1. トリコロール/青の愛
三部作の中では一番好き。というかこの三部作って、特にコンセプトとしてあまり面白いものだとは思わないんですけど・・・。厭世観漂うヒロインを演じるJ・ビノシュの表情にこの青の画面はよく映える。 7点(2001-07-10 06:10:01) |
2. 隣のヒットマン
ベレー帽が似合うなあ、B・ウイリス。ウイリス好きとしては久々に当たりのコメディーだったので嬉しい限り。主人公の助手の殺し屋志願の女の子がチャーミングで良かった。逆にR・アークェットは少し生理的に苦手。 8点(2001-05-28 09:17:47) |
3. トゥルーマン・ショー
鬼才(と私は勝手に呼んでいるが)アンドリュー・ニコルの奇想天外な脚本が斬新。できれば彼に監督も担当してもらいたかった・・・。いかにも神経質そうなディレクター役のエド・ハリスの演技が素晴らしい。しかしこの箱庭世界のエキストラの人々の実人生って一体どうなってるんでしょう?(笑い) 8点(2001-05-25 16:44:14) |
4. トラフィック(2000)
ひさびさに「重厚な」という形容を使いたくなるような力作。メキシコの乾いた映像なんかもそうだけど、全編に渡って流れる不思議な音響などがこれでもかと言わんばかりに画面に渋い雰囲気を醸し出していた(そういえばスタッフロールにB・イーノのクレジットがあった)。それにやはり何といっても、あの眠そうな眼をしたベニチオ・デル・トロの好演。そして彼をはじめとして多数の役者からなる群像劇を力技でまとめあげた監督の手腕にも感服。ハリウッドの大作とはいっても、こういう優れた作家性のある作品が持ち上げられるのは本当に良い事だと思う。 9点(2001-05-25 16:21:42) |