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1.  ディパーテッド
基本的なプロットは同じでも、描かれる舞台と作り手が違うだけで、こうも印象が変わるものかと、改めてハリウッド映画の底力と魅力を感じさせられた作品だ。ニコルソンのディモンとの親子のような師弟関係は、冒頭部分にさり気なく端的に描かれているのに比べ、ディカプリオへの信頼関係の成立ちへのプロセスには、かなりの時間を割いているのが良く見てとれる。スコセッシが目指したのは、“いつ正体がバレるか”といった、潜入捜査における手に汗握る“ヒヤヒヤ感”を描きたかったからに他ならず、そのあたりが希薄だったオリジナルに対し、難局を次々とかわしていくスリルと、ディカプリオの精神的な苦悩をポイントにしている以上、それなりの時間をかける必然性があったという事なのである。それは、マフィアと警察内部へと互いに潜入しているとは言え、ディモンの置かれた立場に対し、正体がバレることは死を意味するディカプリオを主体にドラマの興趣を盛上げていくのは当然だからだ。この囮捜査モノは、ハリウッドの伝統的な得意分野とも言え、そのあたりはさすがに面白く創られている。また、人間関係で言えば、アジア映画のひとつの特徴とも言える女性を話の中心に添えて物語を膨らませ、男女のエモーショナルで濃密な時間を描出したオリジナルに比べ、ハリウッド版はいかにも乾燥した土地柄の如く、そのあたりの味わいは実に淡白で、ラストへのお膳立ての為だけに存在しているようにすら感じる。むしろ警察内部での対立や、ギャング仲間の疑心暗鬼に興味を繋いでいくあたり、どこまでも男の映画だと言う事である。本作のディカプリオは、頭脳明晰だが経験の浅さからくる恐怖心や焦燥感を、他の捜査官などのヴェテラン組との対比でより際立たせ、病的なほどの熱演で体現している。オリジナルに心酔している人には受け入れ難い作品のようだが、結末はともかく、大筋で同じでありながら、それでも興奮させられる映画など、そうザラにはない。メリハリの効いたストレートなアクション映画が好みの私などは、むしろこちらに軍配を挙げたい。それほど良く出来た作品だと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2007-03-18 18:05:53)(良:2票)
2.  電送人間
本多猪四郎監督&円谷英二特技監督が描く東宝特撮シリーズの変身モノの一本。“変身”と言っても「ガス人間」や「マタンゴ」のように姿形が変わるわけではなく、物質電送機なる装置を利用して瞬間移動する際に一時的に変化するというものである。しかもそのメカは復讐の為のアリバイ工作としての役割をも担っている。「ザ・フライ」や「スタートレック」の例を挙げるまでもなく、物質転送は昨今のSF映画では目新しくも無いが、この当時ではまさに画期的なアイデアであり、また犯罪に悪用するといった点など、世界映画史的にみても他に例が見当たらず、そういう意味においては極めて稀有な作品だったと言える。話の発端が終戦時の旧陸軍仲間の裏切りからということもあり、彼らに対する報復が銃剣で突き刺して殺害してしまうという極めて残忍な手口で、さしずめ今ならホラーにでもなりそうな怨念話である。映画はこの神出鬼没の殺人鬼の謎を推理劇として恐怖感たっぷりに描いていくが、この復讐の鬼と化した須藤を演ずる中丸忠雄が、私憤で行動する男とメカのパワーを得た男という両面を見事に演じ、冷酷で不気味さを漂わせるそのイメージは未だに拭えないほど強烈である。今回の円谷特撮としては少々地味ながら、電送される男の姿をTVの走査線のように二次元的な形で描き、本作の独特の恐怖感をさらに盛り上げている。
7点(2004-07-14 18:16:53)(良:1票)
3.  デイ・アフター・トゥモロー
