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コメント数 814
性別 女性

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1.  永遠と一日
永遠とは全てを包括し総括した絶対的な概念であるはずなのに、同時に絶望的に曖昧で不確定で、具体に寄らない卑怯で狡猾な逃げの表現でもある。永遠とは不確定と不毛と矛盾の総体だと思う。永遠というプログラムには脆弱性があって、それを埋めてくれるアップデートはないのです。老人の最後の一日。永遠の通過点の1つに過ぎない一日。だけれど時に、極度に限定された一日の質量は永遠のそれに匹敵するのだ、とこの映画は提示する。それは厳しく優しい矛盾、永遠が持つ脆弱性でした。老人の最後の一日、だけれどそこには紛れもない永遠がありました。優しく穏やかな「永遠」という澄んだ混沌がありました。
8点(2004-11-21 12:03:28)
2.  英国式庭園殺人事件
つまらないよ。ほんとつまらない。意味も相変わらず全然分からない。だからお勧めはしない。グリーナウェイ作品は正直、毎回頭に来る位訳が分からない。でも同時に、その訳の分からなさに上手く懐柔されている自分もいる。ただひたすら感じるのは、圧倒的な様式美と、腐りかけた臓物を無理矢理食わされるような不快感。そしてそれを行う相手はあくまで無感情。何でもないシーンの羅列、有り触れた日課、それでもそこに流れる空気全てに腐敗の臭いがする。何がどうというシーンもないのに、全体的に凄く気持ち悪い。多分、上流社会の腐敗を凄く的確に描いてるのではないかと思う。罪悪感のない悪意や、煌びやかな腐敗。綺麗なのに、胸が焼ける位に醜い。何だろうな~、恐ろしく退屈なくせに心中を穏やかにさせない罪作りな作品だった。私はこういう観客不在で進行する作品を観ると、器用に無視することも出来ずに、真面目に勝手な解釈を始めちゃう痛くて不器用な人間なので、こういう映画ほど、何かを考えてしまう。多分ずいぶんあさってなことを。グリーナウェイ作品は毎回対応に困る。何というか、ほんと、イヤな監督。
8点(2004-09-06 20:50:26)
3.  エル・ニド
冒頭、煙った大気の中を立つ馬。神話的で、まるで何かを暗示するよう。“子悪魔的な少女と彼女に翻弄される初老の男の物語”という陳腐で安っぽい話ながら、全編が一貫して不思議な保護膜に包まれて守られていて、何とも神話的なその雰囲気、空気感には魅了された。「シベールの日曜日」のパクリっぽいことは否めないけれど、私はこっちの方が好き。
9点(2004-09-06 00:09:06)
4.  エクソシスト ディレクターズカット版
そんな階段の降り方したら、ヘルニアになる。
9点(2004-09-05 23:47:27)
5.  エクソシスト3(1990) 《ネタバレ》 
2は横道に逸れてしまったけれど、3は1の世界観を踏襲している。2も3も特別に駄作とは思わない。何かしら深遠なような気はするし(適当)。でも度を越えた宗教テイストというか、ある種の1人よがりを感じてしまう。3では天井を這うおばあちゃんが素敵でした。あとあの鋏。あの造形自体怖いね。何にせよ、考えるに付け、“深遠さ・高尚さ・芸術性”と“大衆性・娯楽性”を両得していた1は、やっぱり奇蹟の映画だったんだな~、と思う。
5点(2004-07-21 07:48:26)
6.  エンジェル・アット・マイ・テーブル
道の真ん中から、少女が私を見ていた。目が合って、逸らされ、戸惑われ、そして逃げられた。ただそれだけで、これは傑作だと確信した。実話に基づく1人の女性の、「自分探し」というにはあまりにも壮絶な魂の遍歴。叙情的で詩情に溢れながらも、暴威的なまでに人間の最深部に迫って来る作品。残酷なまでの繊細。饒舌な静寂。多弁な黙然。その全てを包み込むニュージーランドの風景。良い意味で閉じた僻地。原作者のジャネット・フレイムは2004年1月、逝去した。あの少女は天国のように美しい国から、本当の天国へと旅立ってしまった。思いを馳せながらもう1回観てみよう。それはとても勇気のいることだけど。
10点(2004-04-06 00:42:42)(良:1票)
7.  エリン・ブロコビッチ
いいじゃないですか。爽快、痛快。そのバイタリティに惚れます。根拠なくポジティブな人間は胡散臭いですが、これは実話というだけあって、エリンというキャラクターにリアリティがあります(まあ、美化はかなりされてるでしょうけど)。世の中を動かすのは知性ではなく行動力。机上の空論では新しい風は作れない。外に出て、目を開けて、小さな道が開けた時、そのタイミングを逃さずにに猛進よ!ってな感じのかっちょいい女性の映画でした。
7点(2004-04-02 14:13:46)
8.  エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
