41. 泥棒成金
私はどうしてもストーリーが面白くないと評価を上げないタイプなので、退屈極まりないといった感想しか持てません。 なんとなく、「ルパン三世」を書いたモンキーパンチさんが参考にされたような気がしてなりません。ルパンでも似たような話があったと思います。 私はルパンの方を先に観てるので、こういうスリルを感じさせない映画をヒッチコックスリラーと呼びたくはありません。 時間を無駄にしました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-21 21:56:21) |
42. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 今見直すと疲れるし、何だか煮え切らない映画だったな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-20 04:26:18) |
43. 時をかける少女(2006)
大林監督のバージョンは観たことないのですが、観賞前から偏見が入り、きっとロリコン映画に違いないと思って観たら、それを見事に裏切ってくれました。 少女の人物設定に力を入れたようで、ホントの現代風で親近感が湧きます。 逆に男友達二人は古臭く見えました。なんか「ビーバップ」を感じます。 タイムトラベル映画は何をやっても面白いです。似たような映画で「サマータイムマシンブルース」なんてのもありました。 因みに、シナリオコンクールの応募作品は圧倒的にタイムトラベルものが多いとの事です。 全ての登場人物が主人公のためだけに生きているみたいで納得いかないところもありましたが、不明瞭な点は、きっと「観客の想像におまかせ」ということでしょう。 90分で終わるので楽しく観賞できました。 [DVD(邦画)] 8点(2009-11-02 02:41:28) |
44. トト・ザ・ヒーロー
「暗い話だなぁ、重い話だなぁ、息苦しい話だなぁ……」とずっと思いながら観ていて、最後の最後にひっくり返った感じ。 あんまり言うとアレだけど、小道具やシャレード、セリフのやりとりだけでわかる人間関係。突っ込みどころを言わせないほど衝撃的で素晴らしいシナリオ。 映画監督のタナダユキさんが本作に影響受けたという話しは十分納得できます。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-10-17 23:07:26) |
45. トラ・トラ・トラ!
《ネタバレ》 夜中に目覚めてから眠れなくて、その時テレビ放送されていたものを観賞しました。 誰が主人公なんだ? っていうか、これは真珠湾攻撃を含む、そこまでの過程を描いた映画なんですね。 日本では高評価だったのに対して、アメリカでは不振だったのは、互いに、この映画の本質を理解していたのか疑問に感じます。 アメリカ人は本当に、敵を倒して「偉大なるアメリカ」を固辞するのが好きなんですね。肉ばかり食べてる野性的な表れでしょう。 どうしても私はアメリカ人とは友達になれません。 エンディングの山本五十六のセリフと燃え盛るパールハーバーの描写は、この時点で、どちらに未来と栄光を感じさせるのか理解すべきです。 教訓として「曖昧な返事をする奴、楽観的な奴は信用が出来ない」そんなことを学びました。 [地上波(字幕)] 6点(2009-09-12 05:29:50) |
46. 東海道四谷怪談
以前、どっかの映画評論家が「数ある『四谷怪談』の映画の中で最高傑作がこれ!」と言ってたのを覚えています。 主人公は、お岩ではなく、伊右衛門だということを忘れてはいけません。 伊右衛門に降りかかってくる数々の煩悩の誘い。私たちにも伊右衛門のような後ろめたい気持ちがあるからこそ感情移入できるのです。 低予算映画という感想がありましたが、脚本、セット、カメラワークなど、大量生産時代に作られた中では、かなり「力」入れて作ってあると思いますよ。 [DVD(邦画)] 8点(2009-08-23 03:20:10) |
47. ドラゴン怒りの鉄拳
《ネタバレ》 ビックリするほどつまらない脚本。酷い。酷過ぎる。日本人がどう描かれているかが問題ではない。ほとんど中学生の学芸会レベル。Cとして挙げるなら、1時間20分から始まる10分程度ののアクションだけが見もの。 こんな作品観るくらいなら、私だったら「死亡遊戯」のほうを勧める。 リーが凄すぎるせいか、悪役も含めて全くアクションについていけてない。 中国人と日本人の格闘合戦など、拳法の型の違いがわからない。もうメチャクチャである。 後に製作される映画で、プロ級のチャック・ノリスと戦わせた意図が、本作の失敗で納得がいく。 しかし、こんな駄作でも見せ場はいくつかある。 顔の表情だけで観客に訴えるリーの演技はたいしたもの。 ヒロインの女の子もそれなりにカンフーをやっているらしく、メチャクチャ可愛い。 それだけ。 評価が高すぎるから、敢えて厳しい点をつける。 [DVD(字幕)] 2点(2009-08-14 05:50:29) |
48. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
《ネタバレ》 他のレビューを拝見すると一年に何回テレビ放送しているんだろうと思ってしまう。 こういう用心棒の話ってどっかで聞いたことがあるなぁと思いますが、カンフー映画では本作が最初でしょう。 ブルース・リーは冒頭30分はほとんどアクションを演じませんが、店の裏で行うジークンドーのミット打ちは格闘技ファンなら必見でしょう。 今回の観賞で感心したのが、リー本人は他の格闘技(空手)の批判を全く口に出していないことです。 勿論、自分が最強だなんてことも言いません。(言うわけありませんが) 最後の対決に選ばれたチャック・ノリスは本人にとってもベストワークと言えるのではないでしょうか?この仕事をきっかけにハリウッドスターになれたのですから。 武道家としてのブルース・リーが観れる最高の作品です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-12 21:49:41)(良:1票) |
49. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 レンタルショップで10枚くらい並んであって、一枚だけまだ残っていたという理由だけで観ることにした。 裏ジャケの「子供が生まれなくなって十数年後の世界」には興味が沸いたが、この世界感、イギリス政府とテロリストの紛争はお互いに何を訴えたいの?って感じで、イマイチ呑み込めなかったです。 あれだけ撃ちあっておいて、赤ん坊の鳴き声一つで敵味方共に静まり返るというのも、なんだか「お涙頂戴」的で私には受け付けませんでした。 SFやアクションに人間愛を織り込むのって本当に難しいと思う。いろいろな映画を例に挙げているレビューが多く掲載されてますが、私には「キャシャーン」や「リアル鬼ごっこ」に近い映画にしか思えませんでした。 テンポはいいのですが、正直つまんなかったです。 [DVD(吹替)] 4点(2009-07-26 21:36:06) |
50. 都会のアリス
《ネタバレ》 未見の方には「ペーパームーン」の亜流と思われがちだが、中年男(31)と少女、モノクロ映像以外、共通点はあまりありません。 それにしても能書きばかり並べて、気に入らない事の全てを社会や周りのせいにするこの主人公、会社の上司、挙句の果てには元カノの家に押し入って愚痴を吐き散らし迷惑がられ…こんなジメジメした男、日本にもいますよね?(笑)女に絶対モテないナンバー1ではないでしょうか? そんな男でもさすがに小さな子供相手にはおとぎ話しかさせてもらえない。 映画の主観はライターもどきの男側ですが、そんな情けない男相手に小生意気な少女アリスがどう対応していくのか見方を考えると面白さも変わってきます。 画面いっぱいに映るアリス、たまに鼻なんか弄ったりしながら。おばあちゃんの家を探す気なんか毛頭ないといった表情がたまらなく可愛い。このアリスに魅力を感じないと映画自体失敗作と判断されてしまうでしょう。 結局二人は自分たちの力ではおばあちゃんの家にたどり着くことが出来ず、警察が加わるのですが、そう考えるとこの旅はいったい何だったのか?…でも間違いなく二人に変化があって…なんだか可笑しくてしかたありません。 アリス役の女の子は今頃は40代半ばでしょうか、どんな成長を遂げたのか気になるのは私だけではないと思います。 ヴィム・ヴェンダースは映画とロックが大好きなんですね。 ラストシーンは「夜の大捜査線」のオマージュに見えました。反対に証明写真のシーンはヴィンセント・ギャロが「バッファロー66」でオマージュしているように感じました。 それとチャック・ベリーの演奏ですが、あれはDVD「スウィート・トロント」からの抜粋です。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 08:35:58)(良:1票) |
51. 飛べ、バージル/プロジェクトX
近所の中古CD屋で、この映画のレーザーディスクを300円で買いました。思わぬ掘り出し物です。 最近、レンタルショップに並んでいる動物映画は、犬とペンギンばかり…と溜息ついてるのは私だけでしょうか? 登場人物(?)の半分がチンパンジー、それも顔で演じているから凄い。ここまでくると役者ですね。アカデミー主演動物賞なんてのがあったら、是非差し上げたいです。 話はクライマックスに向って進んでいくうちに、観ている私たちの胸を熱くさせてくれます。 その昔、ゴールデン洋画劇場で放送された時、家族全員で、猿のバージルを応援した記憶があります。 未だDVD化されていませんし、ビデオもかなり入手困難です。 お昼のロードショーで放送された時は是非チェックしてみてください。 お勧め! 若かりし頃のヘレン・ハントが超可愛い。 因みに邦題が逆です。「プロジェクトX/飛べバージル」です。 [レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-01-14 16:47:50) |