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1.  エイプリルフールズ 《ネタバレ》 
楽しめました! この手のコメディに詳細なリアリティを求めようとは思わないので、突っ込みどころもオーバーなところも、ほとんど気にする事なくノリよく話に乗っていけました。「女なら誰でもできる仕事」みたいなことを言う小娘に、その現実を見せる誘拐男の男気と哀愁もいいし、チャラくて卑怯な松坂桃李にも、弱い人の気持ちを応援したい気持ちがあったり、芋ケンピに支えられてた彼女の気持ちとか、ジンときちゃうところ結構あります。千葉真一には全く興味なかったけど、下手に台詞や演技させずに自然体でどっしりそこにいるだけですごい引き立つオーラに感心。子分のチンピラもいい味してました。ツボだったのは宇宙からの迎えを待つ中学生。その嘘をネットに投じた奴が誰かわかった時も拍手もんでした。いい具合にみんなリンクして、楽しかったです。高嶋政伸も今回のキャラはいい遊び感があって兄の方がやりそうなキャラをうまく演じてたと思います。中学生に訪れる最後の最後だけ、ちょっとついていけなかった。スカッと吹っ切れて明日の現実に爽やかに対峙しようとする彼の姿が見たかった。
[DVD(邦画)] 8点(2016-04-06 02:08:29)
2.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
この映画の存在を知ってから長いことスルーしていました。パッケージやポスターにデカデカと配置された主役の顔が苦手で「この顔と2時間付き合うの、気が向かないなー」というのと、顔ではないもう一つのデザインは、頭を抱え込んで孤独にうずくまる姿のやつで「なんだかウツにさせられそう…」と感じる病的な印象。白ベースを広くあけたデザインは「『SAW』と似たような感じなのかな?」とも感じてしまっていました。あらすじを知っていても、キャッチのビジュアルの印象ってやっぱりバカにできないものですね。直感的な印象が変わってしまう。しかし、ハリウッドのリメイク版を観て、あまりに重々しく陰鬱なだけにしか思ってなかった印象が変わったので「オリジナルを観てみようかな」という気になりました。観てみたら、リメイクの何倍もおもしろくてリアル! 結果リメイク版の出来の悪さに腹を立ててしまうほどでした。僕と同じような理由でこの映画をスルーしてる人がいたら、観てみてほしいと思います。決して主役1人だけがずっと画面を占領するわけではなく、群像劇なのでいろんなキャラの絡み合いを絵的にもストーリー的にも楽しめます。人間心理の闇を描いた作品なので、もちろんスリリングな意味でです。後味スッキリというわけにはいきませんでしたが、僕にとって、強烈に印象に残る忘れられない名作となりました。ポスターやパッケージのデザインもっと工夫されてたら、もっと観る人多いんじゃないかなって、それだけが本当に残念です。ノンフィクションと言えど映画が事実をそのまま描くとは限らないことは承知の上なのですが、他の方々のレビューを拝見して「実験と承知で短期にここまで狂うか? あり得ない」的な意見も結構あるんだなーというのが印象に残りました。「それはそうかもね」と思う反面、海外ではサッカー観戦ごときで暴徒になったり人殺しちゃったりもあるわけで、靴欲しいだけで銃で射ち殺しちゃう人もいるわけで、日本の震災で誰も暴徒になったりコンビニ強盗しないことを驚きの目で見てたりするわけで、日本人の当たり前感覚が、海を越えた国ではそうならないことって、あるんじゃないかなぁ…?
