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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
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ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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1.  天使ガブリエルと鵞鳥夫人
世に隠れなき艶笑古典、ボッカチオの『デカメロン』第2話「好色な修道士が天使になりすます悪事を働く話(ベネチアの物語)」の完全映像化。これを60年代という時期に人形アニメでやったというのは凄すぎです。まあ、チェコの人形劇文化は500年以上の歴史を誇る(子供向けというより、言葉が分断したボヘミアを文化的に繋ぐニュース番組的な役割を果たしたらしい)深い世界なので、《エロい人形劇》という芸能ジャンルがあっても全然フシギじゃないんですが…。しかしトルンカの描く上品なエロっぽさには参りますねえ。鵞鳥夫人、まるでカモがネギ背負って歩いてる状態だもんなア(゚ー゚;…。個人的には中盤のサスペンス、ベネチアならではの水路の逃避行が素晴らしかったです。ノンビリ歌いながら迫ってくる船頭さんとか、なかなかいい味が出てました。大人向けに製作された映画だけあって、一般の人たちの鑑賞に十二分に堪える良作。
8点(2004-12-19 22:09:24)
2.  電子頭脳おばあさん 《ネタバレ》 
(かんたーたさん、この作品だけは私的に絶対外せないのです。先取り御免!)《ちょいバレ》表情のない人形で、最初は男か女かもわからない手抜き顔。なのに話が進んでいくとキャラが立ってくるからフシギ。飛行カプセルに置き忘れたおばあさんの写真を見送る時と、電婆にボールを落とされちゃう時の(´・ω・`)ショボーンって感じが、たまらなく愛くるしいです。レトロな未来世界の美術も手が込んでいて面白いけど、そんな博物館的な価値は正直どーでもよくなるほど、子供の心情がうまく出ている。ちなみに本作はNHKがトルンカ影響下で作った『チロリン村とクルミの木』と同時期の製作で、『空中都市008』より遥か以前の作品。ワールドワイドでは『サンダーバード』よりも前。量産される子供向けSF番組に刈られてしまった芽が、おばあさんの写真を無くしてしまった主人公みたいに、憐れで悲しくなってくる。未来を舞台にした、素晴らしい(´・ω・`)ショボーンパワー放射ムービー。
9点(2004-12-18 16:30:56)(良:1票)
3.  天国と地獄 《ネタバレ》 
実のところは相当ヤバげなハナシなのである。絶対悪のなくなった社会で、セッセと「絶対善」を追求する刑事たち。そうでなければならないように、入念にシナリオが組まれているので、刑事達と一緒に犯人追求の醍醐味を味わえる訳だが、最後の犯人対面シーンでその醍醐味がドカーンとブチ壊れてしまう。山崎務の迫真の演技で、映画自体の存在価値がひっくり返ってしまうのだ。このラストでは天国と地獄が絵的にキッパリ分かれているが、地獄の方に漂いまくるリアルな不条理が、見る者の心を捉えて離さない。ごく普通の生活から、普段目にする些細な風景によって人生を狂わせて行く犯人の姿。この映画で徹底して貫かれてきた「社会正義」はここでものの見事に崩れ去って、日常生活に漂う不安がシュールに浮かび上がって来る仕掛け。悪への同情はなく、悪への憐れみがある映画だ(そしてこの作品への徹底したアンチテーゼとして天藤真・岡本喜八の『大誘拐』がクリアに浮かび上がって来る)。
7点(2004-05-30 03:37:47)
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