21. 浪花の恋の物語
肝心の錦之介さんが、びっくりするくらい最後までナヨナヨしっぱなしで・・・これではいくら悲恋を設定しても、当事者の感情の衝突がないので、何も生み出していません。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-07-15 02:52:15) |
22. 長い灰色の線
はじめから主人公をいい人と決めつけた展開をしているので、ドラマが感じられなくて面白くないのです。演出も全般的に単調で、かなり長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-11-24 01:14:58) |
23. なにはなくとも全員集合!!
《ネタバレ》 てっきり、ドリフが暴走してひたすら笑わせてくれる作品かと思って待ちかまえていたのですが、実は三木のり平が完全に主役であって、ドリフのメンバーは標準的な脇役だったのですね。笑わせ方もオーソドックスで大人しくて、消化不良ぎみではあるのですが、若かりし頃のメンバーの動く姿が鑑賞できるという点では、価値があります。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-06-11 00:13:20) |
24. 奈緒子
《ネタバレ》 説明台詞ばかりの脚本や、監督が演技指導をつけた形跡のない役者の言動など、言い出したらどこにでも何かが言えてしまうのだが、とりあえず、駅伝そのものに対して、心理描写もなければテクニックや作戦も描写されない、表層的で観念的な作成しかしていないのは、協力をいただいた陸上部の方々に失礼だとは思わなかったのだろうか。あ、それと、導入部分の回想シーンって、結局何の役にも立ってなくないか? [CS・衛星(邦画)] 1点(2013-05-01 01:17:00) |
25. 長崎ぶらぶら節
《ネタバレ》 主人公の何を表現したかったのか、そのテーマが全然定まっていないので、見ていて面白みがまったくない。とりあえず吉永小百合を登場させておけばいい、などという使い方は、本人にとっても迷惑だろう。各シーンの意味も場当たり的で一貫性がないので、まわりの人たちも、渡哲也を筆頭に、どのように演技していいのか困っているのがありあり。あと、セットや照明のいい加減さにもげんなりですね。ドラマとして機能しているのは、お喜美とのすれ違いの部分くらい。高橋かおりはもう少し見たかった。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-01-22 02:26:07) |
26. 嘆きのテレーズ
《ネタバレ》 例えば、夫が転落したときに、ひたすら列車の走行音だけが響き渡り、周囲にも何も変わったことはなく、「あれ?今のって本当に起きたことなんだっけ?」と感じさせてしまうところとか、凄くリアリティがあってゾクッとするのです。そういう箇所はほかにもあります。なんだけど、全体的には、未練がましい人たちがうだうだ進めている比率の方が高く、スリリングさが継続しませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-03 00:05:10) |
27. 夏の別れ
《ネタバレ》 萬田久子を対象とする青春年上女性ものなんて、その時点で期待がどこまでも高まるというものなのに、これはまったくいかん!そもそも、出番自体が全然少ないし、まったく綺麗に撮られてもいない。そもそも恋に落ちるべき要因がありません。主人公はやってることは変態犯罪行為のオンパレードで、恋心も憧憬の情もあったものじゃない。ラストの強引さには、誰かが何か自棄でも起こしたのかと思いました。萬田久子のこんな使い方をするな。 [DVD(邦画)] 3点(2012-04-29 02:53:34) |
28. ナッシュビル
《ネタバレ》 そもそも話をまとめようという意図が感じられないのだが、その適度な拡散感あるいはダラダラ感(ほめ言葉)、さらには全部を何としても入れ込もうという情熱と執念が、製作時代の空気とも相まって逆にいいところなのかも。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-07 01:07:49) |
29. 南極料理人
こういう作品は、本来のミッションの厳しさとか、極限状況ならではの人の内面のいろいろとかがきちんと描写されてこそ、緩さも笑いも生かされてくると思うのですが、この作品は、最初から最後まで、ただ単に緩いだけ。しかもそれを意図的にやっているとしか思えない。これだったら、別に南極じゃなくったって、どこかの国内の山小屋とかでも変わらないじゃん。根本的に何かを勘違いしているとしか思えません。もちろん笑わせようとする部分も滑りまくっている。つまらないだけならまだいいのですが(よくないか)、このようにキャラクターに対する敬意すら存在しない作品は、見ていて腹が立ってきます。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-02-11 00:42:08)(良:1票) |
30. ナイルの宝石