[DVD(字幕)] 8点(2016-04-05 18:50:13)
3.  エベレスト 3D 《ネタバレ》 
はじめて映画館でチラシを目撃した時の印象は「なんだか地味な映画そう」→「いや待てよ、3Dってことはクリフハンガーとかバーティカル・リミットみたいなハラハラドキドキの映像が?」→「きっとそうに違いない、公開されたら観に行こう!」というものでした。  で、そういうものを期待し過ぎた私が喜んだのは登山が始まってわりと最初の方だけでした。登山状況の過酷さはしっかり伝わってくる出来でしたが、その過酷さというのは「足場がおぼつかない高所のトラブル(あるにはある)」「いきなりクレバスにストーン」みたいなものではなく、「酸素がなくて体が動かない」「体が凍って動かない」というものがメイン。なので、わざわざ3Dで楽しむというほどの映画ではなかったかな〜と。  でもエピソードは印象的なものがありました。郵便配達員のエピソードは、よくある試合を止めようとしているセコンドに「戦わせてくれ」と言うボクサーの話ぽい匂いがありますが、経済と時間と体力と精神あらゆるものを注ぎ込んで、目の前にある頂上を諦めるのが如何に困難なことであるかがよーく伝わってきました。彼には登り切らねばならない目的があって、それを達した場面は嬉しかったけれど、結局のところ他人の命を振り回す結果に。ギャンブルで「勝っていたのに〜!」「いっぱい注ぎ込んだのに〜!」「あともう少しでツキが戻ってくるはず」と引き際を決められないのにも似てるなーなんて思いました。  他の人が助けられて下山していくのに、倒れて動けない自分は置いていかれてしまうジョシュ・ブローリンの場面もきっと忘れられないと思います。  その後、普通の映画だったら「うそやろ〜」と突っ込みたくなりそうなことが。それが事実なのだからアンビリーバボー!
[映画館(吹替)] 6点(2015-11-10 20:07:29)
4.  永遠の0 《ネタバレ》 
景浦の現代パートを演じている方、てっきり『12人の優しい日本人』の甘栗とプリンアラモードで和む13号の人だとばかり思い込んで「この役者さん、顔が痩せた? しかし、こんなに雰囲気と存在感変えられるなんて凄い!」と感心していたら、田中泯という違う役者さんでした。三浦春馬って見かけ的にどうも僕は苦手でしたが、ちゃんと演技できる人なんだと思って印象変わりました。内容は自分が期待しすぎてしまったせいか、大きな満足は得られませんでした。ラスト佐伯健太郎がサッと回想するシーンで冷めてしまいました。あれは無い方が良かったなぁ。直後の零戦登場は良かったと思います。前半かなり話の構造的に『タイタニック』を思い出すようなものがありました。特攻隊と自爆テロを同列で語る合コン場面が印象に残り、あの辺り小説ではどのように書かれているのか読みたくなってきました。それと、特攻隊というと、これまでは「飛行機ごと敵艦に突っ込んで死ぬ」 というイメージしか持っていなかったんですが、この映画を観てはじめて、敵艦に何のダメージも与えることができずに無駄死にした人々もいるんだということに気づかされました。特攻で飛び立った人々のうち何%がそのような最期となったのか知りたくなりました。ラスト、エンドロールの歌で雰囲気ぶち壊されました。いろいろ売っていくための業界事情があるんでしょうけど、エンドロールのノッケにはやめて欲しかった。
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-13 01:24:14)
5.  エンド・オブ・ホワイトハウス 《ネタバレ》 
ジェラードもアーロンも男らしく頼りになる感じでいいですが、一番印象に残ったのは「自分の墓に、戦わずして死んだと書かれたくない」と言っていたオバサンでしたし、観終わってそれ以外なんにも残りませんでした。大量に無意味に簡単に人が死ぬばかりで内容的に緊張感や感動が無いです。
[DVD(吹替)] 3点(2014-03-01 19:38:38)(良:1票)
6.  エリジウム 《ネタバレ》 
