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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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1.  綴方教室 《ネタバレ》 
たしか冒頭で舞台となる場所の地図まで表記されてたような記憶があって東京のどこかだったような、忘れたけど、そのロケーションが生々しくって、高峰秀子の登下校中の背景ばかり見てた。単純な時間的な変貌ではなくてちゃんと時代が映されていた。家屋の裏っかわのお隣と共同の庭みたいな部分でのやり取りのシーンなんてのも実に魅力的なロケーションに溢れている。そもそも子供の作文を通してその時代を描き出すこの作品においてロケーション重視の山本嘉次郎演出はドンピシャリ。高峰演じる子供が今見ると妙にしっかりしすぎているようにも見えるがそりゃしっかりもするわさ。この生活じゃ。と、その生活がしっかりと描き出される。実際の高峰もこの齢にして労働として女優をこなしていたわけで、この映画で家計のために進学を断念し女工となる女の子とリンクするところがある。そういう意味でも生々しい。
[映画館(邦画)] 7点(2011-07-27 14:57:33)
2.  椿姫(1937) 《ネタバレ》 
人まちがいが引き起こすコミカルな騒動の中でグレタ・ガルボがそのコミカルさに見合った可愛らしさとコミカルさを悠然と受け流す高貴さを同時に纏いながら映画を牽引する。その後に悲劇が待ち受けているとは到底思えない優雅さで。恋する女の少女のような陽気と不安を見せ、愛するがゆえの強さと健気さを見せ、後半には悲しみが体を蝕んでいき悲壮な姿をさらけ出す。ジョージ・キューカーは貫禄のライオネル・バリモアも世紀の美男子ロバート・テイラーも脇に追いやり、ひたすら女優を映し続ける。それに応えるグレタ・ガルボ。ハリウッドの典型、それも貫いた典型がここにある。
[映画館(字幕)] 7点(2010-08-27 14:08:34)
3.  鶴八鶴次郎(1938) 《ネタバレ》 
成瀬作品はついつい女の顔を凝視してしまう。微妙な心情が顔に表れるのをカメラは逃さない、てか微妙な心情を目で語るような演技をさせている。長谷川一夫に告白されるシーンの顔がいい! 最後はてっきり飲み屋の外で山田五十鈴が話の一部始終を聞いて泣いている画が飛び込んでくるもんだと思った。で、また喧嘩が始まって結局二人で芸の道をゆく、てなエンディングに。そうならなかったことをふまえるとやっぱり最後の説明は蛇足かなと私も思う。繰り返される喧嘩シーンが作品に笑いをもたらし、キャラクターに親しみやすさと深みを与え、なおかつラストの伏線にまでなるという素晴らしい構成なんですけどね。でもそれを差し引いてもじゅうぶん面白かった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-04-27 14:24:02)
4.  妻よ薔薇のやうに
たしかにカメラがよく動く。でもその流れるようなカメラワークが美しく、寄ったら寄ったで次のカットも寄った画から、引いたら引いたで次のカットも引いた画からと、カメラと編集の、いわゆる成瀬組のプロの仕事をたっぷりと堪能しました。成瀬巳喜男の描くダメ男といえば『浮雲』の森雅之が有名ですが、こちらも負けてません。人柄が良いのでごまかされやすいですが相当ダメ男です。そんなダメ親父を愛する二人の女。しかしそのうちの一人である本妻は歌には夫への想いを詠っているのに本人を前にすると素直になれない。そりゃ愛想もつかされるわ、てな行動ばかり。最後には娘にまで「お母さんの負け」と言われる始末。でもこの不器用な女こそが成瀬映画の女。男を愛するがゆえに貧しくとも健気に生きる女に対し、男を愛しているが、だからといって自分の性分はけして変えることはなく、でもそれを女の強さとして描くわけでもなく、はたまた運命に流される女の弱さを描いているわけでもなく、ただただ「妻」という枠を越えた女の性分を可笑しく、そして哀しく描いている。
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-03 15:56:45)(良:2票)
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