最初から最後までわーわー大騒ぎしているだけで、前後のつながりすらまともに考えられていません。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-01-10 01:46:14) |
31. 楢山節考(1958)
セットで全部やってしまった貧相な画面にもどうにも違和感が残ったが、それ以上に、どこまでもしつこくかぶさってくる三味線の音が非常に耳障りだった。こういう寓話的な作品世界こそ、静寂が重要だと思うのだが。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-04 01:28:05) |
32. 七夜待
《ネタバレ》 殯の森以上に、カメラは単調に主人公を後ろから追いかけているだけ。わざわざ舞台をタイに移した意味がありません。空気のじとっとした暑さだけが印象に残りました。 [DVD(邦画)] 3点(2011-09-08 01:01:57) |
33. 名もなく貧しく美しく
《ネタバレ》 双方が聾唖者という設定を逆に生かして、主演の2人が存分な演技を見せつけている。また、出産を無事に行って幸福の前兆を感じさせながら、一瞬の隙にその子を亡くならせたり、次の子とも実の親子でありながら上手くいかなかったりと、現実の厳しさという要因にも配慮しているのが、作品に厚みを加えている。 [DVD(邦画)] 6点(2011-05-13 21:13:59) |
34. NINE(2009)
これだけ新旧の美女軍団が乱舞すれば、つまらなくなるはずはないのだが・・・それぞれのキャストの使い方が何とも中途半端で、せっかくの材料を生かし切れなかった感じ。ダンスシーンの演出が「シカゴ」から使い回しまくりなのも難点。ただ、何をやっているのかさっぱり分からなかったオリジナル作よりは良いと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-04-24 23:40:04)(良:1票) |
35. ナイル殺人事件(1978)
《ネタバレ》 トリックが無茶すぎる上に、死体は3人もいらなかったんじゃないだろうか。また、密閉空間の限られた中での動きに面白みがあるのに、船と関係しない導入部が長いと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-25 23:23:32) |
36. 夏物語(2006)
《ネタバレ》 普通に考えたら、取調中の裏切りの場面が最大の山場で、そのまま永遠の別れになったというのが常套手段なのだが、その後にわざわざもう1回くっつけて、駅でのシーンを持ってきているのが、強引で良いような気もするけど、やっぱり無理があると思う。欲張らずにどっちか1つに絞るべきでしたね。前半は、電気も来ていない田舎の風景はなかなか眼を奪いましたが、感情的な描写が不足していて、ただくっついただけになりかかっていたのが残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-01 21:45:14) |
37. 波の数だけ抱きしめて
《ネタバレ》 意外なことに、「彼女が~」よりはよかった。冒頭とラストがもたらす切なさが、ベタとはいえ印象的なのです。回想がトンネルに始まりトンネルに終わるという様式美も、小技ながら効いている。ただ、それを支えるはずの登場人物の「日常」があまり感じられないのが残念(台詞と設定に多くが寄りかかっている)。あと、ラリー・リーの"Don't Talk"に+1点・・・したいところなのだが、その辺を出すのなら、全体的な選曲にはもっとこだわってほしかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-27 23:45:04) |
38. ナイアガラ
サスペンスなはずの作品なのに、当事者に切迫感や緊張感がほとんど存在していないのが最大の問題。ペース配分も、最初から最後まで淡々と進むだけであって、盛り上がるべき部分でも盛り上がらない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-29 03:46:02) |
39. 夏の夜は三たび微笑む
この監督にこんな軽快な作品があったんですね。女優陣の皆様方が綺麗に撮られているのは好感が持てるのですが、途中からだんだん各登場人物の行動が入り組んできて筋が見えにくくなっているのは残念。それと息子が顔老けすぎ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-09 04:07:14) |
40. 何がジェーンに起ったか?
《ネタバレ》 ほとんどのシーンは家の中で、閉塞的な空間の中に陰湿な描写が延々と続く。ジェーンにくっついて外に移動したとしても、彼女はさっさと用事を済ませ、またこの閉塞空間に戻ってきてしまう。演出力の高さやカメラの巧さも加わって、もう止めてくれ~状態。しかしラスト10分間で場面は一気に青空の下に移動し、それと並行して、それまでのシーンが一気に色を変える。単に残虐非道なだけではなかった、哀しみをたたえた憎み合い。そんな緊迫感があったら、役者陣もやりがいがあっただろう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-27 22:57:10) |