Menu
 > レビュワー
 > tottoko さんの口コミ一覧
tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ニューヨーク 冬物語 《ネタバレ》 
原作は長大で「アメリカ文学史に残る傑作」であるらしい(未読です)のだが、映画はこぢんまりしたファンタジー凡作です。うん、あんまり面白くなかったですね。ベースがファンタジーであるぞ、と心得て観れば、赤ん坊を命の危険にさらす無茶も、馬に羽が生えるのもまあ許容できるのですが、現実世界にファンタジック要素を落とし込むその匙加減がうまくいってないことが悪評ふんぷんの原因なのじゃないですかね。ああも堂々と街中を5mジャンプする馬で疾走するとか、ギャングの親玉ラッセルが宝石でホログラムを立ち上げるとかされると「?」ってなりますね。私は結核患者の彼女が妹をしょっちゅう抱擁するたびに、止めに入りたくなりました。 サタンだ悪魔だ堕天使だ、とファンタジー名鑑の常連はとりあえず出てきますがキャラが凡庸すぎる。そのうえ「善側」も個性に乏しいことに関してはいい勝負ときたもんです。最初の赤毛を間違ったのは、あの馬にも責任大あり。なんであのタイミングでやって来るのだ。誰でも間違うわ。 「使命を果たす」ために100年生かされました、とのこと。助ける相手が可愛い女子でなにより。むさくるしいホームレスのオジサンとかが対象ではないのだね決して。 救われた女の子、夜空へ駆ける白馬、輝く星々、ともうベタすぎのエンディングはひたすら安値更新するばかり。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-02-09 00:14:32)
2.  ニュースの真相 《ネタバレ》 
娯楽番組に数字で負けて苦境の報道チーム。けれど権力を疑い、声を上げ続けることこそがマスコミの使命であり民主主義の根幹であるとの「60ミニッツ」の理念には多いに賛同するところではあります。でも、やっぱりメアリーは功成り名遂げて驕りがあったんだろうか。大物アンカーともツーカーの仲だし、で。取材スタッフが全員”気の合う”仲間っていうのも落とし穴かもしれない。ブッシュは軍歴詐称かも、という疑惑に皆でとらわれてイケイケで進む空気の中に「ちょっと待って」と精査する者がいないのは報道にとって危険なことですよね。 基本、彼女を擁護する姿勢で描かれているけれど、情報提供者に対する強引かつ安請け合い的な説得は誠実さに欠けていると感じるし、そもそもネットの妖しげなソースに飛びついたのもまずかったよね。細かいこと言うとキツめのメイクもやり手のキャリアウーマン臭が強く、観てるこちらの好感も得づらいと思う。つまり完全にメアリー寄りというわけでも、反共和党を謳っているわけでもなくなかなかバランスのとれた脚本と思います。 フェイクニュースというワードが世を騒がせている昨今、マスコミのありかたをテーマにした本作はきわめてタイムリーに感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-21 01:05:16)
3.  NY心霊捜査官
これって現代版「エクソシスト」ですが、悪霊払い映画を観たいなら73年版の「エクソシスト」をおすすめします。断然怖いです。 本作は実話ベースと言いながら、実話ならではの怖さは特にありません。憑依→事件→お祓い、の一連の流れはそのまんまで特にひねりも無いですし。神父が不良中年だということぐらいですかね、目新しいのは。 で、”悪魔憑き”の作品を観るといつも思うんだけど、「言葉」ってすごく大事でして。というかお祓い等は基本英語なんですよね。じゃあ(特にキリスト教圏内の)悪魔って日本語やスワヒリ語や諸々の言語で生きる人間には気付いてもらえないべな、と常々思ってましてね。けれど、この映画ではイラクでそれも古代ペルシャ文字を発見したことで取り憑かれたとか。あの兵士の人たちはすごい教養があったのか?ペルシャ語の文法で発せられる怨念みたいなもの、わたしは絶対キャッチできないぞ。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-01-18 18:37:21)
4.  25年目の弦楽四重奏 《ネタバレ》 
クラシック演奏家と聞くと、そのアカデミックな威光にハハー、と畏れ入ってしまうクラシックオンチなワタシである。しかし芸術畑もまた人間社会なのだなあと感じ入る一本でありました。 カルテットの一人が引退を表明したことから連鎖のように噴出する人間関係のわだかまり。それは凡庸な生活を送るワタシらとなんら変わることがないわけで、まるで同級生の熟年トラブルを聞いているようだ。 人間関係というのは微妙なバランスで保たれているもので、たとえ25年という月日を抱えてきたものでも、ちょっとしたきっかけでガラガラといってしまうのね。第二奏者の、第一奏者への屈折した思い、父と慕うチェリストの病にショックを受けるジュリエットには夫の不倫という追い討ち。その娘の秋波にまんまとやられてストイックの仮面が剥がれるダニエル。 私が思うに、若いアレックスが最も良くない。ダニエルに取り入ったのは母への当て付け気分が七割ほどと感じる。ころりといったダニエルが気の毒だ。ピーターにも「恥を知れ」ともっともな説教をされちゃったじゃないか。おじさんなのに。 メンバー間が不穏な中、一人弦を置く孤高の音楽家C・ウォーケンの静かで覚悟の伝わる演技が見事。個人的に好きなホフマンはついてない役どころで(たいていそうね)可哀相だなあ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-12 01:03:11)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS