21. チート
日本人俳優早川雪洲が出演している古い映画で、彼の役どころはインドの貴族。 主な登場人物は夫と妻、妻に横恋慕する男の三人だけで、お話はどこにでもある男と女の事件簿。 早川雪洲は目つきが非常に鋭く、なんとも不気味な雰囲気で存在感は抜群。 手前みそということもあるんだろうけど、ほとんど主役のように見えた。 いつか本当の意味での、日本人が主役のハリウッド映画も観てみたいものだ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-26 11:04:54) |
22. 痴人の愛(1967)
谷崎潤一郎の、もう有名な原作。 何といっても、この作品の一番の核はナオミの魅力。 小説だと読み手が頭の中で理想のナオミ像を形成できるが、映画だとそういうわけにはいかない。 安田道代は和製ブリジッド・バルドーといった感じで、最初はいいかなと思ったんだけど、 映り方によっては「ん?」と思うシーンもあり、ちょっと微妙かな。 ストーリーがわかりやすくて、ドラマとして気楽に楽しめる作品だとは思う。やっぱり男性向け。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-13 15:20:17) |
23. ちょんまげぷりん
アイデアのとても面白い作品。 こういう映画は時代考証のギャップが見所で、前半は笑えるシーンもあったんだけど、 序盤の流れや後半の主人公の行動は、もう少し丁寧に描いてほしかったかな。 主人公の侍があまりにも器用で順応性が高く、やはり唐突さを感じてしまう。 演出はTVドラマに近い作りで、全5話ぐらいの話を映画版に縮めたといった印象。 とても判り易いテーマに、軽いオチもあって、若い人ほど楽しめる作品ではないかと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-30 07:43:15)(良:1票) |
24. 超能力学園Z
純粋なコメディというよりは、80年代のハリウッド映画にありがちな青春ドラマに近い作り。 超能力はあくまでストーリーを展開させるための小道具で、笑えるシーンは少なく、エッチなシーンはほぼ皆無です。 終盤からラストにかけては、ずいぶんと真面目というか、無難に収めたなという印象。 でも、相変わらず楽しそうな学園生活で羨ましいです。 [DVD(字幕)] 3点(2015-08-17 12:42:23) |
25. 地球の静止する日
古い昔のSF映画。当然のことだけど、特撮シーンらしきものはほとんどなし。 ストーリーも粗っぽいし、いやはや判り易すぎるほどのメッセージで、 いかにも子供向けといった作りの映画だけど、何か懐かしい雰囲気で味わいがある。 これはこれで面白いよね。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2011-08-28 10:53:31) |
26. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
基本的に前作と同じ作りで、華やかなイメージ、 映像などは格段にアップしているが、中身はかなり漫画的になっている。 コメディーアクションを軸に他作品のパロディーなども随所に見られ、完全なお遊び感覚。 ここまで来ると小気味はいいのだが、主役三人のあまりのオチャラけぶりに引いてしまった。 特にキャメロンはひどすぎ。当然ストーリーは大したこともないのだが、 訳のわからない俳優さんたちがたくさん出てきて、どれも中途半端な描写ばかり。 しかも変にシリアスなシーンもあるので、何ともバランスが悪い印象を受けてしまう。 TVシリーズでエンジェルの一人だった、ジャクリン・スミスのゲスト出演は懐かしく、 とても56歳とは思えない美しさでびっくりしたのだが、これも知らない人にとっては、 突然出てきたあの女の人誰? としか思えないだろう。 ストーリーの構成など関係ない、鑑賞者任せのとにかく観て楽しんでといった映画。 確かに楽しませてはもらいました。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-23 09:15:51) |
27. 着信アリ
ストーリーは決してつまらないわけじゃないんだけど、 なんか「リング」に似てないか? ヒネリやオチまでそっくり。 ここまでやっちゃうと、さすがに印象が悪くなるのは仕方ないと思う。 それさえ気にかけなければ、まあまあのホラー映画。 [地上波(邦画)] 3点(2011-08-05 02:53:13) |
28. 小さな目撃者(1970)
内容はタイトルから想像できる通りの、オーソドックスなサスペンスもの。 子供が主人公ということもあって緊張感には欠けるし、演出も良くないけど、 シナリオに取り立てて大きな粗もない。どちらかと言えば、アイドル映画に近い作りで、 ハンサム少年、マークを見るための映画。確かにかわいい顔をしている。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-30 03:33:40) |
29. チアーズ!
青春ものとしてはかなりオーソドックスな作りだけど、とても明るいので気楽に観れる。 ヒロインを始め、キャスティングには全く魅力を感じなかった。 チアダンス自体がかなりアクロバットな動きをするので、人選にも苦労したんだろうけど、 これならライバルの黒人チームの方が個性的で、自分はこちらの方が見たかったな。 「ハイスクールミュージカル」路線の、肩の力を抜いて楽しめる映画ではある。若い人向け。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-20 05:48:39) |
30. 沈黙の要塞
「沈黙の戦艦」に続く、セガール主演の沈黙シリーズ第二弾。 明確なメッセージ性のあるアクション映画も珍しいのだが、ストーリーは物の見事に面白くない。 セガールの動きだけは相変わらずのキレがあり、アクションシーンだけが見所。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-13 09:44:17) |
31. チャンプ(1979)
まあ、素直につまんない映画だったね。 外国映画で、ここまでお涙頂戴のベッタベタ映画は他に観たことがない。 シナリオもお粗末。中盤までのストーリーなんて、ボクシングに全然関係ないじゃん。 それでこの結末って・・・・・・。あまりにも陳腐だし、ご都合主義も甚だしい。 子供の演技もあざとすぎて嫌い。感動しようと、映画館まで足を運んだ自分がアホでした。 [映画館(字幕)] 2点(2011-08-02 20:08:34) |
32. 地下室
この手のお話は他作品でもあるけど、前半はヒロインの描写がちゃんと描かれていて、 まあまあ良かったんじゃないかと思う。ただ基本的にストーリー自体が面白くなくて、 特に後半からラストにかけては甘ったるく、きれいに作りすぎの感は否めなかった。 男を地下室に閉じ込めるほどの情念があるのなら、もっと狂気さを出すとか、 男性側の哀れさを出すとかがないとリアルさや緊張感がまったく伝わってこない。 最初から女性の鑑賞者を対象にして作っているのかな? ちょいくたびれた四十女の役柄は、 中島史恵には合っていたが、タレントさんなので演技のほうはしょうがないですな。 官能シーンはほとんどないけど、この内容ならあってもさらに間延びするだけ損かも。 映画というよりは、Vシネ寄りの作品でした。 [DVD(邦画)] 1点(2011-11-08 20:08:51) |