二作続けてSF設定で実社会の風刺。ビジュアルもしっかりしてて、この監督さんは次どんなもの作ってくれるか楽しみだなと思うようになりました。『コンタクト』で健気な人物を演じたフォスターとフィクトナーが、この映画では悪い奴同士で絡みましたね。フィクトナーのワルはけっこう観てきた感があるので、ジョディーがどんだけ憎たらしいイヤな女を演じるか楽しみにしていたのですが、思ったほどパワフルでなくて、ちょっと残念。あの世界をフォスターとフィクトナーたった2人の悪企みだけで思い通りに変えられちゃう社会システムの仕組みがイマイチ理解出来ませんでした。脆すぎでしょう。でもこの監督さんの映画のメカとかシールドとかの描写は好きです。
[DVD(吹替)] 6点(2014-02-26 01:26:50)
7.  エイリアン4 《ネタバレ》 
「けっこういいの作ってる若手がいるよ~」な監督にチャレンジをさせるエイリアン・シリーズ。4人目のチャレンジャーは『デリカテッセン』のお方。後頭部ブチ抜かれても、ためるためる「え、なに⁇」演技にハイハイハイ。エイリアンはただの猛牛やワニやサメにしか見えず、宇宙はなんだか嘘っぽく小じんまりして広さがなく、完全にこのシリーズが死んだことを確信出来た。3作目で既にそう思ったが「次回は」の期待もする。2度続けてつまらなかったら、やはりオシマイでしょう。しかも監督ごとに世界観が変わり過ぎ。ふと思えば「007」シリーズって、ずっと続けられてスゴイんだなと思いました。エイリアンは一作目では「何この奇妙な生物は?!」というオドロキが見た目からも生態からも溢れてましたが、シリーズ化してもその驚きは持続しませんもんね。
[映画館(字幕)] 1点(2014-01-01 02:55:07)
8.  エンド・オブ・ザ・ワールド(2012) 《ネタバレ》 
地味ですが、なんというか妙にリアリティが感じられました。どこにも逃げようのない最後の時に、終末を描く映画によくある暴動やパニックが人間の主流であるか…おそらくはもっと静かにとても平常なのかもしれない。そういう「意外にそうかも」な雰囲気がとても良いです。「もう仕事行かない」な人もいっぱいいるでしょうが、おそらくは終末だからこそ自分の仕事の意義に目覚め直し、世の人々のために、あるいは自分の存在意義のために働き続ける人も、きっといるだろうな…という部分が極々普通に描かれています。飛行機、テレビ放送、警察…。クソまじめ警察が誰のためにもならない正義を行って人の大切な時間を奪ってしまう場面や、最後のテレビ放送のキャスターの言葉が印象的でした。浜辺のシーンはとても良かったなぁ! 地球が終わることを告げるラジオ放送で始まったあと、軽くブラックにクスリと笑えるノリでリードしながら、じわじわと人生の時間と質を考えさせてくれる映画でした。ラストも好きですし、バート・バカラックの曲もじ~ん。
[DVD(吹替)] 8点(2013-09-12 22:27:18)(良:1票)
9.  エレベーター(2011) 《ネタバレ》 
エレベーターのドア開いた状態で、いつまでも動き出さない。乗り込む人間を観客に一度に紹介しようとして、かなり不自然な出だし。閉所恐怖症の男はあまりにわざとらしいキャラだて。緊急停止ボタンを押したことをたしなめるインターホンの声の不自然。心臓発作で倒れた人間に誰一人心臓マッサージも人工呼吸もしない。ディテールの荒っぽさで、この映画の安っぽさがスケスケという感じです。
[DVD(吹替)] 3点(2013-06-03 22:11:24)(良:1票)
10.  エルム街の悪夢(1984) 《ネタバレ》 
ホラーやスプラッターにそれほど興味がないのですが、これをはじめて観たときはとても新鮮なものを観た驚きがありました。「どうせ夢なんでしょ。夢でどう死ぬわけ」みたいな気分を持って観ていたのですが、シーツから出てきた時の映像は今でも記憶に残っているほどインパクトを感じました。それと、ドバーと部屋を満たしていく大量の血は『シャイニング』を思い出しもしたけれど、そういうことよりも、なんとも奇妙な「美しさ」を感じてしまいました。廊下を引きずった血の道も「きれいだ」と思いました。フレディのツメも。この作品は美術的に引き込まれるものがありました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2012-06-03 00:02:26)
