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南浦和で笑う三波さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
自己紹介

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1.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 
20世紀最後の年に作られたクリスマスムービー。いつもは車で帰る主人公が、たまたま歩いて帰ったために、生死の境をさまようような体験をし、その体験で縁ができた黒人があたかも奇妙な能力を持っているように思わせる語り口が秀逸。本当は一人のビジネスマンがイブの夜に夢を見ていただけなのに、この語り口があることで観客は自分が観ているシーンが、偶然出会ったその黒人が引き起こした不思議な現実のように思って見入ってしまう。おまけに、ビデオで自分の過去を回想するというダメ押しがあるので、すっかり夢であることを忘れさせる作りになっているのがうまい。さらに、慣れ親しんだ生活をいっぺんに変えてしまうような思い切った決断ができるのは実は女で、男は今までの生活を一変させるような決断をなかなかできない動物であるという、男と女の本質的な違いを捉えきった脚本なので、ファンタジーでありながら、圧倒的な現実感、というか、身につまされ感がある(女の主人公は、夢の中で一度、現実のラストでもう一度、思い切った決断をしている、対して、男のほうは、終始慣れ親しんできた生活への未練が決断の基礎となっている)。最後のコーヒーを飲みながらの語り合いのサイレントシーンは、作品中では全く見せなかった現実の二人の13年間の別々の人生に思いを馳せさせ、余韻が深い。(2005/12/18追記)天使が誰かについて一晩考えたが、イブの夜の誘いを実家に帰ると断った女以外にはありえないと私は思う。ほとんどすべての出来事は、彼女がくれた時間に起っている。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-17 09:10:16)(良:1票)
2.  テキサスの五人の仲間
1963年に「テキサスの四人」という映画があったから、この邦題になったと想像する。毎年、一年に一度、決まった日にポーカーで対決しているお金持ちの五人組の物語。勝負に使われる宿屋の主人は「ミシシッピ1番の大勝負」と英語でヘンリー・フォンダに答えていたように聞こえたが、なんで邦題はテキサスなのかがちょっと不思議。まあ、深く追及しないことにしよう。プレールームに入ってくる五人の颯爽とした歩き方、カードができることを心から楽しんでいる眼の輝き、本当にアメリカ人はポーカーが好きなんだなと少しうらやましく思ってしまう。単なる娯楽映画でありながら、誰しもが持っている自分のルールを、そんじょそこらの理由で変えてはいけないという人生にとっての大事な教訓が隠されている、とみるのはさすがに深読みのし過ぎかな。
9点(2004-04-10 21:22:24)
3.  天国は待ってくれる(1943)
落語好きにはこたえられない作品。主人公は、若旦那そのもの。落語ならば親のスネをかじって放蕩の限りをつくした若旦那が、勘当され、はじめて世間の人の苦労を知り、人情の機微に触れて、真人間になっていく、という噺になるところだが、この映画の主人公は死ぬまで若旦那気分が抜けないところが、妙に憎めなくて好い。そのあたりが、東西の違いというところか。説明するのは野暮だが、二度目の駈落ちのときに、一度目で学習したのか、荷物をまとめてから逃げ出すのがやたらにおかしい。駈落ちを手助けする、粋なはからいができる召使いを、両家に配したのがよく効いていた。観終った後、温泉旅館にいって極楽気分を味わいたくなる。どんな旅館かって?もちろん「離れ」のあるところです。
8点(2004-03-30 16:34:34)(良:2票)
4.  デーヴ
ラストは延長戦も含めてキマリすぎるくらいにキマッている。完璧。文句なし。ただ、どうしてもマーク・トウェインの小説「王子と乞食」と比べてしまい、この脚本を傑作と素直に評価できない自分がいる。思うに、最高権力者でこの手を使ってしまうと、いきなり普通の人がオールマイティを握りすぎてしまって、遊びがなく、展開が生々しくなりすぎてしまう。小説の方は、王子という、王位継承者ではあるが、まだ実際には政治を執り行っていない段階の役柄を取り替えたことで、読む側が、心の余裕をもって楽しめる作りになっていた。アメリカの作家であったマーク・トウェインが、あのプロットを「大統領と乞食」ではなくイギリス王室の「王子と乞食」という話としてまとめたのは、案外そんなところなのかもしれない。
7点(2004-02-27 17:54:51)
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