SF映画としての映像表現において、常に観客の眼を意識した画作りという点が共通項としてあるのだが、スピルバーグがどちらかと言えば、その切り口に独自性を感じさせるのに対し、エメリッヒはあくまでも正攻法にこだわり続けるという、いわゆる正統派に属する数少ない映像作家ではないだろうか。それは古臭いという意味などでは決して無く、むしろ斬新な表現方法は今回も健在であり、いかにもCGっぽい作品の多い中、しっかりと地に足のついた超リアルな世界を創造してみせる。それは南極の氷棚に亀裂が走るオープニングから始まり、前半の都会上空に竜巻が発生する瞬間の奇妙な現実感や、それら天変地異をニュース映像として報道するといった、一種ドキュメンタリーとして描かれるその迫真性。かつて「ディープ・インパクト」での津波のシーンに驚嘆したものだったが、それを遥かに凌ぐCG技術の進歩と映像テクニックには、もはや脱帽せざるを得ない。つまるところ映像のひとつひとつに説得力があるという事だが、終盤、凍りついたニューヨークのビル群をバックに、やはり凍りついた米国の象徴である自由の女神を様々な角度から捉えた画面構成には、エメリッヒの映像センスをも感じさせて秀逸。我々SF映画好きにとって、彼はまさに“痒いところに手が届く”映像作家であって、本作は現段階での最先端のテクノロジーによって完璧性を追求し、その視覚化に見事成功したと言っていいだろう。又、彼は「ID4」や「GODZILLA」などでも御馴染みの、“迫り来る何かに逃げ惑う群集”といったモブシーンの巧い監督さんでもあり、円谷英二に感覚的には最も近い人のような気がしてならない。遥々息子を救出に向かうシチュエーションや、一瞬にして凍死するという寒気に襲われるシークエンスなどに、スリルとサスペンスが足らないのがやや不満だが、ドラマや人間描写などがほとんど意味を持たないのは致し方が無いところ。それほど映像の持つ力には適わないという証明でもあるのだから。
9点(2004-07-08 15:21:43)(良:2票)
4.  ディボース・ショウ
絵に描いたような美男美女カップルのJ・クルーニーとC・ゼタ=ジョーンズ。俳優として近年ますますその魅力に磨きがかかってきたように思う。ただ本作の場合、共にプレイボーイとプレイガールといったイメージが強い二人だけに、その強烈な個性が互いに反撥し合い、演技が噛み合わないまま空転しているように感じる。要は両者ともが“二枚目”では、こういったスクリューボール・コメディの弾けるような面白さというものが醸し出せないのである。さらにロマンスへの進展の妙味やジョークが薄味な為か、ドラマとしても大きく膨らんでこないのが残念。コーエン兄弟の作品だけに、やはり物足りなさは否めない。
6点(2004-05-05 14:20:42)
5.  ディナーラッシュ
なにかと薀蓄をたれる口煩い常連客。男のことしか頭に無いような、しかしプライドだけは高い女性カップル。通りすがりにふらっと寄った風を装うサラリーマン。店の買収目的に客としてやって来た二人の殺し屋。オーナーから店を乗っ取りたい、野心家の息子。雑学の知識を武器に客を相手に賭け事に興じるバーテンダー。仕事の合間に逢瀬を重ねる、博打好きでトラブルメーカーのコック。そして喧騒の厨房・・・等々。人気レストランを舞台に、その表と裏側を対比させながら様々な人間模様が、実に過不足なく魅力たっぷりに描かれていく。そして今宵のディナーの真の目的が・・・。ラストになってすべての仕掛けが解るという、構成の巧さに舌を巻いてしまう。豪華で独創的な料理が次々と登場するシーンもあるが、これはれっきとしたサスペンス映画である。お洒落で味のある、実に面白い作品に出逢えた。
9点(2002-11-23 18:01:37)
6.  天地創造
聖書ってクリスチャンでもない限り、我々日本人にはあまり馴染みが無いシロモノ。そのほとんど断片的にしか知らない内容を、終始一貫して原典に忠実に、しかも解かり易く一大スペクタクル歴史絵巻風に映像化したのが本作。実物大(?)に造られたノアの箱舟の巨大な迫力映像と乗船する様々な動物たち、或いは各国の言葉が生まれる発端となったバベルの塔の崩壊などといった、今ならCGで当然のように再現されるであろう様々なシーンを、この時代の最高レベルの技術と豊かなイマジネーションで、巨匠J・ヒューストン監督が万人向けのエンターティンメントとしてスケール感をもって描いていく。アダムとイヴの若い二人の全裸シーンが当時話題になったのも、今となっては時代を感じさせてくれる。
8点(2002-04-12 00:37:30)(良:1票)
7.  デルス・ウザーラ
