21. 小さいおうち
《ネタバレ》 結構いい話なのに、あまり引き込まれず感情移入しなかったのはなぜだろう。 安定感は感じるけれど、どこか教科書的な作りというか。 しきりに郷愁を誘うようなレトロな演出。 そうしたあざとさが気になったのかもしれないし、板倉に惹きつけられる魅力やエピソードが足りずに、タキ、時子、板倉の恋愛感情の絡みがいまひとつ伝わってこなかった気もする。 監督に反戦へのメッセージがあって、それをさりげなく表現しようとしているのだけれど、わざとらしくてくどく感じるところもあった。 わかりやすくするのはいいけれど、説明的にすぎたような。 [DVD(邦画)] 4点(2015-02-04 22:59:02)(良:1票) |
22. ちょっとかわいいアイアンメイデン
《ネタバレ》 女子高の拷問部を舞台とした、SMレズのソフトポルノのような作品。 4コマ漫画が原作だけに、コミカルな仕上がり。 アイアンメイデンって何のことかと思ったら、拷問用具の名前だった。 以前は今まで脱いだことのないスター女優が、主演で濡れ場を披露なんてことが割とあった。 最近はそういうのをあまり見かけなくなったが、その代わりに、グラドルやイマイチ売れない清純派女優が、主演と引き換えに裸になるケースが目に付く。 木嶋のりこもグラビアでセミヌード止まりだったのが、ここではフルヌードで、しかも同性愛にSMプレイ。 そこがこの映画の売りで、グラドルだけに見事なプロポーション。 でも、それほどハードな濡れ場はなく生温いし、ストーリーはAVのドラマ仕立て部分とさほど変わらないほど陳腐で早送りしたくなるほど。 他の三人の拷問部員、吉住はるな、間宮夕貴、矢野未夏もグラドル出身で、狙いはわかりやすい。 女子高生役はどう見ても無理があり、特に一番裸を晒している矢野は場末の風俗嬢にしか見えない。 [DVD(邦画)] 4点(2014-12-27 00:10:10) |
23. 寵愛
《ネタバレ》 体は小説家(主人公)と交わりながら、心は別の男を追いかけ続ける女。 その男から暴力を受けて小説家の元に帰ってきても、女はそこに安住することはない。 体をむさぼりあっても、携帯が鳴れば女は何も言わずに出ていき、小説家は女が戻るのを待つだけ。 大半が二人だけのシーンで、二人の屈折した愛の形に焦点を当てている。 イ・ジヒョンの裸体がパーフェクトなほどに美しい。 性描写が多いが、きれいな撮り方で文学的な雰囲気もある。 ただ、ストーリーは盛り上がりに欠け、二人にも共感できない。 [DVD(吹替)] 4点(2014-08-05 21:22:59) |
24. チェ・ゲバラ 革命への道
チェ・ゲバラの生涯を記録映像と関係者の証言で追った作品。 キューバで制作されたドキュメンタリー映画。 当時の革命へのエネルギーが感じられるし、ゲバラ好きには貴重な映像もあるが、作品としては地味で少し退屈。 [DVD(字幕)] 4点(2013-06-05 01:48:00) |
25. 着信アリ
《ネタバレ》 秋元康原作だが、必要不可欠になってる携帯というアイテムを題材にとりいれているところは時代に敏感なところか。 原作は読む気にならないが、映画は冷静に振り返るといろいろ雑なところが目につく。 代理ミュンヒハウゼン症候群が、母親のマリエではなく姉の美々子だったという筋は面白い。 ただ、きっちりしたストーリーで怖がらせるといいうより、トレンドっぽいアイデアだけで勝負している感じ。 お化け屋敷のようなビックリさせられる怖さはあるが、話になかなか乗っていけなくて余韻が残らない。 悪霊の怨みの深さがどこからくるのかが伝わってこないせいだろうか。 柴咲コウはよかった。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-03 00:37:19) |
26. チェ 39歳 別れの手紙
前作「チェ 28歳の革命」と同様に淡々と描かれているので、見ていて退屈。 感情移入できず、エンターテイメントの要素も感じられない。 ゲバラが大好きな人以外は、作品世界に引き込まれないのではないか。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-18 22:15:02) |
27. チェ 28歳の革命
チェ・ゲバラはとても魅力的な歴史的人物だが、映画としては淡々と描かれていてストーリーの起伏がない。 ゲバラの国連演説など実際のモノクロ映像も挿入されている。 史実に忠実にドキュメンタータッチで描いているが、ドラマとしては退屈。 ドキュメンタリーに徹するか、映画としてエンターテイメントを加味するかしないと中途半端。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-18 22:13:33) |