61. 虹をつかむ男(1996)
当時、映画館で2回連続で観た作品です。 当時は入替制とかじゃなかったのかなぁ? というか、今でも映画館によっては連続鑑賞が可能なのかな?? よく分からないが、冒頭のオノデンで働く吉岡秀隆のシーンが印象に残っています。 終り方もいいですね。 [映画館(邦画)] 7点(2007-10-14 17:36:13) |
62. 二十四時間の情事
岡田英次はこういう二枚目路線よりも、もう少しズレた感じの2.5枚目がいいんでないでしょうか。 具体的に言えば、『砂の女』で惨めに奮闘する学者役ですとか。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-14 17:34:23) |
63. 人情紙風船
さすが山中貞雄の代表作だけあって、痺れる緊張感がありました。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-13 10:19:44) |
64. にんじん(1932)
《ネタバレ》 何十年かぶりに鑑賞。 にんじんの孤独感、排他感が痛いほど伝わってくる。 母親は実の親なのにあそこまで冷たくなれるものなのか? 現代においても虐待やネグレクトがあるもんなあ。 なぜ実の子供のことを愛せないのかわたしには理解不能だ。 最後が無理矢理ハッピーエンドなのは個人的にはよろしくない。 むしろ自殺してしまう悲劇的なラストをもって、親に愛されない不幸な子供がこの世にいることを世間に訴えて欲しかった。 [インターネット(字幕)] 5点(2007-10-10 20:18:28) |
65. ニュー・シネマ・パラダイス
まあ、これは“うまい!”の一言に尽きる名作ですね。 特にラストの、主人公が何十年ぶりかに故郷を再訪するノスタルジックをかきたてるシーンがお気に入り。 もちろん音楽も印象的。 フィリップ・ノワレ氏に合掌。 [DVD(字幕)] 9点(2007-10-10 20:16:24) |
66. ニーベルンゲン 第II部 クリームヒルトの復讐
相対的にみると、やはり「第一部の点数マイナス1」ということなんでしょうか。 私の場合、第一部に6点をつけさせて頂いたので、第ニ部は5点をつけさせて頂きます。 第一部のジークフリートが存在感抜群だっただけに、そのジークフリートが登場しない第二部はそれだけで物足りなさがあります。 しかも、復讐劇とやらも、やや一本調子です。 そして、ザコキャラがうじゃうじゃ出てきて、どちらの配下にあるザコなのかを把握するのが困難で、混乱しやすいです。 [ビデオ(吹替)] 5点(2007-10-01 00:27:45) |
67. ニーベルンゲン 第I部 ジークフリート
いやぁ、観ましたよ、やっと。フリッツ・ラングのニーベルンゲン。 なんか観ただけで満足できる不可解な発音のニーベルンゲン。 いやー、発音だけでも素晴らしい。 神がかり的なのはこの頃のラングだけでなく、発音もだ。 “フリッツ・ラングのニーベルンゲン ジークフリート” なんか呪文の様に唱え続けたい語呂ですね。 [ビデオ(吹替)] 6点(2007-10-01 00:21:31) |
68. 2010年
2001年宇宙の旅の続編として観てしまったので・・・ [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-22 08:49:44) |
69. 2001年宇宙の旅
確か初キューブリックだった気がする。 SFものとして観ると少し拍子抜けはするが、手塚治虫的な宇宙の恐怖が描かれていて良い。 [地上波(字幕)] 6点(2007-09-22 08:48:37) |
70. 2046
キムタクが悪い意味で目だっていた。 国際スターとなるには何かが足りない印象。 作品自体も少し冗長に感じられた。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-22 08:44:04) |
71. 肉体の冠
ベッケル作品の中では比較的、一般な評価が高い作品である。 しかし、個人的にはイマイチ乗り切れなかった。 シモーヌ・シニョレが自分の好みに合わなかったせいであろうか?? うーん、よく分からない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-20 23:23:42) |
72. 逃げ去る恋
