1. 小さな赤いビー玉
《ネタバレ》 ドイツ占領下のフランスに於けるユダヤ人迫害の様子を、ある兄弟の姿を通じて描いています。ユーモラスなシーンもところどころ交えながら、ナチスに協力的であったり、ユダヤ人に同情的であったり、全く無関心であったりというようにフランス人の中でも対応がバラバラであったことを冷静に映し出しています。 ナチス協力者と主人公の少年の会話の中での「またユダヤ人を作るかも・・・・」という少年のセリフが、非常に人間の業のようなものを鋭く指摘しているように感じて印象に残りました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-07 22:05:00) |
2. 小さな恋のメロディ
《ネタバレ》 世界は無限に広がっていて、やろうと思えば出来ないことは何もないと信じて疑わなかった少年だった頃を思い出させる作品ですね。ビージーズの音楽が非常に印象的です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-31 11:21:09) |
3. チャイナ・シンドローム
《ネタバレ》 非常に見応えのある社会派映画でした。この映画が上映されてから30年経ちますが、いまだに原発事故を隠蔽しようとする体質が電力会社に残っているのですから恐ろしいですね。そして皮肉にもそのことが、いかに原発がとてつもなく大きな危険を抱えた施設であるかを証明してしまっているんですよね・・・・・。 しかし、利益のために安全を無視して暴走する企業の姿には、原発事故に勝るとも劣らぬ恐ろしさを感じてしまいました。 [地上波(吹替)] 8点(2009-01-28 18:49:51) |
4. チャンプ(1979)
《ネタバレ》 全体的に散漫な印象を受けました。はっきり言ってこの映画はTJの健気な姿に尽きますね。まあ、感動を狙っているのがミエミエなんですが、リッキー・シュローダー の神がかり的な演技には心を打たれてしまいました。もう、警察での逮捕されたチャンプとのやり取りにはあやうく泣かされそうになりました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-05 12:51:30) |
5. 地の群れ
《ネタバレ》 まあ、何というか非常にやるせないというか救いようの無い物語でしたね。差別という人間の心の闇の部分をこれでもかと見せ付けられました。(支配者にとっては、便利な仕組みなのかもしれませんが・・・・) オープニング等で流れる、ニワトリを鼠が喰いちぎり、その後鼠も炎の中で焼け死んでいく映像には思わず目を背けたくなりましたが、同じような事を人間もやっているんだよというメッセージが感じとれました(それにしても残酷で、今なら動物愛護団体から確実にクレームが付けられるんじゃないでしょうか)。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-09-25 18:16:41) |