ》 
よくわからないけどついつい見てしまう、イングマール・ベルイマンの作品。これも生と死をモチーフにした深遠な作のようですが、キリスト教的価値観に基づいて作られると、私のような不信心ものにはついて行けません。あの死神はペストの象徴であろうかとか、その程度類推できる程度で……。最後は希望を持たせる部分も残してありますが、それはあの夫婦が将来に希望を持った者であるからでしょうか。「神はみずから助くる者を助く」ということなら、なんとなくわかります。実は、神様まかせではいかんという、過剰な信仰心への戒めだったりして。  こういう映画を見るとあれやこれやと語りたくなりますが、したり顔で一見もっともらしいが的外れなことを書いて、ボロが出ないうちに終わっておきましょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-08 19:57:49)
18.  戦う幌馬車 《ネタバレ》 
精鋭のメンバーを集めて大仕事をするというパターンはいろいろあります。この場合、メンバー全員の個性が重要になる場合もありますが、常にそうとは限らない。本作の場合、ジョン・ウェインとカーク・ダグラスがいるだけで十分。特にカーク・ダグラスの、軟派でとぼけたところのあるキャラクターがユーモアをかもし出して、観ているこちらも気楽な気分になれます。これは娯楽映画としては大切なところでしょう。馬車を襲撃する作戦の面白さ、最後に二転三転するところや金の行方など、ちょっと「ルパン三世」を思わせるところがあります。というか、これ以前に作られた『黄金の七人』の影響でしょうか。そんな映画にジョン・ウェインが出ているというのも面白いです。 そのウェインとダグラスとの楽しいやりとり、颯爽としていたダグラスが最後に馬から落ちるオチなど、最後まで楽しめる作でした。難しいことを考えず、気楽に見られる純娯楽西部劇ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-04 16:23:10)
19.  戦うパンチョ・ビラ 《ネタバレ》 
メキシコ革命に関してはまったく知らないのですが、とりあえずパンチョ・ビラのユニークな人物像は楽しめます。まあ、どこまで本当かは知りませんが。加えて、副官のフィエロがなかなか面白く、ビラとの対話はまるで漫才のようです。その一方で、捕虜にした敵には容赦ないところなども描かれていて、革命の血なまぐさいところも忘れててはいません。ここに紛れ込んだリーは、観客の代表者として、常識的な面からビラたちをながめています。この配置もよかったと思います。国内での派閥が単純な善玉悪玉になっているような気もしますが、基本的には娯楽作として作っているようなので、その意味では悪くないでしょう。実際の革命を舞台にした映画としては、どうかわかりませんが。あと、ヒロインを演じたマリア・グラツィア・ブッチェラが可憐でかわいく、よかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-21 21:08:14)
20.  丹下左膳(1952) 《ネタバレ》 
戦後初めて作られた丹下左膳の映画はこれらしいのですが、製作が松竹で左膳役がバンツマというのが面白い。内容はこけ猿の壺をめぐる騒動で、何度も映画化されているようです。山中貞雄監督の『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』と同じ題材ですが、内容はけっこう違う。たぶんこちらの方が原作に近いと思います。 タイトル音楽を聞くとこれも喜劇タッチかと思わせますし、じっさい笑えるところもありますが、壺をめぐって長屋の住人が斬られたりと基本的にシリアスな展開。それと笑いとがうまくつながらず、ギクシャクしています。本作に関しては、あまり笑いを取らない方がよかったように思います。気の強いお藤さんに左膳がタジタジとなるあたりも、山中版の二番煎じという感じがします。ちょび安をめぐる人情話とか、源三郎と萩野の恋模様とかはまあよかったのですが、本作の萩野さんはちょっとアホっぽいところがあって気になりました。 バンツマの丹下左膳も、どこがどうと言えないのですが、何か物足りない。「姓は丹下、名は左膳」と名乗ってくれるのは嬉しいんですけど。基本的にはチャンバラ映画で、その点は楽しめました。
[地上波(邦画)] 6点(2014-08-15 15:43:04)
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