11.  エクスペリメント(2010) 《ネタバレ》 
オリジナルの『es』を見たので全面書き直します。『es』という出来の良い作品がありながら、どうすればここまで劣化した作品になるのか、ひどく呆れてしまいました。オリジナル未見で5点にしてましたが、オリジナルを見た後はとても5点なんてあげられません。芸能文化に対する犯罪にも思えるので3点まで下げさせてもらいます。オリジナルは実験者側もきちんと描かれ、実験中止が遅れたいきさつも説明されている上に、そこもきちんとヤバイ話を盛り上げています。なのに、このリメイクは実験が中止されないわけがさっぱり不明で、実験者はただのバカサイコぽいし、実験者の姿を出さないことが不気味さを盛り上げるでもなく『インシテミル』級にチャチ。登場人物も、多数の人物をそれなりにきちんと描き分けていたオリジナルに比べ、この作品は主要二人のキャラにしか気が入ってないし浅い。クライマックスも、オリジナルは主人公の彼女や留守していた実験主催者が実験施設へ集結していくハラハラ感や、本物じゃない銃が十分に危険なしろものだと分かるくだりなど、上手に盛り上げているのに、こちらの作品はまるで工夫がない。看守役が簡単に出入りできる部屋に全員の私物が収納されているなんて設定も、実験エリアに無造作に刃物があるような描写もオリジナルにはない(これらの環境設定がアホらしさを助長)。ズボンはいて手錠でつながれるのと、下丸出しの素っ裸で手錠でつながれるのでは心理的に大違い。ハリウッドは海外のオリジナルを駄作に作り直して世に広めるのが好きなんですかねー。リメイクするとなれば「俺ならもっと面白く出来るぜ!」みたいな意気込みあってのことでないとやる意味がないはずだが、どうしてここまで劣化させられるのか、ハリウッドそのものが劣化してるとしか思えない。
[DVD(吹替)] 3点(2012-01-09 02:07:32)(良:2票)
12.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 
エイリアンの『卵』からフェイスハガーが出てきて、そのフェイスハガーがチェストバスターを潜伏させる為の宿主として「獲物をがんじがらめにした『繭』」が用意されてると考えてらっしゃる方もいるようですね。『2』のせいで、そっちを先に体験した人の中には、そういう受け止め方の人もいるんでしょう。でも僕の受け止め方は違います。エイリアンに狩られた生物(ブレットと船長)は、なにか不思議な作用の物質(体液)を注入されて、全身の肉が次第に卵に変化していくのだろうと受け止めました。ブレットと船長は、あの後、完全に卵の形になって、その肉の一部はフェイスハガーになる予定だったってこと(お尻を上にした方が効率イイと思うけど・・・って冗談も、肛門がパカッと四つに開くと思ったらコワイ)。最初に発見した宇宙船に卵が一杯並んでたけど、あれはきっと宇宙船の搭乗員たちだったんじゃないかなぁ(整然と並んで冬眠中に卵にされたとか)。ただ、効率悪そうだけどね。エイリアン1体誕生するのに卵用の生物1体とチェストバスター潜伏用の1体の計2体の生物を必要とするのだから。けれど、あの卵がどうやってできるのかって設定は、『2』でのクィーン・エイリアンとかよりも、捕らえた生物の肉を卵に変化させちゃうって方が、よっぽどキモくて不可解で残酷で怖いと思っとります(酸の血の持ち主に相応しい不思議生態じゃありませんか)。昔ショウジョウバエかなにかの昆虫の生態についてのTV番組で知ったのだけど、さなぎの時期にその中身は細胞を維持するのではなくドロドロの液状に溶けちゃうんだとか。そして新たに成虫用に細胞を構築し直す作業が行われてるんだそうだ。