コスチューム・プレイ(いやらしい方ではない)は何となく肌に合わないな、と常々思っていて、いつか好きなものに会えるかも…と期待しつつ毎回観るのだけれど、これも肌に合わなかった。ゴージャスなんだけれど、どうも私の心をスルーしちゃうんですよ。悪い作品とは決して思わないのだけれど、何か弱いんです。ピンと来ない。
5点(2004-04-02 14:00:53)
9.  炎上
10代の時に原作の「金閣寺」を読み、その心情の全てを吐露し抉り出すような文章に圧倒され、日本語はこんなにも美しく深くグロテスクなのか、という畏怖に似た感情を抱いたのを憶えている。言葉は時には心を凌駕することもあるのかも知れない、そう思った小説の1つでした。しかしあまりにも観念的に過ぎ、しかも私の読解力が呆れるほど痛い為、主人公の内面世界の外の状況が客観的に分からなかった(記憶がある…私だけかな?)。そしてこの映画化作品を観た時にやっと理解した。こういう状況だったんですね。小説と映画の両方に接することをお勧めしたい作品です。どちらも強烈な美意識に溢れています。「滅して初めて完成される」、それは仏教観念の1つなのです。
8点(2004-04-02 13:53:14)
10.  8 Mile 《ネタバレ》 
洋楽にさほど興味もなくほとんど分からない私は、ラップというものが本来はあんなに汚い罵倒の言葉の羅列だとは知らなかったので軽く面食らったけれど、まあ、1つ勉強にはなった。2時間で安易にスターの階段を上るような出来合いのストーリーではなく、アメリカンドリーム前夜もしくは序章、という形でキッパリ終わるラストは良かった。主題歌の耳障りも良い。
6点(2004-03-15 12:11:54)
11.  A.I.
人間とロボットの違いは何か?と考えた時に、意外と明確な答えは出て来ない。「人間は自然物で、ロボットは人工物」?しかし詭弁ながらもこういう反論も出来る。“自然の産物である人間が進化の過程に必然的に作り出したものもまた、自然の産物であり、そういう意味で人間とロボットは同系列的な存在だ”と。では「ロボットはプログラミングが必要だ」?それも違う。人間にとっての教育と、ロボットにとってのプログラミング。それらは第三者の教育的介入、という点では何の違いもない。つまり人間とロボットの違いは、構成体が有機的か無機的かの違いだけなのだ。人間もロボットも、その精神の実体は脳内の電気信号の交換に過ぎない。人間の脳は有機的コンピューターで、ロボットの脳は無機的コンピューター。それだけだ。人工知能を持ったロボットの思考能力は、人間と何ら変わらない。だから私は、デイヴィッドは人間だったのだと思う。彼の、プログラムによる融通の効かない行動パターンは、人間の、偏狭なイデオロギーを前提とする自己満足的な行動と何ら変わらない。彼と彼が彷徨うこの作品世界。矛盾と破綻、消化不良と自己完結のこの作品世界の姿にこそ、「人間」というものがあるのかも知れない。「人間」を描く上でデイヴィッドはスケープゴートであり、知らず「人間」を体現していた。釈然としない展開、絶対的な破綻と引っ掛かりが観る者を戸惑わせる作品だけれど、好意的に観ればどんな解釈でも出来る懐の深い作品のようにも思える。要は、破綻は大きいけれど、この作品に残された思考ののりしろを私は否定しないということだ。タイトルはとても良い。誰もが気付いただろうけれど、日本人は「A.I.」を「愛」と読める。この稀有な偶然は、日本(だけ)でこの作品がヒットした1つの要因なのだろうと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2004-03-01 16:54:01)(良:1票)
12.  エバー・アフター
以前「トレビアンの泉(仮名)」で、「シンデレラは人を殺したことがある」というネタに笑ってしまった。そうか、殺してたのか…(笑)。それはさて置き、ドリュー演じる、知性と謙虚さとアグレッシブさが混在する現代感覚的シンデレラは新鮮。テクノ音楽とシンデレラストーリーという、本来なら対極なもの同士がしっくり来ているというのも面白い。
6点(2004-02-26 19:55:44)
13.  エンジェル・ダスト
登録した【腸炎】さんに先んじてレビューするのに迷いがあり、ちょっと恐縮モノなのですが、登録から2ヶ月半経っているので、この際堂々とレビューさせて頂きます。すいません(やっぱり恐縮)。他の方のレビューがまだないので、一般的な意見が分からないのが残念だけれど、私は本っ当に駄目だったですねえ…。ほん…っとに…。これね…この映画ね…ンフ、ンフフフ…。なんちゅうか、メガトン級の面白なさですよ。面白なさ過ぎて、観終わった後、静かに笑いが出て来ます。2時間の作品だけれど、観終わった後も更にたっぷり2時間鬱になる。凄いですよ、軽い気持ちで借りたら、もれなく合計4時間の鬱が付いて来る。作品の恐ろしさとか余韻とかそんなんじゃなくて、ひたすらに面白くない、それだけで。左目の瞼がピクピクしました(疲労時に現れる慢性的症状)。何とも時間を2倍無駄にするという、不思議体験をしてしまいました。2年前に観たのだけれど、個人的にはここ7、8年の間で1番つまらない作品、邦画サイコもの(?)では「TOKYO BEAST」以来のクソ映画だと思いました。
