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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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1.  点と線
香椎海岸に横たわる二人の死体を捉えるカメラは、足の裏のどアップから上昇し、お~、これは「ハリーの災難」じゃないか~と期待を持たせたのもここまで。南廣という役者が一人力みまくっていて、全く他の役者と線になっておらず、まさに点。手書きの行き先表示板や汽車の煙など“国鉄”の雰囲気は楽しめますが、謎解きに終始した展開はどうも面白くないのでありました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-06-23 12:47:53)
2.  てんやわんや
田舎と都会、因習と合理の衝突、その中を会社の社長や四国独立運動を目論む面々に巻き込まれ翻弄される主体性のない佐野周二がおおわらわする可笑しさを楽しむ映画です。切り株の魚を象徴に田舎の因習における局所的な価値の<絶対性>を描き、都会娘=淡島千景、田舎娘=桂木洋子に価値の<相対性>を描き、佐野が大事に抱えていた包みの中身をラストにバラすことで、な~んだと価値の<崩壊>を描き、結局何時の世も価値観にてんやわんや、良くも悪くもそんなこんなで世は回る、といったところです。喜劇としては少しもの足りなさを感じますが、ローカル色豊かな宇和島の闘牛や祭の映像は一見の「価値」ありです。出番は少ないけれど桂木洋子はむちゃ可憐・・・男子は目を奪われますぞ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-04 12:32:00)
3.  鉄道員(1956)
チャオ~。といった軽い感じで始めるには合わないかもしれませんが、この作品は素晴らしいといっチャオ~。出ている役者もみんな素晴らしい・・・。鉄道員という仕事への一途さが子供たちとの軋轢を生み出している様子、そしてストライキでも列車を動かすシーンから、鉄道員としての誇りがひしひしと伝わってきました。彼を理解する同僚のジジ、彼を尊敬する幼いサンドリノを周りに置くことで彼の苦悩や悲哀を浮き立たせています。このジジのアンドレアとの距離感がまたいいんです。突き放すところは突き放し、けっしてべったりではなくそれでいて共に鉄道員として同じ機関車で育んできた友情を感じさせる・・・いいですね~。そしてアンドレアが目が合ってしまったという線路内の男、アンドレアはこの男の目の中にこの男の人生や家族といった背景が見えたのではないかな~。よってこれまで子供たちと真摯に向き合っていなかった自らの姿が見え、家族との接し方がより不器用になっていったのではないかと思うのです。クリスマスのラスト、ジジがみんなを招き賑やかなるアンドレア家のシーンは、その後みんなが帰り、妻と彼の二人の静かなる会話、それを一層静かに余韻を残すための伏線ではないでしょうか。ここでアンドレアが妻に漏らす「きれいだ」・・・ここで私はやられてしまいました。その一言にアンドレアの妻に対する想いがすべて詰まっているように聞こえたのです。マルチェロとサンドリノを見送る母、けっして微笑みを浮かべないその表情、その余韻にしばし浸らせていただきました。♪線路は続く~よど~こまでも、野を越え山越え谷越えて・・・人生をいろいろ越えるとあんな表情になるのでしょう、きっと・・・。
10点(2004-10-19 23:20:10)(良:3票)
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