それって独立した生命体だったミトコンドリアが他の生命体に乗っ取られたのと同じように、もともと芋虫で完成形だった生命体が何かに乗っ取られ遺伝子組み替えられて、羽のある別生命体になってるのかもしれないじゃん??? 足の数も口の構造もまるで変わるんだよ~!! そういうことが現実に地球上の生命体であってることを思えば、他生物の肉を再構築して自種の卵に変化させちゃうって生態もアリだと思えます。積み上げた緊迫感のリズムを失速させるとかでカットされたらしいけど、あのシーン込みで初公開されてたら、『2』のクィーンなんてできなかったのに・・・(『2』も好きだけど、クィーンだけは興醒めだったんですよね、急に凡庸な昆虫に思えて)。
[DVD(字幕)] 10点(2011-09-23 04:58:00)(良:1票)
13.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 
何年同じ話をこねくり回し続けてるんだよ。あーでもないしこーでもない・・・みたいなことをうだうだと。TVのラストを作り直すなら、一度のチャンスできちんとやり遂げて欲しい。作ってる本人が碇シンジくんか! 女々しい。選曲のヒネ方もワザとらしくて、たった10歳のうちの子も失笑してました。
[地上波(邦画)] 3点(2011-09-18 08:01:58)(良:1票)
14.  F/X 引き裂かれたトリック 《ネタバレ》 
ブライアン・ブラウンもブライアン・デネヒーも、いい味した役者さん。伸びていく役者さんと期待してたけど、イマイチ作品に恵まれないですね。デネヒーを情報面で補佐する眼鏡の女性もスゴく印象に残ってます。終わり方が好きです。続編は駄作。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-27 13:24:31)
15.  エクソシスト ディレクターズカット版
初公開版を劇場で観たのが小学4年生の時だったと思う。しばらくベッドが怖かったなー。映画の虜になるきっかけでした。「今じゃもう古い」と見向きもしてなかったんですが、未公開シーンを加えたディレクターカット版ということでDVDレンタルして部屋を暗くしてプロジェクターで小4の息子と鑑賞。『リング』だって『キャリー』だって『ポルターガイスト』だって最後まで観れちゃった息子だから大丈夫と思ってたら、首が回転したところでギブアップ。そのまま息子は2度と観ようとしません。この差はいったい何だろうと思うのですが、全体を包むムードがやっぱりかなり現実感(日常感)が強いうえに、何かしらその日常感に暗くのしかかる言い得ぬムード(空気感)が「ただの映画」と思わせきれない力を持っているような気がします。だらだらテンポのようだけど病院での検査のシーンだとか、パーティーでのお漏らしとか、非常に現実的な退屈日常テンポの中でみせる「どうもヤバいね」感・・・そこに気がつけば絡んでいる神父と警察という「ただならぬ状況」こういう何気ない部分が、実はものすごい隠し味になってたりするのかもしれない。
[DVD(吹替)] 8点(2011-06-11 02:30:16)
16.  エグザム 《ネタバレ》 
『CUBE』『SAW』などを思い出すし、『12人の怒れる男』も思い出す。けれど、そんなに二番煎じぽく感じない。早々から大きな突っ込みどころが出てくる(「・・・かもしれない」レベルでライトを全て割って消すというのは、ライトが必要だった場合に後戻り不可能でアウトだし)けれど、そこらへんの強引さは「テンポよく進める為に」と観るこちらも割り切れた。自分の答案用紙を燃やした女性については、ふつうなら「これ、誰のよ?」と一応確認しそうなものだけど、まぁいいです。もともと、ほとんど期待していなかったせいか、あまーく観ることが出来たんでしょうか。紙ナイフのシーンなどはあるものの、それほどグロやバイオレンスで見せようとしていないところにも好感を持ちました。で、僕はなによりもこの映画の終わり方が好きでした。トリックで唸らせるのも好きだけど、僕の場合、それよりも人間味の方で余韻を味わえる方が好みに合っているんだなと思います。理屈だけで観ちゃうと「銃使わなくても殺し合いは可能やし、そうなってたら・・・」とか考えて冷めちゃいそうですが、善い行いをしようと思う人間が、善いことの為に手を取り合う瞬間をもって締めくくってくれたのは、映画全体の印象を持ち上げたなと思います。もっと練り込んでリメイクされて欲しい作品です。