《ネタバレ》 フランソワ・トリュフォーの自伝的シリーズである“アントワーヌ・ドワネルもの”の第5作目にして最終作。 『大人は判ってくれない』『二十歳の恋/アントワーヌとコレット』『夜霧の恋人たち』『家庭』と順々に観てきた私にとって、本シリーズの最終作ということでとても寂しい気持ちになった。 と同時に、映画が始まった瞬間、自然と笑みがこぼれた。 “また会えた”という喜びからである。 トリュフォー作品は相当数観たが、特別自分に合うという感じはしなかった。 しかし、この監督自伝シリーズ“ドワネルもの”は全く別。 特にドワネルを演じる“ヌーヴェル・ヴァーグの代名詞”的俳優、ジャン=ピエール・レオの魅力が遺憾なく発揮されていて素晴らしい。 ジャン・ユスターシュ監督の代表作『ママと娼婦』でも同じ様なキャラだったが、この“ドワネルもの”でも終始だらしのない愛すべき男を演じている。 しかし女性を口説くのはめっぽう上手で、だらしのない男ドワネルも、私にとっては憧れの存在だったりもするのだ。 本作『逃げ去る恋』では、3年連れ添った女性と協議離婚した後を描いているのだが、早くもサビーヌというキュートな女性と付き合っている。 このサビーヌを演じたのが、ドロテーという女優さん。 とってもキュートで、いかにもフランス人女性といった感じ。 そのキュートな声と笑顔に見事に打ちのめされてしまった私。 早速、ファンになった次第だが、残念ながら本作以外の映画には出演していない模様。 フランスではアナウンサーをしていたり、活動家であったりするらしいのだが、本作以外に映画出演がないというのは、あまりに残念だ。 本作のストーリーについて軽くふれてみる。 30半ばに差し掛かった主人公は、相変わらずのだらしなさ。 特に女性に関してだらしがない。 奥さんと別れ、若い女性と半同棲をしているというのに、この女性とも衝突ばかり。 おまけに初恋の女性とも偶然再会し、そちらにも気を奪われるという有様。 それらの女性全てに気を取られた結果、主人公はついには一人になってしまう。 まあ、当然だろう。 しかししかし、話は思いがけない結末に・・・ トリュフォーの傑作シリーズ“ドワネルもの”をまだ観たことがない人は、一日も早く鑑賞されることを強くお勧めします。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 23:51:40) |
73. ニライカナイからの手紙
綺麗な映像の数々ではあるが、そもそも実際の“竹富島”という島の光景自体がとても綺麗なものなので、これは“そのまま美しく撮れている程度”にすぎない。 つまりは、映画作品として考えるならば、もっと美しく撮れていなければ不足なのではないだろうか。 語弊はあるかもしれないが、“現実の美しさを過大に表現した映像”を期待していたのだ。 そういう観点からすると、“映像”に関して言えば、いまひとつというところだろうか。 しかし、もっと問題だったのは、映像以外の演出レベルに関してだ。 現地の人を採用し、リアリティを出したであろうことは容易に推測がつく。 しかし、もう少し演技指導をつめて欲しかった。 それに、あまりにも子役の演技がひどすぎるのも難点。 子役といえど、最低の演技レベルはクリアーしていて欲しかった。 そして、何と言っても一番問題なのは、“竹富島”を舞台にするシーンが前半の40分で終わってしまうことだ。 2時間近くある上映時間の中で、“竹富島”を舞台に繰り広げられる時間帯は、最初の40分だけなのだ。 その後は、主人公が東京に渡ってしまう為、主な舞台は東京になってしまう。 これは、普通の作品ならば、別に何も問題とするところでないであろう。 しかし、この作品を観ようと思った人達は、きっと“ジャケット”やその“タイトル”から、“美しい竹富島でのおはなし”を期待し、この作品を選んだに違いない。 なのに、この時間配分は一体・・・ 出来栄え的には難点の多い本作ではあるが、“竹富島の美しさ”と“そこに住まう人々の素朴”さ、そして“その独特なる文化”を伝える作品であるという点において、非常に評価できる作品であると感じたからだ。 “竹富島”が好きな方、“竹富島”に行ってみたいと思っている方には、是非オススメしたい邦画である。 そして、主演を演じた“蒼井優”であるが、特別に美人であるとか、演技が上手というわけではないが、独特の魅力を持った女優さんだと思った。 今後の彼女の活躍に期待したい。→映画『フラガール』でブレイクしたようですね!おめでとうございます! [DVD(邦画)] 6点(2007-09-01 21:36:56) |