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プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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1.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
映画というのは客からお金を取って成り立つ商売であって、例えば、ピカソのような芸術作品を美術館に行ってお金を払い鑑賞すると、その絵を理解して納得する人は少ないと思いますが、ほとんどの人は満足し、鑑賞に費やしたお金と時間を後悔する人はほとんどいないと思う。さて、この映画はどうでしょうか。 この映画の余りの異質さに、なんでこんな映画が世に出たんだろうと思った。 この原作を読んだりして、この世界を表現したいと考えたクリエイターは他にもいたかもしれませんが、実際にその方法と資金の両方を持ち得たのは世界でキューブリックただ1人だったということ。この世界を表現してしまったのが、趣味で映像を撮る個人作家やイラストレーターや漫画家ではなくキューブリックだったということでしょう。 映画を見た後に皆さんのレビューを拝見してみると、映画の中に出てきたあの石板の役割や意味が少し理解できたような気がしたので再度鑑賞してみましたが、特に印象は変わることはなかったです。 つまり、面白くないものはどう逆立ちしても面白くないわけであって、原作を読もうが色んな解釈を聞こうが「だから何だ」で終わってしまうことがほとんど。 この映画に限らず、「原作を読んで評価が上がりました」とか「理解できない人は原作を読んだ方がいい」というレビューがあちこちで見受けられますが、映画の評価はあくまでも映画そのもので評するべきだと思います。 この映画の決定的にダメなところが、機械が人間に危害を加えようとするところなんですが、機械に対する考察や知識に欠けていると言わざるを得ません。多くは語りませんが、キューブリックは「ロボット3原則」についてもう少し勉強してからこの映画を作るべきで、それを知っていればHALが人間を陥れようとするくだりはこの映画の中に組み込まれなかったと思いますし、この映画の中でも肝となる部分ですので、ここでのリアリティのない安易な未来観のせいか、どうしてもこの映画に対して安っぽさを感じてしまいます。 それと、細かいところですが、船員二人が球体の中で作戦会議をする時に、スイッチを順々に切るシーンがありましたが、あのスイッチがいかにもアナログ的で笑ってしまった。キューブリックも未来に対しての先見があるようでいて、こんな映画を作って格好つけてはいるけども、やっぱりアナログの時代の人なんだなぁと思ってしまいました。
[映画館(字幕)] 6点(2010-08-01 20:05:19)(笑:1票)
2.  肉屋 《ネタバレ》 
この映画を見終って、以前にも似たようなエンディングを見たことあるなぁと記憶をたどっていたら、自分がちょっと前に観たシャブロルのあの映画にありつきました。 まぁ、この映画にも一応ストーリーはあるのだけど、どうも面白くない。 主人公の周りで殺人が連続して起きるのだけど、見ての通りの小さい村で、犯人として第三者が新たに介入してくる可能性もなさそうなので、観る側としては男の心理描写や殺人を犯すいきさつなどに焦点を絞って観ることになるのですが、特に殺人を犯した理由などは特に見当たらず衝動に駆られての犯行のようで、観る側としてはそういうのが一番タチが悪く、またレビューにも困るわけなのです。 ストーリーがなくても入り込める映画というのは何回も観てきましたが、面白く感じられる映画というのは、そこに描かれた世界観に入り込めるかどうかというのが一番のポイントとなると思います。 この映画の場合、死体の映し方が特別綺麗な訳でもなく、また、殺害方法が目を奪われるような巧妙さがあるわけでもないため、殺人という犯罪が、非道徳的な面がそのまま出てしまい、それを感じさせないほどのストーリーや映像面での面白さがないのが入り込めなかった理由のような気がしました。 ステファーヌ・オードランは綺麗だったし、最後の朝焼けの美しさは印象に残りましたが。
[映画館(字幕)] 5点(2009-03-08 15:52:05)
3.  日曜日には鼠を殺せ 《ネタバレ》 
画面が暗い。けど、その暗さがまた良い。 ありきたりと言われれば確かに否定は出来ないが、正義であるはずの警察を悪役に見立て、悪人であるはずのマヌエルを正義として描いているところが面白いと思った。 物語に出てくる神父も、法(=警察)に従うか神の教えに従うかで葛藤があり、無神論者であるマヌエルとの間の溝を埋めるまでの過程も、非常に見応えがある。 ペドロが訊いた、「母は死んだのに何故行く?」という台詞、そして戦いを終えたビニョラスが警部補に訊いた、「母の死も罠のことも知っていて、カルロスも殺した。しかし何故・・・」という台詞。二人のこの言葉に対する答えが、まさにこの映画の主題ではないだろうか。 酒を飲んでいるペドロのところに行って国境を越えることを打ち明けた時の二人のあの嬉しそうな顔といい、山を登る時にバックに流れる意気揚々とした音楽といい、やはり最後のゲリラ戦で見せたあの勇敢な姿がマヌエルの生き様なんだと思う。 終盤近くまでずっとマヌエルの心理描写を中心としたストーリーだっただけに、敵陣に乗り込んだときに煙突の陰からライフルを構えるグレコリー・ペックの眼差しにハッとした。堪らなく格好良かった。 もう一度言うが、映像のこの暗さが良いのだ。堅物すぎるところが自分の好みではないのだが、間違いなく傑作の部類には入る映画だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 22:35:52)
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