41. エイリアン
がらっと作風の違う2の方が一般的には評判いいみたいだけど、あちらは金がかかって騒々しいだけって感じがするので、個人的にはこっちが断然上です。 それまで綺麗でハイテクというイメージでばかり描かれていた宇宙船を 汚い普通の生活感のある密室世界として描き、そこに進入してくる謎の生物エイリアン。 そのエイリアンに対する無名のブルーカラーの人々の空しい苦闘を描いた、画期的SFホラー。 当時、一般には無名だったH.R.ギーガーによるエイリアンのデザインは出色の出来で後世に与えた影響は極大。 しかもそのかっこいい(かっこいい?)エイリアンをなかなか見せないツボを抑えた演出。光と闇の中、古葉監督のように柱の影にかくれてなかなか全身が見えないエイリアン、あるいは探知装置の中でのみ姿をあらわすエイリアンがまた観客の恐怖を煽りまくり。 クライマックス、リプリーの下着姿が結構エロくて、さらにお得。エロもホラーの基本。最後までツボをおさえた演出に拍手。 10点(2004-08-27 10:53:07) |
42. X-MEN2
ウルヴァリンは相変わらず喧嘩っ早い単細胞ブルーカラー野郎だし(しかも弱い...) サイクロプスのだめだめぶりも1作目に輪をかけてひどい。 一方、映画中での老人と女性陣の活躍ぶりときたら... 例えミュータントに進化してもやっぱり現代成年男子はヨワヨワなのだ..という まさに今の日本を象徴するような社会派映画。ってアメリカ映画なんだが。 7点(2004-07-26 14:52:07) |
43. X-メン
もう少し派手なミュータント対決を期待していたのですが地味ですよね。 それにしても続編共々サイクロプスの無能っぷりが目立つ。 考えてみれば、「自由に嵐を操れる」や「不死身」というのは 他で代替不可能な能力なのに、 「目からしょぼいビームを撃てるだけ」というのは ちょっと射撃が上手なおっちゃんでいくらでも代替が利く能力。 そう考えるとサイクロプスの存在意義はかなり微妙。 しかし、なぜか威張ってるサイクロプス。 ひょっとして自分を謙虚に見つめられないタイプなのかもしれない... 6点(2004-07-26 14:49:13)(笑:2票) |
44. エイリアン2
一作目がすごくよかっただけに、期待してみたら下品でうるさい映画になっていてがっかり。というのが初見の印象。 まぁそこそこには面白いんですが..でもねぇ..<追記>でも確かに考えてみると、1作目の出来がいいだけに同じことやってちゃダメなんですよね。そういう意味ではこの路線変更は正解なんだろうなぁ。 7点(2004-04-02 10:20:14) |
45. エイリアン・ネイション
基本はベタな設定の2人の刑事友情者なのだが、 なんせ相手が異星人なための2人の文化ギャップが普通じゃねーよ。でも俺達いつしか大事な相棒に育っちゃってるぜ。という 「夜の大走査線のSポワチエを異性人にしてギャップを更に広げてみました(ちょっと違うか)」的映画。 色物なわりにはツボははずしてなくて結構面白いと思いますです。 腐った牛乳にも腐り具合にいろんなレベルがあると思うけど、どのくらいのがおきにいりなのか.. 7点(2003-11-29 10:41:08) |