1点(2004-02-24 20:46:49)(笑:1票)
14.  ELEVATED(エレヴェイテッド)
以前某番組で「エレベーター」の日本語を考えるということをやっていて(「昇降機」という日本語が思いっきりあるのだが)、「だまり箱」という提案が通った。うん、確かにみんな黙る。奇妙な空間ですよね。見知らぬ人達とぎっしり狭い空間に収まって。確かにエレベーターには、日常とは微妙にずれた奇妙な世界への入り口がある。そういう着眼点に6点。
6点(2004-02-19 16:14:45)
15.  エンド・オブ・バイオレンス
テオ・アンゲロプロス監督の作品を観ている時のような感覚を憶えた(そういや、ヴィム・ヴェンダース監督、彼の「ユリシーズの瞳」を大絶賛していたな)。穿った見方、深読みをしようとすれば幾らでも出来そうな、潜在性のある作品なのだけれど、表層だけ見れば、退屈、冗長、難解という感じ。どういうアプローチで接するかで感想がかなり変わって来そう。個人的には本当に難しかったですね。さっぱりでした。私は深読みレビューを放棄する側に回りたい。ああ、難解だったよ…疲れたよ…。おいらの脳にゃ負荷が大き過ぎるよ…。
4点(2004-02-12 17:03:12)
16.  エンパイア・レコード
かなり好きな作品。10代のリブ・タイラーやブレイク前のレニー・ゼルヴィガーの生き生きした表情が大好き。登場人物たちの人生の特別な一瞬を閉じ込めたような、“永遠なる一瞬”がある作品。ヘタな美化をせず、まんまチープにあくまでも“B級”なノリで貫いた、安っぽくもお洒落で可愛い作品。小さい頃わくわくして集めた安っぽいプラスチック製の指輪。そんな安くて、だからこそ素敵なものがいっぱい詰まった、宝箱のような作品。私の中で “愛すべきチープな雰囲気”を大切にしたい作品。
9点(2004-02-09 17:54:25)
17.  エリザベス
先に映画館で観て来た友人に感想を聞いたら、「衣装が凄い。あとラストもなかなか」との答え。豪華絢爛な歴史物なので私も大スクリーンで観てみたけれど、ちょっと肩透かし。確かに衣装は素晴らしいし、ケイト・ブランシェットの圧倒的な存在感には特筆すべきものがあるけれど、全体的に普通。文句を付けるところもないけれど、突き抜けた感動もなく、普通に丁寧な作りの歴史物でした。
5点(2004-01-28 20:57:28)
18.  エアフォース・ワン
何かに付け、アメリカ人にとって大統領ってのは特別なのだなあ、と思う。ヒーローなんでしょうね。…ハッ。内容はダイ・ハード空中密室バージョンみたいな感じで、エンターテイメント作品!という感じです。そつなく出来ていると思ったので、6点献上。ただあの馬鹿馬鹿しさには腹が立ちますが。大統領があんなに強いかよ。美化すんじゃねえよ、いい加減抜かすなよ、みたいな。
6点(2004-01-28 20:46:56)(笑:1票)
19.  エイリアン3
デヴィッド・フィンチャーの味。音楽ビデオという映像畑出身ゆえ、そのセンスは折り紙付きの当時27歳の新進気鋭。監督デビュー作としてこのシリーズを任された重圧はおそらく凄まじいものだったことは想像に難くないが、結果的に充分な仕事をしたと思う。後の「セブン」で固まる、良い意味で期待を裏切る斬新な展開。1はホラー、2はアクションと来て、3に宗教色を盛り込んだその意外性。そうだな、このシリーズ、もう宗教の部類だ。映像美についても、他の監督と比較しても遜色のない出来だったと思う。何はともあれ、完結して良かった…え!?…完結してない!?…いや、私は4なんか知りません。知りませんよ。
8点(2004-01-21 16:32:14)
20.  エイリアン2
ジェームズ・キャメロンの味。妥協と躊躇を知らないダイナミックな娯楽第一主義。前作で見せ付けられた単体の恐怖から一転、今作では不遜なまでの物量作戦が繰り広げられる。流石にエンターテイメントの極意を知り尽くしたキャメロン監督、無駄と間隙のない一級アクション映画に仕上がっている。前作ではただ尊大なだけに映ったリプリーという女性が、今作では毅然とした姿の中にも他者に対する愛情を見せる。ただ相変わらず特定の者以外に対しては冷たかったですが(笑)。他人から親切を受けたらお礼位はちゃんと言おうね。やっぱりリプリーちゃんは性格的に問題がある。でも、あれ位でないと生き残れないのかも。
8点(2004-01-21 16:22:49)
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