1. トゥルー・ロマンス
《ネタバレ》 俺たちに明日はあるっ!! 7点(2004-06-13 22:18:52)(良:1票) |
2. 都会のアリス
船の上、幼い娘を抱えて鼻歌を口ずさむ母親、その娘と見つめ合い微笑むアリス、風になびく髪の毛、カメラを構えるフィリップ。他には何もいらない。もうそれだけで、この心は幸せに満ちあふれるんだ。なんとも健気で、なんとも無垢で、なんとも切ない。これは恋を恋と気付く前の少女の恋だろう。白と黒の映像、口少なげな台詞、優しいメロディ。あったけぇ。その全てがゆっくり胸に染み込んでくる。壮大な風景への開放感と離れ行く列車への寂しさが混在するラストシーンは、恐らく映画史上最も美しい。レンタカー、安レストラン、空港のトイレ、電車がうるさいホテル、証明写真、日光浴の公園...。何気ない光景たちがアルバムのように記憶に残る。きっと大人になったアリスの胸の中で、何より大切なものとして輝くのでしょう。 9点(2004-05-25 22:53:42)(良:1票) |
3. ドーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 海を照らす太陽が余りにも眩しい。その瞬間、そこには確かに希望が存在していた。ゾンビになるのも死ぬのも嫌だが、それが避けられなくなったとしたら、自分も愛する人の為に死んでいきたい。そして世界の終焉で、愛を叫ぶ・・・。/こうやって見るとバスに群がるゾンビたちも、ぺ・ヨンジュン来日に群がるオバさんたちも、大して変わらないもんだな。(両A面レビュー) 8点(2004-05-21 20:20:29)(笑:1票) (良:1票) |
4. トロイ(2004)
満を持して登場した、男たちの超大型スペクタクル英雄叙事詩。 乾いたギリシアの大地、地平線まで覆い尽くす黒い軍勢。大地を揺るがす足音、槍と盾のぶつかり合う金属音、馬の嘶き、男たちの叫び声。二つの津波がぶつかり合う時、そこに生じる史上最大の戦い。兵士と兵士が、剣と剣が、怒りと怒りが、魂と魂が衝突を繰り返す。そして残るのは死体と血と涙と嘆き。その全てが、全てが俺の”男ゴコロ”を揺さぶり狂わすんだ。 原作に登場するワガママな神の要素をほぼ消した事で、神話が史劇に生まれ変わった。圧倒的な映像のパワー、そしてパワー。女たちは華麗に咲き誇り、男たちはその美しい花を守るため、無惨にも愚かにただ散ってゆく。俺たちは格好良く生きるために闘うんじゃない。格好良く死ぬために闘うんだ。トロイア戦争で燃え尽きた英雄たちの魂が、燻ること無く三千年後のスクリーンで再び炎を上げる。その赤い残像が、俺の黒い瞳孔に宿り続けていく。 8点(2004-05-15 21:53:25)(良:2票) |
5. ドッグヴィル
《ネタバレ》 劇場を出た後の強烈な頭痛。 家々に壁は無くとも、人々の心の中にそれは間違いなく存在する。何とも利己的で、冷淡で、ふてぶてしい、生まれながらの罪人たち。 さよならドッグヴィル。 7点(2004-02-24 18:55:28) |
6. トラフィック(2000)
《ネタバレ》 麻薬という根っこで支えられた、アメリカという世界一の大木。その根の広がりの複雑さ、地中にめり込んだ深さにはただ絶望を感じるしかない。しかし、それでもラストの照明からは温もりを感じる事が出来る。分かっている、それが何の解決にもなっていない幻の光だという事を。だがしかし、希望の無い未来に光が無いという事もひとつの真実だから。 9点(2004-02-12 15:25:09)(良:1票) |
7. ドラッグストア・ガール