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-23 00:29:08)
17.  エスケープ・フロム・L.A. 《ネタバレ》 
「from N.Y」のテーマ曲が好きで、この作品でも同じ曲がリニューアルで聴けて、オープニングでは嬉しくてニンマリしてました。でもハングライダーのシーンで、この映画を劇場で金払って観ることにした自分がスゴくバカで間抜けに思えて切なくなりました。
[映画館(字幕)] 2点(2011-01-20 03:16:51)(笑:1票)
18.  エスター 《ネタバレ》 
エスター役の子はまだ13歳とか。演技スゴいなー! 顔立ちもいい雰囲気持ってるし、大人顔になった時の特殊メイクもスゴく自然でした。映画が持ってる雰囲気は『ゆりかごを揺らす手』や『危険な情事』を思い出す感じ。久々に「映画を見た~!」て感じで楽しめました。もっと話題になってもいいような気がします。僕はレンタル屋で見つけるまでこの映画の存在を知りませんでした。夫がいつまでたってもノーテンキなのが、あまりにわざとらしいし、クライマックスに入ってエスターをきちんと後始末しないで逃げ出すあたり、このテの映画のお決まり技で「まだ何かあるぞ」と分かり過ぎで減点ですが、それでもシラケはしませんでした。奥さん役にもう少し存在感が欲しかったかなー。それほど出番の無いシスターやセラピストの方が印象強いのは、いかがなものかと・・・。奥さん役をも少し選び抜いたら10点満点の強力映画になったと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2010-11-28 21:58:34)
19.  エイリアン2/完全版 《ネタバレ》 
公開時に劇場で観た時はまだ特撮技術にCGはなかった。そんななか見せられたあの貨物運搬ロボに「おお、ここまで表現できればガンダム実写版も近いか?」と感動。実はあのロボ、ウェイトリフティングの選手がロボット着ぐるみしてリプリーを抱えながら動いてるのだとか。大群で押し寄せるエイリアンも実は7体くらいしか制作されてないらしいのに、作品を見るとすごい数いるように感じられる。いろいろ巧いなと思います。止められない爆発までの間に逃げ切らなきゃいけないという設定も、そこから無事脱出したあとにもう一山待機しているのも、1作目の焼き直しなのに、つまらなく感じさせないのも凄いと思います。一作目は自分の命だけ考えればいいクライマックスだったけど、本作では生き残りの背景に「家族」の絆がかかっている。しかも、それぞれにエイリアンによって1度は家族との絆を断ち切られ孤独になったもの同士。その辺りの感情的背景がプラスされて、確執のあるアンドロイド(全く別体ではあるけど)との仲直りも加わったことで、あんなに頑に拒んだエイリアン退治のナビゲーション役を受けたことの価値もしっかり回収。めでたしめでたし! ニュートの叫び方が、ひどくざーとらしいので1点減点。
[DVD(吹替)] 8点(2010-09-23 15:39:23)(良:1票)
20.  A.I. 《ネタバレ》 
何の前ふりもなく終盤突然にUFOがやってくる。いくらSFだからって、これってストーリーテリングのタブーでしょ。オープニングで遠い未来の誰もいなくなった地球にUFOがやって来て、少年ロボットを発見するところからスタートすればいいんとちゃう? 宇宙人、存在感がウソっぽすぎ。
[映画館(字幕)] 2点(2009-12-17 20:50:43)(笑:1票)
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