ひと目見ただけでも主人公デルス・ウザーラが本当に素朴な自然人であることがよく分かる。しかも彼は賢くモラルも高いし、素直で合理的な考え方の持ち主でもある。果てしないシベリア大密林の深々とした実感。その大自然をしっかりとした映像で捉えた上で、そこに根を生やしているような人物を人間的な豊かな温もりと愛情を持って、一大叙事詩として見事に描き切る。自分の力を発揮できる場がなく日本映画に失望を感じていた頃の、これは黒澤明監督としては異色の作品だと言える。
8点(2001-11-25 17:43:45)
8.  デンジャラス・ビューティー
鼻を鳴らすS・ブロックがご愛嬌だが、変身前に顔にベタベタと塗りたくったり、ボディコンで颯爽と登場して男たちの視線を集めたりと、まさに肉体派(?)女優の体当たり演技で最後まで飽きさせない。実に肩のこらない作品に仕上がっている。それにしてもM・ケインはどんな役を演じても、それなりの存在感を示せる数少ない個性派だと、今さらながら感心してしまう。
7点(2001-09-15 23:34:56)(良:1票)
9.  テイラー・オブ・パナマ
従来のスーパーマン的役柄のイメージから、スマートでカッコ良さばかりが目立っていて、俳優としての魅力を感じていなかったP・ブロスナンに、初めてそれを感じさせてくれた作品じゃないだろうか。ストーリーそのものよりも、登場人物たちの生々しい現実感を、豊かなキャスティングによって見事に演じ分けられ、作品を魅力あるものにしている。ただ、サスペンス色をもっと前面に押し出して、エンターティンメントにしようと思えば出来たであろうが、敢えてそれを目指さなかったのは、J・ブアマンの作家としての基本姿勢なんだろうなぁ。
7点(2001-07-15 00:16:35)
10.  ティファニーで朝食を
ファッション・リーダーのヘップバーンは言うに及ばず、コートを小粋に着こなした、ハンサムなJ・ペパードのカッコ良さに憧れたものでした。そしてやはり、雨の中で子猫を抱きしめたヘップバーンがいつまでも忘れられない。しかしその二人ももうこの世にいないんだよね・・・。かくして甘美なメロディと共に名画は生きつづける。
9点(2001-04-09 23:27:47)
11.  天国から来たチャンピオン
姿かたちは死んだ恋人とは異なるという設定であるのにも拘わらず、実際の画面上でははW・ビーティーがそのまま演じているという最大の問題=矛盾を抱えているのだが、J・クリスティがフットボールの選手に姿を変えた彼に、どことなく心の琴線に触れてくる記憶があり、引きずられるようについて行くラストには、やはりホロリとさせられる。
8点(2001-04-01 17:03:31)
12.  テルマ&ルイーズ
限りなく犯罪に近い反社会的行為を重ねながら逃避行を続ける二人のヒロインが、自らの運命を自らの手で操ることによってのみ得られる快感を味わっていく事により、まるで周囲の風景が変わっていくように彼女たち自身も変貌していく。そしてやがてこれこそが私たちの本当の人生だと実感する。その何かが吹っ切れた二人の顔のなんと素敵なことか。悲惨な結末であるのにも拘わらずむしろ何か爽やかな余韻すら残す。リドリー・スコット監督としてはむしろ異色作といってもいいが、個人的には彼の作品群の中で最も好きな作品として挙げられる。
9点(2001-02-24 22:43:55)
13.  天国と地獄
黒澤といえば「七人の侍」なんだろうけど、個人的な好みでいえば本作のほうを挙げたい。リバイバル上映(昨今、少なくなりましたが・・・)で観た記憶がありますが、きちっとした原作をベースに、当時の脂ののりきった黒澤のサスペンスフルな、そしてダイナミックな演出には感動すら覚えたものでした。
10点(2001-01-21 18:49:12)
14.  天国までの百マイル
経営していた会社が倒産。妻子と別れ、兄弟やかつての仕事仲間にも疎んじられて、人生に絶望を感じていた主人公が、重病の母親を遠く離れた病院へ運ぶ途中に触れ合う人々の温かさに、全てを失い荒んだ心をやがて取り戻していく。意味の無いセリフや思わせぶりなシーンといったものが全くないと言ってもいいほど、すべてのシーンが輝いている。とりわけ、主人公に無償の愛を注ぐマリ役の大竹しのぶは素晴らしいの一言に尽きる。終盤の時任三郎との電話のシーンには、二人以上に観客のほうが泣かされる。癒されたい人(特に男性)には超オススメ!
