1. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 ラングドン教授登場の巻 そしていきなり巻き込まれて大変な目に会う。 公開当時学のない高校生の僕にはサッパリでしたが、インフェルノついでに再度鑑賞。 このシリーズはやはり根深き歴史の因果と謎解きの見せ方(ラングドンのイメージ)の妙技がたまらない。歴史的回想も良くできていまし、キリストの子孫が代々守られ生きてきたという設定、それをダヴィンチやニュートンに掛けて事実かどうかはさておいても説得力のある物にしてるのも面白いですし、クリプテックスは本作のアイコン的小道具になっていてちょっと欲しくなります。フィクションと史実、そして現実に存在するモノを上手にMIXされた世界はとても面白いです。 サスペンス部分も、敵か味方かわからない展開が上手くストーリーを牽引しています。それに天使な刺客もなかなかイッちゃってるキャラクターなのがたまりません。ジャンレノの手を全く緩めない執拗な追跡も結構ハラハラしました。 オチも「マジでそうかも!」と思わせるムー的な終わり方でたまりませんね。 なかなか長尺な映画ですが、後味も良く満足感を得られる作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-11-26 22:37:20) |
2. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 復讐は果たされた。 そのついでに黒幕組織を暴き、偽善者を倒し、女の子の復讐も手伝ったりするボンド。 前後編の「後」はとても乾いた空気が沁みる、リッチだったカジノに比べると今回の舞台はボンドの心を示すかのように乾いた舞台が多い。 黒幕の影が蠢く本編は安らぎはなく全編通して緊張がはりつめている。そりゃボンドは怒ってるからね。 アクションシーンの見所はなんといってもオープニングソング後のクァンタムの手先との死闘。立体的なあの戦いは素晴らしかった。 それに今回は物語の終わりに往年のガンバレルがあったり、ゴールドフィンガーのオマージュがあったりとそこもちょっとニヤリと来る所でした。 にしても今回の悪党グリーンは前回のルシッフルに比べると随分小物感漂うのがなんともいえませんね。 前作と違いなにか大人の事情が見え隠れして、ちょっとスケールは前回の大ボリュームからしたら小さくなってしまったけれど、とても面白かったです。 [DVD(吹替)] 7点(2015-11-18 12:44:45) |
3. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
《ネタバレ》 濃い、とにかく濃い。 ダニエルボンドの写真を初めて見た僕の拒否反応は凄かった。「あんなんボンドじゃないやい!」もちろん当時は見なかった。その後DVDで見た僕はひどく後悔する事になる、もちろんとても面白かったんだから! にしても本作の密度は今回改めて見たが凄い。パルクールなチェイスから、空港での攻防、そしてポーカー勝負にベネチアでの死闘。これだけでも相当派手で見応えバッチリだが、その間にもヴェスパーとボンドとの悲しいラブあり、解毒あり、階段での格闘ありと、とにかく詰め込みまくり。ただ全くそれが気にならないくらい静か動を上手にブレンドして進行し、見ていてグイグイ引き込まれるんだから堪らない。 無骨なダニエルボンドの荒いアクションもなんとも危なっかしく見ていてハラハラするし、それでいて人間味の溢れる表情と一点を見る青い目がとてもクールだ。 それに今回の一番の悪役ルシッフルもなかなかイイ悪役っぷりで、ポーカー戦での彼はとてつもなくカッコ良い。まぁ情けない面がちょい多いけどね。 Qも秘密兵器も無ければ、ユーモアも少ない本作だけれど、これもまた新しい007の形だったのだと改めて思う一作だ。 [DVD(吹替)] 8点(2015-11-18 12:23:24) |
4. ダイヤモンド・イン・パラダイス
《ネタバレ》 ブロスナン君、君も英国スパイから引退だ。ご苦労様。というわけで君は今から引退した大泥棒だ。 南の国のバカンスも用意したよ。ヌルい邦題もオマケだ。そこでゆっくり古い仲のFBIと仲良く過ごすがいいよ。 なぁに、アクションは顔を隠してスタントマンがやってくれる。君はちょっと通気口に潜っているだけでいいんだ。 あとは男同士で釣りをしたり、日焼け止めを塗りっこしたり、一緒に一夜を共にしたりしてくれ。 ま、ちょっとアホっぽくてユルい映画さ。泥棒映画として見たら肩すかし食らうだろうけど、みんなだらだら楽しんでくれるって。 …という製作陣の声が聞こえなくもない内容で、まぁマフィアのボスが単身で殺しにやってきたり、恋人を裏切るほどダイヤに夢中になる、とかちょっとアレな所もありましたが、ジェームズ・ボンドから晴れて解放されたブロスナンの慰安バカンス映画でした。 [DVD(吹替)] 5点(2015-10-22 23:59:33) |
5. ダウン
《ネタバレ》 怪奇!高層ビルに現れる脅威の殺人エレベーター!乗った奴は全員皆殺し!!!マンハッタンに戦慄が走る!!!…のようで、そうはならなかった。 いや、結構殺すには殺すけれど、そこまででもなかったし、殺すルールもよくわからず、 餌食にされる連中は揃いも揃って濃い連中ばかりで怖がらせる気もあまり無い。というかギャグですコレ。 終盤に至っては陰謀が絡んだサスペンス風になっちゃって、エレベーターもそこまで暴れなくなっちゃう始末。最後はバズーカ1発めでたしめでたし。 でも「コイツは餌食かな!?」っと思わせといてそうしなかったりと視聴者との駆け引きが無駄に熱いです。 まぁ開始早々オッパイが拝める時点でいろいろ気付くべきでした。 見所は謎の吸引力で人を吸い込み、高層階から吐き出すシーン。カービィもビックリ。 吹替ナイスキャラはなぜか関西弁の不良保母さん。 [DVD(吹替)] 5点(2015-05-27 00:58:41) |