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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1246
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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41.  おくりびと 《ネタバレ》 
大変申し訳ないが率直に書かせていただくと、基本的には登場人物が泣くのに合わせて観客を泣かす作りの映画と感じられる。序盤のコミカルな箇所は気に障るが、まあこういうのがないと娯楽映画として成り立たないのだろう。  ところで劇中では人間の生死に関する複数のエピソードが並列的に出ているが、そのうち映画の構成上は全編の最後、父親の遺体の場面が最重要なのだと考えられる。ここは単純な親子の情愛(和解)の表現にとどまらず、人間の“生の意味”を伝える場面、つまり子(主人公)が生きて、さらにその子(胎児)に生を受け継いでいくことが、父親(峰岸氏)の生きた意味にもつながることを主人公が悟る場面だろうと思われる。 しかし映像を見ていても“これをこうすればこう見えるはずだ”といった説明的な印象しかなく、意味はわかるという以上のものではない。鮭の遡上風景はこのラストにつながる布石ということだろうが、これも貧弱な造形物のため多少の脱力感なしには見られない場面だった。“一度きりの人生だから個人の生を輝かせなければ”という、何か強迫的にも思われる観念が一般化している今日、もう一度根本に立ち返って生の意味を問い直すはずの場面が印象的に見えていないのは、個人的にも残念に思う。  それから主人公の妻の問題発言については多くの人が唐突と感じるだろうが、これはまあ当該個人の意識の問題と取れなくもない。しかし地元在住の旧友その他の一般住民までが蔑視を当然のものとし、かつその感情を当人に向けてまともに表出することをためらわないというのはいつの時代のどこの話なのかと思う。必ずしも詳しい事情がわかって書いているのではないが、単に田舎だからで済ませられる話でもなく、少なくとも個別地域の社会事情と無関係にストーリーの味付け程度の感覚で軽々に取り扱っていい問題のような気はしない。  以上のようなことで、自分としてはあまり高く評価する気にならない。今さら何点付けようが大勢に影響はないという前提で、思い切って低い点を付けておく。
[DVD(邦画)] 2点(2014-02-17 23:38:17)(良:2票)
42.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
何でオオカミ男でなければならないのか、と見る前から思っていたが、見た後も疑問は解消されなかった。別にハエ男でもいいだろうと言っているのではなく、子どもの成長と巣立ちに対する親の思いを描くなら にんげんおとこ、にんげんこどもでも当然可能だということである。もちろんファンタジックなアニメだからこそ見る気にもなり、それでこそ可能な映像表現もあるわけなので荒唐無稽なのは構わないが、全体のテーマとの関係では必然性のない浮いたアイデアのように思われた。これは時かけ、サマーウォーズとの比較でもそう思う。  またこの映画の内容だと、子連れの観客のうち母親にはアピールするだろう(何しろ受精の場面からある)が、子どもが面白がるかは不明だし、また従来のファン層と思われる青少年(男)は置き去りにされかねず、アニメ大作としては妙にバランスが悪い気がする。それでよければ別にいいのだが、前作までは作り手も観客も青少年(男)向けの映画という意識で一致していたのに、今回は背伸びして柄にもなく子育ての問題を扱ってみた、という感じで落ち着かない気分だった。  いずれも本筋から外れたことで申し訳ないが、どうも全体として釈然としない感覚が残り、また少し時間が経つと、見ているときにペンディングしていた細かい疑問点が山のように積み重なっていることにも気づく。ここで高評価の皆さんが書かれていることにも同感ではあるが、納得できないことを見過ごしにしたままで絶賛しようという気にはなれない。
[映画館(邦画)] 5点(2013-12-28 20:33:43)
43.  On Your Mark CHAGE & ASKA 《ネタバレ》 
最初と最後の巨大な構築物は石棺というものだろうか。道路標識がロシア語(「危険」「路肩」)なのはチェルノブイリのイメージかも知れないが、今となってはちょっと洒落にならない。警察の徽章は日本のものであり、制服の胸にも「NEO KOENJI」と書かれているので日本の都市(NEO TOKYOとか?)なのだろうが、やたらに近隣外国人が流入しているのはこの時代らしい近未来表現にも思われる。”GOD IS WATCHING YOU”の中文訳は「上帝凝視」であるらしい。  それでストーリーとしては何が言いたいのかよくわからないが、破滅願望とも取れる一方「やり直しはきく」「最後は何とかなる」という破れかぶれの確信のようなものも感じられ、閉塞感を破ろうとする“若さ”が表現された短編とはいえるかも知れない。また別れ際、少女が聖女のように穏やかな笑顔を見せるのは印象的で、もしかすると彼女がこの世界にとっての希望なのかと思わせるものがあった。 以上、これで映画一本見た扱いにしていいのだろうか。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-26 21:36:50)(良:1票)
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