9点(2001-01-21 16:41:00)
15.  デリンジャー(1973)
1930年代のアメリカにその名を轟かせたギャングと、彼と闘うことに生命をかけるFBI捜査官の物語。映画はその仲間を含めた彼らふたりの、エレガントでファッショナブルなセンスをそこはかとなく漂わせながら、血みどろの殺しあいのアクション(そのバイオレンス・シーンの凄まじさ!)を展開させて、男の持つ孤独と哀愁を見事に謳い上げている。そしてデリンジャーの帰郷シーンや田舎でのフォークダンス・シーン、あるいは農家に匿われた仲間の一人が別れるシーンなどにリリシズムが溢れている。この作品で、J・ミリウスは明らかにJ・フォード、S・ペキンパー、そしてクロサワの影響を見てとれる。ギターの旋律も実に切なく印象的だ。
9点(2000-11-26 16:07:45)
16.  ディープ・ブルー(1999)
鮫っていかにも映画向きな素材なんだけど、ただ本物ですらややもすると張りぼての作り物に見えてしまうときがある。だから本作でもいかに本物らしく見せるかに腐心している様子が窺われる。しかし如何せん、CGで表現された鮫はいかにも無機質でメタリックぽくて、スピード感をもって泳ぐさまはあまりにも重みが無い。その根本的な欠陥を、いかにもアクション監督らしくレニー・ハーリンのダイナミックな演出が補って余りある。登場人物をみんな均等に扱っているのも、イイ意味で予想を覆している。中でもコメディリリーフ的存在のLL・クール・Jは儲け役でした。
8点(2000-11-11 23:03:38)
17.  ディア・ハンター
平和に暮らしていた青年たちがヴェトナム戦争を体験したことにより、それぞれの人生を狂わしていく。戦争の狂気を描いた作品は数多いが、本作のとりわけ拷問シーンの壮絶さ緊張感については、これまでに見た戦争映画の中でも最も衝撃的である。ロシアン・ルーレットが実際ヴェトナムで拷問の道具として使われていたかは疑問だけれど、その拷問の後遺症でサイゴンをさまよい、やがて闇市のロシアン・ルーレットの賭けをやるクリストファー・ウォーケンの存在感ある演技が強烈だ。序盤の鹿狩りでの“鹿はワンショットで倒せ”というデ・ニーロのモットーが、この結末で皮肉な重みを帯びてはね返ってくる。リリカルなテーマ曲も深く余韻を残し生涯忘れられない作品となった。
10点(2000-10-29 23:30:27)
18.  デビル(1997)
H・フォードとB・ピットの初顔合わせとくれば期待するなと言うほうがムリ!でもアクション映画としては渋い作品に仕上がりましたネェ。そもそもアラン・J・パクラってどちらかというと社会派監督で、真摯で真面目な作風は高く評価されてはいるけど、やっぱりアクションは不得手のようですね。
7点(2000-10-15 00:37:12)
19.  ディープ・インパクト(1998)
もう一つの“彗星衝突映画”と比べるまでもなく、本作は立派なオトナの映画となっています。要するに人間ドラマがきっちりと描かれていて、SFXなんぞに力点が置かれていないのも良く分かるし好感すらもてます。“泣かせ”のシーンが多いようだけど、こういう“浪花節”って結構好きなんですっ!
9点(2000-10-08 11:14:44)
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