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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 345
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  肉体の冠 《ネタバレ》 
フランス映画が生み出した幾人もの名匠・名監督の中で、私にとってベッケルはたまらなく大好きな一人。監督としての器や世界観だけなら師匠ルノワールの方が上かもしれないが、映像作家としての技量(アクション/日常の穏やかな描写=緩急付けたメリハリのある描写で写し出すところとか)・出演俳優の魅力を存分に引き出しているという点では間違いなく彼の方が上手い、と個人的には思っている。でこの作品。芋みたいなレジアニ、ぽってりなシニョレをここまで魅力的な美男美女に描き出した事自体(特に愛する事を知ったシニョレの表情はまさに官能的)凄いのだが、緩急使い分けた描写=シニョレをのせた船が水面を走り、隠れ家にいるレジアニを尋ねるその美しさ/刑務所からの逃亡劇~親分を射殺するまでの緊迫感あふれるアクションそして断頭台のラストシーンまで、テンポのある語り口で見せてくれる彼の作風にしびれっぱなしですわ。「穴」「モンパルナスの灯」にも負けず劣らずな名作だよ、これは。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-08-21 22:00:32)
2.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
美しい小豆島の自然描写と学校唱歌の効果的な使い方だけではない、監督木下の描写あってこその映画。それは桜の木の下を電車ごっこで走るショットの幸福感や教え子達を戦地へ送る際のテープを持つ手のアップカット、または走る自転車をロングショットで捉えたところはどこまでも続いていく道の厳しさ・そして希望へつなぐ道行きを感じさせるのがやはり並の監督ではうまくはいかない所。そして戦争に巻き込まれる市井の憤りや無念さを静かな風景との対比でちゃんと描き出している点が「静かなプロテスト」木下の面目躍如たる部分。ラストに近づくにつれ泣いてばかりいる「大石先生」高峰秀子の演技は通常の役者が演じたら嘘くさいものになってしまう(リメイクはほとんどそう)が、失ったものへの想いや歳月の重さ、そしてそれでも生き続ける難しさと生きることへの希望が混在した名演技だからこそ観客は皆納得されるのだろう。と書いてますけどねぇ、この映画私にとって「パブロフの犬映画」、つまりラストはいっつも泣かされっぱなしなんですよ!国民必見の一本。
[映画館(邦画)] 10点(2008-04-05 19:42:25)(良:2票)
3.  にごりえ 《ネタバレ》 
最後の「にごりえ」が素晴らしい。樋口一葉の原作は「女性が生きていく事の過酷さ」を淡々とした描写で描き出しているのだがこの映画も負けず劣らず映し出しているのには関心する。役者も皆良いが最大の功労者は主人公の娼婦に溺れて破滅の道を歩んでしまう宮口精二。「七人の侍」における久蔵のイメージはまったく、無い。これだけでも十分元が取れるはず。名優達の演技達者ぶり、お楽しみください。
[映画館(邦画)] 8点(2007-06-16 00:58:21)
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