自分の家の近所もそうだ。東急ストアが出来たために八百屋や肉屋が無くなり、TSUTAYAが出来ればビデオショップも本屋も潰れていく。この映画の舞台は、大手ドラッグストアの進出によって活気を失いつつある商店街。今の日本のどこでも見ることができるであろう光景。この街で、天使は電車を降りた・・・。 そう、天使だ。元気の無いオヤジ達の中で溢れんばかりの笑顔を放ちまくる田中麗奈は、まさに曇り空の隙間から幾筋かの光を差し込む愛しい太陽。彼女に照らされ街も、おっさんも、そして観客の我々もみんな笑顔!コメディエンヌとして初めて放つその魅力!「ラクロスってなに?」って人も、取り敢えずみんなと一緒にバン・ブー!バン・ブー!そう、全ては田中麗奈のミニスカートの為にっ!!! 8点(2004-02-11 22:05:49)(良:1票) |
8. 独眼竜政宗
「風雲児織田信長」に続いて中村錦之助さんが戦国武将の青春時代を演じるシリーズ。本作は伊達政宗。冒頭、政宗だと気付かない老人とのエピソードなどは政宗の人柄、非凡性を表していてとても面白い。しかし政宗が刺客に囲まれ大立ち回りを演じるというシーンがあるのだが、これは現実味が薄くウソくさい。とはいっても錦之助さんの殺陣は凄いのだけれど。 やはり前作同様、こういう映画が月日に埋もれてしまうのはもったいない。 6点(2004-01-20 17:19:45) |
9. トランスポーター
語弊があるかもしれないが、カップラーメンみたいな映画。いつもこんなのばかり食べていては飽きてしまうが、たまに食べると意外にウマイ。ただ、この作品の場合は時間と共に麺がのびてくる。惜しい。 6点(2004-01-12 20:14:01)(笑:1票) |
10. 東京ゴッドファーザーズ
路地裏、そこで暮らす人々の息遣いが聞こえてきそうなほどに描きこまれた東京。あぁ、これぞ等身大の東京だ。中盤はかなり中だるみを感じたが、ラストの絶妙な展開に残ったのは最高の幸せ感。進めジャパニメーション 6点(2003-11-13 19:37:46) |
11. 2LDK
前半はコメディだと思って堤監督特有のリズミカルな演出に笑っていたが、小池栄子がキレてくるにつれ、その笑いも引きつってくる。次第に背筋がゾクゾクし始め、衝撃的なラストシーンに息を呑み、しかし心に残ったのは得体の知れない切なさ。一時間でも十分楽しめます。 7点(2003-10-31 16:15:06) |
12. ドッペルゲンガー
自分の奥底に確かに存在する、様々な欲求。しかし自らの立場や周りの環境を考えてしまい、それにストップがかかる。そんな押さえ込まれたもう1人の自分、ドッペルゲンガー!もうワケが分からなくなってくる映画だが、後味は良いです。 5点(2003-10-30 19:17:43) |
13. TRICK トリック 劇場版
映画化する必要性が全くといって良いほど感じられない。そこがいい。 7点(2003-10-14 17:48:40) |
14. 遠い空の向こうに
人に奨めたい系、の映画 8点(2003-10-13 21:17:03) |
15. トーチソング・トリロジー
いい声ですね。人生が刻まれているというか 8点(2003-10-13 20:50:14)(良:1票) |
16. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 平行した時間軸を飛行機のエンジンが行きかう。パラレルワールドの日常。 6点(2003-10-13 20:38:12) |
17. トリコロール/赤の愛
ラストシーンが無条件に好き 7点(2003-10-13 20:33:47) |
18. Dolls ドールズ(2002)
ずっと日本にいるから気がつかなかったが、この国はこんなに美しいんだ。 8点(2003-10-13 11:44:19) |
19. 時計じかけのオレンジ
オエッってなった。二度と観たくない。 0点(2003-10-13 08:39:25)(笑:3票) (良:2票) |
20. 閉ざされた森
《ネタバレ》 どんでん返しというよりウソついただけ。ヤラレタッ!って思えない。 3点(2003-10-12 22:04:52) |