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1.  ツォツィ
饒舌で冗長な作品の多い昨今、極めてシンプルなドラマツルギーを保持しながら、観る人の感情に訴えかける奥深さで、心に染み入るように感動が伝わってくる。上手い映画とはこういう作品のことを言うのだろう。アパルトヘイト以来、アフリカを舞台にした映画が次々と公開されているが、同じ黒人居留区のスラム街を描いた「シティ・オブ・ゴッド」の喧騒に対し、本作が意外なほどの静謐さで貫かれているのは、時代や国家を超越した、謂わば人間本来の「優しさ」と「寛容」と言う普遍的なテーマに集約されているからだろう。地を這いつくばり、貧者がより貧者を襲ってでも生き抜いていかなければいけない生々しい現実の中、生まれながらにして薄幸で、無軌道にしか生きられないツォツイは、他の人間を敵視し決して心を開こうとしない、まだあどけさの残る孤独な少年だ。しかし、無抵抗で純真無垢なる者と対峙した時に見せる慈愛と、思春期の少年らしい女性への憧憬は、母なる者へのイメージと重なり、彼の不幸な生い立ちを感じさせる一方で、本来の人間らしさが芽生えた事を印象づける。このツォツイを演じる少年の荒んだ眼差しとナイーブな表情が素晴らしい。終盤、ブルジョワ夫婦も警察側も、やけに物分りが良過ぎるのが気になるところだが、作者自身が、世の中に本当の悪人はいないという、性善説を前提として創られているからかも知れない。
[映画館(字幕)] 9点(2007-10-18 17:54:42)(良:1票)
2.  ツイステッド
犯人は常に主人公の側にいて、しかも公私に渡って旧知の間柄の人物というのが、最近のサスペンス映画の定番となりつつある。したがって皆さん↓のご指摘の通りで、犯人は誰にでも凡その察しはつく。意外性のある人物が些かも意外でない時のサスペンス・ミステリーは、筆舌に尽くしがたいほどツマラない。男にダラシないヒロインの性癖を利用したトリック殺人と、それまではよかったが、そこまで手の込んだ殺人を犯してまで、何故彼女を陥れなければならなかったのかという、犯人の動機が極めて曖昧であり意味不明。要は、強引な作劇とご都合主義が全体を支配している作品と言わざるを得ない。危険な匂いを発散させるアシュレイ・ジャドも、どちらかと言えば悪女的なイメージで描かれ、犯人の罠にかかったのも身から出た錆で、同情するまでには至らない。そしてラスト、犯人が射殺されて海へドボンというのもセオリー通りなら、いつの間にやら大勢の警官隊が駆けつけるのも然り。しかも湾岸警備隊まで出動させるという手回しの良さには、半ば呆れてしまった。これがあの才人カウフマンの作品かと思わず耳を疑いたくなるほどの凡作だ。
5点(2004-10-25 23:58:18)
3.  追憶(1973)
R・レッドフォードとB・ストライサンドとの顔合わせに、当初意外性を感じたものだったが、愛しながらも別れなければならなかった男と女のそれぞれの生き方を、二人の好演で作品がより味わい深いものとなり、今、想い返してみるとこれ以上ない共演だったように思う。真っ白な軍服姿で、バーのカウンターに寄りかかって居眠りしているレッドフォードのハンサムぶりと共に、ラスト近く、束の間の再会シーンでの、アジビラを配っているストライサンドの切ない表情が忘れられない作品だ。映画音楽史を飾るテーマ曲の果たした役割も限りなく大きい。
8点(2002-04-18 15:51:40)
4.  ツイスター
世評ではあまり高い評価を得られなかった作品だが、竜巻という自然現象をCGで巧みに再現して見せてくれたと言う事だけで十分なんじゃないかな。ストーリーなど竜巻の猛威の前では吹っ飛んでしまうのは自明の理。むしろ実写とSFX部分とを、何の違和感もなく巧みに融合させた編集は見事だし、空飛ぶ牛に奇妙なほどのリアリティがあったり、彼らが感嘆するダブルの竜巻のその美しさは映画ならではのもの。竜巻に女の執念が勝ったというところだろうか。かくしてH・ハントのその後の活躍の凄まじさは、まさに竜巻の比ではない。
8点(2001-09-30 00:08:48)
5.  椿三十郎(1962)
黒澤作品としては「天国と地獄」と並んで最も強烈に印象が残っている「用心棒」の姉妹篇。時代劇であるにも拘わらず、登場人物のセリフは現代劇調で喋らせるという、ユニークな手法が話題ともなった。コミカルでほんわかした雰囲気と凄まじい殺陣の見事さといった、緩急自在の黒澤演出は素晴らしく、ラストの決闘シーンは今尚語り草ともなっている。
9点(2001-08-19 00:19:36)(良:1票)
6.  追撃者(2000)
S・スタローンとしては地味で渋さを際立たせた作品だが、肝心の話の筋にどうしても釈然としないものを感じてしまう。しかもこのストーリーではアクションも派手になりようがないし・・・。そんな事よりも気になったのは、M・ロークが近年こういった役柄が多いということ。何かパターン化された役しか演らないのか、出来ないのか、あるいはそういう役しかオファーが来ないのか。いずれにせよ、何とも寂しい限りであります。
6点(2001-08-19 00:03:21)
7.  追想(1975)
戦時下で妻子を殺害され(それも火炎放射器で焼き殺されるという凄惨さ!)、残された夫がたった一人で戦いに挑み個人的な復讐をするという、先日亡くなったロベール・アンリコ監督の傑作サスペンス。敵をじわじわと追い詰めていくF・ノワレの飄々とした演技は素晴らしいが、なんと言ってもR・シュナイダーの美しさは筆舌に尽くしがたいほどだ。それだけにその殺戮シーンの残酷さがなおさら強調される。夫は妻子がされたのと同じ方法で仇討ちを果たし、映画は我々にカタルシスをもたらすのだが、そのあとにくるのは虚しさ以外の何ものでもない。オープニングとラストに挿入される、妻と子と三人並んで幸せそうにサイクリングするシーンが印象的だ。
9点(2001-06-03 16:41:27)(良:1票)
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